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2018年8月14日 (火)

「どっちだって、いいじゃん」と「どっちだって、いいじゃん。」・補遺

昨日の《「どっちだって、いいじゃん」と「どっちだって、いいじゃん。」》を読み返してみたら「引用」ということに関して不十分なところがあったので補足です。自分が普段やっていることにちゃんと触れていない。

引用とは他者の書いた語句(語と句、すなわち、文章中の用語や文章中の一区切りとなる文や複数の文)を、自分の書いている文章の中に参照目的で持ち込むことです。

引用対象が「語」(単語、あるいは句点で終わらない単語の連なり、本のタイトルなども含まれる)の場合はどういう種類の括弧を使うかは別にして「・・・」や『・・・』や《・・・》で済むのですが、つまり「どっちだって、いいじゃん」で済むのですが、対象が「句」(句点で終わる文、ないしは、句点で終わる複数の文)の場合は、それ全体の引用なので、もともとの文が

どっちだって、いいじゃん。

となっていたら、選択肢は「どっちだって、いいじゃん。」しかありません。

「聡明な女は料理がうまい」(桐島洋子・著)というエッセイ本があります。以下はその中の一節。

漬けものは普通ピクルスと訳されるが、ぬかみそ漬けとか一夜漬け、即席漬けといった新鮮な漬物は、ピクルスというよりサラダというべきだろう。色あざやかななすやきゅうりやキャベツのぬか漬けをさくさくと切って鉢に盛るたびに、これほど傑作なサラダが他のどの国にあろうかと思ってしまう。

これを全部引用しようと思ったら、そのしかたは「漬けものは・・・・・と思ってしまう。」であって、「漬けものは・・・・・と思ってしまう」にはなりません。

だから、「『閉じ括弧の前には句点(。)を打たない』をデフォにしておいた方が、学校勤めを除く一般社会生活では汎用性が高いという意味で、便利なようです。」とは必ずしもならない。めんどうくさ。

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