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2018年9月

2018年9月28日 (金)

消費者向けの梱包資材が便利に

プロの通販業者や運送業者にとってはこういう感想は何をいまさらということになると思いますが、アマチュアにとっては、複数のサイズのぷわぷわ封筒や宅配便のサイズ別梱包に向いた梱包資材や補助資材の入手がとても便利になりました。

たとえば、漬物やケーキやパンなどを知り合いやお世話になった方にお送りするときに、宅配便サイズのワンタッチ式の段ボールなどがわりにすぐに手に入ります。組み立てが簡単だし、完成時の強度も高い。値段も普通のものよりもそれなりに割高ですが、ここではそれはさておき。我が家で役割を果たした料理本などを若い知人などに送るときに重宝するぷわぷわ封筒も100円ショップに行くと簡単に手に入ります

すき間用の詰め物も、新聞紙を中に空気が入るようにくしゃくしゃと丸めてという昔からのやり方もありますが、新聞紙の黒いインクが食べもの梱包用だと気になる向きには、印刷前の真っ白な新聞紙の束も、最近では通販で販売されているようです。新聞紙形態の新聞を購読しないかたも多いので、そういう人たちがフリーマーケットやインターネットオークションで物品を発送するときに使っているらしい。新しいニッチ需要です。

通販で買い物をしたときに興味深いのは、エアキャップやエアクッションや、あるいは空気のいっぱい入った空気のように軽い緩衝材を利用するのがすきなところと、そういうわかりやすい緩衝材を使わずに、複数の商品を透明な膜でスパッと覆ってしまって、運搬中の振動や衝撃で商品が傷つかないようにするのが得手なところとに分かれていることです。うまい方法があれば、参考にします。

蛇足ですが、ぼくたちが決して真似できないのは、まず、PCのメンテナンスや修理のときの専用の運搬箱。PCが箱の中の空中でゆらゆらと浮遊しています。それから、日本酒の一升瓶を数本まとめて運搬するための運搬箱。前者は柔構造で、後者は剛構造。

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2018年9月27日 (木)

「銀行ATMあります」

地場のスーパーマーケットチェーンや地元のコンビニでは、道行く人たちが表からよく見えるような場所に「銀行ATMあります」という文字がポップ風に表示されています。都市銀行や全国展開している銀行、そして主要地方銀行のキャッシュカードが使える。

フィンテックという言葉で総称される金融分野の動きのひとつがキャッシュレスです。スマートフォンとインターネットを駆使したキャッシュレス決済や取引をハイテク事象と呼ぶなら、現金の物理的な出し入れが主な機能であるところのATMはローテク事象ということになります。

しかし、このローテク事象はそのうち淘汰される落ちこぼれ事象というわけではなく、フィンテックが手を出せないニッチ需要(ニッチといっても小さくないニッチ)に対応した利便性を提供しています。この利便性を便利と考える消費者が一定数以上存在する間は、コンビニは商品の品揃えが限定されるし値段も相対的に高いとしても、とりあえず日用品や日用サービスのワンストップショッピングができるので、「銀行ATM」を一部とするところのその利便性にひとは吸い寄せられます。

コンビニの「銀行ATM」は時間帯に応じて100円ないし200円程度の手数料がかかりますが、地銀のATMも使うたびにそれなりに手数料がかかるので(個別にATMネットワーク維持しようとしたら相当な経費はかかるのでいたしかたない)、お客はアクセスや全体的な使い勝手がいいほうに接近します。

キャッシュレスは便利です。身分証明も兼ねるクレジットカードは商品やサービスの供給側にも消費者側にも便利だし、もともとは交通機関の切符代金用カードから出発したプリペイドカードも利用範囲が広がるにしたがって使いやすくなりました。たとえば、小銭がなくても駅の自動販売機やコンビニでお茶が飲める。蕎麦屋やラーメン屋のような食べもの屋も、料理をする手を拭いて現金を触らなくていいし、現金を触った手をまた洗わなくてもいい。スーパーや小売店は夜や深夜のレジ締め作業がとても楽になる。

ということを理解したとしても、ぼくは、やや不便なものを捨てがたいと思っています。安全性を考慮すると不便な方が安心という場合がある。スマホでインターネット決済というハイテク場面には、胡散臭そうな運営者も含めいろいろなタイプの参加者がいるので、致し方ない場合以外は、ぼくは使わない。その点コンビニ振込というのは、コンビニにというバッファーを途中にはさむので時間を使いますが、その分、逆に安全です。わざわざコンビニ決済を選択する場合もあります。

牽強付会な例え方をすると、キャッシュレスにいちばん近いのが外食、次に近いのが加工食品を買ってきてチンする中食、面倒だけれども安全なのは自分で選んだ食材を自分で料理して後片付けをするという選択肢です。

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2018年9月26日 (水)

2リットルボトルはおひとり様2本まで

普段、近所の農家で栽培された野菜や有機野菜農家のグループが作っている有機野菜を買っている小売りチェーンに、夕方、立ち寄ってみました。

野菜や果物は、とくに、大根やニンジン、アボカドやリンゴがその日の買い物リストに加わると、持参の買い物袋二つ分のけっこうな重量になるので、女性ひとりでは手に余る。だから配偶者の荷物持ち支援という役回りになることも多いのですが、定点観察目的でひとりでふらっと立ち寄ることもあります。

商品棚を入り口から順番に歩いていくと、全般的には、9月6日の地震前の状態にほぼ近づいています。しかし、細かいレベルでは、食材生産や物流はまだ回復していない様子です。

ぼくの好きな北海道産の大粒大豆を使い北海道の企業で製造されている納豆が、まだ棚に見当たりません。納豆は回復に時間がかかっているようです。同じ企業の同じ工場で生産している小粒大豆の納豆はきれいに並んでいるので、商品の種類をいくぶん限定して、納豆需給のギャップを、量的には、埋めている模様です。

ペットボトル入りの水を販売しているコーナーでは「2リットルボトルは、おひとり様2本までとさせていただきます」と赤いマジックペンで書かれた紙が貼ってありました。昨日の「水をまとめて10ケース」記事ではありませんが、そういう思いを持つ消費者が継続しているということなのでしょう。

スマホやPCでインターネット通販から水を大量購入といった行為が苦手な年齢層の人たちが、まとまった量の水の宅配をお店で頼むのだと思います。でも、お店はそうしたスパイク需要にはまだ応じられない。なので、「おひとり様2本まで」の貼り紙です。

「お米パック」というのか「ごはんパック」というのか、例の、電子レンジや湯煎(ゆせん)ですぐに食べられるタイプのおコメの加工食品は、スパイク需要の波が過ぎ去ったのか、供給側の対応力が素早かったのか、棚には普段と同量の在庫が並んでいました。

こうした食品別在庫の需給面での凸凹差の理由は、納豆を除いては、どうもよくわからない。いちばん消費期限の長そうな水が、とりあえず、無駄にならない防災用バッファーとして選ばれたということでしょうか。

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2018年9月25日 (火)

水をまとめて10ケース注文した家庭も少なくなかったらしい

マグネシウムなどのミネラル含有量が十分に多い硬水はヨーロッパ産を買うのがいちばん便利なので、ある欧州ブランドの水を消費量に合わせて定期的に購入しています。北海道の胆振東部地震でその後は急にその水が手に入らなくなりました。「注文は受けたいが配達はいつになるかわからない、いつになるかわからないがそれでも待ってもらえるなら注文は受ける」というような状況で、普段は注文後2日で届くものが、今回は10日以上かけて届きました。

北海道への物流(北海道からの物流、北海道内部の物流)もやっと安定してきたのか、宅配便の担当のかたの表情にも余裕があり、だから、この3連休のある日、知り合いに自家製の漬物なんかを冷蔵便で送るので宅配便の会社に荷物を引き取りに来てもらったときに、彼の仕事を邪魔しない程度に、地震後の北海道の物流や食事について雑談する機会がありました。

水がなかなか届かなかったという話がきっかけになったのですが、地震などがあった直後の物流がどうなるかについて、マスメディア情報とは別に、ギョーカイの現場で働くベテランから確認することができました。そういうパラメータを細かく織り込んで普段の「防災計画」なるものをたてておかないといざというときは身動きが取れない。

いざというときに買いに走っても間に合わないということです。水でも食べものでも、スマートフォンの充電でも、ガスや灯油のような燃料素材でも、生存必需品はなんでも。スーパーマーケットの長い行列に欲しいものが買えるかどうかの当てもなく並ぶのも疲れるし、スマートフォンの充電にそのたびごとに車に乗り込むのも効率が悪い。高層住宅の上層階にお住いのかたたちはどうしたのでしょうか。

雑談の中で北海道らしい話だと思ったのは、ジンギスカン料理。北海道民はジンギスカンというDo-It-Yourself風の焼肉料理が好きです。満開の桜の下でジンギスカン、海水浴場でジンギスカン、仲間のイベントでジンギスカンという光景をよく目にします。調理道具一式を所有している家庭は多くはないかもしれないが少なくもない(最近は道具のレンタルや出前サービスがあるので所有率は減少しているとしても)。ランタンも調理道具一式の一部です。味をつけた素材は冷凍加工食品として販売しているので、家庭の冷蔵庫にはストックがある。ご飯と適当な野菜があれば、戸建てだと庭で炭を燃料に使い、集合住宅だと携帯ガスボンベを利用する携帯ガスコンロで「ミニ・キャンプ」ができます。暗い空間をランタンが照らし出している。子供は喜びます。

で、水という話に戻ると、地震の直後から、飲料水(1.5リットルボトルや2リットルボトルの1ダース入りケース)をまとめて注文する家庭が北海道で急増したらしい。そのベテラン担当者によれば一度に水を10ケースなどという宅配便もけっこう多かったとのことです。宅配業者もたいへんです。どうやって運び入れたのでしょう。買ったほうも、水10ケース(つまり大型ペットボトルを120本)をどこにどうやって収納したのでしょうか。

小口の水の注文がなかなか届かないのも、宜(うべ)なり、です。

なんとなく関連した記事は「羊肉」。

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2018年9月21日 (金)

風評被害という言葉は慎重に使いたい

北海道の胆振(いぶり)東部地震のあと、「風評被害でやまないキャンセル 観光地の客足戻らず」というタイトルのマスメディア記事がありました。

北海道への観光客が激減していることを実感しようと思ったら、札幌にあるデパートの化粧品売り場と女性向け商品売り場(バッグや洋服や小物など)を数分間歩いてみるといい。地震前とは大違いで閑散としています。札幌の繁華街を歩くのもいい。今は中国語の洪水がないので、地震前のように日本語をしゃべるぼくたちはひょっとしてここでは少数民族なのかという違和感に襲われることもありません。

マスメディアが、たとえば、「風評被害でやまないキャンセル 観光地の客足戻らず」というタイトルの記事を書くのは、マスメディアの常に何かを騒ぎたてたいという性格がそのタイトルによく現れていて、変な表現になりますが、それなりに自己完結しています。突然の雷雨や豪雨の報道のときに、帰宅途中の勤め人などは平気な顔だし、しかたないなあという表情で歩いているのに、メディアのレポーターだけが大変だ大変だと大騒ぎをしている光景によく出合いますが、自己完結とはそういう意味です。ただの激しい夕立じゃん、と考えてはいけない。

困るのは、「風評被害でやまないキャンセル 観光地の客足戻らず」という記事の中で、「風評被害で迷惑している」というコメントが引用されている地震被害とはほとんど縁がなかった北海道の温泉地や観光地のホテルや旅館の経営者の発言です(「ほとんど」というのは北海道全部が一日近くブラックアウトしてその部分の被害はあったはずなので、また北海道の食べもの物流も一時停止したので、「ほとんど」です)。

二重の意味で困ります。ひとつの「困った」は、「風評被害でやまないキャンセル 観光地の客足戻らず」という記事を書きたい記者は、インタビューの中から発言全体の文脈と関係なく記事の趣旨に合った部分だけを切り取るのが通例なので、発言者の発言趣旨の全体が読者には見えないということ。

もうひとつの「困った」は、発言全体はもう少し穏やかな口調のものであったにしても、そのなかに、北海道で震度7の地震があったので、それ以降、観光客が来なくなった、宿泊予約のキャンセルが続いている、胆振東部とその周辺は被害が大きかったかもしれないが、われわれの温泉地の施設やアクセス道路に被害はなかった、北海道全体の停電(ブラックアウト)は発生したがそれも1日だけだ、ところがこの観光客の落ち込み具合はどうだ、どういうわけだ、マスコミの大げさな被害報道による風評被害だ、地震の被害のないわれわれが風評被害による経済損失を被り続けるのは納得できない、という思いが存在しているらしいことです。

「風評被害」という言葉の一般的に受け入れられている意味は、『根拠のない噂のために受ける被害。特に、事件や事故が発生した際、不適切な報道がなされたために、本来は無関係であるはずの人々や団体までもが受ける損害のこと。[補説]例えば、ある会社の食品が原因で食中毒が発生した場合、その食品そのものが危険であるかのような報道のために、他社の売れ行きにも影響が及ぶことなど』(「デジタル大辞泉」)だと思われます。

しかし、「根拠のない噂」と「根拠のある事実」の境目というのは、風評被害について発言する人がどこに立つかによって、けっこうふらふらと動きます。

被害のなかった北海道の温泉地にとっては、「北海道は危ない、まだ近づいてはいけない、落ち着くまで様子を見たほうがいい」というのは「根拠のない噂」に相当するのでしょうが、そうでないひとたちにとっては「根拠のある事実」です。

北海道に7回も8回も滞在したことのあるようなベテラン観光客や、ビジネス目的で特定の場所にだけ用事のあるビジネス客は別ですが、北海道への観光客は、とくに外国からの観光客は、たいていは、北海道を全体がモジュラー構造になった一つの観光ユニット・機能ユニットと考えます。ちょうどぼくたちが、アウトバウンドの観光客の場合は、中国の四川省や中国の東北地方を、あるいは米国のカリフォルニア州を一つの観光ユニット・機能ユニットとみなすのと同じことです。定山渓や登別や函館は胆振東部とは違う、安心だなどといわれても外部の人間にはよくわからない。黒竜江省の省都がどこかご存知ですか、カリフォルニア州の州都はどこか知っていますか?まあ、同じことです。

北海道への観光客は、一部のチャーター便や新幹線利用客を除いて、新千歳空港を使いますが、その新千歳空港は「国内線ターミナルビルの3階と4階にあるフードコートをはじめとした商業スペースは9月末をめどに再開する。温浴施設や空港に併設しているホテルの復旧は年内いっぱいかかる」(2018年9月20日、日本経済新聞〈北海道経済〉)

泊まるところや行き先が急になくなって停電の新千歳空港ターミナルで複数の夜を過ごした外国人観光客と日本人観光客や彼らの家族や友人にとっては「北海道は危ない、まだ近づいてはいけない、落ち着くまで様子を見たほうがいい」というのは、観光ユニット・機能ユニットとしての北海道を考えてみれば「根拠のある事実」です。

「風評被害」などという言葉を安易に使わずに、じわじわと「大丈夫」「近いうちにどうぞ」メッセージを発信していきましょうか。

下は「中国まるごと百科事典」からお借りした中国地図です。ご参考まで。(引用については、この場を借りて御礼申し上げます)。

Chinadist_city

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2018年9月20日 (木)

危ない自転車

次のようなニュース記事がありました。

『田川市で自転車飲酒運転を現行犯逮捕 会話ができないほどの泥酔状態』『福岡県田川市で(2018年)9月12日、飲酒した状態で自転車を運転したとして、福岡県警は酒酔い運転の疑いで30代の女を現行犯逮捕しました。』

先日、「怖い自転車、ホッとする自転車」という記事をアップしたばかりでもあるし、2011年の秋には「オーボーな自転車に対して、うれしいニュース」という記事を書いたところの、つまり、街の中をボージャクブジンに走る自転車には以前からそれなりに用心しているぼくにとっては、それなりに納得できる内容の記事ではあります。もっとも、こういうニュースに立腹される自転車利用者のかたも少なからずいらっしゃるとは思いますが。

別のソースによると、同じ出来事が以下のように報道されています(『・・・』部分)。

 『今日午前3時過ぎ、福岡・田川市で36歳女が乗る自転車が蛇行運転している姿をパトロール中の警察官が発見。声をかけたところ、女はまともな受け答えができない状態で、呼気検査をしたところ、基準値の6倍のアルコールが検出されたため、酒酔い運転の疑いで現行犯逮捕された。

 警察の調べに容疑者は「自転車は運転していない」と一部容疑を否認している。

福岡県警によると自転車の酒酔い運転での逮捕は統計開始の2008年以降2件目。逮捕に至った理由は飲酒の状況を話さなかったことや他人に被害を及ぼす可能性があったためとのこと。警察庁によると去年、自転車の飲酒運転による事故は189件起きていて、このうち32件が死亡事故だという。』

道路交通法では、自転車は、乗ると「車両(軽車両)」、押すと「歩行者」です。『自転車は軽車両であり、車両の一種です。ただし、自転車を押して歩いている者は歩行者と見なされます。』

自転車が嫌いというわけではなく、今は普段は乗らないけれど乗るのは大好きだし、冬にアイスバーンの道を滑らずに上手に走っていく頑丈な作りの新聞配達用の自転車なんかには感動するし、「幼児2人同乗用三輪自転車『ふたごじてんしゃ』」なんかも積極的に応援したい(下の写真)。「ふたごじてんしゃ」にはまだ出合ったことはありませんが、そういう自転車が向こうからやってくるとためらいなく道を譲ると思います。

夜間の街中を、無灯で走るのはやめてほしい。歩行者としても恐ろしいし、先日、信号のない小さな十字路で、危うく乗用車と衝突しそうになった自転車がいました。無灯だから、自動車の運転手から認識されない。危ないですよ。

Photo
 写真は 「ふたごじてんしゃ」 のサイトからお借りしました

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2018年9月19日 (水)

好みの納豆が2週間近く品切れ状態

納豆が品切れ状態です。胆振(いぶり)東部地震から10日近くたっても、北海道産大豆を使った北海道産の納豆が棚に並びません。ないと死にそうに困るというタイプの食品ではありませんが、味噌汁と同じで朝食の必需品ではあります。

品切れなのか品薄なのかは微妙なところです。我が家の定番納豆は、近所のお店の商品棚の定位置から消えて久しいのですが、いまだに並ぶ様子がない。しかたないので、連休中にもともとが関西系のデパートの地下食品売り場まで足を伸ばすと、「北海道産大豆を使い、大阪の食品会社で製造した納豆」が売られていました。そういう意味ではナショナルブランド・デパートの流通網はしっかりしている。

こういう場合に、短期の需給のひっ迫という意味では、納豆のような製造に発酵プロセスが必要で日持ちしない加工食品が、工場再稼働後も、いちばん打撃を受けているようです。

それから、北海道は大豆の産地なので納豆工場も多いのですが、北海道外の納豆メーカにOEM供給をしている大規模工場もあり、そういう工場の稼働状況が道内の納豆需給に影響を与えているみたいです。いつもの納豆はあと1週間くらいしないと口にできないかもしれません。

関連記事は「納豆が人気だそうです」。

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2018年9月18日 (火)

安平(あびら)町の土付きニンジン

9月6日未明に北海道の胆振(いぶり)地方で発生した最大震度7の地震の震源地は厚真(あつま)町で、安平(あびら)町は、厚真町の西北に隣接する農業の町です。

定期的に利用する小売店の野菜売り場の有機野菜コーナーに、安平(あびら)町産の土付きニンジンが並んでいました。先週の土曜(9月15日)の夕方のことです。

ふたパック残っていたのでまとめて購入。安平町のある有機野菜栽培農家のニンジンで、この農家の野菜は、ニンジンやダイコンやゴボウのような根菜類がとくにおいしいので以前から贔屓にしていて、今回の地震でその農家が無事だったのか心配していたのですが、このニンジンに出合って、ひと安心です。

写真は、土を洗い落とした直後の、そのニンジン。

20180915

その夜の晩ごはんに、さっそくサラダの一部としていただきました。残りは、翌朝に、青森のリンゴと大分のカボスと混ぜ合わせてジュースになります。

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2018年9月14日 (金)

二人に一人はリュックサック

ぼくの見るところ、鞄(かばん)やバッグを持って歩いている人たちの二人に一人は、ランドセルタイプというのかリュックサックタイプというのか、例の背中に背負うタイプの物入れを愛用しているようです。ここ数年で背嚢(はいのう)タイプのバッグが急激に蔓延してきました。少なくとも、札幌に関しては、そうです。

ランドセルの小学生から、スポーツ用品メーカーのロゴマークが入ったいかにも重そうなバックパックを背負った女子高校生や男子高校生、公共交通機関の車内に大きなバックパックを持ち込む大学生はいうに及ばず、オフィス街を急ぐスーツ姿の勤め人も黒無地や濃い色の四角いやや地味な作りの背嚢タイプを背負っています。スーツが傷まないかと気になりますが、そういうことはあまり気にしていない雰囲気です。

小学生はそれ以外の選択肢はないとしても、中学生以上の人たちにとってリュック(背嚢)が人気なのは、実際はどういう理由によるのかよくはわからない。片手で持つよりも、あるいは、片方の肩に(まっすぐないしは斜めに)掛けるよりも、負荷分散で身体のバランスを保持できるという健康上の理由が背景にあるのかもしれませんが、それだけではなさそうです。流行というのは、よくわけのわからないものの影響を含んで流行です。

雪の深い雪国や寒さで道路が凍る北国だと、冬は歩行の安全のために常に手袋の両手を開けておきたいという積極的な理由があります。配偶者がそれを理由に、今年はリュックに見えないリュック、手でバッグのように下げても違和感のないリュックが欲しいというので、商品購入のお付き合いをさせられました(すぐ下の写真がそのお付き合いの結果、雪に備えて防水スプレーをシュッとやっておきます)。

Camper_b Camper_d

背中には眼がないし、背嚢がバッファーになったときの背中の感覚はとても鈍いので(鈍そうなので)、公共交通機関の車内ではた迷惑な、言葉を換えたら、文字通りに傍若無人な(かたわらにヒト無きがごとし)バックパッカーも少なくありません。電車や人ごみの中で、そういう連中の脛(すね)を蹴っ飛ばしてやりたくなったご経験をお持ちの方も多いと思います。写真のリュックがそういう迷惑の元凶にならないよう念じましょう。

関連記事は「ランドセルとバックパック」。

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2018年9月13日 (木)

代替品のないすぐれもの目覚まし

37年間から38年間は使っています。デジタル風のアナログ目覚まし時計です。単1乾電池を一個使います。故障しないので買い換える必要もありません。パタッと音もなく時刻を分の単位で刻んでいきます。

万が一を想定して、同じような作りの代替品を探したことがありますが、売っていません。色気のないデジタル目覚ましばかりです。数年前になんとなく似た感じの香港製を見かけたことがあります。これに比べるとデザインも含めて粗悪品に近かったので相手にしませんでしたが、いつの間にか商品売り場から消えていました。需要がなかったのでしょう。

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単1乾電池一個で、2年は持つと思います。おそらくもっと長く持つ。でも急に機能停止すると嫌なので2年ごとくらいに電池を取り換えています。毎日目覚まし機能を使えば電池寿命は短くなりますが、朝は、勝手に普段通りの時刻にだいたい目が覚めるので、目覚まし機能は普段よりも早く起きるときとか、1時間の昼寝とか以外は使いません。

非常時の持ち出しバッグの中に何が入っているかの一覧は紙に表で作ってあり、変更があればアップデートしていますが、同時に、どういう懐中電灯や電気器具にどのタイプの乾電池(単1・単2・単3・単4など)を何個使うのかも表にしてあります。そうしておくといざというときに慌てない。

我が家で単1の乾電池を利用しているのは、このすぐれもののデジタル風アナログ目覚ましと、先日のブログにも登場した非常用のランタン(大型懐中電灯機能を兼務、単1を四個使う)と、ガスレンジの点火用電源(二個使う)です。単1は重いしサイズも大きいですが、長持ちするという意味では貴重な電源です。

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引っ越しのたびに一緒に旅してきました。この目覚ましに不具合は発生しそうにないので、今後もながらくお付き合い願いたい。

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2018年9月12日 (水)

寒い時期のコンビニ香害

コンビニはときどき利用します。利用目的は、札幌市指定のゴミ袋を買ったり、買い物の振込が郵便局でもコンビニでも可能な場合にそれをコンビニで行ったりといったことが中心です。緊急に現金が必要な場合もコンビニを利用することがあります。それから去年の冬は、あるナショナルブランドのコンビニで防寒用の黒い手袋を購入しました。この手袋の出来がよかった。

でも、冬場はできるだけナショナルブランドのコンビニには近づかないようにしています。入っていくのはもっぱら地元(北海道)だけでビジネスを展開している地場のコンビニチェーンです。理由は簡単明瞭。「香害」を避けるためです。

寒くなると、コンビニはどこも「おでん」を提供し始めます。「コンビニおでん」がお好きなかたはそれでいいのでしょうが、配偶者や僕にとっては、あの化学調味料の「特殊なにおい」(「臭い」と書きたいのだけれど同じものを「匂い」と感じるかたもいらっしゃると思うので「におい」)がコンビニ中に立ち込めているのが苦手です。ドアを開ける瞬間に覚悟が要る。

その地場のコンビニだけが例の「おでん」を売っていません。だから、寒くなるとコンビニを利用する場合はもっぱらそのコンビニチェーンです。

ぼくの勝手な意見では、普通の洗剤を使っている人たちは、「におい」の強すぎる洗剤や芳香剤を使って洗濯した衣類を身に着けていらっしゃる方たちとの接触をできたら避けたいのと同様に、自宅で昆布や鰹節などで出汁を引く習慣のある人たちは、あの「おでん」の「におい」にはできたら近づきたくないと思っているに違いない。

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2018年9月11日 (火)

地図を使って、今までとは違った発想

地図を回転させて日本を中国大陸側から見ると、外国人の視点で日本を観察することができる、そう、云われています。

以下は2012年4月11日 のブログ記事「地図帳を回転させると、普段と違う光景」から最初の3分の1くらいを引用したものです(『・・・』部分)。

『その本が歴史関係だったか文学関係だったかは忘れました。20数年前に、中華思想について確認する必要から目を通したその本の中で推奨してあったことで、ときどきの退屈しのぎには役に立つかもしれません。

中国(漢民族)が、世界の中心で、その周(まわ)りに文化的に遅れた民族がいるという考えが中華思想ですが、その雰囲気の一部を実感するには、世界地図を手に取り地図の向きを変えながら、中国のまん中あたりから世界を眺めてみたらいいのではという話です。

周りの文化的に遅れた人たちは、東西南北の順に、東夷(とうい)・西戎(せいじゅう)・南蛮(なんばん)・北狄(ほくてき)という蔑称をつけられており、夷狄(いてき)とも総称されます。日本や朝鮮は東夷に分類されています。

夷狄(いてき)という語は、中国の古い文献は当然として、日本の古典にも現れますし、腹立たしい相手、やっつけてやりたいと思う相手をさしてその言葉を使う人を現在の日本でもときどきは見かけます。幕末でもよく使われた言葉のひとつでした。たとえば、尊王攘夷(そんのうじょうい)。

世界を眺める基点としての中国のまん中をどこにするか迷うのですが、遣唐使の昔にでも戻って長安(現在の西安)をまん中と考えてみます。長安の、たとえば空海が滞在したお寺の近辺から、「荘子」に登場する大きな鳥にまたがって空高く舞い上がり日本の方向を見下ろしてみると、樺太(サハリン)と日本列島と朝鮮半島で囲まれた日本海が、大きな湖のように光っているはずです。』

以下の地図は、上記を補完するために、佐々木孝明著「日本文化の多様性」の照葉樹林文化に関する部分から引用しました。ただし、左に90度回転させてあります。

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今回の北海道の地震の直後に、瀧波ユカリさんとおっしゃる札幌在住の女性漫画家のツイッターの以下のようなメッセージに出合いました。(勝手に引用させてもらいました、この場を借りてお礼申し上げます)

北海道と本州の真ん中を重ね合わせてみると、人口密度や家屋密度はまったく違いますが、北海道全部が実際にブラックアウトしたその停電の範囲がよくわかります。東京と能登半島と大阪と紀伊半島をすっぽりと包む範囲が一挙に停電してしまいました。

地図は、使い方によっては、ぼくたちの直感的な理解力をずいぶん高めてくれます。

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2018年9月10日 (月)

棚には食べものが、見事に何もなかった

先週の土曜日(9月8日)の午後に、近所の食料品店を配偶者といっしょに訪れてみました。流通がすっかり止まっていて商品入荷はないはずなので、おそらくお店には何もないだろうけれど、万が一、一般に人気のない野菜でも残っていたら買うことにするか、という気分での訪問です。

生鮮食料品は野菜も肉も卵も魚も、パンも、そして、納豆や竹輪や蒲鉾(かまぼこ)やハムやソーセージのような加工食品も、すべて売り切れていました。停電も解消されたので、「チン」(電子レンジ)の対象となりうる加工食品類もきれいに消えていました。棚に何もないので、お店の人たちは棚の掃除がとてもやりやすそうです。

例外的に残っていたのが、リンゴなどの果物と一部のキノコ類、調理が面倒くさいということになっている少量の土付きゴボウ、それから、ぼくたちにとっては僥倖でしたが、佐賀産のレンコン。どうしてこんな新鮮できれいなレンコンが売れ残っているのかその理由は不明ですが、ありがたく購入させていただきました。

こういう棚に何にもない状態なので気がついたのですが、普段は蒲鉾や豆腐などが並んでいるあたりに、なんと、買い手のつかない「米麹」が10袋くらい置かれていました。雰囲気からすると、この北海道産米が原料の米麹は常に販売されているらしい。我が家に米麹のストックはあるのですが(たとえば「ベッタラ漬け」用の甘酒づくりによく使う(「ベッタラ漬け」に関しては、以下の【註】参照)、この米麹がいつものと比べてどういう味わいのものか確かめてみたいので、1袋(200g)購入しました。これも僥倖です。

お湯でどうにかなるカップ麺やインスタント焼きそばなんかは、お店に十分なストックがあったのか(あるいは消費者側にストックがあったのか)、商品はそれほどの隙間もなく並んでいます。

菓子パンやチョコレートやお菓子類もそれなりに商品棚に在庫があります。お店の商品在庫の種類別状況から大胆な判断をすると、普段は、主食に菓子パンや菓子類しか食べない若い女性も、地震で食料難の場合は、食に対する姿勢が急に変化するのか、普通のパンや簡単にチンのできるご飯(白米)パックを購入したように思われます。

商品棚がもとのようににぎわい始めるのは、札幌中央卸売市場が活動し始める今日(月曜日)、の午後以降だと思われます。商品の種類によっては、もっと遅れるかもしれません。

【「ベッタラ漬け」と、その作り方についての蛇足的な註】 麹と白米で「甘酒」を作ります。大根を縦に二つに切り、頃合い大きさの切り身を作り、塩漬けにします。塩漬けにした大根の切り身を、塩と唐辛子と柚子をわずかに加えた甘酒に、五日から一週間くらい漬けこんでおくと、「ベッタラ漬け」ができ上がります。軽い塩味と軽い甘みがコラボレーションした、タクアンなどとは方向の異なる軽快な感じの漬物です。

札幌でも清田区のように液状化現象でいまだに断水中の地域もあります。厚真町や札幌などで今も避難も続けているかたがたに、お見舞い申し上げます。

また、台風21号の暴風雨の爪痕が一部に残っている関西地方も「関西の停電3万戸、長期化も…現地調査できず」「関西電力によると、台風21号の影響による管内の停電戸数は8日午後1時現在、約4万3900戸となった。このうち約3万1000戸は、倒木や土砂崩れなどの影響で現地調査ができず、復旧の見通しは立っていない」(2018年09月08日 YOMIURI ONLINE)という状況のようです。合わせてお見舞い申し上げます。

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2018年9月 7日 (金)

大きな地震で夜中に急に停電した時に役に立ったもの

防災グッズという言葉があります。防災だから、災害を防ぐという意味に違いない。しかし「防災グッズ」で、地震や台風のような災害は防止できません。でもそういう災害の二次被害の防止には、一応は、役に立ちます。「防災計画」とか「防災頭巾」とか「防災グッズ」とかはそういう意味の「防災」だと思われます。

9月1日は防災の日です。1995年の神戸の震災をきっかけに、それ以降、2年おきくらいに、防災グッズの点検および、非常時の持ち出しリュックサックの中身の点検と更新(期限切れの水を新しいのと置き替えるなど)を行っています。面倒くさいのですが、そこは我慢。今年も9月2日(日曜日)にその作業を配偶者と実施しました。

その4日後、9月6日の午前3時過ぎに北海道の中南部でとても大きな地震があり、札幌も大揺れでした。すぐに飛び起きてテレビをつけたら、震源地や震源地周りの各地の震度に関する情報が報道されています。スマートフォンに表示されている緊急災害連絡メッセージによると、地震の発生は午前3時8分でした。

しかし、その10分から15分くらいあとに、突然停電してしまいました。慌てて、水道とガスの具合を確認してみると、我が家のある地域では幸いなことに、電気以外のライフラインは大丈夫の様子です。

外は真っ暗。自家発電設備や蓄電池を持っていると思われる公共施設やオフィスビルやホテルの一部にぼんやりと灯りが見えるだけで、あたり一帯は暗闇です。

まずは灯りです。それがないと室内を歩けないし、トイレもいけない。災害状況や復旧の最新情報を知ろうとしても、テレビはつかない。だから、そういう時は乾電池ラジオです。

停電なので室内Wi-Fiも機能しない。混みあっている場合はスマートフォンもWi-Fi経由でないと反応が遅い。充電した携帯用のポケットWi-Fiも用意してあるので、それをタブレット型端末やスマートフォンに使います。それからスマートフォン用の持ち歩き用の充電パック。スマホに充電しながら、同時に3回分の使用量を蓄電する能力がありますが、今回は蓄電分をスマホに移すだけ。持ち運ぶには少し重いのですが、こういう場合は重宝します。

ロウソクも、晩ごはんを食べるときには役に立ちました。

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  蛍光灯と豆球がそれぞれに活躍する非常用ランプ

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      ロウソク

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左から、携帯ラジオ、ポケットWi-Fi、スマホ充電パック

冷蔵庫も停止状態なので、野菜を除く生鮮食品(肉や醤油麹に漬け込んだ魚など)の保存場所を冷凍庫の保冷剤のそばに移し替え、ドアの開閉も極力少なくします。

救急車のサイレンが地震発生以降、夜中も明け方も日中も鳴りやみませんでした。急を要する患者を自発発電設備のある大規模病院に搬送したのでしょう。今もサイレンが響いています。札幌以外から、札幌の救急医療機関に治療の必要なかたが緊急移送されているのかもしれません。

我が家で冷蔵庫が再稼働の低い音を出し始めたのは、9月7日の早朝です。丸1日と数時間、停電していたことになります。

今回の地震でお亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げます。

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2018年9月 5日 (水)

5年物の梅干し

写真は、2013年の夏に作り、それ以降5年間、常滑焼の甕に寝かせてあった梅干しです。昨日から食べ始めました。梅は紀州南高梅の完熟梅です。自家製梅干しは、我が家では朝ごはんの必需品ですが、たいていは2年物、そこに5年物を割り込ませたということです。

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それを作ったときの関連ブログ記事の二つが、《2013年7月 2日 (火)「梅の季節の週末は忙しい」》と《2013年8月14日 (水)「『竹編みの平かご』と、土用干し(2013年)の最終日」》です。

当時のブログを読み返してみると、2年物と3年物の梅干しを作るつもりだったようです。普通サイズの南高梅は2年物に、大ぶりな完熟南高梅は3年物にする。つまり、2016年の秋くらいから徐々に味わう予定だと書いてある。それを、より落ち着いた、よりこなれた味を求めて口にするのを我慢しているうちに、2018年の秋の入り口になったというわけです。

味と色合いのバランスがとてもいい梅干しになりました。

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2018年9月 4日 (火)

古着と周回遅れの洋服

上品に言えば「細身のスーツ」、悪口風に言えば「ピタピタスーツ」がやっと路上から消えたようです。跳んでいる「ピタピタスーツ」は、お尻部分が隠れないほど短い上着とノータックの細すぎるズボンの組み合わせです。それを身に着けているビジネスマンを眼にすると、その勇気に敬意を払っていました。そういうのがオフィス街や繁華街からかなり消失してご同慶の至りです。

美容室で働く女の子がダボっとした腰高のズボンをはいていて、その子にはよく似合っていたので褒めたら、これ古着屋で買ったものです、という答えが返ってきました。うまく着こなしていたら、新品でも古着でも何でもいい。買うまではどこかの知らない人が着ていたのが古着ですが、古着に対する抵抗感がとても希薄になっているようです。古着といっても洗濯やクリーニングをすればどうということもない。ぼくが古本を買うのと同じです。

ぼくもズボンはややダボっとしたのが好きで、スーツのズボンは腰高のツータックで、スーツの時はサスペンダーを使う。するとシルエットがきれいに出ます。ノータックのピタピタズボンなど気持ち悪くて履けない。

いい着物を、親から、あるいはそのひとつ上の世代から親を経由して受け継ぐというのは、いい習慣ですが、これも古着の継承には違いない。

我が家では広告チラシが少ない種類の新聞を購読していますが、それでも毎週末には、衣類の製造販売をしている、業界用語ではSPA (specialty store retailer of private label apparel )と呼ばれているところのある企業からの大判の宣伝チラシが、必ず挟まれています。すぐにゴミ箱に捨てずに、ざっと目を通します。

この企業の商品は低価格が特徴なので、そのデザインがトレンドの先頭を走っているということはありえない。トレンドの先頭を走るデザインと売れ筋を観察しながら、周回遅れか半周遅れくらいの商品と、定番商品を発表しているようです。だから、そのチラシを見ると、普通の街中ではどういうカジュアルウェアが一般的にONの状態なのかそれなりにわかります。

アンクルパンツと呼ばれている踝(くるぶし)までのズボンを履いた若い女性はかわいらしいけれど、同じタイプのズボンで歩く男性を見かけても驚いてはいけない。似合っていなくても、頑張って半周遅れの流行を身にまとっているんだというくらいの気持ちで応援してあげることにします、ツータックズボンのいまだに好きなぼくとしては。

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2018年9月 3日 (月)

サンマが、突然、大衆魚に

サンマは北海道から獲れ始めます。7月20日のブログ記事は「サンマはダメみたいですが、イワシはいっぱい」、それから8月23日のブログ記事は「チップとサンマ」です。

サンマは、8月の下旬に入ったころまでは、サイズの大きいのはとてつもない値段の高級魚、サイズが大きくないのは季節の魚であることが唯一の訴求ポイントであるところの食欲のわかない足の早い魚でした。

ところが、ほんの数日前から事態は急変し、つまりサンマが急にいっぱい獲れだしたので、彼らは一般消費者から疎外された魚から、人気の大衆魚にその商品ポジションを変えました。

そういう報道があったので、対面販売の魚売り場を日曜の午後遅めに冷かしてみると、まともなサイズのサンマが実に穏当な値段で売られていました。日曜の夕方前ということもあって、余計にそうなったのでしょう。冷かしは中止です。晩ごはんの主菜用に迷うことなく購入しました。

焼いて、スダチです。焼き終わると、受け皿に脂がいっぱいたまっていました。炭火焼なら、赤い炭に落ちた脂がジュッと燃える光景になるはずです。今年初めてのサンマになりました。サンマ専用の皿は持っていないので(今まで、気に入ったのに出合えなかったので)、横幅が十分に長い楕円形のものを使います。

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              紀州備長炭 (ご参考まで)

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