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2018年10月 9日 (火)

夕方のコンビニの新しい利用の仕方

岩村暢子著「家族の勝手でしょ!」を素材にして作ったドキュメンタリ風のテレビ番組を、以前、拝見したことがあります。そのなかで、夕食準備は近所のコンビニを2~3軒回れば完了という若いお母さんが取材対象のひとりになっていました。僕の記憶が正しければ、夕食の準備(つまりコンビニめぐり)は夕方の6時に開始、6時半には自宅に帰り、7時にはごちそうが食卓に並んでいます。

コンビニ1店舗では、鮭の塩焼きからヒジキの煮物、きんぴらゴボウまで各種の惣菜がそろわないのでコンビニのはしごをする。この賢明な若いお母さんの付加価値は、決してコンビニのトレーをご主人や子供に見せないことだそうです。調達してきた調理済みの食材を自宅のきれいなお皿に美しく盛り付け直すと、それだけで、ご主人の舌の上では「おふくろの味」が引き立つそうです。

夕方のコンビニは混雑しています。レジにお惣菜や弁当やアイスクリームやお菓子やその他の日用品を手にいろいろな世代の男女が並んでいるのは最近では見慣れた光景ですが、そういう品物ではなく、薄いのだけれどやや厚みのある四角い紙の箱を手に子連れで並んでいる女性がいらっしゃいました。郵便物らしい姿かたちの紙の箱です。

上記の「夕食準備はコンビニめぐり」の若いお母さんと同じ年代ですが、やや雰囲気が違います。

気になったので、なんとなく視線を移して、ATMのとなりにある背の低い専用端末のほうを見ると、勤め帰りの若い女性と、小さな子供を連れた若いお母さんが二組、短い行列を作っていました。お互いに知り合いではなさそうです。その専用端末で、以前、札幌ドームのプロ野球観戦チケットを発券してもらったことがある。そういう用途の端末です。

そういうことか、と思い至りました。おそらくフリーマーケット・アプリで売れた不用品をコンビニから発送しているのだと思います。すぐに着られなくなる小さい子どもの洋服は使い捨てみたいなんものなので、若いお母さんの間でフリマ需要がけっこう高いらしい。そういうものや読み終わった趣味のムック本などをコンビニから発送しているのでしょう。スマートフォンがあれば簡単です。

お惣菜調達の消費者として夕方のコンビニに立ち寄るのではなく、フリーマーケットの販売者として夕方にコンビニを利用するという変化がここでは見られます。実際は、一方向の変化ではなく、同一場所で両方の機能をいわば並列処理しているしっかりとした若いお母さんが増えてきたということだと思います。こうすることで、消費税対策だけでなく、次の子供服や次のムック本を買う原資の一部が確保できます。

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