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2018年12月17日 (月)

「38口径だと肩を後ろに持っていかれる」

先週の夜遅く、天気予報でもやってないかとテレビチャネルを適当に選んでいたら、ある高齢で小柄な女性をゲストにスタジオインタビュー風番組が流れていました。民放です。こういう時間にテレビを見ることはまずないのですが、ゲストが興味深い経歴の女性だったし、司会の女性の進め方も、重い話題も軽やかに扱う感じでなかなかに良かったので最後近くまで見てしまいました。

その女性はかつて南米で生活しているときにトラブルに巻き込まれて拳銃を使う状況に陥ったらしいのですが(彼女の拳銃の腕は、練習も積み重ねて、確かなものだったようです)小柄で体力のないタイプの女性の場合、22口径は使いこなせても38口径の拳銃だと撃った時の反動が強すぎる。その反動の衝撃を「38口径だと肩を後ろに持っていかれる」と表現していました。そうなるかどうかは拳銃の持ち方、構え方にもよると思いますが、なるほどと納得しました。

一般男性の場合、トレーニングを受けたら、38口径拳銃(日本の制服・私服警察官などが携行している口径の拳銃)はなんとかなっても、ダーティーハリーが愛用しているような大口径の威力のある拳銃だと撃った瞬間に拳銃と体が弾き飛ばされてしまい、下手をすると大怪我をする。モノの本にはそう書いてあります。

米国ではそのあたりのお店で拳銃を販売している。東南アジアの飛行場では、自動拳銃やサブマシンガンなどを持った警官を当たり前の景色の一部として見かけるし、日本でも事件の時にいろいろな拳銃名が合わせて報道されます。日本の警官がどういうタイプの拳銃を携行しているのかは市民常識として知っておきたい。だからスパイ小説や米国のハードボイルド小説の隣に世界の拳銃に関する本も並んでいます。そういう小説では、主人公の個性とつながったいろいろな拳銃が登場するので、参考書は不可欠です。

「(小柄な女性の場合)38口径だと肩を後ろに持っていかれる」という説明はポストイットにでもメモ書きして、参考書のどこかのページに貼り付けておきます。

拳銃は上記以外の分野の小説にも姿を見せます。村上春樹の「1Q84」で、若くて運動が得意だけれども銃器などとはまったく縁のない女性のために用意された拳銃は西ドイツ製の「ヘックラー&コッホ HK4 (Heckler & Koch HK4)」です。

「ハンドバッグに入るくらいのサイズ。反動が少なくて、それでいてある程度の破壊力があり、性能に信頼のおけるもの」というその女性からの要望に対して、それに見合う拳銃を調達した中年男性は、「ドイツ製で、重さは弾丸抜きで四八〇グラム。小型軽量だがショート九ミリ弾の威力は大きい。そして反動も少ない。長い距離での命中精度は期待できないが、あんたの考えている使用目的には合っている」と応じます。38口径拳銃は9mm弾を使う。

その38口径拳銃のサイズや実射時の反動は、YouTubeへのどなたかの投稿動画「The HK4: H&K's First Pistol」をクリックすればご覧になれます。

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