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2018年12月12日 (水)

NHKの映らないテレビ、広告の音声を消すテレビ、場内音声だけのスポーツ中継

最近はおそまつな機能でもなんでもとりあえず格好いいものはAI(と言わないといけないみたい)なので、それなら次のようなことができるAIを組み込んだテレビがあるといいのですが。そういうテレビの市場シェアは2~3パーセントくらいにはなると思います。(テレビなどを持たなければこういう議論にならないのですが、地震なんかの場合は、やはりテレビが手元にあった方が便利です。)

ひとつは、NHKの映らないテレビで、その理由はNHKと契約しない自由が存在しないという状況下で強制的に徴収されるところの受信料なるものを払いたくないからです。受信契約をするかどうかの自由が国民にあるという状況で受信契約を結ぶというのとはずいぶんと違う。

最近は特別な「フィルター装置」があり、それをつけるとNHKの映らない(NHKをフィルター除去する)テレビができあがるそうです。今年は受信を契約、来年は受信を解約ということが(あるいは3か月の単位でそういうことが)ぼくたちとNHKとで自由に取り決めできるのなら、テレビにそのフィルターを取りつけたらいい。(しかし、現実は、そういう装置をつけてNHKを視聴していなくても、NHKは法廷闘争では理屈をこねて受信料を払えととてもうるさいらしい。)

もうひとつは、コマーシャルが始まったらその間は音を出さないテレビです。映像は無視すればいい。しかし音声は空間を追いかけてきます。だから音声カット動作をON/OFFできる機能が付いたテレビがあると嬉しい。コマーシャルは画像も音声もすべてカットできればいいのですが、それでは民間放送と番組提供企業のビジネスモデルを破壊することになり、コンテンツの提供者がいなくなってしまうので、ON/OFF機能の有無で妥協します。

ヒトはテレビから流れだす音や映像のかたまりがコマーシャルかどうかをほぼ瞬時に判断できるので(最近はとても紛らわしいのも意図的に制作されていますが)、ビッグデータの活用で賢いということになっているAIにそういうのができないはずがない。

しかし、そこまで求めるのが諸事情で無理なら以下で妥協したいと思います。

副音声でも楽しめるスポーツ中継がまれにあります。ぼくが知っているのはプロ野球だけですが、他を対象にそれがあってもおかしくない。ここで副音声でも楽しめるとは、アナウンサーや解説者の声を視聴者には遮断した、つまり視聴者には場内音声だけが流れてくる音声チャネルのことです。(お馬鹿なおしゃべりがさらに追加された副音声チャネルのことではありません。)こちらを主音声にするという手もありますが、アナウンサーや解説者の説明を歓迎する向きもそれなりにいらっしゃると思うので、全体的な事情を考慮してここは主張を控えめにします。

プロ野球もプロサッカーも、ゴルフも、マラソンのような陸上競技もフィギュアスケートも、アナウンサーや解説者のおしゃべりというのは相当に鬱陶しい。無音空間の重圧に耐えきれなくて、意味のないことをしゃべっている感じです。なかには聴いていて「音、沈黙と測りあえるほどに」(武満 徹)という表現を思い出すような抑えた言葉数で味わいのある放送をするベテランアナウンサーもまだいらっしゃるようですが、そういうかたや彼と波長の合った言葉遣いの解説者にはめったに会えません。

スポーツの現場には放送会社のアナウンサーも解説者もいません。選手の紹介や選手の交代を告げる球場のアナウンス係はいますが、それは試合の進行に必要な情報を観客に追加的に提供してくれる役割で、テレビのスポーツ中継における意味のない暴力的なおしゃべりとはその性格が質的に違います。場内音声だけのスポーツ中継は「現場」の代わりです。NHKは、そういうのはその気になれば得意だと思いますが。そういうのが増えたら、その分だけは受信料の支払いに気分的に前向きになるかもしれません。

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