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2019年2月26日 (火)

梱包テープの折り返しというマーケティング

たとえば段ボール箱で荷物や商品が通販業者から届いたときに、その箱が茶色い梱包テープや強度の高い透明な梱包テープでしっかりと包装されていると(底面がワンタッチ式の場合は底を除く)、それはそれでありがたいのだけれど、中のものを取り出すときにテープを剥すという作業が必要です。しかし、これがさほど楽ではない。粘着テープをまったく使わない段ボール梱包もあり、オープンと書いてある箇所からビリっと開けられて便利ですが、対象商品は限定されています。

だから、たいていは、ドイツ製の古くなった頑丈なハサミを使って包装テープを(中身を傷つけないように)切り裂きます。そのハサミは我が家ではそういう用途にほぼ専用道具化しています(汚れた段ボールや頑丈な段ボールの相手を長年していると、紙などが気持ちよく切れなくなるので)。

そのなかに、ぼくの気づいた範囲では一社だけ、テープの端を一箇所だけわざと少し折り返して梱包してあるところがあります。そういうふうだと、わざわざ頑丈なハサミを持ち出さなくても、折り返し部分を持って引っ張れば梱包テープの主要部分は手で取り外すことができる。その会社の段ボール箱は底面が粘着テープを使わないワンタッチ方式なので(材料費は少し高くなり作業工数は少し減る)、段ボール箱をリサイクル品として捨てるときの折りたたみ作業も簡単です。

最近は発泡スチロールを梱包材(緩衝材)に使うところは少なくなりましたが、以前、パッケージング(という生産技術と同時にマーケティング技術)が下手な会社があり他社に比べて明らかに見劣りするので(つまり他社よりも開梱作業やゴミ捨てが面倒でしかたないので)、そこから買うのを止めたことがあります。

インターネット通販などの通信販売はその利便性からますます盛んになってきていますが、商品パッケージングの上手下手、極端な言い方をすれば、簡単に開けやすいかどうか、梱包材料をリサイクルゴミとして捨てやすいかどうかが、その会社を最終選択肢に残すかどうかを左右します。

同じことが商品カタログなどのダイレクトメールにも当てはまります。「袋はここから開けてください」と書いてあってそこがビリっと割ける袋と、ビニール袋をそこから開けようとするとゴミ用ハサミが必要になる面倒なものとがあります。紙封筒DMも同じ。受け取り側の評価に結構な差が出ます。

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