「札幌でも桜」のその後と、季節の呼び寄せ
2019年4月23日 (火) の記事「札幌でも桜」の続きです。札幌の桜の開花(宣言)は4月24日でした。満開は29日。花びらが地面や道路に散り始めます。
参考のために下の図を「ウェザーマップ予想 2019 さくら開花前線」サイトより勝手にお借りしました(この場を借りてお礼申し上げます)。あらためて札幌の春は東京などよりも1ヶ月遅いことがよくわかります。阿寒湖など北海道東部まで足を伸ばせば、これからでも、ソメイヨシノでない地元の桜と出合えます。
22日に六分~七分咲きだった気の早い「札幌でも桜」の「その桜の樹」は、葉桜になりかけています。すべての花びらが散ってしまったのではありませんが、落ちたのは風で道路の端の辺りに吹き寄せられています。まだ落ちたばかりなので花びらの色合いはそのままです。連休中で車がほとんど通らない早朝のこういう風情も捨てがたい。
日本の伝統のひとつにに季節の香りや色を身近に呼び寄せるという行為があります。季節の香を袖に移し、草木染めで季節の色を繊維に染め込む。紅葉は紅葉狩り。桜は桜狩り(つまり花見)、それから桜の花の塩漬けと桜餅。桜餅の販売時期の旬は過ぎてしまいましたが、もしまだ売っているようなら食べてみましょうか。
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