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2019年8月21日 (水)

40~50年くらい前に出版された中古本を買う楽しみ

そういう中古本は通販経由やオークション経由で買うしかないのでそういう経路で必要な中古本を買うにしても、中には素性のいいのがあって、確率は低いですがそういう本とめぐり合う僥倖もあります。

出版されたあと取次店経由でそれなり規模の書店に運ばれ、そこの店頭に置かれていたのでしょうが、売れないので、出版社に戻ってきたか何かして、でも読者の本棚まで旅することはなくて、いくつかの古本流通を回りまわって結局どこかの街の古本屋さんの在庫になって眠っていたところ、出版から40年たって、やっと一般読者から注文が入り彼の手元に届いた・・・今回届いた本の歴史を要約するとそんな具合でしょうか。

外箱はやや汚れていますし小さなシミがありますが、1980年出版の個人全集本の一冊らしく作りが丁寧です。本体や本文はきれいで、箱に入っていたので紙に経年変化の後もあまり見られません(ただし箱に入っていても出版社によっては紙がしっかりと薄茶に変色しているのもあります)。

本が著作集や全集の一冊であるような場合で、またそれが流通経路だけを動いていたような場合は、月報や出版社のその月の出版案内や取次店(書籍や雑誌を出版社から仕入れて書店に卸している本の問屋)への本の注文書も挟まれていたりもします。

またそれほど古くない専門書に近いような種類でたくさんの部数が印刷されるとはとても思えない本で、「謹呈  □□書店」という栞(しおり)風の紙が表紙を開いたあたりに入っていたこともありました。その本の持ち主がお亡くなりになり、そのあと蔵書が大量に神田かどこかの古本屋に流れて、そのうちの一冊が古本の注文主であるぼくのところにやってきた・・・そんな想像をしています。

中古本にはそれなりに物語があります。

Rev Rev_20190819182001 書店の名前は隠してあります

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