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2019年8月20日 (火)

サングラスの効用

知り合いの女性は、以前から、自分で車を運転するときはサングラスをかけています。サングラスがふさわしくない時間帯や天候の時は利用しませんが、そうでないときは、おとなしい色形のサングラスではなく、扱いにはちょっと気をつけないといけない相手かも知れないと思わせるデザインの濃い目のサングラスを愛用しています。そのほうが、見知らぬ車の対応がそれなりに丁寧になるからだそうです。

最近はやりの「あおり運転」の報道を見たり読んだりすると、彼女の考えと行動がある程度は正しいようです。「あおり運転」の実行者は、ターゲットに対して「あおり効果」を発揮することが目的ですから、どんな対象にでも「あおり」を仕掛けるわけではありません。自分よりも弱者であると瞬間的に判断した相手は安心してあおれます。

ダンプカーの運転にイラっとしたからといってそれがナンバープレートもよく見えないほど薄汚れた砂利運搬ダンプであるような場合、あるいはそれが派手に飾り立てた長距離運送用の大型トラックで怖そうな金髪のオニーサンがハンドルを握っているような場合は、一般の乗用車は、そうした相手にイラっとしたからといって、すぐさま「あおり行動」に移れるわけではありません。なかにはリスク覚悟のワルもいるかもしれませんが、「あおり」の結果、万が一ぶつかったら相手が絶対強者になるという判断はそう難しいものではないので、「あおり行動」への移行にブレーキがかかります。

その場で弱者と判断した相手だとあおり行動への躊躇がなくなるとして、相手が(最近ときどき見かけるところの)茶髪の若い女性が運転する大型トラックの場合はどうでしょう。弱者でしょうか。あるいは、ひょっとして怖そうな筋と縁があるかもしれないという雰囲気のサングラスをかけた一般乗用車を運転する女性だとどうでしょう。弱者でしょうか。「あおり運転」のターゲットとして扱いやすいでしょうか。「あおり君」や「あおりオヤジ」は瞬間的な判断に迷うところだと思います。

そういうことなら、知り合いの女性の運転中のサングラスは一定の抑止効果を有していることになります。もっとも、「あおり行動」の主がよほどのワルで粘着質なら、これは国際政治と同じで、通常に想定される抑止効果は期待できませんが。

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