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2019年9月17日 (火)

コンセプトは買えるけど、実際には買えないゆったりジーンズ

ある衣料品メーカー(英語だとSPA:Specialty store retailer of Private label Apparelとも称されますが)の新聞折り込みチラシがいつものように金曜日の朝刊に折り込まれていました。
 
ぼくはジーンズには縁がないにしても、絹を織り込んだ柔らかいデニム地のジャケットにときどき、しかし10年近くお世話になっているので、そういうことも含めて面白いなあと思ったのは、「ワイドフィットカーブジーンズ」。
 
キャッチコピーに「はいた瞬間にわかるシルエットの美しさ」「ウエストから脚元までの大きなカーブが太ももを目立たせない」「ウエスト位置が高くなってスタイルよく見える」「体型を選ばず似合う」「待望の特別価格+消費税」と並んでいます。
 
休日にはツータックのゆったりとした裾も決して細くないコットンパンツが好きなぼくとしては、興味をそそられる商品です。チラシで紹介されているのは、モデル着用写真から見ても「女性用」なので、ひょっとして「男性用のワイドフィットカーブジーンズ」なるものがあるかもしれないとそのメーカーのウェブサイトを覗いてみました。
 
どうも女性専用の商品のようです。サイズ表は以下の通りで(ウェブサイトから引用)、「ウエストヌード寸法」は問題ないし「股下補正範囲」も大丈夫だし、「股上」が長いのも結構なのですが、問題は「ヒップ」です。要は、女性のような腰とお尻の比率を持った体形でないところの普通の体形の男性が腰まわりのサイズだけを合わせてはくと、「ウエストから脚元までの大きなカーブが太ももを目立たせない」カッティングによって、不思議な雰囲気のゆったりジーンズになってしまう恐れがあると思われます。
 
Photo_20190913084801
 
どういう具合に不思議なゆったりジーンズになるか試着してみたい気もしますが、売り場でそうしようとすると、「これは女性向け商品でして」という販売係の対応になりそうです。しかし、最近は買う側も売る側もそういうことにはとくには違和感のない時代だし、「女性のような腰とお尻の比率を持った体形」をもはや維持していない女性もそれなりにいらっしゃると思うので、案外試着させてくれるかもしれません。
 
それが嫌ならインターネット通販で買ってみて、到着したのをはいてみて、みっともない場合は「待望の特別価格+消費税+送料」を無駄にするということなら、自宅で試着は可能です。
 
と、ここまで書いてチラシを見返したら「ワイドフィットテーパードジーンズ」という男性向けのゆったりジーンズがあることに気づきました。商品サイトで購入者コメントを見ると、ぼくにとっては驚いたことに、この男性用ジーンズを購入する女性客がけっこう多い。
 
「女性用のカーブジーンズはイマイチで、シルエットも気に入りませんでした。でもこのジーンズは女性用と違ってポケットのデザインも可愛くてシルエットもワークパンツっぽくて即買いしてしまいました。」とか、「カーブパンツより腰回りがゆったりです。28-30インチくらいまでだと股下が少し短めで細めに一折りするとアンクル丈のような感じでかわいく履けるのが気に入って買いました。」とか書いてある。読んでいてなるほどと納得します。
 
ジーンズはもともと土や石ころの中で働く男性の作業用として誕生しそれが女性にも拡がっていったので、男性用ジーンズを購入する女性客の存在に驚くほうがどうかしているとも言えます。
 
結局のところ、ジーンズという種類のズボンははかないので買わないにしても、このチラシのお蔭でそれなりにマーケティング的な刺激ももらって楽しませてもらいました。


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