あると便利というわけでもない腕時計型デバイス
健康食品のテレビコマーシャルだとたいていは「これは個人の感想です」といった文字コメントが入りますが、これもそういう意味では「個人の感想」です。しかし、感想の向いている方向はコマーシャルとは反対です。
腕時計はぼくには必需品です。必需品ではないとしても、あるととても便利な道具には違いない。しかし、腕時計型の電子デバイスの存在理由がぼくにはよくわからない。込められた機能がいっぱいというわけでもないのに、機能の連携が素晴らしいというわけでもない。
腕時計型電子デバイスの時計機能が素晴らしいかというと普通です。常に自分の脈拍や血圧を把握しておかないと気が済まない健康マニアに訴求力があるのかと思いきや、脈拍は測定するけれど血圧は測らない。キャッシュレス機能も一部に限られる。
このタイプの腕時計型商品は以前からあって繰り返し現れます。だから専用型かそれなりに汎用型の違いはあってもニッチ商品には変わらないので十分な利益が出る程度に売れるものかどうか、ぼくにはよくわからない。ぼくにとって確かなことは、ぼくは買わないということです。
かりに健康分野に関係する機能に限定しても、相変わらず、血圧が130超えたらヤバいというメッセージが循環器系領域で復活してきて、したがってそれがサプリメントをはじめいろいろな関連商品の広告で援用されているので需要の喚起刺激にはなっているのでしょう。だから血圧を過度に気にする一部のお年寄りや熟年層には、従来の家庭向けよりも使い勝手がいいかもしれません。しかし、そういう人にはスマホの充電と同じで腕時計型デバイスの充電というのも面倒です。
「時間以外もわかります」と言っていたのか「時間以外も測れます」と言っていたのか覚えていませんが、脈拍も測れる腕時計型の電子機器のテレビコマーシャルの訴求対象者がそういう年寄りでないことは確かなようです。
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