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2019年11月

2019年11月29日 (金)

雪が舞う、前がよく見えない

天気予報の不思議な用語」という記事の中で、「でも、冬の札幌だと、晴れのち曇りのち雪、ときどき強い風が吹く、とでも言っておけば、常に50%以上は正しいので切り抜け方はあります」と書きましたが、昨日は、朝は気持ちよく快晴に近く晴れていたのが、曇り始め、昼少し前には突然の激しい雪です。
 
外を歩いていると、少しの間前がよく見えない状況になり、つまり軽微な短時間のホワイトアウト状態です。風があるので、つぶつぶな雪が顔にぶつかり、雪片が眼に飛び込んできます。でもいい機会なので斜め上の空をスマホで10秒くらい動画撮影してみました。乾いてサラサラした北海道らしい雪です。その動画はここには貼り付けられないので、動画の中の一瞬を静止画として切り取ってみました。雪がこちらに向かってくるときの迫力がありませんがご参考まで。
 
昨日の天候は「快晴、曇り、軽い雪、激しい雪、曇り、わずかな晴れ、曇り、激しい雪と弱い雪が交互に・・・」という具合で、いい加減天気予報でも十分通用しました。気温は、最高気温がマイナス3℃で最低気温がマイナス5℃、一日を通して氷点下の真冬日でした。
 
一般的には、冷蔵庫の冷蔵室は3℃~6℃、チルド室は0℃~2℃に温度設定されています。チルド室の0℃~2℃という温度は食品が凍る直前の温度設定です。つまり、昨日の札幌は食品が凍るくらいの外気温だったようです。

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2019年11月28日 (木)

天気予報の不思議な用語

天気という自然の気まぐれがどう推移するのかを前もって予測するのを天気予報といいます(そう聞いている)。日本だと8月は暑い2月はとても寒いというような大まかなのではなく、明日の夜明け頃の温度は?とか、明後日の午前10時は傘が必要か?とか、そういったことを自然の気まぐれを踏まえて予測することなので理屈から言って当てるのは難しいということになります。でも、冬の札幌だと、晴れのち曇りのち雪、ときどき強い風が吹く、とでも言っておけば、常に50%以上は正しいので切り抜け方はあります。
 
気象庁や気象台のデータに基づいたインターネットの天気予報サイトなどで顕著な現象のひとつは、天気予報が、後から生じた事実によって順番に修正されて、気がついて見れば「天気後報」になっていることです。予報と実際を並べて表示してくれると利用者としては差が確認できて便利なのですが、そういう余分なサービスは提供されません。
 
気象予報士のかたがお好きな天気予報関連用語で、ぼくにとっては不思議なものの代表格が「観測史上まれな」と「記録的な」です。不思議と言いましたが、落ち着きのないまだ未成熟な用語と言ったほうがいいかもしれません。
 
「観測史上まれな」は、なんとなくは、言葉の意味はわかります。「観測史上」なので、常識的には「気象庁や気象台やそれに類する官製組織が明治以降に成立して以来という範囲の中では」という意味だと思いますが、でも民間観察記録だと千年前や数百年前の洪水や津波などの異常気象の記録も古文書に残っているのでこういうのは観測というのか言わないのか。これもその事実の確認が取れていれば「観測史上」の出来事ですが、気象庁や気象予報士はそういう情報を「観測史上」には含めないみたいです。
 
気象庁管轄データにしても、100年ほど前からデータが揃っている地域と、直近数十年未満のデータしか揃っていない地域があるはずで、だから特定地域の予報をしているときに「観測史上稀な暴風雨」というだけでなく、過去100年の観測史上においてはとか、過去50年の観測史上とかを補足してもらえると過去何年くらいの時間軸でその話をしているのかがわかります。
 
もうひとつのぼくにとっての不思議、は「記録的な大雨が予想されています」という言い方における「記録的」という言葉の意味です。
 
インターネット上の辞書サービスで調べてみると、「記録的」とは
 
・従来の記録に並ぶ、また、それを上回るほど程度が甚だしいさま。「記録的な猛暑」
・特に書きとどめる価値があるほど珍しいさま。「記録的な降雪量」
・記録されて後世に伝えられる程であるさま
 
という意味で、念のために手元の広辞苑で「記録的」を引いてみると、
 
・記録すべきほどに程度が甚だしいさま。「―な大雪」「―な売行き」
 
となっています。複数の気象予報士の口吻にもっとも近いのは「従来の記録に並ぶ、また、それを上回るほど程度が甚だしいさま」という説明なので、そうなら、そういう表現で報じてほしいと思います。Record-breaking のほうがわかりやすい。しかし、従来の記録を超えるかもしれないが意外とそうでないかもしれないという自信のなさ、曖昧さを含ませるために「記録的な」という未成熟な言葉をわざと選んでいるのでしょうか。
 
と、勝手を言いましたが、気象庁のウェブサイトにある「雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)」は、自分が今いるあたりやこれから出かけるあたりの雨雲や雪雲の動きを1時間前から1時間後まで細かいメッシュのグラフィックで教えてくれて、けっこう重宝しています。

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2019年11月27日 (水)

続続・札幌の雪の準備

札幌市の繁華街で、とある老舗百貨店のすぐそばの交差点にあった滑り止め材(砂、正確には細かく砕いた砕石)と木箱です。砂箱の右下に朝に降った雪がまだ残っています。写真の左上には旧型の市電が走っているのがわかります。
 
百貨店前なので、古いですが、渋い色合いの木箱です。この木箱にはどこで区切ったらいいのかわからない感じで似たような意味合いの漢字熟語が並んでいて、つまり、この木箱を提供したのは北海道開発局と札幌市が共同運営している「冬期路面管理充実計画策定協議会」と読めます。「管理」・「充実」・「計画」・「策定」・「協議」とにぎやかです。
 
凍った雪の横断歩道で足を滑らせないように、砂袋を破って黒い砂を道路に播き、残った砂袋は「使用済砂袋 お入れ下さい」と書いてあるところを押して、そこにプラごみを捨てる要領で押し入れます。

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2019年11月26日 (火)

柚子のポン酢

中部地方の知り合いから、無農薬のたくさんの柚子(ゆず)と熟成させた尾張味醂をいただきました。柚子は小ぶりですが果汁に満ち溢れています。すぐに使わない手はありません。
 
まず、適当な数の柚子の皮をおろし器で薄く摺り下ろしたのを、米粉・バター・卵・甜菜糖にいっしょに混ぜ込んで柚子風味のパウンドケーキを焼きました。「適当な数の」と書きましたが、それなりの量の柚子の皮を丁寧に摺り下ろすのは根気作業です。配偶者が担当します。
 
次に、パウンドケーキを焼いている間に並行してポン酢作りです。1リットル弱のポン酢を作ります。工程は簡単ですが、やはり根気作業が混じります。
 
柚子の搾り汁を500ccくらい作ります。それに醤油と、150ccくらいの味醂からアルコールを飛ばして半分くらいの量にしたのを合わせ、そこに鰹節と昆布を加えて950ccくらいのポン酢にします。
 
小ぶりな柚子だったので、スダチなどを絞るのに適したサイズの搾り機で次々と絞っていきます。これも根気作業で、これはぼくの担当です。夕方に開始した作業だったので、250ccくらい搾れたところで、冷やの日本酒を軽く引っ掛けて元気づけです。
 
こうやってポン酢を用意しておくといろいろ重宝です。作業中の写真を何枚か並べてみます。

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2019年11月25日 (月)

雪と株価と木製の砂箱

北国では雪は降ったり止んだりしながら積もっていきます。そのあたりを見渡す限り白くし、ナナカマドの赤い実に縁なし帽子のように重なります。でも、日中の気温が10℃近くなり、ついでにそれなりの量の雨でも降ると、地面はまた元の状態に戻り黒くなりますし、ナナカマドの実も白い帽子を失います。
 
昨日(日曜日)の午前8時の気温は、なんと11.3℃で(札幌ではとても暖かいという意味です)、雪はまったく影がありません。近所のベンチを蔽っていた雪もすっかり消えてしまいました。予報天気によれば、昨日の最高気温は16℃、最低気温は9℃でした。今日(月曜)の朝も、雪の予報がはずれて雨模様です。これで完璧に雪は洗い流されます。気温は3℃。二~三日は雪を見なくても済みそうです。しかし、いつ急に雪になるかわかりません。
 
雪が積もり、やがて根雪になり、さらにその上にまた降り積もって段々と雪が高くなっていく様子は、堅調な成績の企業の株価が、値の上下動呼吸を循環的に連続させながら、気がついたら半年前の1.5倍近くにになっていたという状況に似ているかもしれません。株価が高止まりし続けるするというのは珍しいとしても、根雪はうずたかく層状に重なって春までしっかりと高止まりします。
 
滑り止め材用の箱も当初は企業のマークが入ったきれいなものが目につきましたが、徐々に札幌市が税金だけで作った木の古い砂箱も交差点に持ち出されてきました。それなりに場所を取るしそれ以外の使い途はないはずなので、使わないときはどこに保管してあるのか不思議です。春になれば解体し冬ごとに組み立て直すのでしょうか。でもそれも手間暇がかかります。

2019_20191124184501 夕方の交差点
 
関連記事は「雪とナナカマド」。


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2019年11月22日 (金)

四年物や五年物の自家製梅干し

我が家の梅干しはとても伝統的な作りで、つまり長期間にわたって常温保存できるように塩分濃度は17~18%です。最近デフォ状態の減塩梅干しとは一線を画しています。梅は当初は和歌山や奈良の南高梅を使っていたのを龍神梅に切り替え、また南高梅に戻りました。
 
長期間保存というのはどういうことかというと、たとえば下の写真。2015年8月初めに仕込んだ(天日干しを完了して常滑焼の甕に保存した)龍神梅なので、四年三カ月物の梅干しです。現在、毎日朝ご飯に漬物のひとつとして食べています。一個だと多すぎるのでひとり一個の半分です。漬物は今なら「べったら漬け、白菜の浅漬け、ニンジンの糠漬け、梅干し、昆布の佃煮」を少しずつ組み合わせます。
 
20150802a  
 
次の写真は、2018年9月上旬に食べる前に撮影したもの。この梅干しの仕込みが2013年の夏なので、その時に五年物の南高梅です。17~18%で常温保存してあれば五年くらいはどうということもありません。
 
5-a-20132018
 
塩分濃度が17~18%といっても、質の良い自然海塩を使ったのを長期間寝かせてあると、塩辛さに丸みやまろやかさが加わります。時間の関数です。自家製梅干しを作り続けることの欠点は、市販の梅干しがまずくて食べられなくなることです。天日干しと昔ながらの塩分濃度を謳う梅干しでも、たいていは干しが足りなくておいしいと思えるのは少ないようです。


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2019年11月21日 (木)

雪とナナカマド

ナナカマドは札幌の地味な街路樹ですが、季節ごとに違う風情を提供してくれます。
 
秋は、葉が紅葉・黄葉し、それが赤い実のきれいな背景になり、冬は、その葉が落ち、赤い実に雪がかぶさって、お菓子のようになります。本格的な初雪の早朝にそういう景色を撮影に行くときは寒さも顔に降りかかる雪も気になりません。そういう早い朝でも、犬を連れたお年寄りや熟年世代を見かけます。犬は寒くないのかしらん。
 
2_20191121112101              秋のナナカマド

S_20191121112201          本格的な初雪後のナナカマド
 


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2019年11月20日 (水)

続・窓ガラス掃除に電動の支援ツールを使ってみた

待望の結露取りにそれを使ってみました。
 
窓ガラス掃除の電動支援ツールとは、「窓用(電動)バキュームクリーナー」のことです。これを購入したのは、窓ガラスの汚れを取り除くという電動のスクイジー的な使いかた以外に、冬に窓ガラスに発生した結露を吸い取ってしまうためです。
 
札幌の家屋は寒冷地仕様です。ガラス窓は二重窓で、内側(部屋側)の窓ガラスには Low-Emissivity(低放射)の複層ガラスを使っています。だから冬も普通の寒さでは、東京などの一重窓の家屋と違って、窓ガラスに結露は発生しません。
 
しかし、そういう二重窓構造にしてあっても、最低気温が氷点下数℃の日がしばらく続くと北側向きの窓の外側ガラスの内側がけっこう結露します。これを雑巾で拭うとなると露の量が少なくないので複数枚のきれいな雑巾が必要で、時間もかかり、また結露は非常に冷たいので手が凍ります。
 
この冬はじめて、それなりの結露が観察できたので、さっそくその「窓用(電動)バキュームクリーナー」で結露除去です。これを放っておいて氷点下の日々が続くと、その結露が凍ってしまい対応が難しくなるので、こまめに結露を取り除きます。
 
道具はすばらしい水分吸収力を発揮し、思った以上の量の水がタンクに溜まりました。残念ながら、製品の構造と窓の構造の組み合わせ上、窓ガラスの一番下のあたりは結露を吸収できないので、そこだけは雑巾で手作業です。
 


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2019年11月19日 (火)

久しぶりに重厚な味わいの日本酒

配偶者が京都旅行のついでに日本酒を買ってきました。複数の一升瓶なので宅配便で到着です。
 
日本酒の最近のはやりはワインのような雰囲気と味わいを持ったものを冷やして飲むことです。高価です。冷やで飲むことを前提に醸造された吟醸や大吟醸なので、燗には向かない。お店でそんなことをお願いしたら、怖い店なら追い出されてしまいます。だから輸出も増えてきました。
 
ぼくは夜は控えめな量の燗酒なので、できたら、精米歩合が70%くらいの純米酒で、コメの味が漂い出すのにしたい。ワイン風日本酒に比べると、重厚で洗練され過ぎていないタイプです。
 
配偶者がそういうタイプを選択してくれたのですが、京都にもそういう地酒風の酒蔵が残っていることがぼくには驚きでした。商品ラベルの風情も味わいと同期が取れている。
 
こういうのはなかなか手に入らない。気に入ったので、これからときどきオンラインショップで注文することになると思います。酒蔵の名前も銘柄もここには書きません。

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2019年11月18日 (月)

若い中国人カップルにバスで座席を譲られた

札幌市内の始発停留所で乗り合いバス(という古めかしい表現を使いますが)に配偶者と荷物を持って乗り込み、配偶者は坐れてぼくは立っていたら、配偶者の隣に腰かけていた若い男女カップルのうち男性が立ち上がり、連れの女性がぼくに手を振って、どうもここに坐れと合図を送っています。「いや、ぼくは大丈夫です」と言っても手は振りやまないので、いささか照れながら、その申し出をありがたくお受けしました。膝に重い荷物を置けるのでとても助かりました。
 
「ありがとうございました」と比較的大きな声でお礼をしたところ、軽く肯いてくれたようでした。つり革につかまって立っている男性に申し訳ないので「お連れ様には申し訳ありません、感謝します」とその女性に言ったのですが、聞こえなかったのか、それ以上のコミュニケーションは成立しませんでした。
 
ぼくの右隣でスマホで何かを検索している風情なので画面をちらっと拝見すると、中国語でした。彼女が「ありがとう」はわかるけれど、それ以外は日本語を理解しないと考えると、追加的なコミュニケーションが無理だったことの理由が納得できました。そう納得したあとでそういう気持ちで男性の服装を拝見するといくぶん「らしい」ところが感じられます。
 
10年前は、中国人観光客は団体旅行やグループ旅行が多かったという事情もありますが明らかに中国人観光客でした。数年前も、家族単位の旅行が目立つようになっても、デパ地下やデパートの化粧品売り場での様子を引き合いに出さなくても、中国人観光客はやはり中国人観光客でした。しかし、2年くらい前からしゃべらない限りは日本人観光客と見分けがつかないかたがたが急に増えてきました。それが札幌市内でのぼくの実感です。
 
そして今年は、乗り合いバスで、そうとは知らずに、若い中国人男女カップルに席を譲られました。

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2019年11月15日 (金)

続・札幌の雪の準備

昨日の記事で、札幌で雪の季節を迎えるための身近な準備作業として次の三つを挙げました。
 
・低木や灌木の雪囲い(完了)
・道路際の赤白ポール(完了)
・交差点の滑り止め材と砂箱(進行中)
 
もうひとつ、札幌らしい進行中の雪の準備がありました。「落雪注意」の掲示板です。ホテルやオフィスビルなど人の出入りの多い建物の歩道側に置かれることが多いようです。雪が舞い始めた昨日の午後4時ころ北海道庁の比較的そばにあるホテルにそれが置かれていました。外気温はマイナス1℃です。
 
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「落雪注意>のすぐそばの大きな交差点に、今年の「滑り止め材」とそれを入れる「砂箱」が既に設置してありました。「赤白ポール」も隣でいっしょに写っています。この砂箱は、ある企業が寄付したもので、札幌中心部ではそういう寄付砂箱も少なくありません。マーケティング目的で企業名が書かれていますが、その部分は写していません。
 
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降り始めた雪が樹々の紅葉や黄葉やまだ緑の葉に少しずつ積もり始めていました。どうも冬です。
 
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2019年11月14日 (木)

札幌の雪の準備

雪の降る地域では冬の準備がいろいろあると思いますが、札幌市内でもしばらく前から始まって準備が完了したものと現在進行中のものがあります。身近なものを三つあげると、
 
・低木や灌木の雪囲い(完了)
・道路際の赤白ポール(完了)
・交差点の滑り止め材と砂箱(進行中)
 
だと思います。
 
専門の職人が本格的に竹棒などを組んで作った公園や公共施設やホテル等の雪囲い以外に、近所の低木や灌木を縄で二重くらいに結わいて、雪の重みに耐えられるようにした簡単な雪囲いが徐々に増えて行く様子が目につき始めると雪の到来を否応なく意識します。
 
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もう一つは道路際の赤白ポールで、幹線道路際にも生活道路際にも、車道と歩道の境界を運転手に教えるために赤と白の斑(まだら)の背の高いポールが立ち始めます。雪が積もると車道と歩道の境目が車にも歩行者にもわかりにくくなるので、その為の対策です。
 
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三つめは、交通量の多い交差点の横断歩道際や坂道に設置された箱(砂箱)の中に置かれているところの「滑り止め材」(粒の大きい砂、正確には2.5~5㎜くらいに細かく砕いた砕石)です。雪が積もっていなくてまだ準備されているところがほとんどないので、写真は以前のものを札幌市建設局土木部雪対策室計画課からお借りしました。
 
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明日の朝から吹雪という予報が出ているので、滑り止め材の準備も徐々に進みます。


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2019年11月13日 (水)

スマホ対応の安い手袋と親切な女性コンビニ店員

まずこういう気が利いた親切には、米国な中国のコンビニやコンビニと似たような形態のお店では遭遇できません。日本でもおそらく珍しい。
 
夕刻、想定以上に寒くなったというのもあるのですが、スマホを手袋をしたまま操作できるそういう手袋でお手軽なもの(つまり、左右の違いもないフリーサイズの安いもの)を買おうと外出先の近所のコンビニに入りました。タッチスクリーン対応と書いてある黒い手袋が2種類ほど並んでいたのでいちばん地味なのを購入しました。
 
レジに持って行くと、ぼくがそういう風情だったのか、「すぐにお使いですか」と、留め糸に相当するプラスチックの留め具をその場でハサミでパチッと切り取って、すぐに使ええる状態でポリ袋に入れてくれました。すばらしい。
 
で、早速使ってみたのですが、普段通りにスクリーンにタッチしても反応しません。何度かやっても同じことです。ぼくのスマホは液晶の上に防御ガラスを貼ってあるので、それが邪魔をして反応しないみたいです。
 
ぼくのは手袋モードとかはない種類だしユーザインターフェースを通常の使用時と変えるのは好みではないので、その手袋の利用は諦めましたが、夕刻以降に寒さが侵入してくる手と指先は保護できたので無駄な買いものではなかったということにしておきます。


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2019年11月12日 (火)

「雪は嫌ですね」、あるいは、雪かきと雪下ろし

寒くなってきました。だからご近所の人との立ち話にも冬が話題になります。「寒くなってきましたね。でも雪は嫌ですね。」 北海道に暮らす人が雪が好きとは限りません。スキー場の経営や運営にかかわる人たちを別にすれば、多くの人はぼくを含め日々の暮らしには雪などないほうがいいと思っているようです。
 
寒さはしかたない。冬ですから。でも、雪はときどき降るのはきれいだけれども、普段はない方がいい。そういうことです。
 
雪が降りそれが根雪になると、片側2車線道路は片側1車線道路になり、歩道も歩くスペースが半分以下になります。寒いので雪がアイスバーンと化す。
 
それよりもなによりも生活者にとって嫌なのは家の敷地や周りの雪かきです。それから屋根の雪下ろし。そのあたりの広場に巨大な穴を掘りまたそれを埋め戻すという作業を延々と繰り返すと、GDPは上昇しますが、気持ちは壊れます。雪かきや雪下ろしは、地面を掘ってその土でできた穴を埋めるという作業の繰り返しと同じです。意味がない。ひとは意味のある作業だけを行っているのではないにしても、できたらそういう無意味な行為はないほうがいい。だから「寒くなってきましたね。でも雪は嫌ですね」となります。
 
しかし、そういうことは避けられないので、電動式や内燃機関式、あるいはハイブリッド型の家庭向け除雪機のテレビコマーシャルが流れます。
 
家庭向けの手動雪かき用具(大型の角型シャベルにパイプの持ち手が付いたような形状で、ソリのように雪を押して運ぶことが出来る除雪用具)は「スノウダンプ」(ダンプはダンプカーのダンプ)と呼ばれていますが、シャベル部分がプラスチックのものは軽量で主婦でも扱えるので開発時に「ママさんダンプ」という名称がつけられたようです。この「ママさんダンプ」に、小さな子供を載せて家の周りを引っ張っていっしょに遊んでいるお母さんもたまに見かけます。
 
テレビコマーシャルの頻度が高い電動式等の除雪機も操作者が女性という想定の機種も多く、つまり自動式の「ママさんダンプ」です。


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2019年11月11日 (月)

大袈裟な祝賀祭典はどうも肌に合わない、ふたつの情景が重なって見える

特定の政治団体や政治色のとても強いグループが主催するパレードや祝賀祭典といったものからは距離を置く生来の気質のせいか、この前の土曜日の「国民祭典」なるものもどうも肌に合わなくて、それを報じるニュースと、20年前に出版されたある小説に描かれた75年くらい前の東京の情景が重なって見えました。
 
その小説とは「東京セブンローズ」(井上ひさし著)という長編小説で太平洋戦争敗戦前後の東京の様子が詳細に記述されています。日常の細密叙述は圧倒的でほとんど百科全書の趣きです。副題は「日本語を救った女たちの物語」。占領軍による日本語簡略化(ローマ字化)政策を、七人の女性と敗戦で茫然自失にあった二人の男性(職人と新聞記者)がどうやってつぶしたかという内容の小説です。
 
最初に11月9日(土)のあるテレビ局のニュースより文字部分を引用します(一部省略、《…》が引用部分です)。
 
《即位祝う「国民祭典」に3万人》
《民間団体が主催する、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が、皇居前広場で行われています。この後、人気アイドルグループの「・・」がお祝いの曲を披露します。》
 
別のテレビ局の同一テーマのニュースから同様に文字部分を引用してみます(一部省略)。
 
《「国民祭典」で各地の郷土芸能も 「・・」がお祝いの曲披露へ》
《皇居前広場では、天皇陛下の即位を祝う国民祭典が行われている。このあと、両陛下がそろって姿を見せられ、人気アイドルグループ「・・」などによるお祝いの曲も披露される。フィギュアスケートの・・選手や俳優の・・さんらのテープカットで始まった、9日の国民祭典。皇居周辺で、天皇陛下の即位を祝うイベントが行われている。皇居前の内堀通りでは、全国各地の郷土芸能が祝賀パレードとして行われている。鳥取の夏の風物詩「しゃんしゃん祭り」の傘踊り。さらには、高知のよさこい鳴子踊りなど、全国各地のさまざまな郷土芸能が披露された。また、日枝神社や浅草神社などのみこしや、山車も登場。沿道には、多くの人が訪れた。・・・・》
 
この「国民祝典」はある民間団体の主催ですが、この民間団体を実質的に運営しているのは別の民間団体で、後者は「我々は、悠久の歴史に育まれた伝統と文化を継承し、健全なる国民精神の興隆を期す」というのを三つの綱領の最初に掲げています。
 
「東京セブンローズ」から百科全書風描写の一部を引用すると、
 
《・・・満蒙(まんもう)は帝國の生命線、昭和維新、高度國防國家建設、非常時の波高し、國民精神總動員、擧国一致、堅忍持久(けんにんじきゅう)、代用品時代・・・》
 
《大日本婦人會の襷(たすき)を大袈裟にかけて<進め一億、火の玉だ>と連呼しながら、そこの不忍(しのばず)通りを嬉しそうに提灯行列してゐたのはどこのだれだ》。
 
《大東亞新秩序、紀元二千六百年、月月火水木金金、一億一心、大政翼贊、八紘一宇、玉砕、どれもこれもぴかぴかの漢字、かういつた御立派な漢字で天下國家を論じて、それで日本はどんな國になりましたか。少しでも立派な國になりましたか。答えは出ています。すつかりだめな國になつてしまつた》
 
ぼくには、テレビニュースの言葉(文字)部分と、この小説からの引用部分が重なります。
 
その団体の設立宣言は(一部を省略)、以下の通りです。
 
 《・・・・明治維新に始まるアジアで最初の近代国家の建設は、この国風の輝かしい精華であった。また、有史以来未曾有の敗戦に際会するも、天皇を国民統合の中心と仰ぐ国柄はいささかも揺らぐことなく、焦土と虚脱感の中から立ち上がった国民の営々たる努力によって、経済大国といわれるまでに発展した。・・・・にもかかわらず、今日の日本には、この激動の国際社会を生き抜くための確固とした理念や国家目標もない。このまま無為にして過ごせば、 亡国の危機が間近に忍び寄ってくるのは避けがたい。我々は、かかる時代に生きる日本人としての厳しい自覚に立って、国の発展と世界の共栄に頁献しうる活力ある国づくり、人づくりを推進するために本会を設立する。・・・・》
 
「東京セブンローズ」から、国家と日本人(人々、英語だとPeople)に関する新聞記者の感慨を、すぐ上の設立宣言とを対比するために、下に書き写してみます。
 
《大日本帝國といふ國家がなくなれば當然、日本人は存在できなくなる。したがつて、最後の一人になるまで徹底して抗戰し、一億の日本人はみな玉砕するしかない。・・・・さう思い込み、さういふ立場で紙面をつくってゐたわけですよ。だが、ちがつた。たしかに大日本帝國はなくなった。それぢや日本人が存在できなくなったかといへば、さうではない。ここにかしこに日本人がゐて、日本語がある。つまりなくなったのはかつての支配層だったんです。もっといへば、大日本帝國の實體、その中身というのは、なんのことはない、當時の支配層のことだつたんですな。そんな簡単なことがわからなかつたのだから情けないといってゐるのです》
 
最初に「大袈裟なパレードや祝賀祭典はどうも肌に合わない、ふたつの情景が重なって見える」と言ったのは、そういう意味においてです。

さきほどの民間団体の綱領「我々は、悠久の歴史に育まれた伝統と文化を継承し、健全なる国民精神の興隆を期す」における「健全なる国民精神」という言葉は二重の意味で曲者で、どうしてかというと、それは、まず、ある政治的な主張に沿った国民精神だけが健全だと言っているからです。

 次に、精神と国民精神は別々のもので、「健全なる精神」という場合はそれが明るいものであっても暗いものであっても個性的な表情で各人と健全に共存することができますが、「健全なる国民精神」となった瞬間に人々の精神にひとつの政治的な型が押しつけられます。型とはつまり精神が国民精神の従者になるということで、そうなると考えるという精神の健全性が担保されなくなります。

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2019年11月 8日 (金)

「おもちゃかぼちゃ ご自由にお持ちください。食べれませんのでご注意を!!」

11月になると午後4時半だと既に日没なので、都合の良いもっと遅い夕方(たとえば6時半)に時速6㎞の速足歩きという運動(らしきもの)をしようと思ってもそのあたりは真っ暗なので気分が萎えます。で、その代わりに、日の出は6時過ぎなので5時半ごろに起き出してその時刻に35分から40分ほどいつものコースを冷たい空気の中を歩いてみました。

途中、ある花屋さんの前を通ったときに、橙色のカボチャがワゴンにいっぱい並んでいるのが目に入りました。近づいてみると「おもちゃかぼちゃ ご自由にお持ちください。食べれませんのでご注意を!!」(原文のママ)という手書き看板と、橙色のカボチャが2つの荷台にどさっと置かれていました。なぜかこの朝はスマホを持っていたので立ち止って撮影。早起きは三文の得、といいますが、こういう光景に出会ったことが三文の得みたいなものです。

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花屋さんなので、ハロウィーンかなにかの飾りつけに使ったあとの余りものなのでしょう。「おもちゃかぼちゃ」とは、例の目と口が彫られた橙色のパンプキンもその一部ですが、観賞用や飾りつけ用のぺポカボチャのことです。食べられません(飢え死にしそうなら食べてもいいかもしれない)。
 
ぼくたちが、普段、煮たり蒸したり焼いたり天婦羅にしたりスープにしたりして味わうカボチャはスクオッシュ(細かくはウィンタースクオッシュ)というタイプで、写真の橙色とは種類が違います。
 
日本のカボチャは米国では「Kabocha Squash」と呼ばれていていて、たとえば料理好きが集まる小売店の野菜売り場ではカボチャ・スクオッシュ以外にいろいろな種類のスクオッシュが並んでいます。
 
日本の都道府県でカボチャ(スクオッシュ)の出荷量がいちばん多いのは北海道で、その割合は全国の出荷量の約60%。です。8月から12月まで賞味できます。しばしば食べるにもかかわらず、ずーと解決策が見つからないのが、カボチャが簡単に縦に2分割できるような「大げさでない道具」。どこかにないものでしょうか。

ところで、
ペポカボチャのひとつにソーメンカボチャというのがあります。金糸瓜(きんしうり)ともいいますが、ウリ科カボチャ属なので、ウリとカボチャと両方の名前で呼ばれることになったのでしょう。これは、花屋さんのカボチャとは違って、食べられます。ズッキーニもペポカボチャの仲間で、これも当然食べられます。
 
ソーメンカボチャは楕円形の黄色いカボチャです。皮は厚く固く、皮を剥くのにとても苦労します。種を取って身(果肉)を茹でると、あらあら不思議、身が繊維状にほぐれて金色の糸になります。この糸はシャキシャキしていて調理してもシャキシャキ感はなくなりません。洋風でも和風でも食べられますが、三杯酢や麺つゆで食べるとその雰囲気からして「ソーメンのようなカボチャ」になり、金色の糸に着目して洋風に調理すると(たとえば洋風スープ)まさに「金糸瓜スープ」なので、それぞれの呼称を使い分けたくなります。


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2019年11月 7日 (木)

加工食品の正直な説明コピーのことなど

昨年、札幌近郊にある地元の味噌製造販売会社の工場を見学する機会がありました。説明と現場見学の後の質疑応答のときに最近の売れ筋ということも話題になり「業務用では液体味噌が売れ筋」という話が責任者からありました。OEM製品としての最近の売れ筋が液体味噌ということです。
 
それ以降、スーパーなどの味噌・醤油コーナーの液体味噌の前に気が向けば立ち寄ったりもしています。(ただし買うことはありません。何故なら我が家は味噌は自家製味噌、という時代錯誤な家庭なので)。
 
人気筋は「だし入りの液体味噌」のようです。忙しい主婦や働くお母さんの「時短」「食事準備の効率化」のためには、味噌汁を作るときに、味噌漉(こ)しを使って従来の味噌を溶くといった面倒なことは省きたいというのは理解できます。そうすればあとで洗い物の量もその分減るので省エネです。いわんや、出汁(だし)を引くなどという面倒な手間に於いておや。昆布や鰹節で出汁を引くのも「時短」を阻害するので「だし入りの液体味噌」というのが着地点になるのでしょう。
 
ある食品会社の「液みそ《高級バージョン》」は「だし入りで化学調味料が無添加」です。原材料欄はそのまま引用すると、「米みそ、発酵調味料、食塩、酵母エキス、豆みそ、かつお節粉末、宗田かつお節粉末、昆布エキス/酒精、(一部に大豆を含む)」となっています。その商品説明コピーがぼくにとってはいささか愉快で、どこがどう愉快かというと「化学調味料不使用でありながらしっかりとしたみそ・だし感を味わうことができます」というとても正直なところです。
 
なぜならその説明を逆の方向で書き直してみると「みそ・だし感を出すには(私どもとしては)化学調味料を使うことが必須です、化学調味料なしに、だし入り液みその、みそ・だし感は出せません」となるからです。
 
「液みそ《普及版》」のコピーを拝見すると、こちらは化学調味料無添加とは書いてないのでその原材料欄は「米みそ、食塩、砂糖、たん白加水分解物、かつお節粉末、かつおエキス、宗田かつお節粉末、昆布エキス/酒精、調味料(アミノ酸等)、(一部に大豆を含む)」とあり、化学調味料の代表表記であるところの「調味料(アミノ酸等)」が含まれています。「たん白加水分解物」という聞きなれないものは、お役所基準によれば「食品」のひとつで、食品添加物ではありません。
 
風味はマヨネーズそのままでカロリーがマヨネーズの半分という「健康食品」が「サラダクリーミードレッシング」という名称で盛んにマーケティングされています。マヨネーズというのは原材料のほとんどが植物油なので、植物油を半分にして(つまりカロリーハーフ)、そこに「たん白加水分解物」と「調味料(アミノ酸等)を追加すればマヨネーズらしい食品ができ上がります。
 
その食品の原材料欄はどうなっているか、記載をそのまま引用してみます。
 
「食用植物油脂(国内製造)、卵、醸造酢、食塩、砂糖、香辛料、たん白加水分解物/増粘剤(キサンタンガム)、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に卵・大豆・りんごを含む)」。
 
マヨネーズを選ぶかそれともカロリーが半分のマヨネーズみたいなのを使うかは悩ましいところです。ともに時短に貢献します。マヨネーズは食欲を刺激するところの植物油の塊りなので、太りたくない人は「みたいな」商品を選択するのだろうと思います。
 
蛇足ですが、マヨネーズは家庭で簡単に作れます。マヨネーズの75%から80%は植物油なので、それなりの量の植物油に卵(卵黄)と酢と塩を加えてガーと(たとえば電気調理器具の力を借りて)かき混ぜるとマヨネーズができあがります。胡椒などの香辛料をどれだけ加えるかはお好み次第です。適当な料理や加工食品にマヨネーズをかけると何でも一応は喉を通ります。だからマヨネーズ味を売りにしたおにぎりなども人気ですし、たこ焼きやインスタント焼きそばにもマヨネーズがついているみたいです。

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2019年11月 6日 (水)

大根を天日干しするのは10月最後の週という主婦の知恵

タクアンを作るためにする大根の天日干しは札幌では10月最後の週にするのがよい、とは、10年ほど前に知り合いの漬物ベテラン主婦から教えてもらった地元の知恵です。彼女は60本から70本くらいの大根を軒下に干し漬け込んでいました。
 
漬け物好きな家族が多いとそれくらいの本数は必要ですが、ひと冬の家庭の漬物需要には70本くらいでは不足なので、彼女はタクアン以外にニシン漬けなども作ります。ニシン漬けは身欠きニシンをキャベツ、ダイコン、ニンジンなどと合わせて塩と米麹(およびザラメと鷹の爪)で漬け込んだものです。雪の下ダイコンや雪の下キャベツという冬季の野菜の保存方法はあるにせよ、冬には新鮮な野菜がなくなってしまうかつての北海道では、漬け物というのは便利な野菜の供給源だったのでしょう。
 
タクアンのために大根を気持ちよく天日干しするには、適度な涼しさと日中の暖かい陽光、乾いた空気という条件が揃って、一週間から十日ほど続く必要があります。今年は突然の雨の襲来もなく、時期外れの台風もなく、十日間安心して干せました。夜中の急な雨から大根を屋内に退避させる、夜間に屋外に置いたまま大きなポリ袋で覆って降り込む雨を防御するといった作業は不要でした。
 
天気予報によると、11月8日くらいに札幌でも今年最初の雪がちらつくかもしれないそうです。そうなると天日干しにはやや寒すぎる。だから札幌では10月最後の週がよい、ということになります。ときどき、小雪のちらつく中で大根を干してある家庭を眼にすることがあり、頑張っているとは思うものの、それでは頃合いには乾かない。


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2019年11月 5日 (火)

天日干しした大根を漬け込む、タクアンになるのは2カ月後

10日ほど天日干しした大根を漬けこみました。漬け込んでから2か月と少し経ったころが、つまり正月飾りをはずすころがタクアンとして食べごろになるのでそのころから食べ始めて、朝食だけだと5月の連休あたりまで楽しめます。
 
9日から10日間天日干しした34本の大根をなんとなく大きさ順に並べてみました。全部が「へ」の字以上に撓み、小ぶりでよく干せたのは両端をつまんで折り曲げると気持ちよく「つ」の字になります。
 
20191103-10
 
大根34本の総乾燥重量は<11.5kg>だったので、塩と米糠(こめぬか)と米麹(こめこうじ)と鷹の爪の投入量は、以前の記事でも触れましたが、以下のようになります。
 
・塩は大根の総乾燥重量の4%で460g
・米糠は大根の総乾燥重量の20%で2.3kg
・米麹は200g(市販の麹の一袋が普通は200gなのでそれをその量だけ使う)
・鷹の爪は掌(てのひら)いっぱいくらい(ヘタを切り取りタネも取り除く)
 
塩と米麹(こめこうじ)と米糠(こめぬか)と赤い鷹の爪をいっしょに混ぜ合わせ薄茶の粉を作っておきます。この準備がないと漬け込み工程(この薄茶の粉で干した大根をサンドイッチ状態にする)はさきに進めません。最後に使う日本酒(純米酒)も同時に用意しておきます。日本酒は発酵の呼び水として使います。
 
大根を、薄茶色の粉でサンドイッチにするように一層ずつ、一斗樽(19リットルのホーロー容器)にすき間なく詰めていくと、複数の大根の層ができあがります。今年は写真のように34本のサイズが大小長短いろいろだったのでそのほうが、同じようなサイズのものだけよりも、複数の大根を組み合わせてひとつの層を作るのが簡単です。
 
一番上にかぶせる薄茶の粉は多めにします。
 
詰め終わったら、大根の上に大きなポリ袋かなんかを敷き、足のサイズが容器に対して余裕のある配偶者がその上に立ち、足で踏み固めて、全体を落ち着かせます。配偶者は年に一回のこの作業がけっこう気に入っています。
 
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大根は干して「へ」や「つ」の形になったといっても水分は残っているので、多めの重石をかけておけば、全体が湿ってきて徐々に発酵が始まりますが、その呼び水として日本酒を使います。上から一合程度を軽くムラなく注いで表面をしっとりとさます。数日間室内に置き、発酵が順調に推移していることが確認できたら戸外に出し、食べ終わるまではずっと戸外のままです。
 
最初の2~3本を取り出すのは来年のお正月明け。全部を食べ終わるのはおそらくゴールデンウィーク明けあたりです。


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2019年11月 1日 (金)

さっぽろ夏祭りのビアガーデンとオリンピックのマラソン

ニュースを引用します。
 
『東京五輪 マラソン札幌案を受け 国際陸連 3日間での開催検討』
 
『関係者によりますと、この議論を受けて国際陸連はマラソンと競歩の合わせて5種目を3日間に短縮して行う案を、各国と地域の陸上競技連盟に示し、意見の集約を始めているということです。
 
国際陸連は、男女マラソンを同じ日に行うことを前提として、来年の8月7日から大会最終日の9日にかけて3日間で行う案と、新国立競技場で陸上競技が始まる前の7月27日から29日、もしくは7月28日から30日の3日間で行う案の2つの案を示していると言うことです。』(NHK NEWS WEB)
 
かりにマラソンや競歩のスタートとゴールが札幌大通公園だとすると、この時期は、通例以下のようなイベントが開催されており、地元民と国内観光客と国外観光客で、肌寒い日や雨の日を除いて、連日けっこう込み合っています。
 
以下、『第66回 2019さっぽろ夏祭り』の公式ウェブサイトからの引用(文と写真)です。
 
開催期間  2019年7月19日(金) 〜 8月14日(水)
営業時間  12 : 00 ~ 21 : 00(一部の会場を除く)
会場  大通公園5丁目~8丁目、10丁目、11丁目
 
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2019-2
 
大通公園(5丁目~11丁目)の中に、数多くのビアガーデンが出現。会場には約13,000席が用意され、その規模は国内最大級です。
 
5丁目会場サントリー ザ・プレミアム・モルツ ガーデン
営業時間12:00〜21:00(LO:20:45)
 
6丁目会場ASAHI SUPER DRY BEER PARK
営業時間12:00〜21:00(LO:20:30)
 
7丁目会場キリン 一番搾り ビアガーデン
営業時間12:00〜21:00(LO:20:45)
 
8丁目会場THE サッポロビヤガーデン
営業時間12:00〜21:00(LO:20:45)
 
10丁目会場世界のビール広場
営業時間17:00〜21:00 土日祝16:00~(LO:20:45)
 
11丁目会場札幌ドイツ村
営業時間12:00〜21:00(LO:20:45) (ここまでが引用)

 
ビアガーデンでは、北海道の地ビールは無理ですが、日本と世界のビールと北海道のさまざまな食べものが提供されます。
 
マラソンと競歩の開催ということになれば、そしてスタートとゴールが大通り公園のどこかということになれば、競技日程とビアガーデンの日程が重なるので、「調整」が必要です。

大通り公園はそれなりに広いので、ビアガーデンはそのままに、ビアガーデン以外の場所に競技関連施設やメディア用施設が設営できたら(あるいは付近の施設を利用できたら)、選手とコーチ以外の関係者と観光客は連日ビールと北海道食材を楽しめます。ただし、マラソンがなくてもその時期は日本語を話す観光客と外国語を話す観光客で混みあっているので、ホテル予約がとても大変だとは思いますが。と、暢気なことを考えています。


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