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2019年12月19日 (木)

最近はわかりやすい魑魅魍魎が跋扈する、あるいは、(続)IRに関して、ふわふわ路線が役に立つ

IRに関して、ふわふわ路線が役に立つ」の続きです。

金儲け絡みの、あるいは利権と言われるものが絡んだものごとの構図は基本的には単純なので、そういうものを魑魅魍魎(ちみもうりょう)と呼ぶとしても、近頃の魑魅魍魎は分かりやすくなり、おどろおどろしさに欠けるようです(ちなみに、魑魅魍魎とは、もともとは山川の精霊のことですが、いろいろな化け物やさまざまな妖怪変化を指すようになりました)。そういう意味では、現在最もお化け的な魑魅魍魎らしさが満載なのは「地球温暖化とCO2利権」だと思われます。マスメディアも子供も巻き込んで世界中が姦しい。

そういうメディアも子供も巻き込んで世界中がもっと姦しかった状態は80年くらい前にもあって、第二次世界大戦と呼ばれました。日本の少年少女は神国日本や鬼畜米英という言葉を刷り込まれたし、ドイツの少年少女は右手を前に挙げて「ハイル ヒトラー」と叫びました。その前はヨーロッパ中が第一次世界大戦の熱とそれぞれの正義に酔っていました。正義への熱狂という意味では十字軍というのもありました。

十代後半で数学や詩作に天才を発揮し天才的な成果を残す若者は確実に存在しますが、自然科学と社会科学の両方の客観的な分析や比較考量が必要な「地球温暖化とCO2」の総体は十代後半には敷居が高い。我知らず、IPCCという政治指向の強い(あるいは魑魅魍魎な)グループが発するプロパガンダの拡声器になることはできるし、自分の正義感は満たされるとしても、それを超えることは難しい。

「地球温暖化とCO2」に比べるとIRなんぞというものは、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の度合いが小さいとしても、そういう「しょうもない」ものを北海道に持ち込まれても迷惑です。だからカジノを含む統合型リゾート(IR)の北海道への誘致申請を見送るという先月(2019年11月)末の北海道知事のスピーチはけっこうなことだなと思っていたら、その魑魅魍魎の正体の一部が徐々に露見し始めたようです。けっこう可笑しい。

「自民党の□□□衆議院議員の元秘書らをめぐる外為法違反事件に絡み、東京地検特捜部がIR=統合型リゾート事業について道庁(註:北海道庁)などから資料提出を受けていたことが分かりました。・・・・その後の関係者への取材で、特捜部が今月10日から11日ごろ、IR事業について、道庁から資料提出を受け、任意で事情を聴いていたことがわかりました。」(北海道放送 2019年12月17日)

最近は実際の事件のリアリティ・レベルがテレビドラマの脚本のリアリティ・レベルをはるかに超えていることも多いのですが、このIRの魑魅魍魎の様子はまったくそうではなくて、海外のIR事業者と永田町の住人とその秘書が図式通りに動き回っており、まるで「絵に描いたような」展開のテレビドラマです。

大学入学共通テストにも、誰が得をするかという意味での構図のはっきりした魑魅魍魎が潜んでいて、だんだんその姿が見えてきました。こちらは事業対象がバクチではなく入学試験なので、金と権力でゴリ押しするというだけでは実行できないし実効性も保証されません。

テストの採点とIRでお金儲けを企んでいた人たちにはとりあえずは残念な話です。魑魅魍魎は化け物なので生命力はとても強いはずです。


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