節分で真面目と遊び
両方遊びみたいなものかもしれないとしても、真面目な方はお正月と節分はセットなので、「柊(ひいらぎ)と豆殻」を玄関に飾って区切りとします。
正月は「松」、節分は「柊と豆殻」。オニと呼ばれるヤマのスピリットが正月にヤマのしるしの松をめざしてサトの家に降り、ひと月ほどたったらサトのその家をあとにしてヤマに還る(「オニは外」)というオニの往還で正月から節分への流れを考えるのがぼくにはいちばん腑に落ちるのでそうします。
遊びの方は「恵方巻き(えほうまき)」。節分に「恵方」(今年は西南西よりやや西より)を向いて一気に食べる(ということになっているらしい)太巻きのことです。
大阪のローカル文化であったもの(どうもそうらしい)を、2月の売り上げの落ち込みをカバーするためにコンビニ業界が販売促進イベントとしたせいで、恵方巻きがいつの間にか全国区の催事食べものになってしまいました。ここ数年で段々と豪華絢爛な太巻きになって来て、コンビニに限らずデパ地下もスーパーも予約販売と当日販売で忙しかったようです。ただし、売り上げカーブがバレンタインズ・デイのチョコレートのような異常な上向きスパイク状態を呈するわけではありません。
市販の贅沢版には関心がないので、配偶者が自宅で素朴なしかし少し素材に凝った太巻きを作り、そして、一気にではなく普通に食べました。
松とお節料理、七草と粥、柊と恵方巻きという流れに乗るのは、ややミーハーであっても、それでいいような気もします。
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