« もみじマークの方に、別のステッカーをプレゼント | トップページ | 蛍の光、窓の雪 »

2020年2月 6日 (木)

言葉は正しく使いたいものです

《宿泊キャンセル1万人 新型肺炎の風評被害懸念 奈良》というニュース見出しが目に入りました。見出しには本文が続きますが、その記事本文中に

《・・・キャンセル客の国籍などは不明だが、県は中国人団体旅行客のキャンセルの影響が大きいとみている。

県内では1月28日、60代の男性バス運転手の感染が確認された。この男性が運転していた中国・武漢市からのツアー客を乗せたバスが奈良公園を訪れていたことが明らかになっており、県は風評被害を懸念している。

 荒井知事は「減少していることは確かだが(客数の減少は)観光では常にあるリスクで、これまでそれを克服してきている。心配していない。体力のない施設には金融支援を行う」と語った。」》

とありました。

記事中の知事の発言に関する限りは、とても冷静で、県は風評被害を心配している雰囲気はありません。

風評被害とは、事実にもとづかない、事実とは違う内容の噂が飛び交うことによって、あるいは意図的に流布されることによって、特定の人(人たち)や地域や国などが政治的・経済的・社会的・精神的な被害を被ることですが、記事の《県は風評被害を懸念している》というのは、どこの誰がどんな風評被害を実際のところ懸念しているでしょうか?

日本人旅行者は冷静に判断しているので、風評被害を懸念しているのは、この記事を書いたメディアの記者だけという気もします。というよりもプロの手になるこの記事が風評被害のそもそもになっているようです。


人気ブログランキングへ

|

« もみじマークの方に、別のステッカーをプレゼント | トップページ | 蛍の光、窓の雪 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

経営とマーケティング」カテゴリの記事

言語・言葉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« もみじマークの方に、別のステッカーをプレゼント | トップページ | 蛍の光、窓の雪 »