湿った雪の夜明けと午後
昨日あたりから、節気は「雨水」です。雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶けだす頃という意味ですが、札幌ではパウダースノーが湿気のある重い雪になりました。
樹々の枝に明け方にかけてゆっくりと降り積もったばかりの早朝だと雪の白が控えめに反射してやや眩しい感じです。
太陽が高くなり気温がプラスに転じるとそれが3℃くらいでも、道路の表面はきれいだった白からタイヤに踏まれ続けて黒に変化します。そういうときに歩道を革の冬靴で進んでいると、本当はゴム長で歩きたいと切に思います。しかし、そうもいかない。
いちばん困るのは横断歩道を横切る時です。路上の雪がタイヤに崩されてそのあたりは水浸しの一歩手前で、水の浅いあたりをより分けより分け歩を進めます。
梅の香りは少し上から降ってきます。こういう日の雪も上から降ってきます。ただし、梅の香りのようにふんわりとではなく、歩道にはみ出した樹の枝の下をぼんやりと歩いているとその枝を滑り落ちたのが上から頭や肩にドサッと降ってくる。そういう意味です。これも「雨水」です。
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