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2020年4月14日 (火)

酸っぱいものが嫌い、あるいは梅干しの消費は横ばい

若い人たちの梅干し離れが進行中という内容の記事が目に入りました。下のグラフはその記事の一部です。

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しかし、このグラフでわかることは、世帯主が29歳以下の家庭の梅干し消費金額は、世帯主が70歳以上の家庭の消費量の5分の1くらいで、その傾向(ないし状態)は過去20年間にそれほどの変化はないので、若い人たちも年を取ると段々と梅干しを食べるようになるのかもしれません。そのあたりはよくわからない。

このグラフだけだとわからないもうひとつは、購入されている梅干しの種類です。種類というのは、南高梅か龍神梅かという梅そのものの種類の別ではなく、酸っぱい梅干しか、あるいはそうでない梅干しか、梅干しの味の違いのことです。

伝統的な作りの梅干しは塩分濃度が17~18%から20%くらいはあり、だから酸っぱい。だから常温で何年も保存できます。そうでない作りの梅干しは、「塩分控えめ」というニーズに応じたのか、それとも「お子さま舌」で酸っぱいのが食べられない消費者のニーズを吸収しようとしたのか、いずれの理由で登場したにせよ「あまり酸っぱくない梅干し」あるいは「甘い梅干し」です。

減塩タイプや甘いタイプは常温保存ができないとしても、デパ地下やスーパーの梅干し売り場では、伝統的な作りの梅干しよりも広い売り場面積に減塩梅干しやハチミツや黒糖で味付けされた梅干しが並んでいて消費者需要の方向を反映しています。

以前、酢味噌が苦手という若者に出会っていささか驚愕したことがありましたが、そういう舌の持ち主が増えているのかもしれません。酢味噌のアスパラはダメだが、マヨネーズたっぷりの(つまり植物油がたっぷりとかかった)アスパラは美味しいという味覚の持ち主です。

梅干しの「一人当たりの年間消費量」は金額だけではよくわかりませんが1個15gという想定で数量換算すると、ここ数年は「17~20個くらい」で推移しています。梅干しはあの酸っぱさが醍醐味なのですが、その醍醐味が嫌いな人たちも多い。17個から20個というのは甘い梅干しを含んでの個数だと思います。(「地域の入れ物」というウェブサイトでは、総務省統計局「家計調査」データをもとにいろいろな食べものの消費量を算定していますが、その結果を参照しました。)

我が家の自家製梅干しの塩分濃度は18%。梅干しの一人当たりの年間消費量が「17個から20個」だとして、配偶者やぼくの年間消費量はそれよりもだんぜん多い。毎朝、酸っぱさの醍醐味を堪能しています。

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関連記事は「四年物や五年物の自家製梅干し」。


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