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2020年4月27日 (月)

「STAY HOME」という「空気」の中を土曜の昼ごろに肉の買い出し

「STAY HOME」という「空気」がとりあえず具体的に何をめざしているのか実際には判然としません、ぼんやりとした期待感はあるにしても。

ヒトという宿主を生かさず殺さずにサステイナブルに生きている、そういう意味ではとても頭が良さそうな新型コロナウィルスの感染を防止するのは実質的には不可能なので(感染予防ワクチンがそのうちできるとしても、風邪やインフルエンザと同じで、それらとのお付き合いがなくなることはないので)、その対応策は、みんなが急激に感染して、その結果、短期間でほぼ全員が抗体を保持するという「高くて幅の狭い山」の形をした感染カーブの選択を良しとするか、あるいは「低くてなだらかでどこまでも先に伸びるような山」の形をした感染カーブの選択を良しとするか、でした。

医療崩壊を避けるためには、政府は(日本だけでなく世界のほとんどの国が)、幅の狭い高い山よりも幅の広い低い山がいいという仮説を採用することにしたのだけれど、そしてそういう「空気」が濃く立ち込めているのでぼくたちもその空気に従っているのだけれど、自然科学の世界ではないので、その仮説に基づいて促された行動が想定通りの結果をもたらすかどうかはわかりません。想定以外の結果が現れても驚くことはなくて、なぜならもっと大きな枠で見ると、小さな枠では想定外な事態も、想定内の出来事と位置づけられるので。

複数の対応策がある時には、当該原因による死者の数が有意に少ない方が対応策としては優れているとしても、「高い山」方式と「低い山」方式とでどちらが結果として当該ウィルスによる死者の数が少ないのかは社会実験ができないので実際にはよくわからない。

日本人の死者数(たとえば人口10万人当たりの死者数)は現在は外国と比べて明らかに少ない。それには日本人の生活習慣や後天的な獲得体質も関係しているかもしれないとしても、「だらだらと低い山」方式が数字に貢献しているとも考えられます。しかし、医療崩壊が避けられるはず(という仮説)の「低くなだらかな山」方式の日本でも「空気」に粗密があるので、そういうことも手伝って一部で医療崩壊が始まっているらしい(そういう主旨の医療従事者の観察と発言が多い)。

「STAY HOME」という空気の中を、飢え防止のために、土曜の昼ごろに肉の買い出しに出かけました。

連休明けまでは、とりあえずは、ほとんどのデパートはデパ地下も含めて連日休業です。月曜から金曜までは時間短縮で営業しているデパ地下食料品売り場が札幌には二つあり、しかしそこも土日は休業なので、週末に肉や魚を一定量買おうと思えば、大型スーパーに行くか通販で冷蔵品・冷凍品のお取り寄せか、あるいはデパ地下に売り場を構える魚屋や肉屋の商う路面店(もしも営業していればの話ですが)しかありません。

「STAY HOME」生活にはビーフシチューのようなものをゆっくりと料理してゆっくりと味わうのもそれなりに気分転換になります。そのためには北海道で生まれ育ったの牛のかたまり肉(スネ肉や頬肉やその他の部位の赤身肉)が欲しい。

買い出し頻度が減っているし今後も減るので、シチュー用以外に赤身のかたまり肉をその場で挽肉にしてもらったのがそれなりにあると、そしてそれを自宅で小分けして冷凍にしておくと、挽肉を使ったおかずにもミートソースなどにもいろいろと使い勝手がいい。野菜は近隣の農家が栽培した「ご近所野菜」を近所の小売店でそれなりの頻度で買うとして。

ということで、土曜日に営業中の肉屋の路面店に配偶者と出かけたわけです。不織布マスク着用です。「買って応援」というよく聞くメッセージにはその背後に指揮者風が透けて見える雰囲気の良くないものもあるのでそういうのとは距離を置くことにして、現在は料理屋向けの業務用販路や一般消費者向けのチャネルがほとんど閉じてしまっているであろうその肉屋に対する、これは個人的な気持ちからの「買って応援」です。

それなりに混雑していましたが、お店側もその状態に慣れてきたのか「ソーシャル・ディスタンシング」という観点からも適切な対応がされた中での混雑状態でした。

店内に入るのは、透明なビニールシートで区切られたカウンター越しに店員とやりとりするお客と、店内の壁際のベンチで自分の順番を待つ人の二人(ないし二組)だけで、三番目以降のお客は外で、店側が臨時に用意した近くの駐車場に止めた車の中で順番を待つか、あるいは徒歩で来たお客や車の外で待つのが好きなお客は寒い中を、店の近所の適当な場所で他のお客と離れつつ、また道行く人の邪魔にならないように順番を待つか、そのどちらかです。自分の順番が来るとマスク姿のお店の人が呼びに来てくれる。

皆さん、まとめ買いなのかそれぞれに購入量と購入品目が多いらしく、ぼくたちも40分ほど待ちました。おいしい赤身のかたまり肉のためには必要な我慢です。


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