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2020年5月

2020年5月29日 (金)

アベノマスクが届いた

アベノマスクが昨日(5月28日)届きました。

アベノマスクの配布状況は、「安倍晋三首相が全世帯に配ると打ち出した通称「アベノマスク」の配布が遅れている。25日時点で届いた割合は2割ほどで、今月中に配り終えるのは難しくなっていることがわかった」(朝日新聞 digital 2020年5月27日)ということみたいですが、それが昨日我が家に届いたというのは、新型コロナ感染者が相対的に多い北海道の配布優先順位がやや高くなった結果かもしれません。しかしそんな微調整がされているとも考えられないので、実際はたまたまそれなりに早いほうの順番で届いただけのことだと思います。

このマスクを着用することはないとしても、記念に配達時の袋ごと撮影。確かにサイズは小さいし、確かに素材はウィルスの入出力防御機能がほとんどないところのガーゼです。出荷検査を通過したのかゴミの付着やカビ汚染はなさそうです。

関連記事は、4月6日の《「布マスク2枚」は「ケーキ」を超えたかもしれない》と4月15日の《政府が今週から2枚ずつ全戸配布する新型コロナウィルス用「布(ガーゼ)マスク」》。

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2020年5月28日 (木)

マーケティング教科書の教材にしたいある小説の一節


以下に引用したのは25年くらい前に出版されたある長編小説の一節(ページ数だと1ページ半くらい)ですが、マーケティングの教材としてとてもよくできています。それで、少し長いですが、以下に引用しました。つまらない教科書よりははるかに役に立つ。今日のブログ記事はこの引用だけです。ご参考まで。

別のことを調べていた時にふとその内容を思い出したものの、それがどの小説のどのあたりだったかは忘れていました。しかし、本棚の前に立ちそれらしいと思われる数冊に当たりを付けてページを繰っていったら意外と簡単にその箇所が見つかりました。その小説の作者は若い頃にジャズバーのオーナーとしての経営経験があると聞いていますが、その一節には当時の体験も反映されているのでしょう。

 叔父はまたひとくちウイスキーを飲んだ。

「たとえばだね、どこかに店を一軒出そうとする。レストランでもバーでもなんでもいいよ。まあ、想像してみろよ、自分がどこかに店を出そうとしているところを。いくつかの場所の選択肢がある。でもどこかひとつに決めなくちゃならない。どうすればいい?」

 僕は少し考えてみた。「まあそれぞれのケースで試算することになるでしょうね。この場所だったら家賃が幾らで、借金が幾らで、その返済金が月々幾らで、客席がどのくらいで、回転数がどれくらいで、客単価が幾らで、人件費がどれくらいで、損益分岐点がどれくらいか・・・そんなところかな」

 「それをやるから、大抵の人間は失敗するんだ」と叔父は笑って言った。

「俺のやることを教えてやるよ。一つの場所が良さそうに思えたら、その場所の前に立って、一日に三時間だか四時間だか、何日も何日も何日も何日も、その通りを歩いていく人の顔をただただじっと眺めるんだ。何も考えなくていい、何も計算しなくていい、どんな人間が、どんな顔をして、そこを歩いて通り過ぎていくのかを見ていればいいんだよ。まあ最低でも一週間くらいはかかるね。その間に三千人か四千人くらいの顔を見なくちゃならんだろう。あるいはもっと長く時間がかかることだってある。でもね、そのうちにふっとわかるんだ。突然霧が晴れたみたいにわかるんだよ。そこがいったいどんな場所かということがね。そしてその場所がいったい何を求めているかということがさ。もしその場所が求めていることと、自分の求めていることがまるっきり違っていたら、それはそれでおしまいだ。別のところにいって、同じことを繰り返す。でももしその場所が求めていることと、自分の求めてゐることとの間に共通点なり妥協点があるとわかったら、それは成功の尻尾を摑んだことになる。あとはそれをしっかり摑んだまま離さないようにすればいい。でもそれを摑むためには、馬鹿みたいに雨の日も雪の日もそこに立って、自分の目で人の顔をじっと見ていなくちゃならないんだよ。計算なんかはあとでいくらでもできる。・・・」(村上春樹著「ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編」)

 


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2020年5月27日 (水)

鬼一口(おにひとくち)・補遺

これは家族とぼくのための個人メモです。自分で納得はしていたとしても勝手な憶測や聞き書きの部分(自分で検証していないという意味)もありますので、適当に読み流してください。

今回の新型コロナウィルス感染に関して明かなことのひとつは、(変異種も含んで)当該ウィルスの治療薬もワクチンもまだ存在していないということです。別のターゲット用に開発された複数の薬が援用されて一部は効果を発揮しているようだとしても、それはそれだけのことでこの感染症の治療薬ではない。ワクチン開発もこれからです。

日本でこのウィルスに感染していると判明した人たちの数、地方自治体で検査の結果日々報告されている新規感染者数は、今のところは減少傾向にあるようです。(なお、このウィルスによる世界の死者数も、南米以外は減少している。しかし北米の状況は現在もそれほどは良くはない。)

しかし、だからといって、実際の感染者数や潜在的な感染者の数が少なくなったわけではなさそうです。そういう方向を指し示す調査は存在しないので。

確か台湾政府の調査分析によれば、すべての変異種についてそうかどうかはわからないにしても、「当該ウィルスの感染者」が「感染していない他者」にウィルスをうつす時期はいつかというと、その感染者の発症後ではなく、発症の数日前から発症時まで、だそうです。つまり、熱を出して苦しそうな状態の患者からはほとんどうつらなくて、発症前で自覚症状がない元気な状態の感染者のほうが明かに強い感染力を持っていたそうです。言葉を換えると、37.5度の熱が4日間続いた患者は、他者にウィルスをうつすという観点からは、相当に安心な存在ということになります。

メディア報道によれば、政府が6月に導入しようとしている「(新型コロナウィルス対策用)接触確認アプリ」は、ブルートゥースを使いグーグルとアップルが共同開発して各国の公衆衛生機関に提供しているものだそうです。グーグルとアップルというIT基盤の提供者が一緒になればすべてのスマートフォンユーザが対象になるわけで、そうなるとこれがいわゆる「アプリ」なのかそれともアプリという装いを持った「OS」の一部なのかよくわからない。

スマホユーザーが新規の個別アプリとしてダウンロードしなくても、このソフトウェアは「OSアップデート」の一環としてiOSとAndroid OSのスマートフォンに勝手に入ってきます。勝手に入ってきても、このソフトウェア用の「ON/OFF」ボタンや「ENABLE/DISABLE」スイッチがあればいいのですが、どうなのでしょう。このソフトウェアはブルートゥースを使うらしいのでそれをオフしている間は「接触確認」は有効にならない、とも言えますが、つねにブルートゥースをONにしているかたには悩ましい。

それも悩ましいですが、もっと悩ましいのは、以下のようなことです。

かりに、保健所で新型コロナウイルス感染者などを管理するシステムに陽性者が登録され、登録された陽性者は、保健所の通知を受けて自分が陽性者であることを協力的に善意を持って「接触確認アプリ」に入力したとします。

上述の台湾政府の調査分析が正しいとすると、そういう陽性者が他者への感染源となるのは発症前の数日で、そのもっと前とか、症状が出た後はその陽性者は感染源にならない。「保健所で新型コロナウイルス感染者などを管理するシステム」には、おそらく、なんの症状もないのにたまたま検査したら陽性になったばかりであることが判明した人から、感染したものの何となく直った人や、入院して無事退院した人までがすべて含まれています。

この「接触確認アプリ」をダウンロードした人が当該ウィルス陽性者と接触した場合には接触者アラートがその人に通知される塩梅になっているそうなので、下手をすると緊急性のない(あるいは実際には意味のない)緊急速報がそのあたりを飛び交うことになるやもしれません。

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2020年5月26日 (火)

鬼一口(おにひとくち)

能「通小町(かよいこまち)」の中で深草少将が小野小町のもとに通い詰めているときの描写のひとつに科白で「さて雨の夜は」「目に見えぬ鬼一口(おにひとくち)も恐ろしや」というのがあり、これは「伊勢物語」からの借用と言われています。

平安時代初期の「伊勢物語」に限らず、日本の説話においては、鬼が一口にして人間を食い殺すことを鬼一口(おにひとくち)と云いました。「伊勢物語」第六段(「芥川」)は以下のような内容です。昔は夜は死霊や生霊や鬼や魑魅魍魎が跋扈していました。

《むかし、ある男が何年も女のもとへ通い続けていたが身分の違いからなかなか結ばれることができないので、男はついにその女を盗み出した。逃走の途中で夜が更け、さらに雷雨に見舞われたために、鬼がいるとも知らず戸締りしていない蔵を見つけて女を中へ入れ、自分は弓矢を手にして蔵の前で番をして夜明けを待った。ところが女はその蔵の中に住んでいた鬼に一口で食い殺され、女の死に際の悲鳴も雷鳴にかき消されてしまった。やがて夜が明けて男が蔵の中を覗き見ると女の姿はどこにもなかった(原文は「はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、鬼はや一口に食ひてけり。・・・やうやう夜も明けゆくに、見れば、率(い)てこし女もなし。」)》

以前、テレビで(今は特別天然記念物であるところの)オオサンショウウオ (大山椒魚)のドキュメンタリを見たことがあって、体長が1メートルくらいのオオサンショウウオが体長70センチくらいの(つまり自分と同じくらいの)大きさの魚を音もなく水の揺れもなく一瞬で飲み込んでしまうという場面に目が釘付けになりました。飲み込まれた魚のそばにいた別の魚が、仲間の一瞬の消滅に気がつかないくらいのとても静かな早業でした。だから、鬼が一口で人を食い殺すというのは、そういう自然が周りに満ちていた頃には決して荒唐無稽ではなかったのでしょう。

昨日(2020年5月25日)の安倍首相の「緊急事態解除記者会見」における冒頭発言に以下のような部分がありました(首相官邸ウェブサイトから引用)。

『・・・そのためには、感染者をできるだけ早期に発見するクラスター対策を一層強化することが必要です。その鍵は、接触確認アプリの導入です。スマートフォンの通信機能により、陽性が判明した人と一定時間近くにいたことが判明した方々、すなわち濃厚接触の可能性が高い皆さんに自動的に通知することで、早期の対策につなげるアプリです。(中略)このアプリが人口の6割近くに普及し、濃厚接触者の早期の隔離につなげることができれば、ロックダウンを避けることが可能となる大きな効果が期待できるという研究があります。我が国では、個人情報は全く取得しない、安心して使えるアプリを、来月中旬をめどに導入する予定です。どうか多くの皆さんに御活用いただきたいと思います。』

スマホにインストールした新しい監視アプリを使って我々がいつの間にか新型コロナウィルスに感染しているかもしれない、その可能性を連絡してくれるそうです

ITインフラサービス提供会社のクラウドサービスに個人データや家族データを無料で気楽に保存することに違和感や抵抗感や不安のないかたは気にならないかもしれないとしても、ぼくはそういうことが気になるタイプなので、こういうアプリを気軽にインストールする気にはなりません。

厚労省が企業としてのLINEを使って、LINEユーザーやLINE登録者に体調調査アンケートを3月末から5月にかけて数回実施しました。「現在の体調について教えてください」というタイトルのプッシュ型メッセージが利用者に送られてきて、そういうことに答えることに違和感のない人は調査に気軽に応じたと思いますが、その調査は『濃厚接触の可能性が高い皆さんに自動的に通知する』アプリを『来月中旬をめどに導入する』ための予行演習だったのかもしれません。どのような属性を持ったどれくらいの数の国民がその調査に協力したのかについての個別データが何回にもわたって手に入ったはずなので。

ぼくのような恐がり(あるいは慎重なタイプ)には、こういう政府の動きは「はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、鬼はや一口に食ひてけり」と映ります。


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2020年5月25日 (月)

「日本企業が製造販売をするマスク」と、「キッチン用高濃度除菌アルコール」が買えた

具合の良くない中国製マスク、安物買いの銭失いというのではないのだけれど」の関連投稿です。

普段のコースとは方向が逆なのだけれど散歩を兼ねて歩いて行ける距離にホームセンターができました。ホームセンターとしては駐車スペース等が小規模で、最近オープンしたばかりみたいです。別の企業の、最近は使っていない何か大きな施設があった場所だったかもしれません。

配偶者がメディアニュースで見つけたのですが、コロナ関連の営業自主規制への配慮ということもあるのか(ホームセンターが子供連れの賑やかな遊園地になったりもしたので)とくに宣伝はしていない様子です。ウェブサイトにもその新店舗のことは載っていない。今のところ営業は週日の夕方6時までです。

ホームセンター好きの配偶者のお供で先週の金曜日の夕方の5時過ぎにそこに飛び込みました。混雑時にはカゴの数などでお客の「流量制限」をするとしても、空いていたのでサッと入れました。

ホームセンターは野菜の苗が買えるし、ちょっとした家庭関連用品の現物確認ができる。それが配偶者がホームセンターが好きな理由らしいですが、今回は明確な目的があって、その目的とは「国産マスク」(ないしは製造地は中国でも「日本企業が製造販売するマスク」)と食器にかかっても安心な「キッチン用の高濃度除菌アルコール」の購入で、「野菜の苗」の視察も兼ねています。

「日本企業が製造販売するマスク」は、たまたま購入した「中国企業が製造したマスク」の品質の低さにいささかうんざりしたこともあって、何とか手に入れておきたいし、「キッチン用の高濃度除菌アルコール」も手持ちがなくなりつつあるので追加補充が必要です。後者は通常の通販チャネルでは現在は入手がとても困難な商品です。ヒトを宿主としてヒトと共生するという知恵に関してはとても賢そうな新型コロナウィルスとはこれからも長い付き合いになりそうなので、手持ち在庫があった方がいい。

「7枚入りの国産マスク」(正確には日本企業が製造販売する、製造地が中国であるところのマスク)がマスクコーナーにありました。「JHPIA 全国マスク工業会会員」のマークがパッケージに印刷してあります。これは一定のレベル以上の品質保証の印だと考えていい。30枚くらいは買いたかったのですが、「1ご家族あたり1個まででお願いします」という注意書きが貼ってあって、それは今は当然なの要望なので、7枚入り1個をカゴに。

キッチン用の高濃度除菌アルコールも棚に複数個が並んでいて、ただしこれも「1家族あたり1個」なので、カゴに1個。

どんなものを置いてあるかフロア全体もざっと歩いたので、けっこう慌ただしい50分でした。新型コロナ対策関連のいい商品に関しては需給がまだけっこう逼迫しているので、今回の購入商品が次回訪問時もその店のその棚に置いてあるかどうかはわからない。


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2020年5月22日 (金)

もうひとつのテイクアウト風ビジネス

下の写真は植えたばかりのハーブ野菜です。左がバジル、右が青紫蘇。近所の花屋さんで購入しました。

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その花屋さんは業務用需要専門で、一般消費者相手に花を小売するといういわゆる花屋さんビジネスはごくわずか。ビジネスの中心はホテルや専用の式場で行われる結婚式や結婚披露宴におけるフラワーアレンジメント需要に丁寧なコンサルティングで対応することです。そのわずかな一般消費者相手の商売のひとつが正月飾りで、我が家の玄関の正月飾りはそのお店のお世話になっています。

結婚式ビジネスそのものが頭打ちになってきたということがそもそもの背景にあったとも想像できるのですが、今回の新型コロナ騒動の休業要請等で、結婚式や結婚披露宴そのものが、従って花の需要が急激に少なくなったのでしょう。気がついたらジャスミンやラベンダーといった季節の鉢植えと黒いポットに入った野菜の苗も販売し始めていました。小売りの範囲を広げたとも言えるし、テイクアウトビジネスに乗り出したとも解釈できます。テイクアウトは食べ物屋とは限らない。

で、タネをいつものタネ専門店にネット注文したばかりですがそれはそれで今後必要なので、バジルと青紫蘇の苗をホームセンターなどよりは高い値段で買って応援です。ボリュームのある野菜にバジルと青紫蘇とそれから(これはタネから栽培中の)ルッコラと組み合わせて自家製の塩麹風味のドレッシングを振りかけるとそれなりの野菜サラダができ上がります。


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2020年5月21日 (木)

テイクアウト宣伝チラシと、知事の実力の実地棚卸し

新型コロナ騒動の結果として生まれた性格の違う副産物を二つ挙げるとすると、料理屋や居酒屋が新しく始めた(始めざるを得なくなった)「テイクアウト(持ち帰り)サービス」と、それから「知事の実力の実地棚卸し」だろうと思います。前者はそんなものが必要な事態にならなければよかったという意味でのネガティブな性格の副産物、後者は大規模な緊急事態というものが試験紙としては以外に役に立つという意味でのポジティブな性格の副産物です。

「テイクアウトサービス」の宣伝チラシ(折り込みやポスティングなど)が急に増えました。外に出ない「おうちごはん」に疲れた消費者にとっては美味しい料理屋や居酒屋の「テイクアウトサービス」は便利ではあります。美味しい焼鳥屋の焼き鳥やつくねを買ってきて自宅で一杯というのもできる。

「デリバリーサービス」をやるところもあるけれど配達サービスは、ピザ屋と違って今までそんなことに縁のなかったお店にとっては回収ができるかどうかわからない臨時投資が必要なので敷居が高い、だから「持ち帰りサービス」で妥協せざるを得ないところも多い。いずれにせよ、店内営業を再開しても店の利用可能な席数が半分以下になるのだから、減った客数を店の外に求めるしかありません。

各地方自治体の知事は、たいていは少ない複数の候補者(たとえば3~4人)から誰かを一人、選挙で選ぶことになっていて、それはそれでいいのですが、選ばれた知事が実際にはどういう政治的・経済的・社会的な考え方や傾きを持っているのか、あるいは地方行政の行政責任者としての能力と実力はどの程度であるかは、選挙の時点では投票する側には演説内容やパンフレット記載事項以上のことはよくわからない。どこかでそういうものの棚卸しがあると市民には便利です。

今回の新型コロナ騒動のもう一つの副産物が「(期中における)知事の実力の実地棚卸し」です。各都道府県知事の考え方の広さや深さや緻密さや行動力やその真摯さが、同じ主題と同じ課題に対して横並びで明らかになりました。興味ある地方自治体の知事の器量を客観的に比べられただけでなく、地元民にとっては期末まで待つことなく、地元の知事の中間実地棚卸しの結果が手に入りました。

メディア報道の内容が、地元メディアと全国メディアを含めて細かい所まで正しいかどうかは知らないしその内容にバイアスがかかっているかもしれないけれど、ネットメディアも含めて複数の大小メディアに目を通せば、それなりに棚卸し結果の状況は入手できます。

ある知事候補が選挙前にいくつかの主題に関して基本の姿勢や考え方を聞かれて「そういうことは、市民(都民・道民・府民・県民)の目線でそれぞれに判断したいと思います」と曖昧に答えていたとして、そのよくわからない市民目線なるものが実際はどういう内容のものであったのかが、結局のところ今もってよくわからないということも含めて、今回、妙に明らかになりました。

知事によっては、記者との質疑応答が安倍首相状態になったり(質問にまともに応えないし、本人がどこまで自覚しているのか、答弁内容が質問から無関係なものへとどんどんとずれていって後戻りできない状態、という意味)、またそういう場合に雰囲気重視の選挙演説風を繰り返すことでリーダーシップを発揮しているつもりかたもいらっしゃる。期中の面白い実地棚卸し結果でした。


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2020年5月20日 (水)

今年もルッコラ

土の元気不足で思ったほどの成果が得られない年があるとしても、基本的にはプランターでも簡単に育てられるし(地植えにはとてもかなわないにしても)野菜サラダの一部として使うとピリッとしていておいしいし、全体の味わいが締まります。で、今年もルッコラです。

タネはいつものタネ屋さんから取り寄せました。タネは料金設定の安い「第四種郵便物」で送られてきます。「第四種」というのは、通信教育用の教材や植物の種子のための郵便物です。

今年はStay Homeでいささかうんざりするので今まで家庭菜園に興味がなかったのに気晴らしに野菜を育て始める主婦のかたもいらっしゃるようです。そのうんざりとイライラの原因のなかにはテレワーク(在宅ワーク)のご主人と自宅でオンライン授業のお子さん達に一日に三度ご飯を作り続けるという重労働も含まれます。お子さんはいらっしゃらなくても主婦も共働きで二人でテレワークという場合もありそうです

ある必要から我が家も使っている無水料理(と自動調理)が得意なある調理家電のことを調べていたら、売り上げは前年同期比(1月から4月)の2.5倍から3倍だそうです。メディア記事にそう書いてあったので自分では確かめてはいませんが、そうだろうとは思います。

トレンドは、料理はIOT調理家電に出来るだけまかせて、調理家電が決して作ってくれない野菜は自分で栽培するということなのでしょう。悪くはない傾向だと思います。

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2020年5月19日 (火)

リラ冷え

札幌では5月中旬から下旬にかけて肌寒い日があります。薄いコートがないと外を歩けないくらいの肌寒さです。室内でも重ね着をする。そういう寒さを「リラ冷え」と呼んでいます。

「第62回さっぽろライラックまつりは、大通会場は令和2年5月20日(水)~31日(日)の12日間、川下会場は令和2年5月30日(土)、31日(日)の2日間で開催を予定していたところですが、現在全国的に拡大している新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、来場者や関係者の皆様の健康・安全を第一優先に考え、大通、川下両会場ともに中止することを決定いたしました。」(主催者の発表)

今年のライラックまつりは中止です。ライラックは札幌市の市の木です(ついでに市の花はスズラン)。市の木なので、季節になると、公園に限らず近所のそのあたりの歩道や道路際で、あるいは家庭の庭先で、紫や濃淡の具合がいろいろなピンクの花を咲かせます。白いのも少しいる。

この記事を呼んでらっしゃるかたがわざと混乱するような書き方をここまでしてきたのですが、「リラ」と「ライラック」は同じものです。しかし「リラ冷え」とは言いますが「リラ祭り」とは言わない。「ライラックまつり」とは称しますが「ライラック冷え」という表現は使わない。何故かは知らない。習慣です。

リラはフランスでのこの木の呼び名です。この木の英語名がライラックです。フランスで「リラの咲くころ」と言うのはいちばん気候の良い時期のことだそうですが、緯度の高い、湿気のない札幌だとその気持ちが手に取るように実感できます。「リラ冷え」くらいの寒さが混じる方が外気は心地いい。

軽やかなソメイヨシノタイプの桜が終ると、重い感じの八重桜とそれなりに華やかな桜桃が続き、そのあとライラックが桜よりは長い間咲き続けます。

下に、リラ冷えを感じさせる早朝の街路樹のライラックと、ライラックと同じ時期かたいていはそれよりも前に咲き終わる家庭鑑賞用の白い羽衣ジャスミン(近所の花屋で買ったもの)を並べておきます。

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2020年5月18日 (月)

具合の良くない中国製マスク、安物買いの銭失いというのではないのだけれど

僕の行いが悪いのか、マスク不足の最中にある流通経由で買った「中国からの横流し輸入マスク」の不具合に関してです。値段は50枚入りで4000円くらいだったもの。5月中旬の今は一般的な品質の中国製不織布マスクは値崩れの最中ですが、たったひと月前は4000円~5000円が普通の値段でした。

不織布マスクは耳かけがゴム紐タイプのものだと、まず間違いなくマスクの左右両端にゴム紐を圧着(圧力を加えることによって接着)して留めてあります。それからノーズフィットを良くするために鼻金というのか、目の下あたりから鼻と口までが全部きちんとカバーできるようにマスクの上部に細い柔らかい金具が入っていて全体のフィット感を高めるようになっています。

購入してそれを始めて装着したときにすぐ、今まで愛用していた個別包装の(したがって持ち運びにも汚れないので重宝していた)不織布マスクと比べて、二つの欠陥があることに気がつきました。

ひとつはノーズフィットのフィット感に欠ける。つまり金具に柔軟性がない。安物の針金を使っているということです。もうひとつは耳ゴム。ゴムに弾力性がない。これも安物のゴムが使われているということです。マスクビジネスはチャンスだと思い、ものづくり経験のない業者が急に作り始めたマスクかもしれません。

他の工業製品と同様、マスクも最近はほとんどが中国製で、だからマスクにも品質の高い中国製と、普通のレベルの中国製と、品質の低い中国製があるということなので、たまたま通販で選択したのが低品質商品だったというだけのことかもしれません。

臨時の緊急購入なので、そこまでは妥協するとしても、実際はもっと具合の悪い状態のものにある確率(10枚につき2~3枚の確率)で遭遇します。

たとえばマスクをしようとしてその時にゴム紐が突然切れる。あるいは夕方に速足で散歩をしている最中に突然ゴム紐が切れる。ゴム紐そのものが途中で切れるのではなく、ゴム紐を本体に留めてある(圧着してある)その部分がはずれてマスクの用をなさなくなるということで、こういう経験はまったく初めてです。

そして不思議なことにそういう不幸に見舞われるのは僕だけで、同じマスクをゴム紐部分が少し短くなるように長さを調整して着用している配偶者にはそういう不幸は訪れません。何故だかはわからない。

最初はその外れた部分を外出前なら(裁縫の得意な)配偶者に糸で縫い付けてもらいましたが、ガーゼ(たとえばまだ手元に届かないアベノマスク)や普通の布と違って、不織布は隙間がないように繊維を絡み合わせてあるので針を通すのがとても難しいそうです。1枚80円くらいのマスクの初期不良修理にどれくらいの時間をかけるか、その判断は、不織布マスクの価格が穏当なレベルにまで値崩れを起こしていることを考えるとやや悩ましい。一か月前なら確実に修理という判断でしたが。

応募しつづけている国産マスクはまったく当選しないし、中国産マスクの流通業者からは大幅な値下がり案内のメールが届くし、今回話題にしたような副次的なマスク機能に関してはスペックが表記されていないし、高級サージカルマスクだと主機能だけでなくそのあたりも含めて安心だし、さて次のマスクの選択基準はどうしましょうか。


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2020年5月15日 (金)

能と居眠りとフリージャズ

札幌では二か月近く前からStay Homeの霧が立ち込めていて晴れそうでいてなかなか晴れません。その霧の中で過ごすにはいい機会なので「能」を集中的に観てみました。「井筒」「葵上」「実盛」「安達原(黒塚)」「砧」「道成寺」「俊寛」などです。以前からも能はその時々の興味と必要に応じてDVDやテレビ放送などで観ていましたが、これほど集中的には時間を使わなかった。

能楽堂に出かけるわけにはいかないので(札幌にはないとしても)、以前から持っていたDVDや今回購入したDVD、かつてテレビ放送されたのを録画しておいたのを続けて再生します。インターネットに曲の全部がまとまって(あるいは分割されて)アップロードされているのもあり、それらも利用します。そうすると同じ曲でも複数の能楽師や囃子方や狂言方の演技の違いをその場で続けて楽しめます。

とまれ、詩や和歌が詠うものであるように、能は舞うもの謡うもので、音声表現されたシテ・ワキの科白や地謡の言葉としての存在感と、笛と小鼓・大鼓という楽器の持つ浸透力の強さを改めて認識することになりました。

先日ある能関連の本を読んでいたら、一般的な観客として能を観賞するとはどういうものかを実に的確にまとめた一節に出会いました。その一節を以下に引用します。

「能楽堂に行って聞くともなしに能の囃子(はやし)を聞いていると、段々眠くなってくる。(中略)時々薄目を開けて舞台を見ると、さっきと同じところにシテが座っている。また目を閉じてしばらくすれば能は終わっている。これがお能の鑑賞である。」(多田富雄「死者との対話-能の現代性」

たしかに能の囃子とゆったりとした科白を聞いていると夢幻能タイプでも歴史物語風でもいつの間にかウトウトしてきます。しかし「霊」や霊的なものが主人公のものであってもウトウトとは縁遠い曲もあって、六条御息所の「生霊」が登場する「葵上」や男性にすげなくされた女性の「死霊」が登場する「道成寺」などはウトウトする暇がない。

とくに「道成寺」の「乱拍子」などは名手のプレイするモダンジャズないしはフリージャズに近い。山下洋輔トリオの、ピアノとアルトサックスとドラムスがお互いに相手にどう反応し合って次にどう展開していくのかその両者(ないしは三者)の緊迫感に、ジョン・コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングズ」におけるソプラノサックスの官能性が加わったような世界を、道成寺におけるシテの舞と謡と小鼓と笛は、能舞台空間に創り出します。

今回観ることができなかったのが金春禅竹(こんぱるぜんちく)作の「芭蕉」。舞台は中国。(バナナの親戚であるところのつまり植物の)芭蕉の精が女性となって、僧侶の読経を、夜毎、そっと聴きに来るという内容の能です。しかし生の無常をずっと感じ続けてきたらしいその女性は、冴えわたる月光の下、静かにゆったりとした舞を舞い、舞いの後は、吹き荒ぶ秋風とともに消え去ってしまいます。僧侶の前には破れた芭蕉の葉だけ残されていたそうです。

この「芭蕉」の名演を収録したDVDがあれば欲しいと思っているのですが残念ながらこの曲は人気がないのかどこにも見あたらない。能のDVDには古い名演の録画が多い。しかし音楽やオペラや映画のDVDと違ってともかく値段が半端なく高い。

関連記事は《「井筒」と「死者への七つの語らい」》。


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2020年5月14日 (木)

桜桃(サクランボの樹)・補遺

桜桃はその実であるサクランボに目がいってしまい、札幌では八重桜と時期が重なりながら桜桃の花を今まではとくには意識したことがなかったので、今年は新しい流儀のお花見です。桜桃は桜というよりも梅に近い。見方によっては華やかだけれど、重い雰囲気の八重桜のそばだと白い控え目な花となります。

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サクランボの産地であるところの山形県・寒河江(さがえ)市のウェブサイトには「さくらんぼ大百科事典【さくらんぼの歴史】」と題する箇所があり、そこから一部を引用すると、桜桃が日本で初めて植えられたのは北海道南部だったようです。そこからすぐに山形に桜桃が移植され栽培が始まった。

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七飯(ななえ)町は、函館の北側にある町ですが、そこから、余市、仁木、札幌とサクランボが伝わってきた。そういう歴史を背景に、誰かの明確な意思のもとで、札幌の街路樹の一本としてサクランボの樹が植えられた。と考えると、散歩の途中になぜ桜桃があるのかも腑に落ちます。

「札幌市街路樹種別一覧」によると札幌市内には「サクラ類」が9100本あります。この「類」のなかに「桜桃」が含まれているとしても、具体的な本数はわからない。


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2020年5月13日 (水)

「テレワーク」は衣類の新しいマーケティング機会?

ズボンは家庭内で本を読んだり雑用をするときは「リラックスパンツ」と呼ばれているものを穿くことが多い。一種類では無理なので季節に応じて春秋版、夏版、冬版とそれぞれに用意してあります。今穿いている春秋版が傷んできたので次のを、今は店に行くのもなんなのでインターネットで探していたら、「テレワークスタイル(テレワーク用の服装)」という広告記事が目に入りました。なるほど。アパレル製造やアパレル流通にとってはテレワークブームは商品の新しいマーケティング機会ではあります。

そういう宣伝を面白いので見ていたら、自分や相手の姿をお互いにPC画面で見ながらの会議という要素がテレワークに入って来ると、メールやメッセージやファイルのやりとりだけをしているときや、あるいは音声だけの電話会議がそれに加わったときとは、求められる服装が少し変わってきます。

下半身は机やテーブルの下で見えないかもしれないにしても、上はTシャツや遊び用のポロシャツというわけにはいかない。男性だとネクタイは不要だとしても、きちんと襟のあるシャツを着ていないとどうも格好がつかない。しかしネクタイ向きのワイシャツだとあまりリラックスできないので、襟があっても着ていてよりリラックスできるカッティングと素材のシャツがあると便利です。そういう用途のPC用ソフトウェアの映像解像度は(転送速度重視のため)高くないのでそれらしいものがあればいい。

「在宅勤務の服装どうしてる?私のテレワークスタイル」というようなタイトルのブログ風マーケティング記事も目につきます。映像に映った自分の背景をすっきりとさせたいので、室内のごちゃごちゃを見えなくするハードウェア(折りたためるインテリア風味の背景板)も人気商品らしい。

とまれ、今までもそれほど熱心に探していなかったせいもあるかもしれないけれど、「テレワーク」需要で「リラックスパンツ」にも色や素材のバリエーションが増えた気がします。ぼくにとってはありがたいことです。


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2020年5月12日 (火)

散歩コースにある、あるカフェの掲示板

散歩の途中でその店の前を横切るカフェが住宅地にあります。中に入ったことはありませんが、少し落ち着いた年代の女性がアルバイトの女の子を使いながら一人で切り盛りしている様子です。よく通るので何となくわかる。

そのカフェがいちばん混み合うであろうランチタイムやその前後は、ぼくの散歩時間帯ではないのでお昼時にどれだけ客が入っているかはわからない。その店は改装してそのカフェになる数年前はやはり女性が経営する別の業態のお店が入っていたし、店は二階建ての建物の一階部分(の一部)なのでその建物の所有者におそらく家賃を払っているはずです。女性自営業者が続くというのは、立地や店舗の広さだけでなく、貸主との関係でも女性がやりやすいところなのかもしれません。

そのお店にはガラス窓の内側に道行くお客に向かって語りかけるホワイトボードの掲示板があって、そこにいかにも女性の手になる黒い大きな手書き文字で週替わりの季節の挨拶などが書かれているのですが、4月下旬から5月6日までの掲示版は、そのまま引用すると以下のようでした。

「営業時間のお知らせ
 新型コロナウィルス
  感染防止対策と致しまして
  4/24(金)~5/06(水)まで
 お休みさせて頂くこととしました。
                《店名》」

連休明けの5月8日に目にした掲示板は、これもそのまま引用すると、以下のように変わっていました。

「営業時間変更の知らせ
 新型コロナウィルス感染防止策として
 当面の間、時間短縮営業させていただきます。
 ・営業時間 10:00~18:00
 ・来店人数を制限させて頂きます。
 ・手洗い又はアルコール消毒のご協力をお願いします。
 ・発熱等体調がすぐれない方は来店をお控えください。
                            《店名》」

食材原価と人件費がそれぞれ売り上げの30%の小規模飲食店では、一般的に、1カ月休業しただけで5カ月分の利益が消えると言われています。お店を休んでいても発生する家賃やその他の固定費は支払いを待ってくれない。赤字は最小限に抑えたい。

こういうお店の売り上げの落ち込みを支援する「持続化給付金」の給付額の算定方法(経済産業省のウェブサイト)は以下の通りです。個人事業主だと上限が100万円。ただしお店の経営者は、申請のために「2019年分の確定申告書および決算書(収支内訳書)の控え」や「売上が50%以上減少した月の売上額が分かるもの、月ごとの売上の変動が大きい場合は前年度の月ごとの売上が分かるもの」などを前もって準備しておく必要があります。

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新しい内容の掲示板の背景には、近所の女性客だけでなく、少し歩く距離にあるところのテレワークとは縁のなさそうな小さなオフィスや事務所で働く人たちからもコンビニ弁当だけではうんざりするのでこの住宅地に位置するカフェのランチを期待する声が届いたということもあったのかもしれません。「我慢してもっと長く自主休業」という選択肢も可能ですが、ぼくはカフェに通うという習慣はないにしてもテイクアウト商品があるなら、彼女の意思決定を応援してあげたい。

ちなみに北海道の「外出自粛の要請等」に関するいちばん最初の項目は(他の自治体と同じで)

「道民に対し、医療機関への通院や屋外での運動・散歩などの健康の維持増進、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、職場への出勤など、生活の維持に必要な場合を除き、外出自粛を強く要請[特措法第45条第1項]」

であり、また、「基本的に休業要請を行わない施設(適切な感染防止対策の協力を要請)」には、バーやナイトクラブやスナックと違って、「飲食店・料理店・喫茶店・洋菓子店のような食事提供施設」が含まれるので、新しい「掲示板」は「公」「地方自治体」の要請内容に応じています(酒を供する飲食店とスナックがどう違うのかはよくわからないとしても)。

国全体が影響を受けるこういう事態が発生した時には、「お上」主導型の正義に乗ることによって、そういう正義と距離を置く人たちを攻撃し始める人たちが必ず登場します。そういうことはいつの時代でもそうであったとしても、1930年代半ばから1940年代後半にかけてはそういうことの参照例がいろいろと凝縮しているようです。「戦争」は人間を興奮させる。以下の2冊はそういうことが百科事典風に詰まっている小説です。太平洋戦争中の「欲しがりません勝つまでは」が政府によって令和2年風に翻訳されると(英語でも日本語でもITと絡めた電力消費の効率化などに関して既に使われている用語の流用ですが)「スマートライフ」になります。

 


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2020年5月11日 (月)

遅咲きの八重桜と満開の桜桃を楽しむ

札幌だとお花見が始まるゴールデンウィークにさしかかるあたりは、今年は、スマホを片手にそばをさっと通り過ぎるだけでお花見にはわずかな時間しか割けませんでした。ゆっくりと桜という空気ではどうもなかったからです。その頃が満開であるところのソメイヨシノは今やすっかりと葉桜になってしまいました。葉桜の若い緑は花びら以上に目に沁みるにもかかわらず、葉桜見物というのはどうも人気がない。

というわけで、一昨日(先週の土曜日)に、人通りが閑散としたあたりを配偶者とゆっくりと散歩しながら、葉桜見物も兼ねて、一週間から十日遅れのお花見です。遅咲きの「八重桜」がそれなりに目に入り、ちょうど六分から七分咲きくらいの按配で濃い目の色合いの花が枝に溢れていました。

それから、その存在が札幌市内では珍しいところの「桜桃(おうとう)」が満開に近い状態で白い花を咲かせているのにも出合いました。桜桃も含めて、お花見です。北海道でも果樹栽培の盛んな仁木や余市(ウイスキーの生産地でもある)では7月にサクランボ狩りが楽しめるので、そのサクランボ園から車で2~3時間の距離であるところの札幌の一部で桜桃に遭遇しても別に驚くことではありません。

最初の写真が六分から七分の「八重桜」、二番目が満開の「桜桃」です。今年もお花見ができました。

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「新型コロナ関係の不思議なデータ項目」が急に消えた

新型コロナ関係の不思議なデータ項目が「他は国籍確認中」》と《再び、「他は国籍確認中」という厚労省・新型コロナ感染症報告における不思議なデータ項目》の続きです。

厚労省『新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月9日版)』を見た時になんか様子が変だなと思い、前日までのと比較してみると(たとえば、厚労省『新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月8日版)』と比べてみると)、データの公表範囲に明かに手が加わっていました。

有体に言えば、国内の《新型コロナ患者数》とその内訳であるところの《日本国籍の者》《外国籍の者》《国籍確認中》についてのデータ、つまりは《国籍確認中=国籍不明》という表現で《日本国内におけるその入院実態を曖昧にしておきたい結構な数の、おそらくは特定の外国籍の患者についての情報》を5月9日分からは公表しないと決定したということです。

《1.国内の状況について
5月8日12:00現在、患者9,270例、無症状病原体保有者1,143例、陽性確定例(症状有無確認中)5,134例が確認されている。

【内訳】
患者9,270例(国内事例9,224例、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫35例)
・無症状病原体保有者1,143例(国内事例1,024例、チャーター便帰国者事例4例、空港検疫115例)
・陽性確定例5,134例(国内事例5,134例).
日本国籍の者6,826名外国籍の者226名他は国籍確認中
 (※外国籍の者には、長崎県のクルーズ船における陽性者数149名を含む。)》

つまり、「日本国籍の患者10人」に対して「4人くらいの割合で存在(おそらく日本のどこかの病院に入院)していた国籍不明の患者」のデータが関連データとともに急にカーテンの向こうに隠れてしまった。こういうデータは民草には見せたくないとどなたかが決定したのでしょうか。変更理由の説明は当該発表文には見あたりません。つまりそういうことをいちいち説明する必要はない。

念のために、その「差分」がよくわかるように「5月8日版」と「5月9日版」の関連個所を以下に並べておきます。5月9日以降はシンプルな内容になりました。

■5月8日版

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■5月9日版

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2020年5月 8日 (金)

歩道に散り落ちた桜の花びら

ひっそりとお花見」の続きです。

歩道や遊歩道に散り落ちた桜の花びらの景色が好きで、毎年その風情を撮影しています。その風情がいちばん味わえるのは晴れた日に強めの風で花びらが舞い落ちたその直後から数時間以内です。はらはらと比較的広い範囲に花びらが散り拡がったのも結構ですし、風で歩道際に吹き寄せられたのが一直線になって伸びているのも悪くない。桜は、その季節に、咲いたときと舞い落ちたときの二回楽しんでいます。

しかし、春の冷たい雨が歩道の花びらを濡らしてしまうとその桜色が急に白っぽく色褪せてしまい、一部は薄茶色に変色するので、枝の上だけでなく歩道の上でも桜の命は短いようです。

そういう定点鑑賞の場所をいくつか、長めの散歩でカバーできる範囲で持っていたとしても、今年はStay Home等で一ヶ所しか行けなかったので、下に並べたうちの最初の写真は今年の撮影ですが二番目の写真は以前のものです。

こうやって比べてみると、落ちた花びらにも桜の種類による色合いの差がよく出ています。

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2020年5月 7日 (木)

サラダには焼いたサツマイモ、「鳴門金時」と「紅はるか」

焼いたサツマイモとは「焼き芋」のことです。以前、家庭でオーブンが普及していなかったころは、おいしい「焼き芋」は街を流す焼き芋屋の「石焼き芋」と決まっていました。加熱した石が詰まった焼き窯でゆっくりじっくり焼き上げるので家庭では出せない美味しいがあった。家庭ではサツマイモは蒸して食べていました。「焼き芋」に対して「ふかし芋」です。

この冬もサラダの一部として焼いて楽しんだのは、蔵出しの「鳴門金時」(鳴門なので徳島産)。秋に収穫したのを貯蔵しておき、それを1月中旬くらいから出荷するので蔵出しというわけです。その蔵出しの鳴門金時を、オーブンで160℃で50分焼くとホクホクの焼き芋ができ上がります。時間がない場合は200℃で30分でも構いませんが、低温でゆっくりと焼いた方が当然美味い。それを軽くマッシュしたのを酢と塩麹でドレッシングしてたいていは葉物野菜といっしょに食べます。

4月になってその蔵出し鳴門金時の出荷時期が終ってしまったので代りになるのを探したら4月いっぱいまでは蔵出しを出荷しているのがあってそれが大分産の「紅はるか」でした。さっそく一箱購入し、現在はそれと付き合っています。きれいな赤紫のサツマイモです。

その「紅はるか」を「鳴門金時」と同じようにオーブンでじっくりと焼いて焼き芋にしてみると、古典的なホクホク食感の「鳴門金時」とは違って、ねっとりと柔らかくて甘い。その焼き上がりの雰囲気と食感は、焼き芋というよりは蒸し芋、ふかし芋の感じです。

石焼き芋らしい「ホクホク」食感の品種には「鳴門金時」「紅あずま」「紅おとめ」がありますが、最近は消費者の好みが「より甘い」「より柔らかい」に変化してきたこともあってか「紅はるか」「安納いも」「シルクスイート」のような甘くねっとりとした(あるいはクリーミーな)味わいのサツマイモが人気を集めているようです。

蛇足ですが、サツマイモは保管温度が寒すぎると腐ってしまう。だから今回の「紅はるか」にも『長持ちさせるためにまず箱を開け、乾燥防止のために新聞紙で包みます。保管場所は温度13℃位が適しています。温度が低すぎますと腐りやすくなりますので、ご注意ください。特に、冷蔵庫や屋外での保存はさけてください。』と印刷されたペラ案内が同封されていました。間違えて冷蔵庫に保管してあとで慌てる主婦のかたがたがそれなりにいらっしゃるのでしょう。

4月から5月前半の札幌の気温は有難いことにサツマイモの保管に向いています。


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2020年5月 1日 (金)

ひっそりとお花見

札幌もやっと桜です。ゴールデンウィークの入り口なので開花時期は例年の通りで、人間界の騒動とは関係なく花開きました。昨日は晴れていて午後の気温が20℃近くなったので配偶者とひっそりとお花見です。春から秋のいつのも散歩コースというか、もっと暖かくなると運動(速足で歩くという運動)をするコースのうち桜の樹のあるあたりを選んでゆっくりと歩を進めます。古人なら、腰に一瓢を携えて西南に杖を曳く、とでもなったでしょうか。

ぼくたちの散歩及び運動コースは、普段の週末の遅い午後から夕方にかけてでもすれ違う人は少ない。昨日もいつものように出会う人は少なかったのですが、ここ数日では珍しい午後の陽気だったので散歩を楽しんでいる親子連れやご夫婦の姿が目に入りました。ほとんど全員が不織布や布(市販のものか手作り布)のマスクをしています。ガーゼのアベノマスクは、配布が途中で頓挫したみたいなので、まったく見かけません。予算委員会でもアベノマスクと同タイプを着用している閣僚は安倍首相を除いては皆無で、皆さん、アベノマスク風マスクの機能性についてよくご存じらしい。

どこもそうかもしれませんが、札幌も、ソメイヨシノ以外を楽しめます。下の写真はその午後出会った桜たちです。4枚目は「梅に鶯」ではなく「桜に雀」です。地面に眼を遣ると、黄色いタンポポが咲き始めています。レンギョウの黄色も眼に入ります。

散歩のあとは、野菜の買い出しです。

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