遅咲きの八重桜と満開の桜桃を楽しむ
札幌だとお花見が始まるゴールデンウィークにさしかかるあたりは、今年は、スマホを片手にそばをさっと通り過ぎるだけでお花見にはわずかな時間しか割けませんでした。ゆっくりと桜という空気ではどうもなかったからです。その頃が満開であるところのソメイヨシノは今やすっかりと葉桜になってしまいました。葉桜の若い緑は花びら以上に目に沁みるにもかかわらず、葉桜見物というのはどうも人気がない。
というわけで、一昨日(先週の土曜日)に、人通りが閑散としたあたりを配偶者とゆっくりと散歩しながら、葉桜見物も兼ねて、一週間から十日遅れのお花見です。遅咲きの「八重桜」がそれなりに目に入り、ちょうど六分から七分咲きくらいの按配で濃い目の色合いの花が枝に溢れていました。
それから、その存在が札幌市内では珍しいところの「桜桃(おうとう)」が満開に近い状態で白い花を咲かせているのにも出合いました。桜桃も含めて、お花見です。北海道でも果樹栽培の盛んな仁木や余市(ウイスキーの生産地でもある)では7月にサクランボ狩りが楽しめるので、そのサクランボ園から車で2~3時間の距離であるところの札幌の一部で桜桃に遭遇しても別に驚くことではありません。
最初の写真が六分から七分の「八重桜」、二番目が満開の「桜桃」です。今年もお花見ができました。
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