« 今年もルッコラ | トップページ | もうひとつのテイクアウト風ビジネス »

2020年5月21日 (木)

テイクアウト宣伝チラシと、知事の実力の実地棚卸し

新型コロナ騒動の結果として生まれた性格の違う副産物を二つ挙げるとすると、料理屋や居酒屋が新しく始めた(始めざるを得なくなった)「テイクアウト(持ち帰り)サービス」と、それから「知事の実力の実地棚卸し」だろうと思います。前者はそんなものが必要な事態にならなければよかったという意味でのネガティブな性格の副産物、後者は大規模な緊急事態というものが試験紙としては以外に役に立つという意味でのポジティブな性格の副産物です。

「テイクアウトサービス」の宣伝チラシ(折り込みやポスティングなど)が急に増えました。外に出ない「おうちごはん」に疲れた消費者にとっては美味しい料理屋や居酒屋の「テイクアウトサービス」は便利ではあります。美味しい焼鳥屋の焼き鳥やつくねを買ってきて自宅で一杯というのもできる。

「デリバリーサービス」をやるところもあるけれど配達サービスは、ピザ屋と違って今までそんなことに縁のなかったお店にとっては回収ができるかどうかわからない臨時投資が必要なので敷居が高い、だから「持ち帰りサービス」で妥協せざるを得ないところも多い。いずれにせよ、店内営業を再開しても店の利用可能な席数が半分以下になるのだから、減った客数を店の外に求めるしかありません。

各地方自治体の知事は、たいていは少ない複数の候補者(たとえば3~4人)から誰かを一人、選挙で選ぶことになっていて、それはそれでいいのですが、選ばれた知事が実際にはどういう政治的・経済的・社会的な考え方や傾きを持っているのか、あるいは地方行政の行政責任者としての能力と実力はどの程度であるかは、選挙の時点では投票する側には演説内容やパンフレット記載事項以上のことはよくわからない。どこかでそういうものの棚卸しがあると市民には便利です。

今回の新型コロナ騒動のもう一つの副産物が「(期中における)知事の実力の実地棚卸し」です。各都道府県知事の考え方の広さや深さや緻密さや行動力やその真摯さが、同じ主題と同じ課題に対して横並びで明らかになりました。興味ある地方自治体の知事の器量を客観的に比べられただけでなく、地元民にとっては期末まで待つことなく、地元の知事の中間実地棚卸しの結果が手に入りました。

メディア報道の内容が、地元メディアと全国メディアを含めて細かい所まで正しいかどうかは知らないしその内容にバイアスがかかっているかもしれないけれど、ネットメディアも含めて複数の大小メディアに目を通せば、それなりに棚卸し結果の状況は入手できます。

ある知事候補が選挙前にいくつかの主題に関して基本の姿勢や考え方を聞かれて「そういうことは、市民(都民・道民・府民・県民)の目線でそれぞれに判断したいと思います」と曖昧に答えていたとして、そのよくわからない市民目線なるものが実際はどういう内容のものであったのかが、結局のところ今もってよくわからないということも含めて、今回、妙に明らかになりました。

知事によっては、記者との質疑応答が安倍首相状態になったり(質問にまともに応えないし、本人がどこまで自覚しているのか、答弁内容が質問から無関係なものへとどんどんとずれていって後戻りできない状態、という意味)、またそういう場合に雰囲気重視の選挙演説風を繰り返すことでリーダーシップを発揮しているつもりかたもいらっしゃる。期中の面白い実地棚卸し結果でした。


人気ブログランキングへ

|

« 今年もルッコラ | トップページ | もうひとつのテイクアウト風ビジネス »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

食べもの」カテゴリの記事

経営とマーケティング」カテゴリの記事

環境」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今年もルッコラ | トップページ | もうひとつのテイクアウト風ビジネス »