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2020年8月26日 (水)

古本通販の楽しみ

古本屋さんを歩く楽しみはさておいて、ここでは各種の通販という手段で古本を購入するときの楽しみについてです。

古本通販の楽しみには、買う楽しみと、届いたのを読み始める時の楽しみがあります。その楽しみは、新刊書を購入してきて最初のページやあとがきに目を通すのとはまた違った種類の刺激があります。

古本の通販購入ということだけでも、一般読者にとってはチャネルの選択肢が拡がりました。本やCDの通販から開始した大手通販はそのひとつですし、古本屋さんで構成する古本通販ネットというのもあります。それから、古本の種類によっては便利なのがいわゆる「フリーマーケット」サイトで、ここもシンプルなものからオークション形式のものまであるので、欲しいものを購入するためにはいくぶんの知識と慣れが必要です。

できるだけ品質の良い(つまりきれいで)、値段が安い古本がありがたいとしても、出品者がプロの場合には言葉の状態解説だけでは購入後に不満が残ることも少なくありません。だから、最近は古本といえども片手の指の本数以上の複数の写真を掲載してくれる出品者も増えてきました。

「フリマ」サイトでは映像情報(写真)が必須だとしても、古本屋さんのネットワークでも、そういうトレンドに無理なく対応しているところも増加中です。文字情報による定形風解説にこだわっているところも当然あるみたいです。それはそれで文化だとは思います。

同じ対象を複数のチャネルを横ぐし状態にずらずらと探すということもしますが疲れるので、対象の種類によってたいていは二つくらいが候補です。

個人全集の中の一冊や二冊を、それも1970年代や1980年代に出版されたもので旧漢字と旧仮名遣いの評論集などを、たとえば古本屋さんネット経由で買い求めるとして、届いた本を消毒を兼ねてきれいにし、最初の評論に取りかかったとします。

そこに、薄い、Hか2Hと思われる鉛筆の小さな細い字で旧漢字の隣にフリガナが少なからずあったりするのに出会うと、そういうのは状態説明になかったと以前は腹を立てたこともありましたし、消しゴムで消したりもしましたが、その字がいい感じのものなら、その当時どういう年齢のかたがこれを書き込んだのか、その様子を想像してみるのもなかなか楽しいものです。


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