« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »

2020年11月

2020年11月24日 (火)

自家製の小豆あんこで作るおいしい鯛焼き

アルミニウム合金製の鯛焼き器が台湾から箱入り郵便物として日本郵便経由で届きました。ちょうどハードカバー本が米国や英国から国際郵便物で送られてくるのと同じ感じです。ある通販サイトで注文したら、ふっくらとした雰囲気の良い鯛焼きを焼くその鯛焼きの出品者が深圳(中国)にある会社で、にもかかわらず発送元は台湾でした。

箱には、だから、というか不思議なことにというか、繁体字ではなく簡体字で「鯛魚焼」と印刷してあります。トランザクション処理と物理的な出荷配送処理がどう絡んでいるのか判然としませんが、ともかく品物は届きました。深圳に親商社があり、台湾にその下請け的な製造委託会社があるのでしょう。

さてその鯛焼き器で作った焼きたての鯛焼き(鯛魚焼)が下の写真です。皮は薄く、自家製あんこ(餡子)が――小豆はとうぜん地元、北海道産――ぎっしりと詰まっています。

A_20201120194001               焼きたての「鯛魚焼」

あんこづくりは以前は配偶者がつきっきりで行う作業でしたが、無水料理の得意な自動調理鍋にあんこづくりをやらせると、あんこは無水料理ではないにしても、じつに我慢強くやってくれる。

全自動とはいかないまでも、段取りを決めてしまえば、後はお任せです。あんこづくりでとくに腕が疲れ肩が凝るのは茹でた小豆の長時間のかき混ぜ作業ですが、その工程を自動調理鍋にアウトソーシング(外注)します。

最初に小豆を短時間茹ででもらい、茹でた小豆を湯切りしてまた自動調理鍋に再投入すると、同じペースで飽きもせずいい按配になるまで混ぜ続けます。そのとき鍋に近づくとこの調理家電の普段のかき混ぜ作業ではほとんど耳にしないところのいかにも重そうに食材(小豆)を混ぜる音が聞こえてきます。

砂糖と塩の投入時期に関しては頃合いとなった時にお知らせアラームが鳴るので、お勧めガイドよりは少ない量の砂糖(甘すぎるのは嫌なので)と塩(塩は標準量)を入れて、あとはまたお任せ。そうすると小豆を茹でた後、2時間と少しくらい後に美味しいあんこができ上がります。

そのままや冷えたのを「あんこ」として食べても美味しいし、小ぶりな餅を焼いたのといっしょにお汁粉仕立てにしてもうまい。今回のようにホカホカの鯛焼きにしてパクっとやるとなお満足度が高まります。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月20日 (金)

散髪はうとうとしていて気がついたら終わっていた、というのが望ましい

客としての身勝手な願望は、椅子に坐って5~6分ほど経ったころからうとうとし始めて、ふと気がついたら散髪(ないし調髪)はいつもの仕上がりで終わっていた、というものです。

細々(こまごま)したことを伝えるのは面倒なので、始めに「いつもの通りに」と口にしたら会話はそれでおしまいで、洗髪の心地よさとそれに続く鋏の音が眠気を誘い、目が覚めたら散髪は完了していて、ついでに上手に肩でも揉んでくれるとするならば理想的な1時間となります。

美容室や理容室で美容師や理容師として働く人は、その立場に立ってみれば、彼や彼女が店のオーナーであるかそこで雇われているかの区分なく、理髪・調髪能力といった基本の技能以外に、顧客との会話能力が要求されるようです。ここで言う会話能力とは、会話技術というよりも、その場その場での話題の選択やお客が持ち出す話題への対応能力のことです。話好きな客は少なくありません。

新型コロナウィルス関連の街の噂話からヘアファッションの最先端トレンドまで話題には限りがない。最近はコロナのせいで会話量はお互いに意識的に少なくなっているかもしれませんが、話題の拡がりが減退するわけではありません。そしてそこに何もしゃべらないのが好きな客も混じるので、美容室・理容室側の全般的な対応は簡単ではありません。

それからこれは必須技能ではないにしても、肩や背中のマッサージが得意な美容師・理容師はたいていは顧客から歓迎されます。同じ調髪技量ならマッサージの上手い方が客に重宝がられるのは間違いありません。

どんな話題でも静かにこなせて――この中には話題や会話の不在への静かな対応も含まれます――、うっとりと眠くなるような調髪・整髪技術とマッサージ技術を持つような美容師や理容師に髪を切ってもらう1時間というのは悪くない。


人気ブログランキングへ

 

| | コメント (0)

2020年11月19日 (木)

コミュニケーションツールとしての自家製クッキーやケーキ

今年は頻繁に紅玉のアップパイを食後に食べています。地元のパイ向きのリンゴがそれなりに手に入るというのはそれなりに幸せなことかもしれません。

Apple-pie-2020 紅玉のアップルパイ

配偶者は、パイ作り作業のついでの暇つぶしといった感じでクッキーも作っています。クッキー生地を市販のクッキー用の型でスタンプを押すようにくり抜き、オーブンで焼いて適当な市販のガス袋に個別包装すると下の写真のようなの出来上がります。

作ったのがそのときにそれなりに残っていたらという条件付きですが、それを、いつもお世話になっていて、最近はとくに忙しい宅配便の担当者にさしあげたりもします。

修行中の若い人のいる美容室にパウンドケーキやクッキーを個別包装したのを差し入れとして持っていくこともあります。ほのかに甘いので、休憩時間にでも疲れ休みに臨時のおやつとして楽しんでいただける。言葉ではない領域のコミュニケーション支援ツールとしてそれなりに役に立っています。

Photo_20201117140601 Photo_20201117140701 


人気ブログランキングへ

 

 

| | コメント (0)

2020年11月18日 (水)

「すべり止め用砂が入っています、ご自由にお使いください」

札幌市内では「雪の準備」が現在進行中です(半ば以上は現在完了形ですが)。身近なものを四つあげると、

・街中の(たとえばオフィス街の)低木や灌木の雪囲い
・道路際の赤白ポール
・「落雪注意」の掲示板
そして
・交差点の滑り止め用の砂と砂箱

です。

雪囲いは札幌に限らず雪国では冬の見慣れた風景ですが、楽な準備ではありません。

赤白ポールは、車道と歩道の境界に立てる棒で、雪が厚く積もるとどこまでが路肩かわからなくなるのでそのための印です。除雪の利便を考えて、北海道では歩道と車道の間にガードレールがないところがほとんどで、札幌も例外ではありません。ガードレールがあっても雪に埋もれて見えなくなるし、除雪車の作業の邪魔になります。

「落雪注意」の掲示板は、ホテルや大きなオフィスビルの入り口あたりの一階地面に置かれていることが多いのですが、屋上から雪がどっさっと落ちてくる危険性があるのでそのための注意喚起です。

下の写真は札幌駅に近い鉄道高架下の交差点に設置してあった砂箱です。「すべり止め用砂が入っています ご自由にお使いください」と目立つ文字で書いてあります。10日から一週間くらい前に降り積もった雪が今は消えてしまったので、この砂箱も手持無沙汰な風情ですが、滑り止めの砂が主要交差点に用意され始めると雪の季節の始まりを改めて実感することになります。

20201117


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月16日 (月)

雪で実感する紅葉や黄葉の意味

風で小麦粉のように直ぐに飛び散るパウダースノーは別としても、雪は積み重なると凍った水分なのでけっこう重い。だから、雪下ろしをしないと雪国の家屋は倒壊します。

樹々にとっても積雪は死活問題です。重い雪が降り積もると枝が折れ、下手をすると樹自体が倒壊します。樹々は自分では雪下ろしができないので何らかの方法で自分に積もる雪の量を少なくするしかありません。そのためにはまず葉を落として積雪面積を小さくすればいい。

落葉広葉樹は秋になると赤や黄に色を変えます。葉を落とすための準備です。冬の風が吹いてきた時にさっと葉を落とすための準備として、樹は葉への糖分や水分の供給を断ちます――その結果、紅葉系はアントシアニンが生成されて紅くなり、黄葉系は緑のクロロフィルに隠れていたカロチノイドが現れて黄色くなる。

下の写真は、今年ではない年の秋と冬に撮影した楓(かえで)です。楓は広葉落葉樹なので葉はきれいに紅葉し、そのあとすっかり葉を落としますが、それでも雪は大枝と小枝に少なからず降り積もっています。結構な重さだと想像しますが、葉が落ちずに残っているとすると、その負荷は倍くらいでは済まない。落葉のない針葉樹は葉を針のように細くして葉への積雪量をできるだけ少なくしているのでしょう。

B_20201113162701

C_20201111155301

D  
        枝に雪が積もった落葉広葉樹の楓(かえで)


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月13日 (金)

コロナで人の波が急速に引いてしまった繁華街と、刺身

コロナ、大丈夫ですか?」の続きです。

どうしてもうまい刺身が食べたくなり、でも、飲食店をやっている方々には申し訳ないのですが、そういうお店での飲食は個人的には当分は対象外なので、刺身なら刺身用のさく(柵)や丸もの(を捌いてもらったの)を、対面販売の魚屋で控えめな会話をしながら購入して自宅で食べることになります。大通り公園近くのデパ地下の魚売り場に向かいました。

買ったのは、津軽海峡で獲れた「鮪」(マグロ)のさくと福岡の「鯛」(タイ)のさく、地元の「目抜き」のさく、それから丸ものであるところの屋久島産の「首折れ鯖(サバ)」。

「この鯖は刺身がおいしいですよ、今日いちばんのお勧めです」
「締めても大丈夫?」
「刺身がお勧めですが、締めるなら5分ずつですね、長くても10分」
 塩を摺り込んで5分締め、そのあと酢で5分締めるという意味です。

【註】首折れ鯖とはゴマサバの首を折って血抜きすることで鮮度を保つ屋久島漁師の技法、およびそうやって処理された屋久島産のゴマサバのことです。「首折り」作業の結果、足の早い鯖(サバ)がプリプリとした食感の刺身で食べられることになりました。明治時代に屋久島で生まれた手法です。

鯖は三枚におろしてもらい、晩ごはんは、四種の刺身の盛り合わせでした。二日に分けて食べるとしても外食に出費しない分だけ結構な贅沢です。とくに「首折れ鯖」は初日は刺身でその薄赤色の弾力性を味わい、二日目以降は締め鯖として締めた魚の別の生(なま)の味わいを堪能します。

地下に降りてくる前の一階の化粧品売り場で顕著に気づいたことですが、おそらくは11月に入ってからの札幌(や北海道)の新型コロナ感染者の新規感染者の急増が理由で、勤め帰りの女性でにぎわうはすの夕方の売り場は、雪まつりの直後の第一波を彷彿させる感じで、閑散としています。販売員の女性が手持無沙汰な感じで持ち場に立っている。

魚売り場ではお店の人と少なめにゆっくりと会話しながらじっくりと商品を吟味できましたが、繁華街の中心部であるところのその近隣の地上からは人の波は引きつつある様子です。


人気ブログランキングへ

 

| | コメント (0)

2020年11月12日 (木)

今年は冬が早いようです

今年は冬が早いといった実感は、たとえば初雪の日付といった気象台の観測値やメディアを流れる天気予報で抱くものではなくて、ぼくの中では、最初の冬靴(雪靴)を取り出して靴箱の中の夏靴(というか冬靴でない普通の靴)と置き替える作業と関連しています。車ならスノータイヤに履き替える日です。それが去年よりも早いかどうか、そしてどれくらい早いか。

今年は去年よりも一ヶ月以上冬が早いようです。異常気象をなんでもここ百数十年の地球温暖化と結びつけるノリの軽い気象予報士なら地球寒冷化の始まりかとでも言ってもよさそうなくらいですが、さすがにそういう勇み足は控えています。

去年は12月下旬くらいまで札幌では雪の実感はなくて、だから去年の12月10日に東京国立近代美術館(MOMAT)に気軽に日帰りすることができました。「日帰りで『鏑木清方 築地明石町展』へ行って来ました。いい画は無理をしても実物の前に立つようにしています。そうしないと目が衰える。」

まわりに雪が積もっていると気軽に出かける気分が抑え込まれてしまいます。それに、雪と縁のない丸の内や竹橋を札幌からの冬靴で歩くのもぞっとしない。

今年は、この日曜の夜中に強い霙(みぞれ)を経験したかと思うと、その後、穏やかに霙混じりの雪が間歇的に降り続いています。途中、強い晴れの時間帯が気まぐれに長く短く割り込んでくるのが、比較的日本海に近い札幌らしいところです。

【蛇足的な註】「ぞっとしない」は「面白くない」「感心しない」という意味で使っています。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月11日 (水)

戸外でタクアンを発酵中

19リットル(約一斗)のホーロー容器に詰め込まれ、そのホーロー容器がまたゴミ対策と寒さ対策を兼ねたクーラーボックスに入り、タクアンは実際には以下のような感じでゴールデンウィーク明けまで発酵を続けます。

最初の一本を取り出し、そして食べ始めるのは1月末か2月初旬からで、取り出し終わるのはゴールデンウィーク開けです。タクアンを発酵させながら上から順に取り出して食べていきます。それより長く発酵させ続けるとやや酸っぱくなるので最後の数本は糠を付けたままを一本ごとに真空パックして冷蔵庫で貯蔵します。全部を食べ終わるのは6月半ば、という予定です。

手前味噌の味噌汁と同様、朝ごはんの必需品です。

A_20201108102901
             夕方のクーラーボックス


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月10日 (火)

「コロナ、大丈夫ですか?」

札幌から遠く離れたところのお住いの知り合いから、市民感覚の親切な電話をいただきました

「コロナ、大丈夫ですか?」

ニュースに《北海道過去最多"200人"…札幌も最多更新「158人」コロナ感染判明》といった見出しが流れ、メディアに《9日の東京都の新規感染者数は157人で、札幌1市のみで東京都を上回る結果となりました》のような内容の記事が出た夜のことです。

札幌はよほど危機的な状況にあると映っているらしい。

「Go To トラベルで旅行するとしたら、何と言っても北海道ですよ」
「そうかもしれませんね、一週間ほど前もレンタカー会社の営業所は観光客と思しき人たちで相当に混雑していました」

ぼくの市民感覚では、この夏から秋にかけてのGo To キャンペーンを利用した旅行者増加は、昨年末からお正月、雪まつりにかけての中国人観光客の大量流入を彷彿させます。新型コロナの感染者の急増にはローカルな「ススキノの賑わい」も晩秋の寒さも関係しているのかもしれないとしても、人の移動に伴うコロナウィルスの移動が再拡大の最初のひと押しだったようにも思われます。

札幌市民は、少し前までの東京都民と同じで他の地域の住民には「バイキン」扱いされるかもしれません。いささか面倒なことになりつつありますが、これも憂き世のおつきあいです。マスクのストックは、今後、期待通りの役割を演じ続けることになりそうです。


人気ブログランキングへ

 

| | コメント (0)

2020年11月 9日 (月)

漬け込んだ大根が発酵し始めた

天日干しした大根は11月4日に漬け込んだあと、発酵が順調に進行していることが確認できるまでは、家の中の北側の部屋の一画に置いておきます。

発酵中の匂いが部屋に漏れないように大きなポリ袋で覆って留めてありますが、それでも2日ほど経ったころからは発酵中の香りが容器のまわりに微かに漂い始めます。念のため、ポリ袋を外し、容器の蓋を取って重しの隙間から発酵の具合を糠(ぬか)の色や香りで確かめますが、少し緊張して同時にわくわくする瞬間です。

順調に発酵が進んでいます。あと2日ほどそのままにしておいて、天気の良い日に戸外の雨や雪の降り込まないあたりに出し発酵を続けてもらいます。

このままの格好で外に出すのではなく、ゴミ防止と、それからこちらの方がより重要ですが寒冷気候対策に――氷点下の冷気で凍るといけないのでその対策に――写真のような大型(45リットル)キャンプ用クーラーボックスの中に入れておきます。

202011044 Igloo-ice-cube-b


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月 6日 (金)

ネットワークスピーカーという家庭内インフラは音楽に関してはそれなりに便利

ある程度以上のステレオ音質で音楽が鳴るネットワークスピーカーという家庭内インフラ(というか家庭内プラットフォーム)を先日導入した、それなりに利用しています。ただ我が家のネットワークスピーカーの「スマート」スピーカー相当部分は、あまりスマートではないので、その使い方は外出前に「外の気温は何度?」と聞くくらいです。その種の問いにはきちんと答えてくれる。

そういう音のインフラがなかった時には宝の持ち腐れであったところの、ある通販サイトの音楽配信サービスを――会員は一定数の楽曲の視聴やアルバムのダウンロードは無料――今は使っています。その一定数の中には、以前持っていたLPレコードで途中で処分し、その後CDも購入しなかったアルバムや購入し忘れたアルバムが入っていたりもするので、そういうものを中心に楽しんでいます。

動画配信サイトに投稿された音楽ライブを鳴らすのも悪くないのですが、動画が混じるとタブレットやスマホの電力消費が想定以上に大きいので、音楽だけというほうが充電用機器には具合がいい。

昨日はタクアンの漬け込み作業を配偶者といっしょにやりながら、その音楽配信サービスでダウンロードしたピアノトリオのジャズや女性のジャズボーカルを聴いていました。

天日干し後の大根の総乾燥重量が12.5kgだったので、ためしに「12.5kgの4%は何グラム?」とそのスピーカーに「塩」の量を質問したらそのスピーカーに入っている担当の女の子は混乱してしまったようです。苛めてはいけません。


人気ブログランキングへ

 

| | コメント (0)

2020年11月 5日 (木)

天日干しした大根でタクアン作り、2020年 秋

札幌は急に初雪になりそうだったので――実際にそうなりましたが――、天日干しの完了を当初の予定より一日繰り上げました。最も遅れて干したものも「へ」の字や「く」の字の状態になっています。大根は凍えるととたんに味が落ちるのでそのための対応策です。

さて、タクアン作りに必要なものは、十分に天日干しした大根、塩、米糠(こめぬか)、米麹(こめこうじ)、鷹の爪、そして、漬け込み容器の一斗樽(いっとだる、我が家では19リットル入りの業務用ホーロー容器を利用)です。

今年は25本の大根の乾燥重量合計が12.5kgでした。乾燥重量に応じてそれぞれの素材の使用量を決定します。

25-20201104
           天日干しが完了した25本の大根

・大根:  25本の乾燥重量合計が12.5kg
・塩:    乾燥重量合計の4%で500g
・米糠:  乾燥重量合計の20%で2.5kg
・米麹:  200g(これは細かい重量比例計算はしない、市販の麹の一袋が普通は200gなのでそれを全部使う)
・鷹の爪: 掌(てのひら)いっぱいくらい(カビるのを避けるため、ヘタは切り取りタネも取り除く)

塩と米麹(こめこうじ)と米糠(こめぬか)と赤い鷹の爪をいっしょに混ぜ合わせ薄茶の粉を作っておきます。この準備がないと漬け込み工程(この薄茶の粉で干した大根をサンドイッチ状態にする)に着手できません。最後に使う日本酒(純米酒)も同時に用意しておきます。日本酒は発酵の呼び水として使います。

大根を、薄茶色の粉でサンドイッチにするように一層ずつ、一斗樽(19リットルのホーロー容器)に隙間なく詰めていくと、複数の大根の層ができあがります。大きいのを下に、が原則ですが、大きさにバラツキがあるので隙間なく詰めるためには知恵も必要です。

一番上にかぶせる薄茶の粉は多めにするのがコツです。

詰め終わったら――それから途中でも必要に応じて――大根の上に大きなポリ袋かなんかを敷き、足のサイズが容器に対して余裕のある配偶者がその上に立ち、足で踏み固めて、全体を落ち着かせます。配偶者は年に一度のこの作業が大好きです(だと思います)。

202011_20201104133701
202011_20201104133801

大根は乾燥して「へ」や「く」の形になったといっても水分は残っているので、重石をかけておけば、全体が湿ってきて徐々に発酵が始まりますが、その呼び水として日本酒を利用します。少量(0.5合くらい)を上からムラなく注いで表面をしっとりとさせる。数日間室内に置き、発酵が順調に推移していることが確認できたら戸外に出し、食べ終わるまではずっと戸外のままです。

最初の2~3本を取り出すのは来年の1月末。徐々に食べ続け、最後の数本を取り出すのはゴールデンウィーク明けあたりです。それ以上発酵を続けると酸っぱくなってしまいます。途中の取り出しでも最後のロットでもすぐに食べないのは、糠のついたままを真空パックして冷蔵庫に収納しておきます。25本を全部食べ終わるのはおそらく6月に入ってからです。

漬け物としては、タクアンがいちばんの優れものかもしれません。

 


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月 4日 (水)

アップルパイはやっぱり「紅玉」

日本で収穫されるリンゴでアップルパイにもっとも適しているのはやはり「紅玉」です。酸っぱさが魅力で、他の追随を許さない。「紅玉」の収穫量は、他の品種に比べ、全般的に少ないのですが、その少ない中で北海道でもわずかに生産されていて、写真はその生産量の少ない北海道産の「紅玉」です。札幌近郊の夕張郡由仁町で収穫されました。「赤」の色艶がいい感じです。

今回買った23個全部をパイにするのはもったいないので、3個は生食で、古いタイプのリンゴらしい酸っぱさと口の中に拡がる香りの強さを楽しみます(1個は現在完了形、残りは未来完了形状態)。

20201102
               紅玉(北海道産)

配偶者がアップルパイを焼きました。アップルパイの甘さは「紅玉」の持つ酸っぱさとほのかな固有の甘さを利用するのみで、砂糖などはいっさい使いません。すると、大人向きのパイができ上がります。下の写真はその紅玉を煮て作ったパイ用のフィリング(具、詰め物)と、アップルパイ。
     
202011 パイ用フィリング
Apple-pie-202011
                紅玉のアップルパイ

「紅玉」がタイミングよく入手できない場合は、「紅玉」の酸味をしっかりと受け継いで加工用にも向いている「紅玉」の交配種がその代替になります。選択肢は多くなくて、「あかね」、あるいは、「(サン)ジョナゴールド」です。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2020年11月 2日 (月)

タクアン作りの準備としての大根の天日干し 2020年、秋

今年の10月下旬は晴れの中に弱い細い雨が間欠的に交じる感じで、大根の天日干しに最適とは言えない状況ですが、それなりに陽の光を浴びているので良しとします。雨のために室内退避をさせたのは、干し始め二日目の早朝から夕方までです。あとはベランダの壁際で大丈夫でした。

近所の小売店ではタクアン向きの大きさの大根をまとめて――大根といっても青首大根しか手にはいりません――、しかしまとめてといっても二十数本を一度には買えないので、適性サイズを5~8本ずつ4回に分けて購入しました。天日干し日数にバラツキが出ますが、それは仕方ない。妥協します。今年の大根は全部で25本です。本数は去年より少ない。

10日間ほど干すと、大根は「く」の字や「へ」の字に撓(たわ)むくらいに乾燥します。写真は天日干し中の大根で、いちばん長いのは10日目、短いのは7日目です。全部を10日以上干したら今年の天日干しは完了とします。

 710-20201101_20201101203201
         《天日干し中の青首大根 25本》

タクアン作りに必要なものは、漬け込み容器の一斗樽(いっとだる、我が家では19リットル入りの業務用ホーロー容器を利用)、天日干しした大根、塩、米糠(こめぬか)、米麹(こめこうじ)、そして、鷹の爪です。


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »