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2020年12月11日 (金)

里芋のスープは大人の味

イモを材料にしたスープを以前から楽しんでいます。イモの種類は三つでサツマイモとジャガイモとサトイモ。ジャガイモは洋のテイスト、サトイモは和のテイスト、サツマイモもどちらかというと和のテイストです。サトイモはサトイモではなく里芋と書いたほうが「らしさ」が出るので以降ここでは里芋で通します。里芋スープがいちばん渋い大人の味になる。

里芋(さといも)は、熱帯アジアの主食であるタローイモの一種で、タローイモの中ではいちばん北の地域(たとえば日本)で栽培される種類です。里で栽培されるので、山芋に対して、里芋と呼ばれるようになったらしい――そう聞いています。日本での歴史は古く、江戸時代半ばにサツマイモが普及するまではイモといえば里芋でした。

イモの名前は、もともとの産地や伝来経路の名前を含むのが伝統のようで、だからサツマイモは薩摩イモだし、サツマイモという呼び名が一般化する前は伝来経路をさかのぼって琉球イモと呼ばれていました。サツマイモの生産が盛んなのはアジアですが、本籍地は中米です。だからグアテマライモという古称が存在したとしてもおかしくない。

ジャガイモも、生まれは日本からはずいぶんと遠い南米のアンデス山脈です。そこから、メキシコ、スペインと経由し、日本にはインドネシアのジャカルタ経由でオランダ人が持ち込みました。だからジャガタライモ、つまりジャガイモとなりました。

里芋の一種にセレベスというのがありますが、この里芋はインドネシアのセレベス島(今はスラウェシ島という名に変わっている)からやってきました。

料理の味付けで油や脂を一番欲しがるのは三つのイモのなかでは断然ジャガイモです。数年前に調べた総務省の統計によれば、日本人のジャガイモの消費量は里芋の5倍くらい多い。洋風料理のお供はジャガイモだし、ポテトサラダはジャガイモだし、ステーキにもジャガイモです。北海道のイモのデフォはジャガイモだし、ファストフード店ではフレンチフライが定番です。

里芋の煮っころがしは和風の飲み屋では定番だとしても、家庭で調理するには里芋はジャガイモよりもはるかに面倒です。

最初に戻り我が家のイモのスープに戻ると、最近はサツマイモ(鳴門金時)か、里芋です。ジャガイモに対する欲求は大幅に低下してきており、サツマイモも時には甘すぎるので、和風を大人の舌で楽しむときは、甘くないまろやかさが口に拡がる里芋に限ります。


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