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2020年12月30日 (水)

正月が近づくと海鮮類が高くなる

価格は需要の強さと供給の強さの連関で決まるという事実を、年末近くの海鮮類の値段ほど明瞭に提示してくれる例は他にないようです。例年そうですが、とくにそれに声を出して文句をいう人もいないようです。高すぎるなら買わなければいい、としても、手に入れないと年越しの決めた形にならないので、高すぎるものにもやむを得ない需要が発生します。

今年は新型コロナによる海鮮類や魚介類の需要の減退があり――とくに業務(お店)需要の減退――、だから年末需給はその補填も兼ねた様相になっているとも言えます。

個人的にほそぼそと贔屓にしている酒蔵も、今年は料亭や料理店や居酒屋といった業務需要の停滞でけっこう辛い思いをしています。だからできる範囲で「買って応援」ということで、ほそぼそとした消費者需要を以前よりもわずかに上乗せしています。

お正月料理用食品で愉快なのは、デパ地下などの蒲鉾(かまぼこ)売り場です。たとえば箱根の老舗の蒲鉾を正月需要向けに一回だけ一括仕入れするのでしょう。売り出しの初日や二日目だと味との関連を考えて頃合いの値段の蒲鉾が欲しい分だけ手に入りますが、年末になると超高級蒲鉾しか残っていない。何かと忙しくて買い物が遅れた場合、正月にお節のひとつとして蒲鉾を食べるつもりならそれを購入するしかありません。正月パッケージの蒲鉾はそもそも価格設定が割高だとしても、出足が遅れると入手できる蒲鉾はさらに割高になってしまいます。

しかし大晦日も午後5時を回ると値崩れが始まる場合も少なくないので、忙しい方はそういう時にたまたま買い忘れたものや、なしで済ますわけにはいかないものが穏当以下の値段で購入できる可能性があります。それも年末需給のひとつの側面です。


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