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2021年2月17日 (水)

短いゴム長の出番

ゴム長といっても膝下までの長いのではなく、短いゴム長です。ちょっと近所に買いものに出かけたり、近くの郵便ポストに郵便物を投函したりする場合には便利で、この時期の必需品です。札幌の道路は傷みやすい。雪と氷が道路の亀裂に入り込んで膨張するので、そういうところはアスファルトなどが割れて剥がれて穴になり雪融けの水たまりができています。

日中最高気温がプラスになる日が継続すると、夜中や明け方の最低気温は氷点下のであっても、車道や歩道には水が溢れはじめます。道路の穴の水たまりも嫌ですが歩行者の立場からはとくにやっかいなのが、横断歩道と歩道とが接するあたりです。深い水たまりになっていることが多い。普通の靴では歩けない。普段の革の冬靴で何とかしようとするなら、水の中を爪先立って進むしかありません。しかしその冒険が途中で失敗すると、その歩行者をどういう悲劇が待っているかは簡単に想像できる。

車道に残っている根雪は車線の確保のためにすぐ隣の歩道に移すので、歩道では雪の壁が小さな薄汚れた万里の長城風に続いていて、つまり水たまり形成のための水の供給には苦労しません。しかし、今年はその根雪が例年よりも少ないようです。

多くの車は、それが大型の業務用でも小さな自家用車でも、そういう水たまりのすぐそばや水たまりのなかを普通の速度で走っていきます。だから、横断歩道で信号待ちをしているときは、水たまりをよけるだけでなく、濁った水しぶきが飛んでくるのを避けないといけない。たまには遠慮がちで親切な車にも遭遇しますが、たいていは、水しぶきを歩道側に跳ね上げながら走っていくようです。歩行者をいちいち気にしてはいられない。従って歩行者は日本国の国防と同じで専守防衛です。戦闘機でスクランブルをかけるわけにもいかない。

ゴム長が、短いのも長いのも、いちばん活躍するのは、札幌では雨の季節ではなく――幸いなことに日本の各地で見られるタイプの長い梅雨は札幌にはありませんが――、雪融けが始まるこの時期です。


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