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2022年11月28日 (月)

集中力を要する本は晴れた早朝か雨の午後に限る

本を読むという行為がだんだんと面倒くさくなってきました。無くてもいいとは言わないまでもたいしたことのない時間の使い方のひとつが読書かもしれないという気分が出てきたからです。本を読むのに時間を使うくらいなら草木に水でも遣って彼らの状態を眺めていた方がその時間は充実している。けっこうな年齢になっても読書が趣味というかたがいらっしゃいますが、その傾斜がよくわからない。

活字の流れを、数百ページの紙の本でも液晶上の電子書籍でも何でもそういう媒体の上で情報として眺め気になるところを取捨選択しながらとりあえず取り入れるという行為はここでは読書とは考えていません。それはテレビの定時ニュースを視聴するのと変わらない。

そういう変化とともに気持ちよく読書できる時間帯や天気というのも変わってきたようです。

分野を問わず読者に集中力や努力を求めるような種類の本は、以前は夜に室内灯を点けてというのが多かったのが、最近は早い朝の光が射しこむ室内でその本の活字や行を追うほうが自然と集中できるという意味で具合がいいようです。あるいは穏やかな雨の日の午後も捨てがたい。その場合は暗いと灯りを点けることになるとしても。

電球色の電灯の光で照らされた雨の日の紙のページの按配は悪くはない。また紙にやや経年変化が感じられる本に朝の自然な光の下で目を通すのも――やや経年変化した紙の本とは、ずいぶん以前に購入した本の再読か、最近手に入れた古本ということになりますが――言葉や言葉が織り成すところの文体や著者の思弁がそのままに、あるいは以前は経験しなかった新しい表情と意味合いでこちらに流れ込んできて、そうなるとそういう時間は無駄な時間とはならないようです。


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