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2023年3月10日 (金)

「郡」という区割り

北海道でもそうだったし四国でもそうですが、郡という地理的な区割りがあります。県(あるいは道)が複数の郡を含み群は複数の町や村を含むという包摂関係です。ただし、遠い昔は知らず、郡は現在は地理的な区割り単位で、行政的には役割を持ちません。知事や市長・町長は選挙で選ばれて活動していても郡長は存在しない。だから郡はなくても実際上はまず誰も困らない――郡の名前に昔の土地の名残を感じたいというような場合は別にして――。

しかし、地域区分としては現在も役所などで利用されています。

確定申告の時に、四国は高松国税局の管轄だとして、実際にお世話になる税務署の名前と所在地と管轄地域をしらべたときに、管轄地域は「市」と「郡」で区分されていました。年金事務所なども管轄地域の基本区分単位は「市」と「郡」です。

北海道でユニークだったのは「管内」という区分です(下の絵地図、地図は北海道のウェブサイトからお借りしました)。道・市・郡・町・村とは別の系統で北海道の振興局別の行政単位ですが、これがなかなか面白い。

Photo_20230309124301

普通の地図には載っていないし、読み方も独特で――後志(しりべし)、胆振(いぶり)、空知(そらち)、渡島(おしま)など――慣れるまでが大変ですが、農産物生産や海産物漁獲の地域特性と適合的で、それから天気特性とも適合的で、だからたいていの北海道内の天気予報も「管内」単位で行われるので、これを知らないと地元では旅行を含むところの暮らしができません。

四国の「郡」も歴史的な生産物や生態を感じさせるものが少なくない一方、市と町以外は消滅した県もあり、四国の群を北海道の「管内」風に利用するのは難しい。四国は小さくて四国のひとつの「県」が北海道の「管内」の大きさよりも小さいとしても、瀬戸内側、太平洋側、山間部といった地理や気候の違いに農業・漁業を含む産業集積の特徴を加味して切り分けると7つか8つの「管内」風ができ上がりそうです。そういう「管内」別の天気予報も面白い


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コメント

北海道はいろいろ独特なんですかね??
勉強になりました!!

投稿: 文ちゃん | 2023年3月11日 (土) 15時50分

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