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2023年10月

2023年10月31日 (火)

札幌のコスモス、瀬戸内のコスモス

速足ウォーキングは、たいていは配偶者といっしょです。彼女の適性速度が時速5.6kmなので、そのスピードで歩きます。鳥の鳴き声――その中にはカラスの濁声(だみごえ)も含まれる――を聞きながら歩くことが多いとしてもそれだけではありません。

配偶者は途中で何かあったときのために――たとえば急な買い物で小銭が必要になったとか――斜め掛けした肩掛け式の軽いケースにスマートフォンを入れて持ち歩いているので、まれにですが、ぼくが途中で出会った季節の花、たとえばコスモスなどを急に撮影したい場合はそれを借りることにしています。

そうやって撮ったコスモスの写真がいくつかあり、二枚の最初は2021年9月上旬の札幌のコスモス、二番目は2023年10月下旬の瀬戸内(四国東北部)のコスモスです。速足ウォーキングは夕方が多いので、二つはともに夕方の様子。

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瀬戸内でも10月下旬になるとコスモスも終わり加減で、写真(二番目)だと白い花を咲かせているのはいくぶん咲き疲れた風情を漂わせています。


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2023年10月30日 (月)

再び、カリフラワー

カリフラワーのようなはじめて手掛ける野菜は生育段階ごとの具体的な様子がわからないので、四つの苗が、あるいは四つの株がきちんと成長しているのか気になります。

追肥をしてやったらそこから急にカリフラワーらしくなってきました。しかし、追肥をしたからそうなったのか、そういう成長段階に達するタイミングと追肥が重なったからそうなったのか――だから生育が加速されたということも含めて――そのあたりは不案内なので経験を蓄積中です。ほとんど小学生の理科の課外授業のようなものです。

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                 9月28日
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                 10月23日
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                 10月28日

前にも書いたことですが、同じような大きさの、あるいは同じように小さかった苗を植え付けても、個体差というのはけっこう激しくて、四つのうち左から二番目の苗が左端のを抜いていちばん成長が速い。9月28日は最もチビだったので、いささかびっくりしています。

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             左から二番目、10月28日


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2023年10月27日 (金)

速足ウォーキングが気持ちいい季節

下は普通の厚さのウェットパンツで――この時期用にはそれしか持っていないので――、上はTシャツかTシャツの二枚重ねです。歩き始めは夕方だと二の腕あたりがすこしひんやりとしますが歩いているとちょうどよくなります。長袖にすると途中から汗をかく。速足ウォーキングで暑くなく寒くなくという時期は短くて、しかし今はその最中です。

歩いていると、いろいろな鳥を眼にします。

秋に高鳴きを始めるところの百舌鳥(もず)の甲高い声がどこからか降ってきます。電信柱や電柱のケーブルに停まっている姿も確認できます。今年は、幸いなことに、ガラス窓をめがけて体当たりしてくる百舌鳥には出会っていませんが、そうされると、目の細かい網戸が傷つけられ、あとで補修をすることになるので、いい気分ではありません。

スズメが数十羽から百羽の集団で家々の屋根と二番穂の生えている水田を往復しているのも見られます。水田の餌になる虫でも食べているのでしょうか。数十羽が一斉に飛び立つ光景はそれなりです。

ハトも二番穂の水田で餌を啄みますが、これも数十羽の集団だったり小さなグループだったりいろいろです。スズメと違ってハトの集団は美しいとは言えないし、可愛らしくもない。

カラスは季節にかかわらずカラスで、一羽ないし二羽で電柱に停まり、ガーガーと、ときには周りを威嚇するように鳴いています。札幌と違って、あるいは都市部と違って、この辺りではカラスはマイナーな存在なので集団を作ってそのあたりの樹々を真っ黒にすることはありません。

そういう鳥たちを見ながら気持ちのいい大気の中を速足ウォーキングです。時速は5.6キロメートル。


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2023年10月26日 (木)

四国の料理は貧乏くさいしうまくない、らしい

ぼくが秋田のものでお気に入りなのは大舘の「曲げわっぱ」です。行ったことも滞在したこともないので、秋田の食べものについては、現地に行かなくても手に入るもの以外はよく知りません――近海魚は旨いだろうとはおもうけれど秋田で水揚げされた魚介類はまだ口にしたことがない。

秋田に行かなくても手に入るもののひとつであるところの比内地鶏は値段は高いけれどその出費にふさわしい味わいの鶏肉です。比内地鶏のモモ肉を買ってきて適度の大きさに切り鉄砲串を通して自宅で丁寧に焼いた塩味の焼鳥を一杯やりながらゆっくりと噛み、そのコクと香りを楽しむというのは、名古屋コーチンや阿波尾鶏も味わい深いけれど、それ以上の至福です。

大館産の「曲げわっぱ」に詰めた弁当を昼ごはんに食べていた時期が何年間かありました。下はその「曲げわっぱ」と、曲げわっぱに盛った日の丸弁当。梅干しは自家製です。

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秋田名物の食べものには「きりたんぽ」や「いぶりがっこ」があるそうですが、両方とも食べたことがない。「いぶりがっこ」には酒の肴として大いに食欲をそそられますが「きりたんぽ」はそうでもない。秋田の日本酒もどこかの飲み屋で出会ったことがあるかもしれないとしても、自分で銘柄を選んで購入したことはありません。

なぜ、こんなことを書いているかというと、ある記事をネット媒体で眼にしたからです。四国東北部の瀬戸内で暮らす身にとっては――引っ越してきたのが一年半くらい前だとしても――なかなか興味深い見解だったからです。発言者が実際の経験に基づく事実を述べているのか、それとも周りの受けを狙った創作話を披瀝しているのかは、記事の読者としては、不明です。

《佐竹知事は23日、秋田市で開かれた県内の自治体や経済界などのトップが参加する会合で講演し、秋田とほかの地方を比較する中で、過去に全国知事会で四国地方を訪れた際の食事について、「メインディッシュが鉄板で、誰が考えてもステーキです。ふたを開けたらじゃこ天です。貧乏くさいんです」などと述べていました。》(NHK NEWSWEB 2023年10月25日)

《佐竹知事は23日、秋田市で開かれた「秋田の未来を創る協議会」の設立会議で講演。「秋田ほどうまいものがある所はない。四国なんかもう大変。酒もうまくないし」「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたら、じゃこ天です。貧乏くさい」と述べた。》(秋田さきがけ新報電子版 2023年10月25日、無料で読める部分から引用)

メインディッシュにじゃこ天を使う料理屋っていったいどんな料理屋か入ってみたい気もします。一杯飲み屋が余興でそういう献立を用意するということはあるかもしれないけれども。

《四国の酒や料理は「うまくない」「貧乏くさい」―。佐竹敬久知事の発言がまた物議を醸している。昨夏には比内地鶏を「硬い」と述べ、陳謝に追い込まれたばかり。》(秋田さきがけ新報電子版 2023年10月24日の無料で読める部分から引用)

四国の酒や料理についての評価内容とは別に、地元のあの味わい深い比内地鶏を「硬い」と評するというのは、そういう歯と舌と味覚の持ち主であることを正直に告白しているわけで、そういうかたが、他所の場所の料理について公の場――記者が取材に訪れる場所は公です――で批評・論評するのはどうかな、という気がします。仲間内の酒の席の話題としては、熱い鉄板に載ったステーキもどきのじゃこ天という話はなかなかに面白い。恐らく笑いを誘います。

霜降りの口の中でとろけるような和牛はとても旨いとして、ブラックアンガス種のしっかりとした――一部の人にとっては「硬い」――赤身のニューヨークカット・ステーキを米国で食べると今まで知らなかった食の興奮を感じるかもしれません。

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じゃこ天。「宇和島練り物工房 みよし」様のウェブサイトからお借りしました。


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2023年10月25日 (水)

やっと夏を戸締り

エアコンフィルターの掃除が終わったので、やっと夏を戸締りできました。

立茎栽培のアスパラガスを根元から切りとり、その根元をガスバーナーで焼却して茎についているかもしれない黴菌の類を退治し翌春にそなえるという夏の終わりの作業はすでに完了しています。

夏から秋にかけて伸びたレモンの若芽は不要で、放っておくと急に枝が伸び葉が増え始めるのをカットします。これも、現在進行形のものもあるとしても、夏の分は完了です。

戸締りの仕上げは、今年の暑い夏によく働いてもらった複数台のエアコン(の冷房機能)と、羽根のない扇風機の掃除と手入れです。扇風機はとても暑い日も適度に暑い夜も風呂上りに活躍します。

羽根のない扇風機の掃除は簡単で、拭き掃除のあと、専用の――といっても手作りの――縦長の布カバーですっぽりと覆い、一部を倉庫としても使っている書庫の片隅に仕舞います。

エアコンのほうは、ホコリフィルターを取り出し、強力な吸引力の真空掃除機に柔らかい刷毛ブラシを装着してゆっくりとホコリを取り除きます。壁掛けタイプのものは、吹き出し口の内側の汚れを――汚れはほとんどないにしても――専用道具と部材で落とします。

夏に戸締りをすると、いくぶんほっとします。ここしばらくは、気持ちのいい気温の日々が続く予定です。


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2023年10月24日 (火)

カリフラワーのその後

カリフラワーの苗を植えてみた」と「カリフラワーの苗はなぜか直射日光に弱い」の続きです。

速足ウォーキングの道筋に、小さな野菜畑があり、そこで季節の野菜をプロの農家だった思われる高齢男性が栽培しています。規模が控えめなので、現在は販売用ではなく、自家消費用の野菜の生産だと思われます。自分たちだけでは多すぎて自家消費は無理だとしても、子供の家庭が近所でも離れた場所でも複数あり、孫まで含めた家族がその野菜をどんどん食べるとすると適量生産かもしれません。

その野菜畑は長方形で、畝(うね)は長さが二十五メートルのが縦に五本くらい立ててあり、今は大根、カリフラワー、レタス、それからひと月ほど植え付けを遅くしたと思われるブロッコリー(ないしは追加のカリフラワー)などが生育中です。横に短く伸びる畝もあり二つ三つありネギなどが伸び出しています。カリフラワーは濃い緑の葉ががっしりという雰囲気で育っていて、さすがはプロの農家と感心しますが、その生育状態を遠目で見て我が家の零細栽培のカリフラワーの参考にします。

下は我が家の極小規模で栽培中のカリフラワーで、上が九月二十八日早朝、下が十月二十三日の早朝の様子です。いちおう、順調に育っていると言えそうです。無農薬の健康な葉っぱなので、葉にそれぞれ虫食い痕があります。

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生きものは何でもそうですが、苗の時分から違いがあったにせよ、大きいのや小さいのや、個体差がだんだんと目立ってきました。四十センチメートル間隔で植えてありますが、どれがいちばん見事な花蕾――あの白い食べるところ、白さを保つには日焼け防止が必要――を生むか、今のところよくわかりません。


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2023年10月23日 (月)

最近は珈琲よりもハーブティー

日本茶は煎茶も抹茶も日々の食事時の必需品で、緑茶がないと一日が進みません。しかし飲み物の好みというのは齢とともに変化してくるもののようで、以前はなしではいられなかった珈琲も最近は飲まずに過ごすこともできるようになりました。そしてその代わりに、いわば不在になった珈琲の穴埋めのように愉しみ始めたのがハーブティーです。

しかし、どんな種類のハーブティーでもいいというわけではなくて、その穴埋めとして美味しいと思うのはローズヒップとハイビスカスをブレンドしたものです。程よい酸味のある真紅のハーブティーで、なかでも英国ブレンドがその酸味の按配とフルーティーな香りの組み合わせがいちばん味わい深い。

朝起きた直後は、なにはともあれ深紅の「ローズヒップ&ハイビスカス」のお茶です。誰が「ローズヒップ」と「ハイビスカス」をいっしょにすることを思いついたのか、あるいは二つの適切なブレンド量に達するまでどれほど試行錯誤したのか知りませんが、いいものを用意してくれたものです。

庭に生えているペパーミントの葉を摘んでミントティーを淹れるのも悪くありません――ミント類は種類にもよりますが適度に手入れをしないと過度な繁殖の恐れがあります。以前、アップルミントを鉢植えで育てたことがあり――鉢植えなのでそれ以上は増殖しません――その時はリンゴの風味のミントティーを楽しみました。

食事には日本茶だとして、晩茶を乳酸菌発酵させた種類の仄かな酸味を夕食後に味わうのも捨てがたい選択肢です。


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2023年10月20日 (金)

ヒャッキン?

写真はある百均で買ったゼムクリップです。150個入りが税込みで110円でした。割に気に入っています。

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「ヒャッキン」という聞いたこともないような言葉をはじめて耳にしたのは十数年前で、場所は札幌でした。何かを探している時に「ヒャッキンに行けば見つかりますよ」と言われてほとんど未知の外国語だったので「え?それなんですか」と相手に聞き返したことをよく覚えています。その相手はとても当惑した表情でした。

それまでも100円ショップというのがあるのは承知していましたが、それを「ヒャッキン」と呼ぶこともあるとは知りませんでした。しかしすぐに百円均一なので「百均」「ヒャッキン」と納得しました。

モノの本によれば、100円ショップの大手は日本に4社あるそうですが――といっても実態は大手2社の寡占状態――四国東北部・瀬戸内の我が家の近所にも市場シェア1位の100円ショップと2位のそれが店を構えています。入って見ると品揃えにそれぞれ個性を持っていて、どちらも女性客が多いとしても、品揃えに応じて客層は違います。

100円ショップの最大の特徴は、彼らがSPA――製造小売業、SPAはもともとの英語だとSpeciality Store Retailer of Private Label Apparel ――であることです。SPAというビジネスモデルでは製品の企画開発から製造、販売までの一連のプロセスを単一の業者が担いますが、サプライチェーン全体を自社で管理するので中間流通コストを削減し商品価格を抑えることができます。だからこれが100円で手に入るのかといったような商品が、とてもユニークな利用方法や機能を持つものも含め、いっぱい並んでいます。

下の写真――ただし右側の白いぺらぺらした袋のみ――は、ゼムクリップとは別の百均で買ったものです。左側は質の高いガス袋でお菓子用具の専門店の商品で、百均では機能的・価格的に供給が無理でだと思われます。ガス袋には自家製(製造責任者は配偶者)のパウンドケーキをカットしたのをパッケージしてありますが、普段お世話になっているかた(たとえば、美容室のスタイリストさん)に差し上げたりします。

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百均で買ったハロウィングッズ。ただし右側の白いぺらぺらした袋のみ。


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2023年10月19日 (木)

一升壜

先日、美容室のスタイリストの女性から品揃えがいいと教えてもらった比較的近所の酒屋へ、最近は飲まなくなった銘柄を求めて行ったら、大きなガラス扉の冷蔵庫にその銘柄の四合瓶が並んでいました。

一升瓶はないのかと尋ねたら、同じ酒蔵の別の銘柄ならありますが。拝見出来ますか?小ぶりな倉庫風の冷蔵庫に案内されました。一升瓶の品揃えをそれなりに確認します。「最近は一升瓶が不足していて、仕入れも四合瓶が多いですね」 雄町の四合瓶を二本購入しました。

それよりもっと前に、ここも品揃えがいいと評判の、少し遠いところにある古い酒屋へ行ってガラス扉の内側を覗き始めたらある酒蔵の雄町の四合瓶が並んでいました。四本買おうとしたところ、一升瓶のほうがお得ですよ。それはわかっているのですが、冷蔵庫の都合でしかたなく四合瓶です。

札幌の頃は、一升瓶が六本収納できる業務用の小さな冷蔵庫を持っていたのですが、瀬戸内への引越しの時に捨ててきました。無理すれば、今の大きな冷蔵庫に一升瓶は収納できますが、そういう無理は控えています。

冷酒として食前に軽く賞味する日本酒は四合瓶でいいとして、食中酒はぼくは燗酒なので、購入単位も一升瓶です。家の中ではいちばんひんやりしているあたりに、有体に言えば味噌の甕のとなりあたりに常温保管してあります。

我が家で一升瓶で買うのは燗酒用の日本酒くらいで、ガラス瓶の購入がデフォであるところの小豆島の醤油も岐阜の味醂も岐阜の料理酒も四合瓶なので、一升瓶という媒体での飲料や調味料の流通はけっこう減少しているのかもしれません。

現在暮しているところはゴミとして出すガラス瓶の分別が細かくて、茶色の瓶と透明な瓶と緑や青などのその他の色の瓶とは収集日が分かれています。一度、遠目には茶色でしかし陽に透かして見ると濃い緑であるところの一升瓶を茶色の日に出したら、そのままゴミ捨て場に捨て置かれていたので――あとで偶然そのことに気づいた――あわてて持ち帰ったことがあります。一升壜のゴミを出すのは近所では我が家くらいかもしれません。


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2023年10月18日 (水)

電子書籍の読み放題サービスを試してみた

もともとは本の通販会社であったところが積極的なIT投資とグローバルマーケティングで流通系の巨大IT企業になったのですが、そこが期間限定で電子書籍の読み放題キャンペーンをやっていたので、99円でそのサービスを購入しました。99円で三ヶ月間、当該企業が販売している電子書籍のうち読み放題指定になっているものをその間は追加料金なしで読み放題というプロモーションです。

三ヶ月が経過すると、読み放題状態を継続するためには毎月1,000円くらいを支払うことになりますがいつでもキャンセルできるし、最初の三ヶ月が100円というのは試用目的にはとても魅力的です。

二~三ヶ月前から、機会があれば、かつて読んだ上下二段組の単行本を読み返してみたい、しかしその本は今のぼくには活字が小さすぎるので再読を躊躇(ためら)っていたのが、99円でタブレット端末の大きな活字で読めるなら躊躇う理由はありません。その本の電子書籍版が読み放題になっているかを確かめずに99円支払いました。

ところがそれは読み放題の対象にはなっていません。出版社として著者に印税を従来通りに支払いたいところは紙の本の電子書籍化はしたとしても読み放題の対象にはしないという主義のようです。

だから、次善の策として、かつて人気のあった英国人作家の小説で読み放題になっているのがあればこの機会を利用して目を通して見ようと、開高健の「輝ける闇」にも登場したグレアム・グリーンの「おとなしいアメリカ人」を日本語訳で読もうとしたらこれも読み放題の対象にはなっていませんでした。しかたなく別の英国人作家の読み放題小説(日本語訳)を探したらサマセット・モームの「月と六ペンス」が見つかりました。

日本語版の版権を持つ出版社の方針によって、電子書籍化までか、読み放題まで進むのかが決るようです。

なにかだまされた気持ちで――たった100円の出費だとしても――「月と六ペンス」を読み始めたのですが、自身を含め対象との間に微妙な距離を保った筆致で、冷淡とユーモアと共感が溢れいかにも手練な英国人の手になる小説です。面白い。100円投資の元は取れました――書籍は手元に残りませんが。


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2023年10月17日 (火)

金木犀(きんもくせい)の香り

桜の季節になると、それが例えば東京だと、東京にはこんなに桜の樹があったのかというほど予想もしなかった場所に桜の花が桜色の花を咲かせているのでいささか驚くことがあります。それほどではないにしても、似たような現象を十月中旬から下旬の四国東北部の瀬戸内で経験することができます。

涼しくなったので夕方に速足ウォーキングをしていると大人びた甘い香りがかすかに漂ってくるのに遭遇します。金木犀(きんもくせい)です。

五十分ほど歩いている間に出会う金木犀の樹は十五~十六本で、十月の中旬だと橙色の金木犀の花はまだ蕾のものもいるので、全部が匂い立つような華やかな香りになるのは二三日先ですが、たいていはご自宅の庭に植えられていて、二本植えてあるお宅もあり、また住宅地の中の小さな公園にも、あるいはお寺の境内にも比較的大きな金木犀があったので、ウォーキングの道筋に建ち並ぶ住宅のうち十二~十三軒の家が植木のひとつとして金木犀を手入れしているということになります。

あとしばらくするとまだ蕾のものも「『金』木犀」という名とは違って地味な橙色に開花し、そうなると樹の十数メートル以上前から穏やかに甘い香りが強く漂ってきます。香りに包まれたその瞬間は幸せな気持ちになり、その幸福を速足ウォーキングの間に十数回は味わうことができます。

ウォーキングが終わって自宅に戻ると、今度はお隣の庭にある立派な金木犀がその優雅な匂いを我が家にもお裾分けのように届けてくれます。秋の「借香」です。

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               早朝の金木犀


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2023年10月16日 (月)

サラサラとネバネバ

こういう話題は全くの雑感ということになるとして、似たような種類ものでもネバネバしたのとサラサラしたのがあります。

日本では女性の髪が習慣として長かった昔から椿油が整髪料として使われてきました。椿(つばき)の種を搾って抽出した油です。「笠にぽつり椿だった」(種田山頭火)の椿です。英語だとほぼcamellia(カメリア)と呼ばれているもので、少し粘りのある油です。スキンケアや整髪料に人気ですが、食べられるので料理にも使われます。

似たような油に、つまり植物の似たような種を搾って取り出した油にアプリコットがあります。こちらのほうは種を搾ったという意味でアプリコット・カーネル・オイルと称されることが多いようです。アプリコットは英語だとapricotで日本名で杏(あんず)と呼ばれているものです。室生犀星の小説に『杏っ子』(あんずっこ)というのがあります。この油も食べられますが、ほとんどが化粧用として使われているようです。とてもサラサラした油です。

ぼくは化学的な原材料を含む整髪料は使わないので、髪には椿油とアプリコット・カーネルを控えめにつけています。少し粘り気が欲しい時は椿油、サラサラと仕上げたい場合はアプリコット・カーネル・オイルです。

我が家では配偶者がよくケーキ(たとえばパウンドケーキ)やパイ(たとえばアップルパイ)を焼いてくれます。使う粉のデフォは小麦粉ですが、ケーキなら一部は米粉を混ぜ込むと軽い食感の美味しいのができ上がります。

小麦粉で作ったお菓子はとくにクッキーなどの場合は、噛んでいると歯にまといつく感じのネバネバ感やベタベタ感が口に残ります。これは小麦粉のグルテンの影響です。グルテンが含まれているので、小麦粉に水を加えてこねると粘りと弾力性が出てきます。小麦粉はグルテンの量が多くて質の強いものから順に強力粉・中力粉・薄力粉と区分されています。パスタやパイやケーキやラーメンやうどんなどで強力粉と中力粉と薄力粉を使い分けるのは皆さんご案内の通りです。

一方、米粉はグルテンがないのでサラサラしています。だから米粉のケーキ、あるいは小麦粉に米粉を混ぜ込んだケーキは食感が軽い。米粉(もち米)と塩だけで作ったオカキはサラサラとして食感です。


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2023年10月13日 (金)

潜むのは唯一神の妬み

倉橋由美子の著作に「城の中の城」というタイトルの小説があります。知的で教養があってそして美人の主婦であるところの「桂子さん」とそのご主人が主人公で、キリスト教を主題にした作品です。この作品を「反宗教小説」と形容されるかたもいるようですが、実際は反宗教ではなく「わたしはキリスト教が嫌い」という主旨の小説です。大胆に敷衍すると「わたしは妬むのが好きな唯一神をいただくところの病的な宗教が嫌い」という内容の作品です。

「桂子さんとしてはキリスト教に入信した人とは夫婦の関係でいっしょに暮すことはできない。これは桂子さんの信念なり偏見なりの問題であるから、そのことに万人を納得させるに足る理由はない。ましてキリスト教徒を納得させるだけの理由などあるはずはない。そこで桂子さんの偏見と独断のままにその理由を言うとすれば、キリスト教を信じて生きなければならない人間は異常である。あの種の信仰は精神の病気なのである。桂子さんは精神の病人と夫婦の関係を続けることができない。我慢してついには自分も同じ病気にかかることで夫婦の関係を全うする人もいるであろうが、桂子さんにはそれはできない。従ってここから始まるのは一種の宗教戦争あるいはイデオロギー戦争になるほかない。」

最近のイスラエルとパレスチナ・アラブの激しい戦闘(ないしは局地戦争)に関しては以下のようなニュース記事が連日、眼に入ります。

《イスラエル「総攻撃は近い」、ガザ地上作戦を準備…死者は計2255人》
「イスラエルのヨアブ・ガラント国防相は10日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスに対する「総攻撃は近い」と述べた。イスラエル南部のガザ境界近くでは11日、地上作戦に向け、戦車や軍用車両、兵士が続々と集結した」(読売新聞オンライン 2023/10/12 0:11配信)

《英外相がイスラエル訪問 ハマス攻撃で「連帯」示す》
「英政府の発表によると、クレバリー外相が11日、イスラエルを訪れた。パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスによる攻撃を受けたイスラエルの人々に対し、「揺るぎない連帯」(英外務省報道官)を示すのが目的という」(時事通信 2013/10/11 22:32配信)

旧約聖書の時代はいざ知らず、イギリスの政治的お墨付きのもと1948年5月にイスラエルがその地に建国されるまで――パレスチナはその当時イギリスの委任統治領――、つまり、ユダヤ人がそこは自分たちの土地だと主張するまでは、その地にはずっとパレスチナ・アラブ人が暮らしていました。イスラエル建国にともなう戦争の結果、多数のアラブ人がパレスチナの地を追われましたが、一部はイスラエル占領地に住まざるを得ませんでした。それがユダヤ・パレスチナ問題の背景です。

「旧約聖書の時代はいざ知らず」と書きましたが、旧約聖書に目を通しても、現在イスラエルと呼ばれている国が存在する辺りがユダヤ人の土地だったどうかはよくわからない。ユダヤ人はよく移動し、政治的な理由でそうであったにせよ必ずしも決まった土地に定住するわけではなかった。歴史上のある時期に「ここは我らが地」と声をあげるのは、あるいはユダヤの神にそう言わせてその言葉を書き留めておくのはその人たちの勝手だとしても、それを急に持ち出されてそこから放逐の憂き目にあったほうは堪ったものではない。

イスラエルとパレスチナ・アラブの戦いの背景やなまなましさに関しては英国人のジョン・ル・カレの長編スパイ小説「リトル・ドラマー・ガール」が、ユダヤ人とは誰かについてはアーサー・ケストラーの「ユダヤ人とは誰か(第十三支族・カザール王国の謎)が参考になります。

ユダヤ人とは特定の人種や民族を指すのではなくユダヤ教を信じる人たちだとすれば、ユダヤ人は少数派のスファラディと多数派のアシュケナージから構成されます。スファラディは旧約聖書に登場するユダヤ人(セム語系民族)の子孫の総称――だから、反ユダヤ主義のことをアンティセミティズム(antisemitism)とも言う――、アシュケナージは八世紀ごろにユダヤ教に改宗したカザール人――当時、東ヨーロッパに住んでいた――の子孫の総称です。ちなみに「機械の中の幽霊」という書物の著者でもあるアーサー・ケストラーは、アシュケナージ・ユダヤ人です。

旧約を読んでいて感じるのはユダヤの神は妬みの神だということです――神が自分でそう誇らしげに言っている。これはキリスト教にも継続されていて、そういう神を信じるものは許すがそうでないものは許さない。自分以外の神、つまり邪教の神を奉ずるものは抹殺してもよい。だから十字軍のような異教(イスラム教)征伐の熱狂運動が発生したのは不思議でも何でもありません。論理的な帰結です。

「妬むのが好きな唯一神をいただくところの病的な宗教が嫌いだ」という理由でユダヤ教やキリスト教が嫌われたとしても――その病的なものの中にはその世界で限定的に通用する「愛」と呼ばれるものも含まれますが――、地球の文化の半分はその病的なものに内部から浸潤され包まれているわけでその遍在は如何ともしがたい。つまり、妬むのが好きな神から派生するところの根深い排他感情が現在のイスラエルとパレスチナ・アラブの問題の底に確実に潜み続けており、それがある限り、毎度の政治的な解決策は毎回その場しのぎの対応なのかもしれません。


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2023年10月12日 (木)

「秋眠」暁を覚えず

「春眠暁を覚えず」はその通りかもしれないとして、秋になって涼しくなったのでよく眠れます。

涼しい秋だと、用事のない日は昼寝もできるし、たとえつい昼寝をしても、夜も定時に就寝することが可能です。そうした場合の欠点は、だいたい昼寝をした分だけ朝早く目が覚めることくらいです。

札幌と四国東北部の瀬戸内では、天気予報の日の出時刻の違い以上に、明け方、外が明るくなる時分に差があるようです。瀬戸内では、10月中旬だと、五時半は真っ暗で、六時になったあたりで空がぼんやりと白んできます。札幌ならこの季節は五時ですでに朝の空です。

無理やり身体を合わせるサマータイムではないので、電灯を点けて起き出すくらいに外が暗いと寝床からなかなか出る気分になりません。

「春眠暁を覚えず」は明け方で外がやや明るくなっているのに気が付かないくらい気持ちよく眠り続けるということですが、「秋眠暁を覚えず」の場合は、眼が覚めてもまだ暁になってくれないのでそのまましばらく目を閉じて空がそれなりに白むのを待って起き出すという意味になります。明るくないとゴミ出しに行く気分になりません。

ともあれ、秋の昼寝は心地よいものです。


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2023年10月11日 (水)

フェザーダスター雑感

ハタキ雑感」で「正絹を使ったハタキを和風ハタキ――着物姿の主婦がかけるとよく似合うことになっているハタキ――、そして鳥の羽根を使ったハタキを西洋ハタキ(あるいはフェザーダスター)と名づけるとして、我が家では和風と洋風の両方を利用しています。しかしいつの頃からか羽根ハタキの出番が多くなってきました」と書きました。今回はその羽根ハタキ(フェザーダスター)に関してです。

お抱え運転手が、あるいは自分の手で、大型高級セダンのすべての窓を専用のフェザーダスターでホコリひとつないきれいな状態に保っておくというのとはまったく縁がないので、フェザーダスターはもっぱら室内掃除用です。

掃除が嫌いな人がいます。ぼくはあまり苦にしない。だからかどうか、掃除ロボットには興味がありません。何もない空っぽの室内なら自由に動けていいかもしれませんが、ああいう図体のものにまともな掃除などできる訳はないと思っています。邪魔するもののない空っぽの室内であっても壁際や隅をどう丁寧に処理するのか。

天井の灯りや壁やカーテンレールや本棚や棚や机の上の小物のホコリを払い落とすように取り去るのがフェザーダスターの役割です――羽根に纏わりついたホコリはあとで戸外でパタパタと振り払う。室内のホコリや細かいチリをきれいに除去しようとすると電気掃除機(従来のゴミパックを利用する真空型でもそうでないサイクロン方式でも何でも)の支援が必要ですし、もっときれいにしようとすると水拭きも不可欠ですが、ことはフェザーダスターと呼ばれている西洋ハタキがないと始まりません。。

そのフェザーダスターは持ち手から羽根の先あたりまで含めた長さが約90㎝のものと約65㎝のもの、そして約30㎝のものを使い分けています。90㎝はドイツ製品、65cmと30cmは日本製品ですが、羽根はどれも南アフリカで生育したのダチョウ(オーストリッチ)の羽毛です。長さと大きさのせいもあるかもしれないけれど、ドイツ製品はやはりドイツ人向けのがっしりとした作りで羽毛もたっぷりとしたのが柔らかくてフワフワしていて使い勝手はいいのですが、羽毛をさらに選別したに違いない日本製品のふんわりとした繊細と優美にはかなわない。

全般的にはドイツ製品(といってもMade in South Africa)の90㎝が活躍し、机の上やパソコンやタブレットなど、あるいは本棚の各棚は日本製品(南アフリカ産の羽毛を使って日本で製造)の30 cmが、ウォークインクロゼットの中の衣類や帽子、壁に掛かった絵(といっても大部分が版画)やテレビ画面はこれも日本製の65㎝が担当します。使っているうちにそういう役割分担に落ち着きました。

使っているうちに湿気を吸収するので、毎日は無理だとしても、陽当たりのいい日に空気のゆるやかに流れる陽当たりのいい場所で日光に当ててやると、オーストリッチの羽毛はフワッと柔らかく膨らんでもとの元気を10~15分くらいで取り戻します。フワッとなったフェザーダスターで掃除を始めるのは気分がいいものです


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2023年10月10日 (火)

本来の力

表情を思い描く楽しみのある言葉」というブログ記事の中で次のように書きました。

《「本来(の)」という言葉があります。「もとからずっとその状態であること」「性質や能力などがもともと備わっていること」といった意味を伝えるときに使われる言葉だとして、この言葉がとくに頻繁に登場するのはプロスポーツやレベルのとても高い運動競技で、「(今日は)本来の力が発揮できていません」とか「試合の中盤以降は本来の姿を取り戻すでしょう」というのが標準的な使い方のようです》

ラグビーワールドカップ 2023 における日本代表の成績(プールD)は以下の通りです。

2023_20231009175201

ラグビー世界ランキング(男子)の2023年10月2日時点のランキングを下に引用しました(カッコ内に数字は前回の順位)。

1位(1)アイルランド
2位(2)フランス
3位(3)南アフリカ
4位(4)ニュージーランド
5位(5)スコットランド
6位(6)イングランド(前回13位の日本は前回6位のイングランドに12-34で負けた●)
7位(7)ウェールズ
8位(8)フィジー
9位(9)アルゼンチン(前回13位の日本は前回9位のアルゼンチンに27-39で負けた●)
10位(10)オーストラリア
11位(11)イタリア
12位(13)日本
13位(14)ジョージア
14位(12)サモア(前回13位の日本は前回12位のサモアに28-22で勝った○)
15位(15)トンガ
16位(16)ポルトガル
17位(17)ウルグアイ
18位(18)アメリカ
19位(19)ルーマニア
20位(20)スペイン
21位(21)ナミビア
22位(22)チリ(前回13位の日本は前回22位のチリに42-12で勝った○)

世界ランキングは各国の実力の客観的な評価が反映された結果だと思われます。別言すると「本来の力」です。プールDにおける日本と相手チームの試合結果をみると各チームともほぼ「本来の力」を発揮し、本来の力が反映された勝ち負けになっているようです。こういう文脈での「本来の力」はわかりやすい。

「(今日は)本来の力が発揮できていません」とか「試合の中盤以降は本来の姿を取り戻すでしょう」というのがスポーツ中継のアナウンサーの「本来の力」の標準的な使い方だとして、標準的のほうが曖昧さが広い分、意味がぼやけてわかりにくいかもしれません。

「過去2度優勝のオーストラリアは史上初の予選プール敗退」というニュース見出しが眼に入りました。上記ランキング表ではオーストラリアは10位なので、決勝に進出した8チームに入れなかったのも「本来の力」を発揮したからだと思われます。


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2023年10月 6日 (金)

今年も紅玉でアップルパイ

四国東北部の瀬戸内は多くの野菜と果物は多品種少量生産で、プロの農家かそれぞれ得意分野を持ちながら、全体としてはだいたい何でも作っています。その気になれば、コメも含めて、農産物はすべて地産地消で廻っていきます。しかし種類によっては生産量がとても少ないので、その時買っておかないと次回は手に入らないという目に遭うかもしれません。

果物だと、桃もキウイもイチゴもプラム(スモモ)もサクランボもブルーベリーも、それからメロンもマンゴーもスイカも梅も、ミカンもハッサクも梨も、ブドウも柿も、そしてイチジクも季節の収穫が、たとえば近隣のJA直販店の棚に隙間なく並びます。

何でも栽培するからといってなんでも美味しいわけではないのは仕方ないとして、たとえば札幌で美味しい朱肉系メロンを散々食べてきた身には、瀬戸内産のメロンは朱肉系も青肉系も頑張ってはいるけれどもやや物足りません。サクランボも地元のノーブランド品――佐藤錦といったブランド名が付いていないもの――は二回目からは残念ながら手を伸ばす気分にはならなかったので、すべてが地産地消で手際よく回っているわけではありません。

冷涼な気候が必須であるところのリンゴの栽培はさすがに瀬戸内では無理な話です。梨(新高 にいたか)の隣に並んでいたところのリンゴの紅玉は長野県で収穫されたもので、我が家でアップルパイになりました。我が家のアップルパイは砂糖を一切使わない紅玉の甘味だけのパイで大人の味です。

202310


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2023年10月 5日 (木)

メガネの更新

メガネは、それをかけるとそうでないよりも少し賢く見えるかもしれないという点を除くと、なしで済ませるほうが鬱陶しくなくていいと思われます。もっとも眼鏡にはサングラスのような、直射日光の眩しさから眼を保護したり、それをすることで前や周りを見やすくしたりするといった効用もあるのでメガネが全く不要というわけではありません。

五年ほど前に、二種類の遠近両用メガネを作りました。おしゃれ用と普段用という意味での二種類ではなくて、遠くを見るのにより適したタイプと、近くのものを見るのがより快適なタイプの二種類です。

遠くを見るのに適したとは、たとえば運転中に前方や周りの景色や対象物がよく見えるということで、近くを見るのが快適とは、たとえばパソコンやタブレットを使っている時に、あるいは紙の本を読んでいる際に文字や活字が心地よく認識できるということです。

遠近両用メガネは近視の人に老眼が混じってくると必要になるメガネだとして、いろいろな距離の対象を同じような精度で見ようとしてもひとつですべてをまかなうには無理があります。遠く用と近く用の二種類を持ち二つをかけ分けるのは面倒ですが、それぞれを使っている間は見るという無意識の作業は、ひとつで済ませるよりは、快適です。

ところが最近、パソコンでブログを書いたり本を読んだりするときに近く用のメガネをかけていても若干の違和感が出てきました。視力とメガネの度数が徐々に合わなくなってきたのでしょう。視力は年齢とともに変化します。

近く用メガネを作り変える必要がありそうです。遠く用は快適なのですが、両方を眼鏡店に持って行って視力とメガネの全般的な合致度を調べてもらうつもりです。定期メンテナンスです。


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2023年10月 4日 (水)

赤鉛筆と古い電動鉛筆削り

普通の、あの黒い芯を手動の鉛筆削りでガリガリ削るところの六角形の鉛筆は全く使わなくなりました。2Bの柔らかい黒芯のシャープペンシルはときどき使うのでカバンやバッグにはボールペンと隣り合わせで挿してあります。

しかし赤は、赤芯のシャープペンシルなんて知らないし、赤芯のボールペンも持ってはいますが使用頻度は低い。よく使うのは軸が六角形ではなく円形の赤鉛筆です。柔らかい芯の赤鉛筆は卓上カレンダーに予定を書きこんだり書類やメモやDMに印を付けたりするのに便利で重宝しています。

配偶者もぼくも赤鉛筆をよく使うので在庫が使用中のものだけになり、昨日六角軸の赤鉛筆を一ダース通販で注文しました。まもなく届きます。赤鉛筆のような色鉛筆は軸が円形だという先入主があったので六角形の赤鉛筆が販売されていることにいささか驚きました。

その六角形の赤鉛筆は、宣伝コピーによると、「丸つけに最適な赤えんぴつ」だそうです。色は朱(vermilion)と赤(red)の中間色で、白色度の低いノートやドリルに書いても見やすいらしい。我が家の利用目的に合致しています。

色鉛筆は鉛筆削りで削るとして、年代物の電動鉛筆削りがなぜか今でも我が家にあります。配偶者が学生の時から使っていたもので、今もきれいに削ってくれます。東証プライムの家庭用ミシンメーカーがその当時製造していた優れもので、丈夫で使い勝手がいい。買い換える必要はありません。そのミシンメーカーはダイカスト(Die Casting)産業機器も製造しているのでその技術で、その当時、鉛筆削りも遊びで作ってみたのかもしれません。

電動ミシンと電動鉛筆削りの販売チャネルはあまり重ならないように思われますが、ミシン縫いの得意なお母さんが子供たちに勉強に役立つ道具を買ってあげるという意味では少しは重なるとも言えます。

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2023年10月 3日 (火)

ハトは鬱陶しい、あるいはハトとカラス

稲刈りの済んだ乾いた水田にはいろいろな鳥が餌を啄みに来ます。スズメ、ハクセキレイ、ハトなどです。多分、餌となる小さな虫の類が地表を這っているのでしょう。カラスもそばまでやってきますが二番穂の伸びた(あるいは伸びかけた)水田の中には入らない。付近の電信柱に二羽、三羽と停まって美しいとは言えない声でがーがーと鳴いています。

ハトは平和の象徴と言われますが、誰がそういい始めたのかその理由がわからない。札幌の街中もそうでしたが、四国東北部の瀬戸内でも事情は同じです。ハトは集団行動が好きで、目標地点に大勢の仲間と飛んで来てはガツガツと餌をあさる。電線に横並びに停まって休憩している。そのさまは遠目には平和な光景だとしても、間近だと――たとえば目的地への行き帰りに屋根のすぐ上を集団で何度も飛ばれたりすると――けっこう鬱陶しい。

スズメも似たようなものですがスズメの集団行動のかわいらしさはハトにはないし、単独行動(ないしはペアを組んだ行動)の好きな脚の長いハクセキレイの忙(せわ)しない動きの可憐さもありません。

そのあたりにフンを撒き散らすことを狼藉(ろうぜき)だとすると、狼藉を働くという点ではハトはカラスと大差ありません。

なぜハトが平和の象徴なのかその理由はわからないままだとして、旧約聖書の「創世記」の「ノアの方舟(はこぶね)」の箇所に次のような一節があります。

「尚又七日待て再び鴿(はと)を方舟より放出ちけるが鴿(はと)暮におよびて彼に還れ り 視よ其口に橄欖(カンラン)の新葉ありき 是に於てノア地より水の減少しをしれり 尚又七日まちて鴿(はと)を放出ちけるが再び彼の所に歸らざりき」(文語訳旧約聖書 「創世記」 第八章)

【註】橄欖(カンラン):カンラン科の常緑高木。東南アジア原産。果実は食用にされ、種子からは油が採れる。東南アジアや中国南部で栽培される。見かけや利用方法がオリーブに似ているため、オリーブの訳語として使われることが多い。

洪水が終わった後の地の様子を知ろうとノアの方舟から最初はカラスを、続いてハトを何度か放つとついにハトがオリーブの新葉を持ち帰ってきたので水が完全に引いたことがわかり、これが特定の文化の中ではハトと平和を結び付ける根拠になっているようです。だからハトではなくカラスがオリーブの若葉を咥えて戻ってきていたら、カラスが平和の象徴になっていたということになります。

方舟とは別の文化の神話では、導きの神として三本足のカラスが登場します。今と違って昔はカラスは大事にされたようです。


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2023年10月 2日 (月)

カリフラワーの苗はなぜか直射日光に弱い

野菜をはじめとする植物というものは、よほどのへそ曲がりを除いて、強い陽の光が好きなはずで――真夏の暑すぎて強すぎる直射日光を別にすれば――彼らは陽の光を利用した光合成によって生長のための養分を産生し蓄えるからです。今まで付き合いのあった植物や野菜は直に降り注ぐ陽の光が好きでした。

しかし、カリフラワーは――断定しないほうがいいので少し控えめにカリフラワーが苗のときは、としておきますが――陽の光、とくに直射日光が大嫌いのようです。直射日光が全面に当たり始めるとそれまで元気だったのが、急に水不足になったように「くたッ」となり、疲れて寝転んだような状態を呈します。理由はわかりませんがそういう習性があるようです。広い農地で収穫を待つカリフラワーを写真などで拝見すると、緑の葉をいっぱいに広げて太陽との相性がとてもいいように思われるにもかかわらずです。

下の写真は、9月末の午後1時過ぎで直射日光が降り注いでいるときのカリフラワーの苗の様子です。水不足ではないのに――水遣りは早朝に済ませてある――急に水不足で渇いた状態になったかと不安になるほどに「くたッ」となっています。

1320午後1時過ぎ

一日のうちでいつくらいから上の写真のように「くたッ」となるかというと、直射日光が強く苗に当たり始めてからです。早朝、たとえば明るくとも陽の光が斜めで眩しくても弱い午前6時半くらいだと葉も茎も元気に「すくッ」と上に立ち上がった状態です。

そして同じ日の夕方、まだ空は明るく澄んでいるとしても、彼らに日光が直接に当たらなくなったときに同じカリフラワーの苗がどう変化するかというと、早朝ほどではないにしても、次の写真のように急に――けっこう急に――「すくッ」と立ち上がり始めます。

1510午後3時過ぎ
1645午後5時前

北海道フードマイスター用テキストの「カリフラワー」の項には、カリフラワーは「冷涼な気候を好み、耐暑性、耐寒性に劣ります。生育適温は20℃前後で、夜温はそれよりも低温が適しています。花蕾の発育温度は早生種で10~15℃が最適で、25℃以上では商品価値を損ないます。有機物の多い適湿地を好みますが、土壌障害が出やすいため、連悪を嫌います」という記述があります。

直射日光による「くたッ」の原因は陽の光の強さではなく、直射日光によって苗や土の温度が30℃近くに上昇したためかもしれません。だから夕刻になり外気温が26~27℃と穏やかになると「くたッ」とした状態から「すくッ」とした状態に復帰するのでしょう。況や(もっとひんやりとした)21℃の早朝に於いておや、です。

しかし、「くたッ」と「すくッ」の実際の原因が強い直射日光なのか気温なのかはカリフラワーの苗に聞いてみないとわからないというのでは気分がすっきりしません。翌日も観察を続けました。

その結果、わかったことは、直射日光が当たると「すくッ」としていた苗の葉は徐々に「くたッ」となり――やっぱり直射日光には弱いなあと同情したのですが――厚めの雲が空を蔽い急に陽が陰り始めると、気温は28℃と高くても、葉や茎は「すくッ」とした状態に短時間で復帰しました(左下の写真)。彼らを左右するのは温度よりも陽の光です。だから、また晴れて陽の光が強くなると再び「くたッ」となります(右下の写真)。

1030 1150
 午前10時30分、曇り。「すくッ」   午前11時50分、晴れ。「くたッ」

面白い観察体験でした。直射日光を嫌うカリフラワーの苗も、双葉風の葉の間から出かかっているところの本葉が本格的に伸びてくると様子は一変する――直射日光が好きになる――と思います。


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