経営とマーケティング

2018年6月22日 (金)

「曲げわっぱ」の弁当箱のことなど

秋田・大館の「曲げわっぱ」が好きで、大事に使っています。使い込んでも使うたびに、秋田杉の香りがほんのりと漂います。

以前、昼の弁当用に何種類か利用していましたが、いちばんお世話になったのは楕円形を細長くした形状のもので、ややデザインの違う2つ交互に使いました。仕切り板があるのでその左側にご飯と漬物をぎゅっと詰め、右側に栄養バランスのいいおかずを入れます。ゴーカケンランにしたい場合は、2つを同時に使ったこともあります。

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弁当箱以外のお気に入りは「おひつ」で、時々使うのが寿司ごはん用の「飯切り」です。(正しくはなんというんでしょうか、炊き上がったごはんにスシ酢をうってチャッチャッと切ってまぜるための「おひつ」、大きな直径で背の低い「おけ」のことです。) 寿司といっても、我が家で作る寿司は、ニンジンと椎茸とかんぴょうとゴボウとタマゴとインゲンや絹サヤなどのいっぱい入った野菜のチラシ寿司です。朱色と茶色と黄色と緑色がにぎやかです。気が向けば、太巻きもつくります。

温かいご飯用の「おひつ」は、なでるとさらっとしていてなめらかで柔らかで、いつまでも触っていたいような木の肌あいです。「これが一番出来がいいからこれにしなさい。」と曲げわっぱ「おひつ」の製作者本人が即売展示の会場で僕たちに勧めてくれたものです。

弁当箱には円筒形のものもあり、これは中子(なかこ)がついているので、ご飯とおかずをひとつの容器で上下に分離した状態で持ち歩けますが、下の部分だけを使って写真のような「日の丸弁当」の遊びもできます。やや嵩(かさ)張りますが、大人の休日の遠足にはこちらの方が向いています。

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2018年6月19日 (火)

軽いレタスの上に、重いリンゴと重い大根

スーパーマーケットのような小売店のレジには、お客が買い物カゴに入れた商品をスキャンする(商品のバーコードを機械に読み取らせる)のが役割のチェッカーと呼ばれている人と、そのあとお客と金銭のやり取りをするのが役割のキャッシャーと呼ばれている人がいますが、実際はひとりでチェッカー機能とキャッシャー機能を兼ねる場合が多いようです。

しかし、ひとりで両方やると時間がかかるので、レジの担当者はチェッカー機能だけを行い、会計機能(お客の金銭支払い行為)は会計機でお客まかせというシステムを導入しているお店も最近は増えてきました。ただし、こうすると会計機の前で交通渋滞が発生する可能性があるので(不慣れなお客やとてもゆっくりとした動作のお客がいるので)レジには会計機を2台設置して交通渋滞を避けています。効率化です。

で、そういう作業の最後は、商品(ここでは生鮮食品や加工食品が対象)の袋詰めです。

精算の後、客が自分でお店のレジ袋や持参の持ち運び用袋の詰めることを前提にしたスーパーのレジも、それからデパートのようにチェッカー機能とキャッシャー機能は一人で担い、別の袋詰め担当者がレジという島の終点で食べものをポリ袋や紙袋に詰めてくれるところも、清算済み商品を入れるカゴに品物(ここでは食べもの)を移していく。

消費者が店で買い物カゴに購入予定の食べものを入れるときは、重いものや硬いもの(大根やニンジンやカボチャやリンゴなど)は下に置き、柔らかいものや傷つきやすいもの壊れやすいもの(刺身や魚の切り身や生肉やたいていの葉物野菜など)は上に重ねる、あるいは両方がカゴの中でできるだけ重ならないように配置するというのが常識的な原則ですが、この基本を感心するくらいに見事にこなす担当者と、そういうことに全く無頓着なひととがいらっしゃるようです。

組織だったトレーニングを一応は実施しているデパートやスーパーもあれば、担当者の力量と才覚と感受性まかせのデパートやスーパーもある。ベテラン女性担当者が、テキパキと詰めていくのは見ていて気持ちがいい。

ある小規模なスーパーでは、学生アルバイト風の男の子が基本をしっかりと適用しているいっぽう、その隣のレジでは同じ年代のアルバイト風の女の子がいい加減に詰めています。傷つきやすいレタスをいちばん下に置き、その上にリンゴを4~5個と大根を無邪気に載せている。ちょっとまずいんじゃない?と思いますが、彼女はそれをマズイとは思っていない様子です。

基本のできた男の子は基本ができているだけでなくものごとの配置構成力がある感じです。品物を眺めて、それらを精算済みのカゴにどう移していくかを最初に直感的に考える。どこでそんなノウハウを覚えたのか。その男の子が自炊していて、したがって野菜などの食材を買ってレジに並びそこで詰め方のコツを覚え、女の子が買うのはお菓子とジュースだけだとすると、その違いは納得できます。

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2018年6月14日 (木)

血圧を10くらい上下させるのはとても簡単、あるいは「正常」血圧って何?

定期的に、そしてできるだけ同じような時間帯に家庭で血圧を測っていても、血圧というのはけっこう変動するものです。調査対象は配偶者とぼくの二人で、サンプル数は少ないけれど、ぼくの数値だけを相手にするよりも客観的な物言いができます。血圧計は家庭向けのしっかりとしたもの。

ぼくの場合、たとえば日曜日の早朝に気分よくぼんやりしているときの血圧と、早朝にもかかわらず何かを考え続けているときの血圧、あるいは朝刊のある種の記事を読んでイライラした直後の血圧とは明らかに違います。10単位くらい(あるいはそれ以上)は簡単に上昇するし、その逆の場合もあります。つまり、血圧は気分(この場合は目覚めているときの気分)にけっこう左右されます。

もしそうなら、嫌な夢やイライラする夢を見ているときも血圧は高いに違いない。無意識は意識の深層だし、無意識と意識を合わせた状態を広義の意識と考えると、血圧は意識の顕在的な現れと潜在的な顕れの両方の影響を受けているようです。

だから、たとえば、健康診断などで、こんなことをやって意味があるのかしらんと無意識に近い領域でイラついているような状態で血圧を測ってもらうと測定値は高くなるかもしれません。逆にボーとしている場合や医者や健康診断への信頼度が素直に高い場合は測定値は低くなる。

以前にも書いたことですが、この数十年の「正常」な血圧に関するガイドラインは以下のような具合に推移しています。

□ 1960年代は、「収縮期血圧が149以下 /拡張期血圧が 99以下」
□ 1970年代は、「164以下 / 94以下」(WHO世界保健機構)
□ 1993年からは、「139以下 / 89以下」(いわゆる「140 / 90」)
□ 2009年からは「129以下 / 79以下」が正常血圧、「130~139 / 80~89」は「正常高値血圧」という不思議な言葉で呼ばれるようになった(日本高血圧学会)
□ 2014年に「収縮期血圧が147以下」、「拡張期血圧が94以下」なら高血圧を気にしなくてもいい(日本人間ドック学会)
□ 現在は循環器系の学会の主張が復活してきて「129以下 / 79以下」

循環器系の医者の意見なのか、製薬会社の意図なのか、高血圧の患者、および患者予備軍が増えたり減ったりで、けっこう気ぜわしい。見方によってはけっこう面白い現象だとも言えます。そういう流れに敏感なサプリメント会社の宣伝メッセージ「血圧が130を超えたら、〇〇を」も、当然のことながら復活してきました。

「正常」な収縮期血圧は「年齢+90」以下という古い簡易指標があります。こうやっていろんな意見や意見の推移を見ると、この古い指標がいちばん柔軟性があるみたいです。

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2018年6月 8日 (金)

続・野菜の季節

イタリアンパセリの種播きから発芽までは2週間以上かかり楽しいけれどもけっこう疲れるという趣旨の記事を書いたばかりですが、考えてみれば、バジルも種蒔きの日から本葉が出るまでは1カ月ほど必要です。

たっぷりの水で膨らませた市販の土ポット(正確には、ピートモスを圧縮し特殊ネットで包んだ培養ポット、プロ農家も使う)に、バジルの種を播いたのが5月10日。下の発芽状態の撮影日は5月20日。双葉が発芽するまで屋内栽培で10日かかっています。

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その、双葉が出始めた状態の土ポットをすぐに新しい土を入れた丸鉢に移植してから、本葉がそれらしく出揃うまで(下の写真)、16日から17日日必要でした。種蒔きからだと結局1ヶ月近く経過しています。

だから黒のビニールポット(ポリエチレンポット)で栽培された野菜苗がよく売れるのでしょう。コスパだけを考えるならその方がコスパはいい。加工食材みたいなものです。種から育てるというのは、自分で選んだ種や土といっしょに遊ぶ経験を買っているようなものです。

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2018年6月 6日 (水)

アナウンサーと解説者の声がないプロ野球中継は嬉しい

民放地上波ではとても珍しいことですが、札幌ドームで行われた地元チームの主催試合で、アナウンサーと解説者の音声がカットされた、つまり、実際に球場で試合を見ているのと同じ場内アナウンスや応援などが副音声から聞こえてくるタイプのテレビ中継に遭遇しました。

ぜひその声や説明を聞きたいアナウンサーや解説者はそれほどいるわけではなく、たいていは応援アナウンスと応援解説でうるさいだけなので、こういう選択肢があると助かります。こういう副音声を持ったスポーツ中継がもっとあれば嬉しい。

テレビ画面の試合は現場の緊張を映し出しながら(打たれ始めて汗をかいた投手の表情は、テレビではアップでよくわかるけれど、球場だと普通はわからない)、アナウンサーや解説者の声に邪魔されない分だけ実際に球場にいる感じで淡々と進んでいきます。

こういうタイプの放送が少ないのは人気がないからなのでしょうが、こういう種類の放送なら、言葉の空白をひたすら埋めるために放出される言葉の連続を避けるために視聴者として必要な作業、たとえば、攻守交代のコマーシャル時にわざわざ消音ボタンを押したりするといった作業の必要性も減ってきます。

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2018年6月 5日 (火)

「あのう、気は確かですか?」

次のような短い記事がありました。(2018/6/1 共同通信 『・・・』部分)

『除染土、農地造成に再利用』『環境省方針、食用作物除く』

 『環境省は1日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で生じた土を、園芸作物などを植える農地の造成にも再利用する方針を決めた。除染土の再利用に関する基本方針に、新たな用途先として追加した。食用作物の農地は想定していない。

 工事中の作業員や周辺住民の被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう、除染土1キログラムに含まれる放射性セシウム濃度を制限。くぼ地をならす作業に1年間継続して関わる場合は除染土1キログラム当たり5千ベクレル以下、1年のうち半年なら8千ベクレル以下とした。除染土は、最終的に厚さ50センチ以上の別の土で覆い、そこに花などを植える。』

「あのう、気は確かですか?」としか言いようがない。見て見ぬふりをする人たちの多くなった福島原発のout-of-control状態は、こういう風にして政策的に(つまり、意思決定プロセスがよくわからないままになし崩し的に、線引きを曖昧にしてごり押しで)、「持続」「拡散」していくもののようです。環境省と農水省は、どこかに忖度せずに、ちゃんと議論をしたのかしらん。

元気な植物の根は驚くほど深く広く伸びていく。自分で花や野菜を栽培するとよく実感できます。今までもそれなりに気を遣ってきましたが、家庭で使う園芸用や野菜栽培用の「土」や「苗」の「選択」が、これからは、とてもやっかいになります。

20180529 
種から育てる夏の葉物野菜と鉢と土

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苗を買ってきて育てるラベンダーと鉢と土

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2018年5月31日 (木)

2kgという重さのパッケージング

ぼくは日本酒は一升瓶が好きなので一升瓶を買って持ち帰ることも多いのですが、その全体重量は約2kgです。2kgは微妙な重量で短距離ならどうということはありませんが、ながい距離だと2kgはけっこう重い。一升瓶は持ち運びやすい形状でもないので、専用の厚手の布袋を持参することもあります。専用といってもワイン向けにデザインされたのを流用したものです。それだと不安なく持ち運べる。

日本人一人あたりのお米の年間消費量は60kgをいくぶん割り込んだあたりを推移しています。一日一合のコメを365日食べ続けると、一合は150gなので(容量が180cc)、1年間では54.75kgになります。お米の2kgパッケージだと、だいたい2週間分の分量です。

以前はお米は10kgや5kgの袋詰めばかりだったのですが、スーパーやミニスーパーで白米の2kgパッケージングが出始めたのが2010年くらいだったと記憶しています。車で買い出しに出る家族連れには大きなパッケージはそれなりにコスパがいいので意味がありますが、コメは精米直後がおいしいとわかっている家族数の少ないひとたちには、重い5kgや10kg袋よりも2kgが向いている。

いろいろな産地のおコメを食べ比べるのが好きな人には、近頃は、その場所は専門店や専門店の入っているデパ地下に限定されますが、もっとパッケージ単位の小さな商品も販売されています。

2kgのコメパッケージでも重いという消費者は、購入場所が地場のスーパーマーケットのようなところなら、他の商品と組み合わせて、値段が安く設定された(場合によっては無料の)お届けサービスを利用するという手もあり、そういうサービスを利用している高齢者を見かけます。

大根やニンジン、リンゴやアボカドみたいな野菜・果実類はけっこう重いのですが、持ち運びやすい種類の袋に詰めて、配偶者と分担して運ぶようにしています。

下はワイン向けにデザインされたのを流用した、日本酒(一升瓶)持ち運び袋。

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2018年5月30日 (水)

美味しい野菜、普通の野菜

今年の札幌では、露地もののアスパラが例年よりも店頭に並ぶのが早いので、いろいろな農家が栽培したアスパラを楽しんでいます。あたりまえですが、農家によって、味の違いがあり、有体に言えば、おいしさ・味の濃厚さに差があり、生産者名が栽培努力でブランドになっているところのアスパラは、そうでないところのものよりも、やはり、味が深い。でも、値段は味の差ほどは変わらない。

アスパラは他の野菜といっしょにサラダで食べることが多い。ドレッシングは自家製の塩麹です。塩だけというのも悪くないと思いますが、最近は何でもマヨネーズであるところのマヨネーズはお勧めではありません。野菜の自然な味わいが台無しになってしまう。

かつてミニトマトを作っていたことがあり、味に関してはお店で売っているものとそれほど遜色はないと思っていました。しかし、あるとき、ある有機栽培農家のミニトマトを食べてからは自分で栽培するのを中止しました。味が違い過ぎたからです。自家栽培ミニトマトのコスパの悪さにうんざりしてしまったとも言えます。

タクアンの味は使う糠や麹や塩にも依存しますが、食味の決め手は、天日干しの仕上がり具合も含めてやはり大根そのものの品質です。現在、2017年度産のタクアンは最後の3本を朝ごはんで少しずつ食べていて、2017年度産はとても出来がいいのですが、その大根の生産者は上述のミニトマト農家です。

最近は夏の野菜は、ルッコラ、バジル、イタリアンパセリといった葉物野菜くらいしか作りません。自分で言うのもなんですが味はいいと思います。種は、在来種の種を得意とする種専門店から買ってきて、直播きをする。必要なら土ポットで苗を作り移植する。丁寧な水遣りも欠かさない。土には当然気を遣っています。

20180529 ルッコラ

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2018年5月29日 (火)

札幌市電の冒険

札幌市電を利用したのは、去年の夏が初めてです。藻岩山(もいわやま)にロープウェイとケーブルカーで登って降りてきたあと、麓のロープウェイ乗り場から市電の走っている通りまで無料バスに乗り、無料バスを降りたそばの市電の駅(というか乗降場)から、中心部まで市電に乗ってみました。

ロープウェイに乗り合わせた外国語をしゃべる男女ペアと、また、いっしょになりましたが、こちらも配偶者との二人連れで電車内の案内パンフレットを手に取って何かを調べる感じで読んでいたので、同類の観光客と思われたかもしれません。

乗車料金がいくらかももわからないし、目的地にはどの駅が近いのかもわからない。パンフレットによれば、乗車料金は全線というか一律200円らしい。ひと駅乗っても200円、一周近く乗り続けても200円。

なぜそれまで乗車経験がないのかと問われると、「食わず嫌い」に近いとしか答えようがない。利用する交通公共機関はもっぱらJRと地下鉄とバスでした。しかし、競合を避けるためか、市電が走っている区域は、バスなどの定期路線も少ないので、歩くのが趣味でなければ市電を利用しないと非常に不便です。市電は、勝手に想像していたよりも1時間当たりの本数がバスなどよりは断然多い。

しかし、仕組みを知らないと不都合もあります。先日札幌中心部に近い乗降場から市電に乗ってみたのですが、乗降場の時刻表には「外回り」(ないし「内回り」)の区分と電車の到着(=出発)時刻が書いてあるだけで、目的地まで「外回り」に乗った方がいいのか「内回り」が便利なのか判然としません。

札幌の市電がループ化されたのは2年半ほど前なので、したがって「外回り」「内回り」という用語が使われはめたのも2年半ほど前ということになります。この使い方は、たとえば東京の山手線と同じなのか。

電車の上り下りは東京駅を基点として、東京駅へ近付いていく電車を上り、離れていくのを下りと区分していますが、山手線は循環運動の環状線なので、ぶつからないように線路を外側と内側に分けてある。外側の電車は時計回りに走り、内側の電車は反時計回りに進む。

しかし、北海道だと、札幌から函館に行くのが上り、逆に函館から札幌に行くのが下りで、北海道内の上り下りの感覚とズレがあるので、市電の「外回り」「内回り」も同じに受け取っていいのかどうか。(実際には、電車の外回りと内回りは日本では統一されているらしい。ちょうど車の左型通行が標準化されているように。)

それに、たまたま最初に利用した藻岩山ロープウェイの近所の乗り場とは違って、今度の乗降場は幅がとても狭い、つまりとても細長い。乗降場は道路の中の島なので、すぐそばを前も後ろも車がけっこうなスピードで走っている。混雑時に車道の両側の歩道に出るには、細長い島であるところの乗降場から落ちないように注意しながら信号が変わるのを待っていないといけない。太い綱の綱渡りみたいなものなので冒険でもあります。

念のために札幌市交通局のウェブサイトを読んでみると次のような記載がありました。

『平成27年12月20日(日曜日)より、市電がループ化(環状化)開業いたしました。ループ化により、駅前通に停留場が新設されたほか、いくつか変更点がありますのでお知らせします。

・・・ 「西4丁目」と「すすきの」停留場との間、約400mの路線がつながり、「内回り(反時計回り)」と「外回り(時計回り)」の運行となりました。また、「狸小路」停留場が新設され、内回りの「西4丁目」停留場が駅前通りに面した場所に変わりました。

・・・ 路面電車の前後・側面の行き先表示を、「方向」と「行き先」で表示します。「方向」は、「内回り」もしくは「外回り」で表示します。「行き先」は、終点(行き先)を表示します。周回運行で、終点がない電車は、「循環」と表示されます。』

市電の乗降場は「駅」でもなく「乗降場」でもなく、「停留場」と呼ぶのがどうもぴったりのようです。

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2018年5月24日 (木)

「さっぽろライラックまつり」、あるいは、お祭りとは何かをダシに使って飲んで食べるものらしい

桜のころの寒さを花冷えといいますが、ライラックが咲く時期の寒さはリラ冷えと呼びます。ライラック冷えとはいわない。
 
札幌では、ゴールデンウィークに桜と梅と桃が咲くと、ひそかに同時に気の早いライラックが咲き始めます。その後そのあたりの樹々が鮮やかな新緑に溢れると、公園や街路や戸建てや集合住宅の庭でライラックが開花します。長い冬の後でライラックが開くと、やっとゆっくりと散歩でもしてみようかという気分になります。ライラックは比較的花の時期が長い。札幌だと5月いっぱい楽しめます。
 
先日、遅い午後に大通公園を所用で横切っていると、散策している観光客と思しき人たちや地元の親子連れに頻繁に出会いました。外出の季節です。
 
そういう札幌で、「さっぽろライラックまつり」が5月の中旬から下旬にかけて、大通り公園を中心に開催されています。大通り公園には400本のライラックがあり、その内訳は、濃い紫や淡い紫など濃淡の差のある紫系が370本、白が30本だそうです。札幌市のウェブサイトには「札幌市街路樹樹種別一覧」というのがあり、札幌市の街路樹の本数が細かく記載されているので、大通り公園のライラックの本数も植栽関係の職員が数えたに違いない。
 
「リラ冷え」のリラはフランスでのこの木の呼び名で、英語圏ではライラックです。フランスで「リラの咲くころ」というのはいちばん気候の良い時期のことだそうですが、緯度の比較的高い、湿気のない札幌だとその気持ちが実感できます。札幌ではライラックは、公園だけでなく、桜のように、遊歩道や舗道や庭になんとなく勝手に(と見えるような雰囲気で)植えられており、この時期から濃淡の違う紫や白の花を咲かせます。
 
大通り公園の「さっぽろライラックまつり」ですが、お祭りは、何かをダシに使って飲んで食べるものらしいということを思い出させてくれます。ライラックまつりのライラックは、多くの人たちの興味の外で(なかにはぼくたちのようにその写真を撮る例外もいますが)、関心はもっぱら食べものと飲みものに向かいます。ワイン、スイーツ、お酒の肴の各種の屋台が並んでおり、ラーメンの大きなコーナーもあります。こういう設営は大通り公園でイベントを企画運営するグループのよくするところです。
 
以下は大通り公園のライラック。薄紫と白。
 
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