経営とマーケティング

2017年11月22日 (水)

我が家の食卓は、「絶滅危惧種」らしい

何年か前に読んだ「家族の勝手でしょ!」がとても面白かったので、その続編である、岩村暢子著「残念和食にもワケがある」を買ってみました。2010年の前作と同じように、現在進行形の(その時点で最新の)家族の食卓の風景について、そして食事内容については主婦がフィルム式の簡易写真機で撮影した写真をつけて、解説してあります。ちなみに、その本の中では家族の食卓とは「子供のいる家庭の食卓」を指します。
 
新作であるところの「残念和食にもワケがある」の主題はタイトル通りで、日本の食卓で提供される和食とは呼びがたい不思議な和食(「残念和食」)、和食離れや白米離れ、そういうものが出現してきた背景、つまりその「ワケ」について記述されています。白米離れと言っても、玄米を食べ始めたという意味では、もちろん、ありません。
 
朝食は和食、それも炊き立てご飯と自家製味噌を使った味噌汁、自家製の漬物、自家製の梅干しや自家製の昆布の佃煮などが朝ごはんの必須であるところの、あるいは夜は一汁四菜を基本とするところの我が家のような「アンシャン・レジーム」がこの本を読むと、この調査のために食卓の光景や食事の作り方を提供された方々には申し訳ないのだけれど、何度も笑ってしまいます。捧腹絶倒にちかいところもある。同時に少し悲しい「革命」風景でもあります。
 
登場する主婦のほとんどは30代の初めから40代の終わりくらいの年齢層。「子供のいる家庭の食卓」が対象なので、ご主人の年齢もだいたいわかります。
 
最近の「革命的な食卓」の全体像や個々の詳細やその細かい背景説明については「残念和食にもワケがある」をお読みになってなっていただきたいのですが、ぼくにとって「印象的」だったのは「味噌汁」と「だし」についての記述です。
 
味噌汁は、かつては、ご飯と味噌汁と漬物があればなんとかなるというようなものではあっても、あるいはそうだからこそ、毎食ごとにテキパキと用意するものだったのですが(といっても、おいしい味噌汁作りには慣れと技術が必要です。しかし、それはさておき)、今は、味噌汁とは、主婦が作り置きする料理へと変身したようです。「煮返し味噌汁」だそうです。煮返しの時に具が足りなくなると、『主婦たちは「乾燥ワカメをオンした」「卵を追加投入」などと、ごく当たり前のことのように語る。』
 
味噌汁の調理方法もなかなかにユニークです。作っているのは、繰り返しますが、30代と40代の、つまり、料理歴10年~20年以上のベテラン主婦です。
 
『「何をどう組み合わせて入れても大丈夫なのが、味噌汁」という感覚』『例えば、「ニラ、大根、乾燥ワカメ、油揚げ」の味噌汁を作った主婦(38歳)。「材料を全部沸騰したお湯に入れて私は結構グツグツ煮る。シャキシャキしているものは子どもも食べないので、くたくたになったらだし入り味噌を入れる」。「ナスとネギとワカメ」の味噌汁を作った主婦(37歳)も「具材とだし入り味噌を同時に水の中に入れ、沸騰させて煮る」と言う。「大根、ナス、玉ネギ」の味噌汁を作った主婦は、「美味しくするには、味噌を入れてからグツグツ煮込むのがコツです」(31歳)と教えてくれた。』
 
2年間から3年間ほど寝かせた、たまらなく良い香りの自家製味噌を味噌汁に使っている我が家としては、ちょっとこの「革命的な手法」にはついていけません。これでは、ほとんど「味噌殺し」です。
 
次は、「だし」。最初に『「味噌汁」と「だし」』と書きましたが「出汁」と書かなかったのは、「出汁」と書くと昆布や鰹節できちんと出汁を引くのかとかえって誤解を生むので、この本にならって「だし」としました。
 
『家庭では、だし入りの「つゆの素」「だし醤油」がいつの間にか「醤油」と入れ替わって、基礎調味料と同等に使われているのだ。そのせいか、それらを使って料理する時には、ほとんどの主婦が「顆粒だし」や「だしの素」をさらに添加している。』
 
「だし」を重ねると、「味が決まる」「旨味やコクが出る」「味がはっきりする」「味に深みが出る」のだそうです。だから、『もちろん味噌も例外ではない。「だし入り味噌を使い、最後に風味を出すために顆粒だしを添加する」主婦がとても増えた。』
 
「つゆの素」や「だし醤油」や「だし入り味噌」に入っているのは日本では旨み調味料、グローバルにはMSG(グルタミン酸ナトリウム)とよばれている化学調味料です。化学調味料の入ったA社の「基礎調味料」にA社の別の、あるいはB社の「化学調味料」を追加して、味を深くするらしい。日本の食品会社のマーケティング力というのはあらためてすごい。
 
そんなものを食べ続けていたら、国民の平均寿命はそのうち下降カーブを描きそうですが、しかし、それを新薬とiPSのような最新の部品交換医療技術で食い止めるので、おそらく平均寿命は高止まりするのでしょう。そうなるとマクロな医療費は下がるのでしょうか、上がるのでしょうか。
 
家族がいっしょに集まって一汁三菜を食べるということがなくなり、主食重ね(たとえば、おにぎりとラーメン)を含めそれぞれが好きなものを都合のいい時間に食べるという家族の「自由」に対応するための主婦の知恵の成果が「残念和食」であり、その「ワケ」です。この本にはそのあたりの事情がきれいに整理されています。
 

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2017年11月20日 (月)

お気に入りの卓上カレンダー

下の写真が、いちばん気に入っている卓上カレンダーです。過去10年、ほかにもいくつか使ってみましたが、これ以上のものには出会えませんでした。
 
このお気に入りは、ある会社のセールスプロモーション用の「おまけカレンダー」です。市販していません。文房具売り場などでも同じタイプは見かけません。なぜ販売しないのか不思議なのですが、何年待っても同じものにお目にかかれない。似たような商品はいっぱいあります。見えないところになにか特許でもあるのでしょうか。わからない。
 
Img_0512_2
 
色使いも含め、デザインがとてもすっきりとしていて、ごちゃごちゃとしていない。ちょっとしたメモ書きができる余白もそれなりにあります。素材は、上部の8個のリングもすべて紙です。金属は使っていない。だから、使い終わったら捨てやすい。
 
プロモーション用のカレンダーということは、一定以上の金額の商品を買うとこれをもらえるということですが、この手の市販の卓上カレンダーは、700円から900円くらいはするので、超短期の投資効率という意味では悪くありません。しかし、しっかりと数量限定なので、タイミングを逸すると手に入らない。2個以上は手に入らない。我が家で当該カレンダー入手責任者であるところの配偶者は、それなりに大変そうです。
 
同じタイプの市販品が2019年版から欲しいと思っていますが、世間はそれほど甘くないかもしれません。

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2017年11月15日 (水)

真面目なタクアン、残念なタクアン

両方とも、ウェブサイトで商品説明を読んで、その上での感想です。食べたことはありませんが、タクアンは自宅で作るので味の想像はつきます。「真面目なタクアン」とは食べてみたいタクアン、のこと、「残念なタクアン」とは、とくには食べたいとは思わないタクアン、のことです。
 
以下は、「天日干しした大根を、樽に詰める(2017年度版タクアン)」で書いたように、我が家で作るタクアンの原材料です。原材料のそれぞれの素性は確かです。たとえば、大根は有機栽培ですが、栽培農家はわかっているし、米麹はどういう銘柄のどういうコメを使ったものなのかを確かめてあります。日本酒は純米酒。
 
『タクアンの材料は、天日干しの完了した大根、塩、米麹(こめこうじ)、米糠(こめぬか)、鷹の爪です。塩・米麹(こめこうじ)・米糠(こめぬか)・鷹の爪はいっしょに混ぜ合わせ薄茶の粉を作っておきます。同時に用意しておくのは、44度の焼酎と日本酒。焼酎は容器の雑菌消毒用です。』『大根は干したといっても水分は残っているので、適度な重石をかけておけば、全体が湿ってきますが、その呼び水として日本酒を使います。』
 
「真面目なタクアン」は北海道の食材を選び、おそらく札幌市内の自分のお店(だけ)で小規模に製造販売している漬物屋さんの商品。「残念なタクアン」(失礼千万な言い方ですが、まあ、ここではそう呼ぶとして)は、漬物業界としては大規模で、品質管理や安全管理もとてもプロセス重視で、インターネット通販も得意そうな漬物の(北海道ではない地域にある)製造販売会社の商品です。
 
後者(大規模なところ)のタクアンの原材料は以下の通りです。そのまま引用します。
 
『原材料名: 干し大根、漬け原材料(食塩、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、醸造酒、唐辛子、米ぬか)、調味料(アミノ酸等)、酒精、酸味料、ビタミンC、甘味料(スクラロース)、原材料の一部に大豆を含む』
 
前者(小さな漬物屋さん)のほうのタクアンの原材料は、これもそのまま引用すると、
 
『原材料名: 大根 漬け原材料(糠 食塩 ザラメ 赤唐辛子 昆布 果物剥皮(蜜柑 柿 リンゴ))』。
 
一定規模以上で加工食品を流通網に乗せるとしかたないのですが、両者の違いは、後者には『糖類(果糖ぶどう糖液糖)、醸造酒、、調味料(アミノ酸等)、酒精、酸味料、ビタミンC、甘味料(スクラロース)』といった、一般家庭の台所では見かけないものや一般家庭の家庭料理に使わないものが含まれているということです。
 
最近、真面目な松前漬けを食べてないので、この札幌中心部にまあまあ近い漬物屋さんに買いに行こうかなと思っています。
 
『松前漬  松前産スルメ、人参、南茅部産がごめ昆布を無添加醤油をベースにして甘辛い特製タレに漬けた昔ながらの本格松前漬です。噛めば噛むほどスルメの旨みが広がります。  原材料名: スルメ 人参 がごめ昆布 漬け原材料(濃口醤油 味醂 日本酒 ザラメ 食酢 赤唐辛子)原材料の一部に小麦大豆を含む。』
 
ちなみに、この漬物屋さんのタクアンの商品説明は、
 
『たくあん漬 米糠にじっくり漬け込む昔ながらの作り方。干し大根の旨み、糠の香り、ほのかな酸味。一口食べれば懐かしい味に出会います。塩気が強いと感じたら水にさらして塩抜きしてください。』
 
おいしそうです。

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2017年11月10日 (金)

午後4時30分の喫茶室(あるいは、女性と消費者向けAI)

北海道にはそれなりに規模の大きな洋菓子屋(洋菓子製造販売会社)が多く、札幌にはそれぞれ札幌本店が店を構えています。そしてたいていはその建物の、たとえば2階に、ゆったりとした大きな喫茶室が用意されている。
 
ある用件を済ませた後、配偶者がちょっとお茶をしたいというので、ある洋菓子屋の2階にある喫茶室に入りました。時刻は平日の午後4時半。こういう時間帯はそういう喫茶室も空いているはずなのですぐに座れると判断しそこに決めたのですが、予想通り客のテーブル占有率は60%程度でした。
 
ぼくたちが注文したのは、ソフトクリームとコーヒー。こういう洋菓子屋喫茶室のソフトクリームというのは、原材料が北海道産牛乳なので、それぞれに個性があっておいしい。一定水準以上のレベルで個性を競い合っていて、当たり外れがありません。
 
好奇心で、失礼のないようにそこのお客の数を数えてみると、われわれを除いて、4人連れが2組、2人連れが8組、一人が2組、全部で26人です。全員が女性。サービス業や流通業でその平日が休日の男性もいるはずですが、こういう場所には近づかないらしい。
 
嫌がる配偶者の協力も得て、その26人をだいたいの年齢別に分けてみると、20代が10人、30代が2人、40代が9人、50代が2人、60代が3人。旅行ガイドをテーブルに置いてケーキを食べているアラサーの明らかに旅行中の二人連れ以外は、地元の女性のようです。
 
飲み物やケーキでおしゃべり中という典型的な喫茶室紹介写真のような雰囲気の人たちは少なくて、おしゃべりもするのだけれど、あとは、ケーキなどを食べ終わるとめいめいに、インターネットなのかラインなのかスマホの画面に視線を落としたまま勝手に時間をつぶしています。しかし、またすぐにおしゃべりが再開されます。連れとのリアルなおしゃべりと情報端末を通したバーチャルなおしゃべりがシームレスにつながっています。
 
若い世代ほどそうだというわけでもありません。年齢層にかかわらずそうでした。これはぼくにとってはちょっと意外でした。
 
最近はAIスピーカーの宣伝やニュースが目につきますが、音声をユーザーインターフェースにしたユーザ支援ソフトウェア(たとえば、情報検索や質問)は、OS付属の同種のソフトウェアと同じで、頭がいいとは言えない。お付き合いにはけっこうな忍耐が必要なほどに、けっこうにおバカです。たいていは、そのおバカ加減にうんざりして利用を停止する。
 
しかし、リアルとバーチャルな会話(リアルとバーチャルの井戸端会議)を途切れなく組み合わせる女性をみていると、女性の方が、ユーザーインターフェースの癖さえ分かってしまえば(それは、おバカだけれども好きなペットの癖みたいなものなので)、情報技術先端の応用分野には適応性があるのかもしれません。

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2017年11月 8日 (水)

天気予報と的中率

プロ野球だと、ヒット数や勝利数、セーブ数など積み重ねていく数字以外に、割合に関する数字(打者の場合は打率や出塁率、投手の場合だと防御率など)が役に立ちます。選手にはシーズンが始まってからの打率や防御率、最近過去5試合の打率などがつきまといます。テレビやインターネットの天気予報にも、天気の予報・予測だけでなく、的中率というのを、自己評価でいいので、個別に付加してもらえたらなあと願っています。
 
テレビ放送は無料なので、公共放送でも民間放送でも、そういうことをする必要性を認めない(わざわざ恥をさらすことはない)、などと言われそうですが、天気予報サイトには有料会員向けサービスもあります。ぼくはそういうサービスの利用経験はないのですが、そういうサイトでは的中率というものは公開しているのでしょうか。
 
では、世の中に天気予報の的中率の自己評価が全くないのかと言えば、それが意外に存在しています。
 
気象庁のウェブサイトに「天気予報の精度検証結果」というページがあり、そこでは、たとえば10月16日には9月(先月)の検証結果が、「降水の有無の適中率」、「最高気温の予報誤差」、「最低気温の予報誤差」に関して、全国平均と地域別(たとえば、北海道や関東甲信など別)に報告されています。
 
2017年10月16日に更新された「天気予報検証結果」のうち「9月、北海道」を見ると、たとえば以下のような「精度」が確認できます(サイトから一部を引用)。
 
201709
 
「見逃し率」「空振り率」といった(偶然なのか、意図的なのか)野球用語に近い用語もあり、けっこう可笑しい。9月の北海道の降水予測の一致率は70%くらいだったようです。気象庁の検証結果の自己評価と、ぼくたちの評価との間に食い違いがあるのは、これは、しょうがない。

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2017年11月 6日 (月)

プロ野球の応援と応援グッズのことなど

地元にプロ野球の球団があります。魅力的な選手もそれなりにいるし、球場へのアクセスもまあまあ便利なので、時間があるときにはドーム球場に出向いて観戦しますが、今年(2017年)は見るものを失望させるようなゲームが多かったので球場には出かけませんでした。グッズも買わなかったので(また買う予定もないので)、今年は球団の売り上げにはまったく貢献しなかったことになります。
 
たとえば、昨年、球場へ向かう地下鉄に配偶者といっしょに乗っていると、応援ユニフォームを着て、大きなトートバッグ風に応援グッズをいっぱい詰め込んだ女性ファンに出会うことがあります。たいていは一人で、公共交通機関の車内でお仲間と群れているわけではありません。自立した、目的意識がはっきりしたファンという風情です。現地で同じようなタイプの仲間と一緒になるのでしょうか?雰囲気からするとそうとも思えない。
 
ぼくたちは応援ユニフォームは着ません。サッカーほど異常ではないにしても、最近はどうしてあれほどまでに揃いの応援服を着るのでしょうか。応援ユニフォームを着ていないと「非国民」扱いされそうです。そういう雰囲気が強い応援空間があります。そういう怖い一画にはぼくたちは近づかない。普通の格好でゆっくりとビールが飲める席を選びます。
 
今年は、地元チームは内容がちょっとひど過ぎました。そういうときには、チームの目標が優勝以外のことに比較的楽にシフトできるので、今まで出場機会のなかった若手で一軍環境への順応が早い選手が、陳腐な表現ですが、急に頭角を現してきます。ファンにとってはなかなかに楽しい事態です。
 
弱かった地元のチームはどこか南の暖かい場所で秋の練習をしているらしいのですが、同じリーグで強かったチームは、先週末まで日本シリーズを戦っていました。強いチームとそうでないチーム(たとえば、今年の地元チーム)をくらべてみると、チームカラー(雰囲気)が嫌いであるといった個人的な感想や、年棒が違い過ぎるので勝利数の差が結果するのはいたしかたないといった全般的な感想は別にして、チーム全体と個々の選手がグラウンドで発揮した能力が今年はやはり違っていたようです。
 
ウイスキーを片手に、2つのチームの選手を思い出しながら比べていきます。1番打者から9番打者までを並べてみる。1番と2番とクリーンアップと6番と9番をそれぞれ比べる。打撃とバントと走塁を、内野手と外野手の守備のうまさ、守備範囲や肩の強さも勝手な基準で比較する。先発投手も中継ぎ投手もセットアッパーやクローザーと呼ばれている投手も、そのときどきの様子を思い出しながら並べてみる。細かい知識と情報があるわけではないので、その2つのチームが対戦した時の限定された記憶や印象を引っ張り出しながらです。例外や凸凹はあるにしても、勝つための能力は、強い方は弱い方よりもそれぞれに10%くらいから15%くらいレベルが高かったみたいです。
 
球場の入場券・指定席券を入れて首から掛けておくタイプのビニールのチケット・ホールダー(球団のロゴマークなどが入っているのでいちおう応援グッズ)を別にすると、現在、我が家に存在する野球応援グッズは、地元の球団のものではなく、地元の球団と東京のセリーグ球団が交流戦で対戦した時の、そのセリーグ球団のある選手の名前が入った古いタオルだけです。
 
その選手はその試合でダルビッシュからライトスタンドにホームランを打ち、地元のチームは「1-0」で負けました。ホームランの彼は、先週の日本シリーズではセリーグの監督をしていました。そのタオルは、欲しかった地元チームの捕手のグッズが見当たらなかったので、配偶者が何を思ったのか衝動買いしたものです。オレンジの派手な色のタオルなので、球場以外でこっそりと使っています。グッズが買えなかった当時の地元チームの捕手は、現在は、日本シリーズで優勝したチームに在籍しています。
 
来年はぼくたちがファンであるところの左の4割打者も、シーズン中は継続して活躍してくれると思うので、楽しみです。そうなれば、球場で応援する機会も増えるので、2018年は球団売り上げにわずかに貢献できると思います。応援グッズも買うかもしれません。

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2017年10月31日 (火)

無農薬玄米 30kg

この紙袋には、この秋に収穫された、30kgの北海道産・無農薬玄米が詰まっています。薄茶色のコメ専用袋ですが、ともかく頑丈にできています。
 
中に詰まっているのは、最近流行の甘く粘り気のあるタイプではなく、昔ながらの、つまり近ごろは人気のなくなったサラッとした味わいの「うるち米」です。
 
30kg_20171028
 
いつものように、その農家に直接注文したら、頑丈な段ボール箱に入ったこの30kg袋が届きました。重いので、頑丈なステンレス製のキャスター付きの収納台に載せ(耐荷重は100kg以上のはず)、冷暗所で使いながら保管しておきますが、最初にその台にその30kgの紙袋を移動させるのもなかなかに覚悟が要ります。腰を痛めないように注意して、力をこめる。
 
無農薬栽培の玄米を30kgの単位で買うのは、次の三つの理由からです。
 
① コメは食べるときに玄米を白米に精米した方が、おいしい(精米は手間ですが)。
② 精米時の副産物であるところの無農薬の糠をためておき、糠漬けやタクアンづくりに使う。
③ 30kgだと割安。30kgの消費期間は我が家では3か月。年に4回買う。

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2017年10月30日 (月)

北海道大学とイチョウ並木とマーケティング

天気も良かったし、寒くもない、絶好の散歩日和なので、北海道大学のイチョウ並木を配偶者と楽しんできました。
 
北海道大学は以前よりも広報活動というかマーケティング活動に力を注いでいるようです。明らかにそうだなと思ったのは、「エルムの森」というインフォメンションセンターや付属のショップが、少し奥まった(といっても正門から奥へ200~250メートルくらいの)場所から、確か数年前に、正門を入ってすぐ左側に場所を移動してからです。
 
ちなみに「エルムの森」はウェブサイトでは次のように紹介されています。
 
『札幌キャンパスの正門をくぐって、すぐ左手です。 JR札幌駅から徒歩7分。東京ドームのおよそ38個分という広大なキャンパスの自然に溶け込む明るいガラス張りの建物がお出迎えします。広いキャンパスの中でほっとくつろげる空間。環境・省エネ対策や、バリアフリーにも配慮した建物です。』
 
だから、キャンパスを歩いている、学生や教職員以外の札幌市民や日本語以外を話す旅行者もけっこう見かけますが、キャンパス全部を踏破するにはそれなりの覚悟が必要です。学生は自転車で場所を移動する。ぼくは配偶者と一度だけその踏破をやったことがあります。
 
他の大学もそうでしょうが、北海道大学は市民にオープンなセミナーやシンポジウムの開催も多い。ぼくも農業・農作物関係のセミナーや会議にときどき参加するので、そういうときはその前後に時間があれば樹木の多い広いキャンパスの一部を散策します。
 
イチョウが黄色くなる時期には、イチョウ並木やその周辺は黄葉をめでる市民や観光客で混雑します。それを利用した(マーケティング活動である、とぼくには思われる)「北大金葉祭(こんようさい)」という名のイベントも開催されています。数年前に開始されたそうですが、ごく最近までぼくは気づかなかった。そのイベントの開催期間(2日間のみ)は午後6時から9時まで、ライトアップもされています。
 
ぼくたちがイチョウを楽しんでいた間、そのイベントのひとつとして、芝生の上では、パイプ椅子に座った30人から40人の聴衆を前にジャズが演奏されていました。演奏しているのはキーボード、ギター、エレキベース、ドラムスの学生カルテットで、ドラムスは女性。ビル・エバンス・トリオを電子的に柔らかくしたような静かな音が流れてきます。もっと時間があれば、パイプ椅子のひとつにしばらく腰を掛けていたと思います。
 
20171028_ii
 
20171028

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2017年10月26日 (木)

ホテルの料理

12月が近づくと、ホテルでは、看板やポスターやDMなどを駆使して、クリスマスディナーショーやクリスマスディナーの宣伝に忙しいようです。そういう場合に登場するのは、たいていはフランス料理です。フランス料理だけではないにしても、そういうイベントではフランス料理は必要不可欠な料理という位置づけです。おいしいかどうかは知らない。
 
多くのシティーホテルでは、結婚式とその披露宴は、主要マーケティング品目のひとつで、その際に供されるのはフランス料理であることが多い。したがってその味の維持のためにはホテルはフランス料理店を持ち続ける必要があるのでしょう。しかし、ホテルによっては、フランス料理の優先順位も変化しているようです。
 
ないと困るし、そのプレスティージも高いのだが、以前のような優先順位のビジネスではない。だから、たとえば、フランス料理店の規模を半分くらいにして、他のもっと人気があり利益率の高い料理に切り替えれる。そういう事例も見かけます。
 
ぼくは外食が好きというわけではないのでホテルの料理にも冷淡なのですが、そういう個人的な事情は別にして、波長の合った料理店がある場合には、ホテルの料理も便利です。対象を選べば家族の味覚の定期的なメンテナンスができるし、遠方からのご夫婦と静かに話しながら、地元の食材をプロの手で楽しむといった状況でも他の場所以上に活躍します。

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2017年10月25日 (水)

近所の秋と街の稜線

稜線(りょうせん)とは、峰から峰へと続く線、山の尾根のことです。しかし、街にも稜線(りょうせん)があり、複数の建物の屋根の連なりや、オフィスビルが連続するなかで街の稜線を楽しむこともできます。ビルとビルの間に適度な空間があり、ビルの高さが暗黙の了解で調和している場合には、夜明け前や夕刻の稜線は美しい。昼間も、建物の稜線を背景に、街路樹や植物園の樹々を前景にすると、場所によっては、構図のきれいな秋の札幌を堪能できます。
 
札幌市内も、ここ数年はその中心部に高層のオフィスビルや高層の集合住宅が次々と現れるので、地方経済的にはご同慶の至りですが、穏やかだった街の稜線に乱れが生じてきました。街の稜線設計家、稜線管理係といった職業でもあって、そういう職業が機能していれば別ですが、そういうことは起こりそうもありません。
 
ずいぶんと以前、東京では新宿の十二社(じゅうにそう)通りが好きだといった香港生まれの中国人がいました。その理由を聞くと、その一画は東京らしくなく、建物の高さがそろっているからだと答えました。
 
台風が急に雪を連れてきたので、短い秋を覚悟したのですが、雪は一日だったので、札幌はゆったりとした秋です。落葉樹の葉の色づきが少し加速されたくらいの影響にとどまりました。街の稜線がだんだんと楽しめなくなったので、眼は街路樹に向かいます。秋の木漏れ日が気分をなごませてくれます。
 
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