経営とマーケティング

2019年8月16日 (金)

台風レポーターが現場で静かになる時

札幌でも、今朝は5時過ぎからけっこう強い雨が降り始めました。風もあるし午後は強くなるという予報なので、ルッコラやバジルや青紫蘇はプランターと鉢植えを壁際に寄せて保護してやります。

台風10号の報道を見ていると、いつものことですが、現場のレポーターというのは、その場のリアルタイム映像が視聴者に同時に届いているにもかかわらず、現場の状況を視聴者に大げさに伝えたがるもののようです。全般的な気象庁の予報や警告や勧告内容と現場の様子の間に乖離があると、現実の姿があるべき現実でないのでおかしいというような口調にさえなります。

だから台風の目というか今回のようなとても大きな台風の大きな空洞的な中心に入った地域では、陽が差し波風もほとんどないような状況で、視聴者は、そこに知り合いや親戚がいる場合は、風雨の激しい大型台風というような一般描写ではなく、その場の正確な様子を(数時間前からの推移を含めて)伝えてほしいのに、そういう穏やかな場所でも雨が横殴りに降り風が飛び荒れているというふうにしゃべりたくてしかたがないみたいです。そうでないと自分が心地よい興奮状態になれないので仕事をしている感じがしないのでしょうか。

天気についての現場レポーターはたいていは饒舌で(レポートが仕事なのでそうでないと務まらないとしても)、それも住民への危険性が高い方向に傾いた饒舌がお好きなようです(あるいは、より安全性を重視する方向に傾いた饒舌が好みとも言えますが、しばしば「狼が出るぞ」口調になるようです)。気象庁の予報や観測と異なるローカルな個別事象がそこにあるならできるだけ見た儘を正確に伝えてほしいと思います。

視聴者はそれほどぼんやりとしているのではなくて、「雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)」のような、1時間前の実際の雨雲の状態から1時間後の雨雲の状態まで、5分ごとの降水強度分布を、250メートルのメッシュ単位で報告・予測する気象庁のウェブサービスも参照しながらレポーターの報告を聞いています。

だからそういうレポーターが冗漫なおしゃべりをしている間はレポーターがいるあたりの地域の危険性のレベルは低いとも言えます。なぜなら、ほんとうにひどい状況、つまりレポーター自身が一瞬でも身の危険を感じるような状況に接すると、そのレポーターから饒舌が消え寡黙とは言わないまでも慎重な口調のレポーターへと変身するからです。そして状況をできるだけ「ケレン味」を排除して客観的になぞろうと努め始めます。そういう場面(というか人的な現象)を今回もテレビ画面上で観察しました。そういう場合は、レポーターの言葉と映像情報が一致しており、視聴者もレポーターの言葉に対してしっかりと聞く耳を持ち始めます。

【註】「雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)」とは 気象庁が提供している、気象レーダーの観測データを利用した、250m解像度で降水の短時間予報ですが、詳しくは「高解像度降水ナウキャストとは」を参照。

札幌管区気象台では、学校が夏休みに入った7月下旬のある金曜日の夕方から夜にかけて、一日だけですが、オープンキャンパス風の気象台見学会を開いています。施設のさしつかえない主要部分を市民は自由に見学できます。職員とも気象台の仕事や天気予報について自由に会話ができる。立ち入りが許可された区域では写真撮影も大丈夫です。気象台活動のプロモーションが目的ですが、そういう機会がないと内供の様子がわからないので、都合が合えば参加するようにしています。いろいろと質問もさせていただきます。

下の写真は、その時(2016年7月22日)の2枚。時刻は午後7時。夜勤の担当者が仕事中です。株や債券のトレーディングルームではありません。

2016722-a

2016722-b

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2019年8月15日 (木)

トウモロコシの季節

東京の知り合いと電話で話しているときについでにという感じで、北海道産のトウモロコシはいつごろから獲れるのかと聞かれたので理由を尋ねると、トウモロコシはまだ近隣の県のものしか出回っていなくて北海道のほど甘くない、北海道産はいつごろから店頭に並ぶのか気になって、ということでした。昼夜の寒暖差が大きい方が一般的にはトウモロコシは甘くなります。おそらく味にその差が出ているのでしょう。

北海道ではこの野菜をトウモロコシではなくトウキビ(唐黍)と呼ぶことが多いのですが、やっと近所の野菜売り場に緑の皮のついたトウモロコシが大きな籠(かご)といっしょに並び始めました。例年よりも遅れているようです。それとも今までぼくが気が付かなかったのか。

その日のトウモロコシを家族の人数分だけバラで買っていくお客向けに、大きな籠が床に置かれています。黄色い(あるいは白い、あるいは黄色と白が入り混じった)トウモロコシの実が薄皮で包まれているあたりまで外側の緑の皮を剥き、剥いた緑や薄緑の皮は皮ゴミ用のその籠に捨てる。それがお金を払う前の消費者の作業です。同じ作業を自宅でやると台所のゴミ箱はトウモロコシの皮ですぐに溢れてしまいます。小売店の配慮です。

皮付きのまま持ち帰っても問題ありません。夏休みの家庭教育にはその方がいいかもしれません。小さいお子さんといっしょに何重もの緑の皮を剥いでいく。いっしょに皮を剥いだトウモロコシを蒸していっしょに食べる。

トマトやカボチャやジャガイモもそうですが、北海道産のトウモロコシの種類とその名前もいろいろです。種苗会社が新種の開発競争にしのぎを削った結果なのですが、その色や味を消費者に直感的に想像させるような名前が増えてきました。スーパーやデパ地下の野菜売り場に置いてあるパンフレットによく登場する種類を順不同に列挙すると以下のようになります。

「あまいんです〈」「ピュアホワイト」「ゆめのコーン」「サニーショコラ」「味来コーン」「夏味甘(なつみかん)コーン」「味甘(みかん)ちゃんホワイト」「ゴールドラッシュ」「ランチャーイエローコーン」「ホワイトショコラ」「クリスピーホワイト」「シャイニングコーン」「恵味コーン」「ホワイトレディ」「グラビス」など。

名前から実の色はだいたいわかりますが、黄色の粒と白の粒が入り混じったバイカラーはわかりにくい。黄粒と白粒とバイカラーの例をいくつか挙げると

「あまいんです」 黄粒
「ゴールドラッシュ」 黄粒
「サニーショコラ」 黄粒
「ピュアホワイト」 白粒
「シャイニングコーン」 白粒
「グラビス」 バイカラー
「ゆめのコーン」 バイカラー

他の野菜と同じで、あるいはコメと同じで、トウモロコシも甘いものが人気です。「甘い」「やわらかい」「おやつに果物感覚で食べられる」といった特徴を複合的に備えたものが最近の消費者の好みに合っているようです。そういう「甘い」家庭ではセロリの入った野菜サラダなどが食卓に並ぶことはあるのでしょうか。どんな野菜がお好きなのか拝見してみたい気もします。

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2019年8月13日 (火)

「ケレン味」あるいは「ケレン味という言葉」が偏愛される世界

言葉そのものは、非常にとは言えないにしても、まあまあ、一般的なものです。しかし、それが多用される、偏愛されているらしいという意味で、スポーツ業界は一般世間とは少し違うのでしょう。

普段は見ないプロゴルフ中継ですが、先週末はミーハーになって女子ゴルフの中継を見ていたら、その中でベテランの女性解説者が、ある選手のプレイスタイルのことを「ケレン味がなくていいですね」と評していました。

「ケレン味(外連味)」とは「俗受けを狙ったいやらしさ。はったり。」という意味で、たとえば「外連味のない芸」「外連味のない演技」という風な使いかたをされます。だからもともとは多くの聴衆を相手にする職業から発生した用語なのでしょう。プロゴルフに限らず、プロ野球などプロスポーツ業界では偏愛される言葉のひとつのようです。ただし、好意的な文脈で使われるとは必ずしも限らない。

かつて、あるプロ野球選手のサードの守備は、普通に腰を落としたまま捕れるゴロを横っ飛びに倒れ込みながら捕球し、すぐに立ち上がって矢のようなボールを一塁に投げて打者を刺すというのが得意なパターンでした。そういうのをケレン味が満載なプレイと言います。

一方、その隣のショートで難しいゴロを当たり前に処理していた選手は、打球の予測を含むところの守備全般がうますぎて観客にはかえって地味(ないしは下手)と映ります。ケレン味のない、言葉を換えれば、華のないプレイです。当然人気はケレン味に富んだ選手に集まります。

先日ある政治家がインタビューで、『政治の世界って、私からすれば戦場。いつ、命を落とすか分からない。常にどこかこわばって緊張感を持ち、警戒心を解かず、寝るときもいつも鎧(よろい)を着たまま寝ているというかね。そういった環境がずっと続いてきた中で、・・(略)・・この場所は、鎧を脱いでいいんだな、武器を置いていいんだな、無防備でいいんだというふうに思えた」と答えていました(あるメディア記事から引用)。こういう発言をケレン味の多い発言と言います。(このインタビューは、私的な内容にもかかわれず、公的な施設で行われたのでその行為自体がケレン味いっぱいなのですが、それは、まあ、よしとします。)

これをケレン味の少ない風に書き直すと、たとえば以下のような感じです。

「他の世界もそうだと思いますが、政治の世界も緊張感を強いられることが多くそれが深夜まで継続することも多いので、そういう環境がずっと続いてきたので、その中で・・(略)・・この場所は、緊張感を解いていいんだな、リラックスしていいんだなというふうに思えた」

政治家も多くの聴衆を相手にする職業なので、「鎧」とか「武器」という単語が醸し出す雰囲気はNHKの大河ドラマの一部を切り出してきた感じで、主婦層を中心とする聴衆に対してはなかなかに(ケレン味いっぱいなので、その分追加的に)訴求力のある演説風の発言となります。

一方、いくつか年上だけれどいちおうアラフォーでケレン味の少ない政治家もいて、その二人の2012年以降の国会発言(2012年以降だと二人の議員活動がほぼ重なっているので)を、そこでの発言回数や発言文字数という「ケレン味のないデータ」で比較してみると次のようになります(データは「国会議員白書」というウェブサイトより)。

ケレン味の多い政治家の場合(国会活動は衆議院。演説は得意だが、議論・討論は苦手。)

□本会議発言
46期(2012/12/16~) 0回 0文字
47期(2014/12/14~) 1回 2281文字
48期(2017/10/22~) 0回 0文字

□委員会出席・発言
46期(2012/12/16~) 37回出席(うち幹部出席 2回) 1回発言 6297文字発言
47期(2014/12/14~) 95回出席(うち幹部出席 35回) 3回発言 18831文字発言
48期(2017/10/22~) 55回出席(うち幹部出席 6回) 1回発言 8984文字発言

□質問主意書
46期(2012/12/16~) 0本
47期(2014/12/14~) 0本
48期(2017/10/22~) 0本

ケレン味の少ない政治家の場合(国会活動は参議院。演説も議論・討論も得意。)

□本会議発言
23期(2013/07/21~) 0回 0文字
24期(2016/07/10~) 2回 6953文字

□委員会出席・発言
23期(2013/07/21~) 125回出席(うち幹部出席 0回) 82回発言 429649文字発言
24期(2016/07/10~) 149回出席(うち幹部出席 0回) 75回発言 545970文字発言

□質問主意書
23期(2013/07/21~) 74本
24期(2016/07/10~) 49本


「(プレイに)ケレン味がなくていいですね」と評したゴルフ解説者もいれば、政治家のケレン味に魅了されて喝采を送る選挙民もマスメディアもいます。ケレン味というものに対する人々の好みもいろいろのようです。

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2019年8月 9日 (金)

日本の食料自給率は37%で穀物自給率は28%、サウジアラビアの穀物自給率は7%

3日前に次のような報道がありました。

「農林水産省は6日、2018年度のカロリーベースの食料自給率が前年度より1ポイント低下の37%だったと発表した。天候不順で小麦や大豆の国内生産量が大きく減少したためで、コメの記録的な凶作に見舞われた1993年度と並ぶ過去最低の水準となった。政府は2025年度に45%にする目標を掲げているが、達成が遠のいた。」(共同通信)

「天候不順で小麦や大豆の国内生産量が大きく減少したためで」というのは苦しい言い訳で、小麦と大豆の国内自給率は以前から低いので、わざわざ小麦や大豆を持ち出すのもどうかと思います。四半期GDPがマイナスになったのを雨のせいにするのと同じです。

農水省のウェブサイトにお邪魔すると、品目別自給率の例として

「小麦の品目別自給率(平成30年度)
=小麦の国内生産量(76.5万トン)/小麦の国内消費仕向量(651.0万トン)=12%)

と小麦がとりあげられていました。

昭和40年から平成30年までの総合食料自給率の推移は以下の通り。

4030

OECD諸国の2018年(日本は2018年度)の食料自給率を比較したのが以下のグラフです。以前と同じパターンです。

2018-2018

ぼくは、食べ物は(他の財や産品と違って)自給したほうがいい(国のレベルでの地産地消)、という意見の持ち主ですが、諸般の事情でそういうわけにいかない国もあります。例えばサウジアラビア。2010年3月に「穀物自給率「ゼロ」をめざす国」というブログ記事を書きました。そこから一部を引用します。

「サウジアラビアは雨はほとんど降らないし、地下水も砂漠にまだ緑があった頃の雨水がたまったものですが、地下水は小麦生産などに今まで大量に消費してきたのでそのツケがたまって、今世紀なかばに石油よりも早く枯れてしまうとのこと。瑞穂(みずほ)の国の日本とは事情が違います。

そういう背景から、水を大量に使う小麦のような農作物は減産を続けて2016年までに国内生産を打ち切り、それ以降、穀物はすべて輸入。ただし、農業がないとさすがに困るので、あまり水を使わないもの、つまり温室野菜栽培や酪農、養鶏などの付加価値の高い農業へ転換するそうです。

穀物がないと国民は飢え死にしてしまいますから、そういう国のとる手段のひとつは、外国に農耕地や農場を確保し、それを自国の穀物供給基地にすることです。サウジアラビアの場合だと、上記報告書によれば、アフリカのスーダン、エチオピア、タンザニア、エジプトあたりでことが進行中です」

そのサウジアラビアがどうなったか

サウジアラビアにおける農業・水産業・食品産業の概況及び市場について」(野村総合研究所 2018年2月19日)によると、2015年のサウジアラビアの穀物自給率は6.8%だそうです。自国が所有するところの外国の穀物供給基地からの流入量も輸入とカウントされるので、実質的な穀物自給率は6.8%よりも高いはずですがこの資料では詳細は不明です。日本の2018年の穀物自給率は最初の折れ線グラフにあるように28%です。

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2019年7月30日 (火)

いなり寿司専門店のとてもシンプルなメニュー

メニューはとてもシンプルです。商品は「いなり寿司」の一つです。「がり」を別商品と考えると二つ。あとはパッケージ数量の違いだけ。二個か八個か二十個か。作りのしっかりとした控えめな色の手提げ紙袋に入れてくれます。

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箱入りの8個パッケージと瓶詰めのガリを買い、配偶者と小腹の空いた日曜日の夕方に食べてみました。シンプルで上品ないなり寿司です。やや固めの白胡麻入りの穏やかな酢飯が、(ぼくにとっては)やや甘めの油揚げに収まっており、手を汚さずに食べられるような包装になっています。おにぎりを手を汚さずに口に入れられるのがありますがそれと同じ配慮です(ただし後の処理まで考えたもっと上品な配慮)。東京だと伝統的な劇場の近くに「差し入れいなり」がありますが、それとは方向が異なります。

「いなり寿司」には違いはないのですが、競合商品はデパ地下の「いなり寿司」や「鉄火巻き」ではありません。女性向けに量を抑えたデパ地下の高級弁当でもない。その市場をこれから侵食するであろうという意味での競合は、保存料を使っていないので買ったその日に消費することが求められているタイプの高級餡饅頭や高級シュークリーム。つまりこれは「いなり寿司」の形をとった渋いスイーツです。

高級餡饅頭や高級シュークリームの消費者が、この「いなり寿司」の存在に気が付くと、彼女らが(彼もいるかもしれませんが、それは無視して)この「いなり寿司」に向かって緩やかに流れてくると思われます。すっかり置き替わるというのはなくて、餡饅頭やシュークリームと順番に楽しむという意味での部分代替が始まりそうです。自宅で楽しむのもいいし、そういうものがお好きなかた向けの(差し入れではなく)手土産にしてもいい。ぼくなら札幌ドームのナイトゲームに持参する。

写真は、目立たない店の入り口に置いてある控えめな色とデザインの小さなポータブル看板です。営業時間は午前9時から午後6時までとなっていますが、同時に「売り切れしだい閉店します」とも表示されています。

Shop-signお店の入り口に置いてある控えめなお店のサイン(看板)

かつて濃厚な風味で評判だった、北海道ではないところの豆腐屋さんがやはり「売り切れしだい閉店」でした。毎日正午前には店仕舞いだったと記憶しています。

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2019年7月24日 (水)

夏の短い昼寝にはアナログキッチンタイマー

夏になると、春眠暁を覚えず状態が縁遠くなります。北海道は日本のいちばん北東側なので日の出が早いこともあり、けっこう朝早く目が覚めます。ちょっと睡眠が足りないかなと思いつつ一日を過ごす。

しかし、日曜の午後など、どうしようもなく眠くなってきて昼寝をしたいときがあります。しかし気持ちよく2時間も寝てしまうと後のことに差し支える。だから、短時間の30分以内の短い昼寝が望ましい場合もあります。そういう時に役に立つのが、このアナログのキッチンタイマー。タイマー可能な最長時間は55分で大きな羽根型のネジを巻くと始動します。精度はそれなりです。目盛りは分刻みなので、料理でも秒の単位でうるさい人には向いていません。

くすんだ水色が最初のモデルで、そのあと赤や白が続き、そして最新モデルが黒だと記憶していますが、最新が必ずしも好みというわけでもありません。素材が色によって少し異なるみたいなので、カチカチと時間を刻む音やその大きさや、時間が来た時にジャラジャラと鳴るその音色が色によって違います。

開発・販売の古いモデルがおとなしくて、最新モデルは「昼寝には」うるさい感じです。カチカチが耳について寝られない。しかし、古いモデルは邪魔にならない。短い昼寝向きです。アナログ機器の良さを味わいたいかたは、このタイマーを料理でも、昼寝でも。

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2019年7月19日 (金)

札幌駅南口広場の風景(7月16日午後7時過ぎ)

7月16日(火曜日)の午後7時過ぎの札幌駅南口広場の風景です。写真はネットからお借りしました(最初の写真二枚目の写真三枚目の写真)。三枚目の写真は、最初と二枚目の写真に写っている人たちの最後尾あたりから撮影したものです。写真の撮影者・投稿者のかたにはこの場を借りてお礼申し上げます。(写真はクリックすると大きくなります。)

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下の写真は、普段の札幌駅南口広場(ただし、4月上旬 午後4時)の様子。ご参考まで。

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2019年7月18日 (木)

美容室の女性スタッフが少なくなった

最近は、といっても20年くらい前からの最近ですが、散髪は男性向けの理髪店・理容室ではなくて、顧客が女性だけでなく男性もそれなりにいるところの美容室のお世話になっています。最初は敷居が高かったのですが、慣れるとけっこう楽しい。

3年ほど前から美容室勤務の女性スタッフ(スタイリストやアシスタントと呼ばれている女性従業員)の割合が目立って少なくなってきました。顕著な減少傾向が見られるのはアシスタント職の女性です。美容学校を卒業して美容室に入り、スタイリストとして独り立ちするまでの間、見習いというかシャンプーや掃除や雑用などのお手伝いをしながら閉店後に練習しながら仕事を覚えている女性たちのことですが、彼女らの数が減ってきました。代わりに、男の子のアシスタントが増えてきた。

そのお店でこの4月から勤め始めた女性アシスタントがいます。おしゃべりではないけれど話すと受け答えもしっかりとしているし、洗髪も新人のぎこちなさはまったくなく、嬉しいのはマッサージも上手いことです。気になっていることを尋ねてみました。

「最近女性スタッフが少ないんだけど、美容専門学校に行く女の子が少なくなっているの?」
「学校は、女の子のほうが多いです。」
「美容室に入ったあと、すぐに辞めちゃうのかな?」
「そういう人もいるけど、卒業しても美容室に入らない子も多いから」
「どこか他の業界に行くの?」
「アパレルとかに行く子もいますけど、ネイルや睫毛エクステンションが人気です。とくに睫毛エクステンション。今は美容師免許がないと睫毛エクステンションはできないので。そういう子は、学校でもカットの勉強とかはあまり熱心じゃないですね。」

調べてみると、睫毛(まつげ)エクステンションなどを施術するアイリストには美容師免許が必須だそうです。衛生と品質維持のために厚生労働省通達で2008年3月からそうなった。

その子によると、睫毛エクステンションは、睫毛が代謝するのでメンテナンスが必須で、リピーター需要が安定しているそうです。

たしかに、美容室の労働はけっこう過酷で、労働時間は長そうです。見習い中の子は閉店後夜遅くまで練習している。そういうところは徒弟制度のいいところが残っている雰囲気で、だからそういうところはぼくは嫌いではない。

しかし、美容室は洗髪やスタイリングやヘアカラーリングなどに化学物質の混じった薬液を使う仕事なので、ケミカルに弱い体質の人は肌荒れやもっとひどい皮膚疾患などの健康被害を経験するし(実際にそういうのが理由で別の業界に移った女の子を複数人知っている)、将来結婚して生まれてくるであろう赤ちゃんへの悪影響も気になるようです。

それに比べると、睫毛エクステンションというのは重労働ではないし、使う薬剤は接着剤だけなので施術者にはケミカル被害もなさそうです。手先の器用さに自信のある女性に向いた職業だと思います。美容専門学校の卒業生が髪を対象とする美容室ではなくそちらに進むのも納得できます。大きい括りでは美容業界です。

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2019年6月14日 (金)

北海道の日帰りバスツアー

ある旅行会社から観光旅行のパンフレットが送られてきました。以前、その会社の「日帰りバスツアー」に配偶者といっしょに参加したことがあるからです。

日帰りバスツアーのページを開けるといちばん目立つあたりに「夏の積丹(しゃこたん)へ」とあり、そのなかに、ぼくたちもお世話になったコースが全く同じ構成で掲載されていました。こういう構成は変えようがない。「積丹で食す!豪快!ごはんが見えないウニ丼。」

お酒の好きなひとは、団体ツアーであっても一杯やりながらゆっくり「ウニ丼」を賞味するのがいい。軽く酔ったあとで、積丹海岸の積丹ブルーを満喫できます。途中で北海道の地酒のひとつであるところの余市のウイスキーも味わえるので、こういうのはバスツアーに限ります。

配偶者は、以前はウニにはまったく興味がありませんでした。美味しくなかったからだそうです。理由はウニの保存(型崩れ防止)のために添加してあるミョウバンです。北海道で「塩水ウニ」を口にしてその評価が劇的に変わりました。殻から取り出したウニを海水と同じ濃度の塩水につけてあるのを「塩水ウニ」と云います。不味いわけがない。

ページを繰っていると、北海道(あるいは札幌)らしいユニークな日帰りツアーもありました。「日本の空を護り続ける戦闘機航空団最北の基地 千歳基地航空祭」。最近の事故ニュースや映画で話題のF-35ステルス戦闘機は無理だと思いますが、現地に行けば、政府専用機や編隊飛行をするブルーインパルス、離着陸し基地上空や周辺を低空飛行するF-15の爆音と空気振動を味わえると思います。

最新鋭戦闘機は最新鋭の武器なので、つまり最新ハードウェアと最新ソフトウェアのある種の極致の組み合わせなので、それだけで拒否反応を起こすかたもいらっしゃるかもしれませんが、洗練されたロボットメカニズムやエンジニアリングに憧れる男の子や女の子、AIに憧れる少年や少女にはけっこう刺激的なイベントかもしれません。それに映画の「空母いぶき」効果で、今年は女性の参加者が増えるかもしれない。

まだ当時と似たような素朴なモデルが市販されているみたいですが、子どもの頃に木と竹・竹ひごと紙とアルミニウム管のゴム動力模型飛行機を組み立てて遊び(竹のプロペラの機体がまっすぐ飛んでいってどこかで行方不明にならないように左に大きく回転する風に作り、けっこう長く飛行しました)、それから、第二次世界大戦のイギリスやドイツや日本や米国などのレシプロ戦闘機の形と性能をほとんどすべて記憶していた身としてはけっこう戦闘機に対する思い入れがあります。

「千歳基地航空祭」のすぐ隣に「ススキノ・ホストクラブでお姫様体験」という案内があり、「戦闘機」と「ススキノ」は面白い組み合わせですが、「ススキノ」のほうが「千歳」よりも倍くらい値段が高い。それでも1万円未満に抑えてあります。博多でも東京でも同じことは簡単にできるので、札幌独特のツアーというのではないと思いますが、去年もパンフレットで見た記憶のあるツアーなので、最近はそういうニッチ市場が常に存在するということなのでしょう。今年から始まったツアーは「新コース」と書いてあり「お姫様体験」にはその注釈がないので、やはり定番コースのひとつのようです。

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2019年6月13日 (木)

オムニバス形式

オムニ(omni-)という用語(接頭辞)は「全部」という意味ですが、最近は流通の最先端でオムニチャネルといった使い方がよくされます。ある企業の持っているすべての流通チャネルの相互利用・相互乗り入れといった内容です。ある商品を自宅で受け取ってもいいし、コンビニで受け取ってもいいし、会社帰りに実店舗でピックアップしてもいい。受け取り場所は、その企業の持っている複数の流通チャネルを消費者の都合に合わせて自由に選択できます。

以前は、たとえば、ぼくなどが最初に英語に接したときなどはまだバスといっしょにオムニバスという単語も習った記憶があります。現代風のバスでなく、エンジンがフロント部分に位置している乗合自動車の雰囲気です。

オムニバスは死語ではなく、今でも、すでに発表されたある作家の(とくに同一作家の)複数の作品を集めた本という意味で「オムニバス形式の小説」と呼ばれます。この用語の日本語での使い方はもっと幅広くて、同じテーマを扱った複数の人の作品を一つにまとめたものもオムニバス作品と名付けられているようです。

今、ある日本人作家(故人)のオムニバス作品を読んでいます。二重の意味でオムニバス形式になっています。

特定のテーマを、別々の、しかし似たようなサブテーマで取り扱ったもので、サブテーマごとの短編は一冊の本にまとめられる前に雑誌にすでに発表されているので、そういう意味では、オムニバス形式の短編集です。

そして、同時に、あるサブテーマに関する短編の中に、複数の時間と記憶と場面がサブサブテーマ風に連続して流れます。小説ですが、随想風の味わいです。文体が読点が多くて独特で、そして読点から読点までの繋がりがときにねっとりと続くので、慣れるまでに少し時間がかかります。意識の流れや感性の流れ、時間の流れや記憶の流れ、夢と現の往還をゆらゆらと追いかけてそのまま言葉に移しているような文体なので、そのリズムに同調できると、作者の歩く速度で作者といっしょに過去の意識や無意識を散策できるといった按配です。しかし、リズムに同調できないと、流れを楽しんでいるのは作者だけで、読者は埒の外ということになります。

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