経営とマーケティング

2018年10月11日 (木)

有機栽培の小ぶりな大根

秋の陽射しと朝夕の秋の冷気を感じるようになり、そして有機栽培農家グループが大根を出荷し始めると、タクアンの準備に取りかかることになります。

大根を干し始めるのは札幌では10月最後の週とは、以前に近所の漬物づくりの得意な主婦から聞いた話ですが、天気や自己都合で、そのスケジュールを前倒しすることもある。

馴染みの小売店のご近所野菜と有機栽培野菜のコーナーに遅めの夕方に立ち寄ったところ、ある有機農家が栽培した小ぶりな大根が15本、近所野菜のコーナーで他の慣行栽培の大根といっしょに箱に詰められていました。なぜ、そこにあるのかはわかりませんが、いかにもタクアン向きの比較的小ぶりな大きさで、ぼくに見つけられるのを待っていた風情です。その場で全部購入しました。それでは不足なので、追加の10本を有機栽培農家のグループにすぐに電話注文です。

有機栽培の野菜が必ず美味しいというわけではありませんが、たいていは美味しい。そういう育ちの大根とそうでないタイプの大根をタクアンにしてみると(年によって、有機栽培大根が手に入らないこともある)、旨さの違いがけっこう露骨に出ます。

タクアンは毎年作ります。漬け込む大根の本数は大きさにとって22本くらいから25本くらい。その倍くらい作りたいのですが、そのためのインフラが現在は我が家にありません。どうするか、思案中。

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2018年10月10日 (水)

食品添加物と美容室のシャンプー

下は良心的な作りの納豆の原材料欄です。いつも贔屓にしている納豆が品切れの場合は、これを選択します。納豆の原材料は北海道産の小粒大豆と納豆菌です。

ぼくの食べ方は、製造者には申し訳ないのですが、まず、付属の「たれ」と「からし」を捨てます(誰が「たれ」と「からし」をつけるという習慣を作ったのか)。そして納豆に、亜麻仁油やインカインチオイルなどオメガ3系の植物性オイルを軽く垂らし、塩を少しかけ、粘り気が出るまでまで混ぜ合わせます。以上です。わざわざ食品添加物の入ったタレや辛子を味付けに使う気分にはならない。軽い塩味のシンプルな味付けが、ぼくにとってはいちばんおいしい。

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醤油・味噌・味醂・塩・胡椒などではなく一般家庭で使わない不思議な名前の調味料に原材料欄で出合ったら、それらは食品添加物です。食品添加物のすべてが眉唾というわけではありません。ウコンのような伝統的な食品添加物もあります。同時に、「調味料(アミノ酸等)」や「ビタミンC」、「たん白加水分解物」のような不思議な名前の衣装をまとった食品添加物も存在します。すべて役所のガイドラインでその利用が認められたものですが(製造コストを下げながら、商品棚である程度長持ちさせるためには必要なので)、しかし、それらを摂らない選択肢を消費者は持っている。

北海道産の昆布と北海道産のスルメイカを使った、これも良心的な加工食品の原材料欄は以下のようになっています。

「原材料: するめ(北海道)、真昆布(函館)、がごめ昆布(函館)、還元水飴、発酵調味料、醤油、果糖ぶどう糖液糖、鰹エキス、食塩、たん白加水分解物、酵母エキス」
「アレルギー物質: 小麦、大豆、いか」

商品説明には「保存料・化学調味料無添加の美味しいタレを添付しました」と書かれています。お役所ガイドラインに従えばその通りです。

美容学校を卒業して美容業界に入ってくるときの男女比はほぼ1対1だそうですが、2~3年が経過するころには、女性の割合が急に少なくなるらしい。美容業界の知り合いから、そう聞きました。

美容業界は労働時間が長くて(それに修行中は勤務後の夜のトレーニングなどもあるし)、休憩時間も不規則なので(お昼ご飯は午後遅くに適当な隙間時間にさっとすませることになっているみたいです、食べないこともある)、つまり女性にはより辛い労働環境という事情がその状況の背景にはあるのかもしれませんが、それだけではなさそうです。

たいていの美容室で使うシャンプーや整髪料、髪の毛のカラーリング剤などは、役所で承認されているとはいえ化学合成物質のオンパレードみたいなものです。仕事でそれらを、たとえば毎日10人以上のお客にシャンプーや整髪で使っていると弱い人は手や手のまわりの皮膚が傷ついてしまいます。

行きつけの美容室でマッサージが上手だった女の子がそろそろ一人前になるというその段階で、急にやめることになりました。身体を壊してしまったそうです。理由は労働時間の長さではなく、化学合成物質の悪影響による皮膚炎。こうなるとその仕事は続けられない。別の職種で働くことになります。女性の場合は将来の妊娠のことも配慮しないといけない。

使用量や消費量が一定量を超え、また対象物の使用時や消費時の組み合わせが複合化するとどういう結果になるか、実際のところはよくわからない(そんなところまで確認できない)というのが、こうしたガイドラインの持つ含意なので、結局は消費者や利用者の自己判断ということになりそうです。

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2018年10月 9日 (火)

夕方のコンビニの新しい利用の仕方

岩村暢子著「家族の勝手でしょ!」を素材にして作ったドキュメンタリ風のテレビ番組を、以前、拝見したことがあります。そのなかで、夕食準備は近所のコンビニを2~3軒回れば完了という若いお母さんが取材対象のひとりになっていました。僕の記憶が正しければ、夕食の準備(つまりコンビニめぐり)は夕方の6時に開始、6時半には自宅に帰り、7時にはごちそうが食卓に並んでいます。

コンビニ1店舗では、鮭の塩焼きからヒジキの煮物、きんぴらゴボウまで各種の惣菜がそろわないのでコンビニのはしごをする。この賢明な若いお母さんの付加価値は、決してコンビニのトレーをご主人や子供に見せないことだそうです。調達してきた調理済みの食材を自宅のきれいなお皿に美しく盛り付け直すと、それだけで、ご主人の舌の上では「おふくろの味」が引き立つそうです。

夕方のコンビニは混雑しています。レジにお惣菜や弁当やアイスクリームやお菓子やその他の日用品を手にいろいろな世代の男女が並んでいるのは最近では見慣れた光景ですが、そういう品物ではなく、薄いのだけれどやや厚みのある四角い紙の箱を手に子連れで並んでいる女性がいらっしゃいました。郵便物らしい姿かたちの紙の箱です。

上記の「夕食準備はコンビニめぐり」の若いお母さんと同じ年代ですが、やや雰囲気が違います。

気になったので、なんとなく視線を移して、ATMのとなりにある背の低い専用端末のほうを見ると、勤め帰りの若い女性と、小さな子供を連れた若いお母さんが二組、短い行列を作っていました。お互いに知り合いではなさそうです。その専用端末で、以前、札幌ドームのプロ野球観戦チケットを発券してもらったことがある。そういう用途の端末です。

そういうことか、と思い至りました。おそらくフリーマーケット・アプリで売れた不用品をコンビニから発送しているのだと思います。すぐに着られなくなる小さい子どもの洋服は使い捨てみたいなんものなので、若いお母さんの間でフリマ需要がけっこう高いらしい。そういうものや読み終わった趣味のムック本などをコンビニから発送しているのでしょう。スマートフォンがあれば簡単です。

お惣菜調達の消費者として夕方のコンビニに立ち寄るのではなく、フリーマーケットの販売者として夕方にコンビニを利用するという変化がここでは見られます。実際は、一方向の変化ではなく、同一場所で両方の機能をいわば並列処理しているしっかりとした若いお母さんが増えてきたということだと思います。こうすることで、消費税対策だけでなく、次の子供服や次のムック本を買う原資の一部が確保できます。

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2018年10月 5日 (金)

愉快な定規

机の引き出しには、よく使う定規が2種類入っています。ひとつは、小学生が授業で使うタイプの、30㎝まで測れるアクリル製の透明な直線定規、30年くらいは使っています。もうひとつは2mまで測定可能な金属製のとてもコンパクトな巻き尺。この巻き尺は宅配便のサイズを自分で発送前に確かめるときに活躍します。

宅配便は値段が高いですが漬物のような食べものも冷蔵便で知り合いに送れるので便利です。送った荷物が今どこにあるのかだいたいわかるし、なによりも先方に届いたことがこちらから確認できる。

定形郵便物はそれなりの頻度で出すし、定形外の郵便物もそれなりに利用します。A4サイズの書類なんかを入れた郵便物の先方への到着を確認したい場合はレターパックという媒体が便利ですが、欠点は値段。それからもともとが厚紙の封筒なので、封筒を別に用意する手間は不要だけれども厚みのあるものを入れると、規定内の厚みであってもみっともない感じに膨れます。

こういう方面での新しいサービスは今まではあまり検討してこなかったのですが、その気になって調べ始めると、ブランド戦略がバラバラでまとまりがつかなくなった洋服や加工食品の企業のような要素を呈しています。使い分けが難しい。

郵便ポストの集荷回数も、最近は少なくなって、近所のポストだと、平日と土曜日は1日に3回、休日(日曜や祝日)は1日に2回です。それぞれ1回ずつ集荷回数が減少しましたが、それでもぼくのような利用者には「ポスト投函発送」ができるというのは便利です。

先日「郵便物の厚さ制限と郵便ポストの投函口の厚さに関する雑感」という記事で、厚めの郵便物をしてポスト投函口をくぐらせるときの「戦慄」について書きましたが、郵便物の縦と横は簡単に測れても、厚さは出来上がりの厚さなので、前もってしっかり測っておかないと落ち着きません。

そこで、写真のような愉快なアクリル製の定規を購入しました。郵便物(や郵便物相当物)がそこをすり抜けたら基準内の厚さに収まっています。便利です。よく調べて作ってあります。30年間付き合ってもらっている30㎝の直線定規といっしょに記念撮影です。

30cm

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2018年10月 3日 (水)

昆布の佃煮に関するなんとなく贅沢な悩み

これを「贅沢な」悩みと呼ぶのは、言葉の使い方を知らないか間違っているか、どちらかだとも言えますが、やはり手を抜くとダメということかもしれません。

北海道の昆布の産地は大きく分けると、「利尻(りしり)・礼文(れぶん)」、「羅臼(らうす)」、「日高」、「道南」の4つになりますが、産地によって昆布の種類と性質が異なります。「出汁昆布」には「利尻昆布」と「羅臼昆布」、秋から冬の「おでん用結び昆布」には「日高昆布」、「塩(ふき)昆布」「昆布の佃煮」「昆布サラダ」には道南(函館とその近隣)でとれる「真昆布(まこんぶ)」。それから、道南にはねばねばした「がごめ昆布」というのもあります。松前漬けなんかには向いています。

朝ごはんには、毎日、自家製の昆布の佃煮を少し食べます。材料は出汁引きに使った昆布(現在は利尻昆布のみ)。引いたあとの昆布を食べやすい幅と長さに切りそろえ、ストックしてある実山椒なども入れて醤油ベースで味付けをすると、おいしい昆布の佃煮ができあがります。

醤油ベースの味付けとは、醤油・みりん・日本酒・生姜・実山椒・梅酢(隠し味)を調味料にして2~3時間かけて、味を確かめながら水分を飛ばしていくということで、歯ごたえを残しつつ柔らかくなるまで煮詰めます。

「歯ごたえのある柔らかさ」が我が家のこだわりですが、そのためには出汁引き後とはいえ利尻のようなかたい昆布をひたすら包丁で刻むという作業が不可欠です。しかし、これが楽ではない。

なので、市販の、それなりにレベルの高い干した日高昆布を細切りにしたのを試してみたのですが、結果は、柔らかすぎて歯ごたえがない。我が家の基準を満たさない。で、また「利尻」を刻んでいますが、重労働です。

大阪や京都の塩昆布(塩ふき昆布)や昆布の佃煮は、いい材料のいい部分を使って専門家がつくる商品なので歯ごたえのある柔らかさを持っています。原材料の昆布は道南の「真昆布」です。同じようなことをすれば、歯ごたえと柔らかさを兼ね備えた自家製の昆布の佃煮ができあがるかもしれませんが、そうなると「廃物利用」という枠をはみ出してしまいます。もはや、家庭向きではない。

なにか佃煮向きの市販のいい刻み昆布、細切り昆布はないかしらん。

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2018年10月 2日 (火)

おいしい有機栽培ニンジンは味が濃い

野菜スティックというのがあります。きゅうりや大根、セロリなどの生野菜を使っても、にんじんなど蒸して熱を通した温野菜を加えても、どちらでも美味しく作れます。黄色や赤の生のパプリカなんかも彩りと歯ごたえには捨てがたい。

野菜スティックはビアホールなんかでもメニューのひとつです。ほかに食べるものもないような気分の時は、気が進まないけれど野菜スティックです。気が進まないのは、たいていはそういう場所の野菜スティックはおいしくないからです。でもビール以外に何も注文しないのは申し訳ない気がして、注文してしまう。しかし、ビールといっしょにやって来たのを見ても、実際のところ、新鮮ではあるのだけれど、色白すぎるというか、覇気がないというか。噛んでみて、やっぱり、と失望することが多い。

野菜売り場のセロリも、いかにも今まで太陽と遊んでいたという色に育ったのと、まったく食欲をそそらないような色つやのものとがあります。

ニンジンも同じで、遠目にはなんとなく似ていても、手に取る距離に近づくと差が出ます。たとえば、手をかけた有機栽培のニンジンとそうでないのとでは、リンゴとレモン(ないしは、スダチやカボス)を加えてニンジンジュースにするとその違いが露骨に出ます。

だから、そういう有機栽培のニンジンにプレミアム価格をお支払いするのは当然だという気持ちになります。もっとも、有機栽培であればなんでも美味しいかというとそういうわけではないので、そこは消費者の選択責任。

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2018年10月 1日 (月)

郵便物の厚さ制限と郵便ポストの投函口の厚さに関する雑感

下は、札幌市内のある郵便ポストです。すべてがこのタイプではないけれど、このタイプは、左側が「手紙・はがき」の投函口、右側が「その他郵便物」、つまり、大型郵便や速達郵便やレターパック、それから国際郵便などの投函口になっています。

Photo

ぼくはA4サイズの資料や書類を送るときに、送り先にその資料や書類が確実にお届けできたかどうかを確認したい場合はレターパックを利用することが多い。レターパック自体が頑丈な紙封筒なので書類をクリアファイルなんかに挟んで中に入れておけば中身が傷つかずにきれいに送れます。ただ、参考資料などを添付すると全体がけっこう厚くなる場合もある。

レターパックライトだと厚さが3㎝以内なので、分厚くなった場合は、いちおう厚さを確認してから投函します。レターパックプラスだと、重量が4kg以内であれば厚さの制限はないことになっていますが、郵便ポストへの投函経験から判断すると厚さが3cmくらいがぎりぎりのようです。

ゆるゆると投函口をくぐらせると、けっこう重い郵便物がどさっと下に落ちていきます。すでに投函されている郵便物が下にたまっている場合は、すぐ下のものに積み重なる感じで中に入っていく。しかし、いずれにしろ、投函口にA4よりひと回り大きい厚紙封筒を斜めにゆっくりと挿し入れるわけで、かりにその封筒の厚さがちょうど3cmでもそれを斜めにした場合は3cmを超える勘定になります。だから、ぎりぎりという感じになるのでしょう。

通便にもいくつかの形態があり、またものを送るという意味では郵便相当の簡易宅配便がありますが、簡易的なものはまず例外なく厚さ制限があり、それが3cm(みたい)です。この3cmはどこから来たのか。3cmという厚さ基準は誰がどういう理由で作ったのか?これがなんとなく納得できるようで実際のところはよくわからない。

ネット上には各種の主題に関して親切な情報提供者がいらっしゃいます。そういうかたの情報を援用させてもらうと、ポスト投函口の大きさは、円筒形のなつかしいタイプなどを除くと、現在はだいたい次のようになっているそうです。

・最新のポストの投函口: 厚み:4cm × 横幅:29cm
・少し古いポストの投函口: 厚み:3.4cm × 横幅:24cm
・あるコンビニチェーン店舗内ポストの投函口: 厚み:3.4cm × 横幅:24cm

上の写真の郵便ポストは「少し古いポスト」に相当すると思われます。定規を持参して投函口の縦幅や横幅を測りたい欲求に駆られますが、そういうのは他者から見るとけっこうアヤシイ行為なので「実証研究」はしません。しかし、投函経験からするとおそらく3.4cmです。

3cmという基準は、郵便ポストの3.4cmという物理的な厚さの投函口にギリギリだけれども無理なく滑りこませられるということでそうなったと考えると、何となく腑に落ちます。

各種の郵便サービスの相互浸食(共食い)を防止するために設けた基準だとも考えられますが、消費者としては4cmくらいにしてほしい。でも、そうなると、郵便ポストいうハードウェアインフラの一斉更新が必要になるので、当面は無理みたいですね。

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2018年9月28日 (金)

消費者向けの梱包資材が便利に

プロの通販業者や運送業者にとってはこういう感想は何をいまさらということになると思いますが、アマチュアにとっては、複数のサイズのぷわぷわ封筒や宅配便のサイズ別梱包に向いた梱包資材や補助資材の入手がとても便利になりました。

たとえば、漬物やケーキやパンなどを知り合いやお世話になった方にお送りするときに、宅配便サイズのワンタッチ式の段ボールなどがわりにすぐに手に入ります。組み立てが簡単だし、完成時の強度も高い。値段も普通のものよりもそれなりに割高ですが、ここではそれはさておき。我が家で役割を果たした料理本などを若い知人などに送るときに重宝するぷわぷわ封筒も100円ショップに行くと簡単に手に入ります

すき間用の詰め物も、新聞紙を中に空気が入るようにくしゃくしゃと丸めてという昔からのやり方もありますが、新聞紙の黒いインクが食べもの梱包用だと気になる向きには、印刷前の真っ白な新聞紙の束も、最近では通販で販売されているようです。新聞紙形態の新聞を購読しないかたも多いので、そういう人たちがフリーマーケットやインターネットオークションで物品を発送するときに使っているらしい。新しいニッチ需要です。

通販で買い物をしたときに興味深いのは、エアキャップやエアクッションや、あるいは空気のいっぱい入った空気のように軽い緩衝材を利用するのがすきなところと、そういうわかりやすい緩衝材を使わずに、複数の商品を透明な膜でスパッと覆ってしまって、運搬中の振動や衝撃で商品が傷つかないようにするのが得手なところとに分かれていることです。うまい方法があれば、参考にします。

蛇足ですが、ぼくたちが決して真似できないのは、まず、PCのメンテナンスや修理のときの専用の運搬箱。PCが箱の中の空中でゆらゆらと浮遊しています。それから、日本酒の一升瓶を数本まとめて運搬するための運搬箱。前者は柔構造で、後者は剛構造。

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2018年9月27日 (木)

「銀行ATMあります」

地場のスーパーマーケットチェーンや地元のコンビニでは、道行く人たちが表からよく見えるような場所に「銀行ATMあります」という文字がポップ風に表示されています。都市銀行や全国展開している銀行、そして主要地方銀行のキャッシュカードが使える。

フィンテックという言葉で総称される金融分野の動きのひとつがキャッシュレスです。スマートフォンとインターネットを駆使したキャッシュレス決済や取引をハイテク事象と呼ぶなら、現金の物理的な出し入れが主な機能であるところのATMはローテク事象ということになります。

しかし、このローテク事象はそのうち淘汰される落ちこぼれ事象というわけではなく、フィンテックが手を出せないニッチ需要(ニッチといっても小さくないニッチ)に対応した利便性を提供しています。この利便性を便利と考える消費者が一定数以上存在する間は、コンビニは商品の品揃えが限定されるし値段も相対的に高いとしても、とりあえず日用品や日用サービスのワンストップショッピングができるので、「銀行ATM」を一部とするところのその利便性にひとは吸い寄せられます。

コンビニの「銀行ATM」は時間帯に応じて100円ないし200円程度の手数料がかかりますが、地銀のATMも使うたびにそれなりに手数料がかかるので(個別にATMネットワーク維持しようとしたら相当な経費はかかるのでいたしかたない)、お客はアクセスや全体的な使い勝手がいいほうに接近します。

キャッシュレスは便利です。身分証明も兼ねるクレジットカードは商品やサービスの供給側にも消費者側にも便利だし、もともとは交通機関の切符代金用カードから出発したプリペイドカードも利用範囲が広がるにしたがって使いやすくなりました。たとえば、小銭がなくても駅の自動販売機やコンビニでお茶が飲める。蕎麦屋やラーメン屋のような食べもの屋も、料理をする手を拭いて現金を触らなくていいし、現金を触った手をまた洗わなくてもいい。スーパーや小売店は夜や深夜のレジ締め作業がとても楽になる。

ということを理解したとしても、ぼくは、やや不便なものを捨てがたいと思っています。安全性を考慮すると不便な方が安心という場合がある。スマホでインターネット決済というハイテク場面には、胡散臭そうな運営者も含めいろいろなタイプの参加者がいるので、致し方ない場合以外は、ぼくは使わない。その点コンビニ振込というのは、コンビニにというバッファーを途中にはさむので時間を使いますが、その分、逆に安全です。わざわざコンビニ決済を選択する場合もあります。

牽強付会な例え方をすると、キャッシュレスにいちばん近いのが外食、次に近いのが加工食品を買ってきてチンする中食、面倒だけれども安全なのは自分で選んだ食材を自分で料理して後片付けをするという選択肢です。

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2018年9月26日 (水)

2リットルボトルはおひとり様2本まで

普段、近所の農家で栽培された野菜や有機野菜農家のグループが作っている有機野菜を買っている小売りチェーンに、夕方、立ち寄ってみました。

野菜や果物は、とくに、大根やニンジン、アボカドやリンゴがその日の買い物リストに加わると、持参の買い物袋二つ分のけっこうな重量になるので、女性ひとりでは手に余る。だから配偶者の荷物持ち支援という役回りになることも多いのですが、定点観察目的でひとりでふらっと立ち寄ることもあります。

商品棚を入り口から順番に歩いていくと、全般的には、9月6日の地震前の状態にほぼ近づいています。しかし、細かいレベルでは、食材生産や物流はまだ回復していない様子です。

ぼくの好きな北海道産の大粒大豆を使い北海道の企業で製造されている納豆が、まだ棚に見当たりません。納豆は回復に時間がかかっているようです。同じ企業の同じ工場で生産している小粒大豆の納豆はきれいに並んでいるので、商品の種類をいくぶん限定して、納豆需給のギャップを、量的には、埋めている模様です。

ペットボトル入りの水を販売しているコーナーでは「2リットルボトルは、おひとり様2本までとさせていただきます」と赤いマジックペンで書かれた紙が貼ってありました。昨日の「水をまとめて10ケース」記事ではありませんが、そういう思いを持つ消費者が継続しているということなのでしょう。

スマホやPCでインターネット通販から水を大量購入といった行為が苦手な年齢層の人たちが、まとまった量の水の宅配をお店で頼むのだと思います。でも、お店はそうしたスパイク需要にはまだ応じられない。なので、「おひとり様2本まで」の貼り紙です。

「お米パック」というのか「ごはんパック」というのか、例の、電子レンジや湯煎(ゆせん)ですぐに食べられるタイプのおコメの加工食品は、スパイク需要の波が過ぎ去ったのか、供給側の対応力が素早かったのか、棚には普段と同量の在庫が並んでいました。

こうした食品別在庫の需給面での凸凹差の理由は、納豆を除いては、どうもよくわからない。いちばん消費期限の長そうな水が、とりあえず、無駄にならない防災用バッファーとして選ばれたということでしょうか。

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