季節と時節

2024年5月22日 (水)

ローズマリーが瀬戸内の陽の光の下で生長中

ローズマリーが気持ちよさそうな瀬戸内の陽光を浴びて生長中です。小さい苗を植え付けたのがこの三月一日だったので二か月半くらいで結構大きくなりました。

短期的な彩りに四月下旬にラベンダーの紫を追加してみました。ラベンダーは花が咲き終わったら取り去ります。これだけ香るハーブが揃っていると、近所のイタズラ猫も近づいてきません。

ローズマリーの種類は、左から、トスカナブルー、マリンブルー、インガウノです。途中で一番左のトスカナブルーの葉の表面の一部にうどん粉病らしきもの――白っぽい灰色の粉上のもの――が発生したのでそういう葉を持つ枝は鋏で丁寧に除去し、感染防止のために薬剤を散布しました。薬剤散布は三種類ともにです。

ローズマリーは木なので、一年後にこの三本のローズマリーで幅が二メートル半くらいの短い生垣風ができ上がるのが楽しみです――幅の狭いのは生垣とは言えないとしても。どういう剪定をすると低く背が揃ったそれらしいのができるのかはその時の課題です。

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                三月一日
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                三月十三日
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                五月二十日

ローズマリーは小さい苗が植え付け後一年くらいで下のような大きさにまで生長します。

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2024年5月13日 (月)

実山椒はこの時期を逃すと手に入らない

未熟な山椒の実を青山椒(あおざんしょう)とか実山椒(みざんしょう)と呼びます。実山椒はこの時期を逃すとまったく手に入らなくなるので、比較的近隣のミカン産地でもある山間部で採れたものを一年分購入しました。早生なのか、普通よりも半月以上早い入手です。チリメンジャコや昆布の佃煮の味付け・香り付けに使います。以前は実山椒そのものの佃煮も作っていましたが今は休止中です。実山椒は収穫量も少ないし、農家の収穫作業も年に一度のめんどうな手摘み作業のはずなので、値段は安くない。

写真はその一年分の下処理を済ませた直後の実山椒です。

下処理とは、小枝を取り除き、沸騰した湯でさっと茹で、しばらく水に晒してアク抜きをするという一連の行為を指します。長い時間冷水につけすぎると肝心のピリピリ感がなくなるので注意が必要です。鮮やかな緑の実に黒くなったのが混じっていたら、小枝を摘まみ取る際にいっしょに取り除きますが、今年は黒いのは全くありませんでした。小枝を取り除くのは根気の要る手作業なので、配偶者とぼくの共同作業です。

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これを小分けして真空パックし、冷凍保存しておくと一年は大丈夫です。調理時に必要な量を取り出して使います。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざを実感できない子供には、一粒食べさせると、その場で納得するかもしれません。

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なお、春先に出る山椒の若芽は「木の芽」と呼ばれ、料理のあしらいに重宝します。掌(てのひら)に乗せて軽く叩くと香り立ちます。以前は鉢植え栽培していたこともあり、下はその様子。

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2024年5月 8日 (水)

今年はレモンの蕾が10個くらい

四月中旬に、ハダニのついた古い葉とついているかもしれない古い葉を――ということは新芽と現れたばかりの小さい新葉以外の凡ての葉を――ひとつ残らず取り除いたのですが、植物の春の生命力というのは見事なもので、ほぼ枝の骨格だけだったレモンの木は二週間後には写真のような新緑のそれなりの横溢になりました。

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去年は全く花が咲かなかった、つまり実が生らなかった我が家のレモンの木も、今年は、寒い時期から定期的に土に栄養をあげたのが効いたのか、淡いピンクの花芽(かが)――蕾と呼んでもいいと思われます――が、全部で十個を超えるほど顕れました。

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蕾が順調に花になって咲いたとして、実がなるかどうかはミツバチなどの来訪で受粉ができるかどうかに依るとはいえ、何個かは期待できそうです。


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2024年5月 7日 (火)

芝桜とタイムの刈り込み

「花がら摘み」という優雅な表現があります。花が咲き終わっても散らずに残っている枯れた花を「花がら」といいますが、それを手で摘んだり鋏(ハサミ)で切り取ったりする作業が「花がら摘み」です。こうして植物の美しさと健康を保ちます。

芝桜は手入れをせずに放っておいても毎春それなりに花を咲かせて見る人を楽しませてくれる種類の植物ですが、もっときれいに咲いてもらえるように育てようとするなら、花が咲き終わったあとの枯れかかった「花がら」を刈り込むという手間をかけたほうがいい。少しくらい「花がら」になっていない元気な花が残っていてもいっしょに刈り込みです。

匍匐性のタイムも花が咲き終わったら二~三日はその状態を観賞し、その後で刈込みです。

芝桜でもタイムでも蕾は隣の蕾に負けないように陽の光を求めて伸びながら咲こうとするので、花を支える茎はそれぞれが競争するように背が高くなり、その結果、株はお隣と「おしくらまんじゅう」をしているに近い様相を呈することになります。ぎゅうぎゅう詰めとは言わないまでもそれに近い状態になっている。

「花がら」やそれに相当する景色を鋏で不要な枝を剪定する気持ちで刈り込みをすると、梅雨から夏にかけて風通しがよくなり、湿気で蒸れて枯れるという事態を予防することができます。また刈り込むことによって芝桜やタイムは枝分かれしやすくなるので、草丈が低くて蒸れにくい元気な株に生長します。タイムは紫蘇科なので、青紫蘇やバジルが摘芯で増えるように、刈り込むことで増殖します。

満開直前のタイムと芝桜。

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満開で人の眼を愉しませた後、「花がら」がいっぱい、ないしは「花がら」がいっぱいに相当する景色になったタイムと芝桜。

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二十年以上使っている小型のガーデニング鋏だと枝や少量の花がら剪定には適当だとしても、大量の柔らかい「花がら」の刈り込みには向いていないので――出来なくはないにしても時間がかかるので――芝桜や芝の刈り込みに向いた形状の――取っ手部分は刃先から上に二十度の角度がついているような――、刃が長くて少し大型のがっしりとした鋏を購入し刈り込み作業を行いました。

下が、刈り込み後のタイムと芝桜の様子。まあまあの仕上がりということにしておきます。

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2024年5月 2日 (木)

毎日食べても食べ飽きることがないのが土佐文旦(ぶんたん)

収穫後追熟された露地物の土佐文旦(ぶんたん)が市場に出回るのは二月から四月上旬にかけてです。旬の終わり頃の四月上旬に大きな箱で箱買いしたのを冷蔵庫に保管し、毎日一個ずつ楽しんできた「土佐文旦(ぶんたん)」の在庫も残念ながらなくなってきました。

食べものや食品に関する表層的な消費者ニーズは――表層的というとなんですが――より甘いもの、より柔らかいもの、調理や処理がより簡単のものへと推移してきました。コメも例外ではありません。ササニシキ系からコシヒカリ系への消費者人気の推移とははそういう流れのひとつでした。トマトも同じです。

昔ながらの味わい深さが変わらないところの土佐(高知)の柑橘類が「土佐文旦(ぶんたん)で、その頑固なところが静かな人気が持続する秘訣だと思われます。穏やかな酸っぱさと控えめな甘さのバランスが絶妙で、毎日口にしていても飽きるということがありません。もう少し酸っぱければ刺激はあっても食べる回数が減るし、もう少し甘ければ、つまり子供や若い女性などにとって飛びつきのいい種類の甘さになればそうなった以降は買わなくなると思います。

土佐文旦は淡い黄色表皮の下に半端なく厚い綿入れを着ていて――それも併せて厚い皮ということになりますが――その白いスポンジ風の綿入れで実がしっかりと保護されています。だから日持ちがとてもいい。しかしその皮をむくのは、つまり表面から実に辿り着くのは、しっかりと纏わりついた厚い綿入れを引きはがすような作業なので、ひと仕事です。そういうところも「調理や処理がより簡単のものへ」というニーズとは一線を画しています。しかし、いささか不便なそこがいいとも言えます。昔ながらの味の継続にはこういう物理インフラの継承が必要なのでしょう。

文旦の出荷シェアは高知県が95~96%で、だから土佐文旦です。


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2024年5月 1日 (水)

橙の白い花が咲き始めた

庭の橙(ダイダイ)が白い花を咲かせ始めました。蕾は小さいのも膨らみかけたのもまもなく開くのも合わせて多数ついています。

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この橙の白い花から採れる香りのいい精油がネロリです――オレンジの香りを柔らかい青みで包んだような上品な匂いです。花をひとつひとつ手で摘むので収穫に時間と手間がかかるし、またたくさんの花からわずかな精油しか取ることができないので、ネロリは非常に高価です。自宅の橙でネロリが作れたらいいと思っても無理な話なので、白い花の香りを毎日愉しむことで良しとします。雨に濡れた橙の花もほっとするようないい匂いがします。

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近所には大きな橙の木を複数本植えてあるお宅もあり、花が真っ白な点描の広がりのように咲く時期にそういうところを通ると、秋には金木犀の香りが別の近所の庭から通りに漂い出すように、しかしもっと控えめに上品な感じのネロリの芳香がふんわりと漂ってきて、しばらくの間立ち止ってしまいます。


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2024年4月30日 (火)

続・暖かくなると大葉は自家栽培、あるいは、青紫蘇の摘芯は継続的に

暖かくなると大葉は自家栽培」の続きです。4月2日に植えた大葉(青紫蘇)の苗の初収穫は、摘芯(てきしん)を兼ねて――摘芯については後で説明――4月25日でした。暖かいし雨も多かったのでそういう気候だと大葉は驚くほど成長します。写真は上が4月2日、下が4月26日(摘芯翌日)。【註】黄緑色の新規加入者はセロリです。

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青紫蘇(大葉)やバジルといった紫蘇科の野菜は背が高くなり過ぎないように注意して育てます。前後左右に新しい葉が拡がる感じで、すぐに食べる葉を収穫しつつ、同時に次の料理に使う葉を増やしていきます。

青紫蘇は食べごろになった大きさの葉を収穫するのですが、そのときに、食材として摘み取る複数の葉の下に、左右に一対の脇芽を残してその少し上あたりで茎を注意深く切り取ります。この作業を摘芯(てきしん)と言います。

紫蘇類は対で脇芽を出すのが好きです。勝手に芽を伸ばしてくれます。脇芽を確認したらそのすぐ上あたりで摘芯します。残った対の脇芽はそれぞれにぐんぐんと成長するので、いわば倍々ゲームで葉が増えていきます。

夏の終わりまでは、料理用の大葉を野菜売り場で買う必要はありません。小さな自家菜園でも必要な時に、継続的に摘芯をしながら、食べごろの葉を摘んだり切ったりするだけで需要に応じられます。

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摘芯翌日の脇芽。摘芯のときに切り取った葉は大葉として晩ごはんのサラダの一部として食べた。


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2024年4月26日 (金)

瀬戸内の小麦畑

北海道では小麦畑は春でも秋でも見慣れた風景ですが、瀬戸内でも道後温泉に向かう列車の車窓から青々と育った麦畑を眺めることができました。おそらく讃岐うどん用の小麦で、あと一ヶ月くらい先の五月下旬には刈取りが始まりそうな様子です。

車窓から観察した範囲で言うと、香川県と香川県に近い愛媛県で小麦が生育されています。窓からの田畑の光景は、田植えを済ませたばかりの水田から徐々に青い小麦畑に移り、しばらく鮮やかな緑の小麦畑が続いた後、また水田に戻ります。

区画の大きさは日本各地でよくみられる水田の管理単位と同じくらいの面積で、つまり、小さい。北海道の、ときにはうんざりするような拡がりを持った農地は瀬戸内では似合わないし、そもそも無理な話です。

小麦粉はグルテン含有量に応じて、強力粉(きょうりきこ)・中力粉(ちゅうりきこ)・薄力粉(はくりきこ)に分類されますが、含有量の多いのが強力粉でパスタやラーメンになり、少ないのが薄力粉でケーキやクッキーに使われます。中力粉はその中間で主要用途はうどんです。

北海道の主流は「はるゆたか」「春よ恋」「ゆめちから」「キタノカオリ」といった強力粉用の小麦で、だから北海道はラーメン産業が――製麺業もラーメン屋も――活発です。「味噌ラーメン」が生まれたのも札幌です。

瀬戸内の香川で収穫される小麦は中力粉用の「さぬきの夢 2000」や「さぬきの夢 2009」で、それを使って「讃岐うどん」が作られます。しかし実際には需要に応えるために、うどん向きに改良されたコシや弾力のある小麦をオーストラリアから大量に輸入しています。讃岐うどんの生産に使われる小麦の80%程度がオーストラリア産だそうです。ちなみに日本における小麦の自給率は13%(農水省)。宜なるかな。

日本各地で二毛作が盛んだった以前は、春から秋にかけては米を、秋から春にかけては麦をという農法がよく見られたので――あるいは米とタマネギという組み合わせの二毛作――麦畑も珍しい風景ではありませんでしたが、今はこんなブログ記事を書きたくなる程度には希少なものになったようです。


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2024年4月22日 (月)

ピッカピカの一年生

「ピッカピカの一年生」という言葉が今でもアクティヴかどうか知りませんが、四月の新学期になるとピッカピカの一年生が新たに登場します。

現在暮らしている四国東北部の瀬戸内は子育て世代が生活しやすいらしく子供が相当に多い地域です。高齢者は当然多いとしても、それ以上に放課後に歩いて帰る小学生や自転車に乗った中学生をよく見かけます。

朝のゴミ出しや郵便物の投函に行ったついでに小学校への通学路に眼をやると、それが午前七時半くらいの場合は、小学生の登校行列を繰り返し見ることができます。学校やPTAのそういう指導なのか、おそらく細かく区分された地域ごとに小学生が隊列を組んで学校に向かいます。近所ごとに集合するので小学生の人数も違うのでしょう、だからその隊列も十人くらいの短いものから、長いのは三十人から四十人くらいまでいろいろです。そういう隊列が次から次へとゆっくり歩いていきます。

先頭はおそらく六年生で、そのあとに一年生や低学年の子供たちを挟みいちばん最後は高学年のしっかりしたそうな小学生が守っています。誰が一年生なのかはすぐにわかります。いつ頃からの習慣なのか、一年生はランドセルのガチャっと閉じる蓋の部分を――冠(かぶせ)と呼ぶらしい――鮮やかな黄色のカバーで蔽っています。またたいていの一年生はまだその背丈にはランドセルが大きすぎてランドセルを背負うのではなくランドセルが歩いている風に見えるのも一年生です。そうでない子は二年生以上。赤や黒や紺以外に、薄紫や橙など以前は――相当に以前ですが――見なかった色合いのランドセルも眼に入ります。

子どもが多い地域かどうかは小学生の登校時の隊列だけでなく、それ以外のものでもわかります。

車で買い物に出掛けた時に頻繁に目に入るのが、小児科やこども病院という看板を掲げた診療所です。頻繁にというのは内科の看板と同程度の頻度でという意味で、コンビニの数ほども子供用診療所があるわけではありません。幼稚園の建て増しや、それに伴う保護者用駐車場の新設の光景というのも子供の増加を雄弁に物語っています。

速足ウォーキングのときに小学校のそばを通りますが、小学校の隣に子供預かり施設のようなのがあり、速足ウォーキングが夕方五時くらいの場合は、お母さんやお父さんの運転するお迎えの車が、軽自動車もコンパクトカーも3ナンバーの大きい乗用車も、次々に出入りします。それより早い時間帯だと、迎えが来るまで、中庭でキャーキャーと大声で騒ぐ子供の声を耳にすることができます。

それから動物病院もけっこう多い。高齢者も動物が好きだとしても、動物病院に連れてくるペットはたいてい犬ですが、たとえば、信号待ちの時に出入りしている人たちをそれとなく観察していると子育て世代がめだちます。子どもが一緒に遊ぶための犬の治療に連れてくるのでしょう。動物病院の駐車場は混みあっています。

という情況なので、ランドセルの黄色いカバーは、当分の間、毎年一定数が新たに顕れ春の風景を彩るに違いないと思われます。


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2024年4月15日 (月)

匍匐性のタイムがほぼ満開

匍匐性のタイムがほぼ満開になりました。橙を植えてある植栽区画の下生えとして芝桜の隣に一年前に移植したのが、環境が合っていたのかどんどんと全方位に這うように蔓と葉先を伸ばして繁茂し、満開に近い状態を迎えました。花はボンボンみたいな球形で色は薄紫。八分咲きです。コモンタイムの小さい白い花のように存在感をわざと隠そうとしているのも同じタイムですが、この淡い菫色はそれとはずいぶんと表情が違います。

今年は桜で花見、タイムで花見と、花見で忙しい。

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半年前の2023年9月27日は以下のような按配でした。

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