季節と時節

2018年9月12日 (水)

寒い時期のコンビニ香害

コンビニはときどき利用します。利用目的は、札幌市指定のゴミ袋を買ったり、買い物の振込が郵便局でもコンビニでも可能な場合にそれをコンビニで行ったりといったことが中心です。緊急に現金が必要な場合もコンビニを利用することがあります。それから去年の冬は、あるナショナルブランドのコンビニで防寒用の黒い手袋を購入しました。この手袋の出来がよかった。

でも、冬場はできるだけナショナルブランドのコンビニには近づかないようにしています。入っていくのはもっぱら地元(北海道)だけでビジネスを展開している地場のコンビニチェーンです。理由は簡単明瞭。「香害」を避けるためです。

寒くなると、コンビニはどこも「おでん」を提供し始めます。「コンビニおでん」がお好きなかたはそれでいいのでしょうが、配偶者や僕にとっては、あの化学調味料の「特殊なにおい」(「臭い」と書きたいのだけれど同じものを「匂い」と感じるかたもいらっしゃると思うので「におい」)がコンビニ中に立ち込めているのが苦手です。ドアを開ける瞬間に覚悟が要る。

その地場のコンビニだけが例の「おでん」を売っていません。だから、寒くなるとコンビニを利用する場合はもっぱらそのコンビニチェーンです。

ぼくの勝手な意見では、普通の洗剤を使っている人たちは、「におい」の強すぎる洗剤や芳香剤を使って洗濯した衣類を身に着けていらっしゃる方たちとの接触をできたら避けたいのと同様に、自宅で昆布や鰹節などで出汁を引く習慣のある人たちは、あの「おでん」の「におい」にはできたら近づきたくないと思っているに違いない。

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2018年9月 3日 (月)

サンマが、突然、大衆魚に

サンマは北海道から獲れ始めます。7月20日のブログ記事は「サンマはダメみたいですが、イワシはいっぱい」、それから8月23日のブログ記事は「チップとサンマ」です。

サンマは、8月の下旬に入ったころまでは、サイズの大きいのはとてつもない値段の高級魚、サイズが大きくないのは季節の魚であることが唯一の訴求ポイントであるところの食欲のわかない足の早い魚でした。

ところが、ほんの数日前から事態は急変し、つまりサンマが急にいっぱい獲れだしたので、彼らは一般消費者から疎外された魚から、人気の大衆魚にその商品ポジションを変えました。

そういう報道があったので、対面販売の魚売り場を日曜の午後遅めに冷かしてみると、まともなサイズのサンマが実に穏当な値段で売られていました。日曜の夕方前ということもあって、余計にそうなったのでしょう。冷かしは中止です。晩ごはんの主菜用に迷うことなく購入しました。

焼いて、スダチです。焼き終わると、受け皿に脂がいっぱいたまっていました。炭火焼なら、赤い炭に落ちた脂がジュッと燃える光景になるはずです。今年初めてのサンマになりました。サンマ専用の皿は持っていないので(今まで、気に入ったのに出合えなかったので)、横幅が十分に長い楕円形のものを使います。

Photo_2
              紀州備長炭 (ご参考まで)

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2018年8月23日 (木)

チップとサンマ

どこを食べたらいいのだろうかというような大きさのサンマを積極的に、脂ののった大きなチップをサンマよりも控えめに勧められたら、どうするか。

普通は、チップだと思います。ぼくもそうしました。対面販売の魚売り場です。お店の女性と旬の始めのサンマには申し訳ないけれど、旬の終わりころのチップを焼魚用に選びました。

北海道ではチップという名で親しまれているのはヒメマス(姫鱒)のことです。支笏(しこつ)湖や洞爺(とうや)湖や屈斜路(くっしゃろ)湖で獲れたものが、氷をいっぱい張った発泡スチロールの簡易水槽に入れられて、店頭に並びます。文字通り、銀色に輝いている。チップは季節限定、夏の魚です。そろそろ旬の終わり。

支笏湖のものがいちばんおいしい。そのかわり出荷時期も夏の3カ月間だけと厳しく制限されている。マーケティングです。比較的に手に入りやすいのは、屈斜路湖や洞爺湖のもの。屈斜路湖産がいちばんで回っているみたいです

ヒメマスとは紅鮭(ベニザケ、英語でソッカイ)のことです。おっとりとした性格なのか、湖で生活しているうちに海に下ることができなくなり、一生を淡水で過ごすことになった紅鮭がヒメマスと呼ばれています。だから、身の色は濃い橙色。

焼いて、スダチをかけて、おいしくいただきました。

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2018年8月15日 (水)

野菜サラダ、あるいは、苦いものをおいしいと感じるということ

ビールの泡の好きな小さな子供もいますが、それは稀な例外で、たいていの子供は苦(にが)いのが苦手です。だから、セロリやピーマンは食べない。だから、好きな飲み物は甘いジュース類だけです(甘いジュース類やミルクなどと書こうとしましたが、ミルクが向かない子も少なくないので変更)。

ところが、あるとき、あの苦いビールを突然とてもおいしいと感じる瞬間を持つことになります。苦いものを苦いと感じる感覚が鈍り始める瞬間とも言えるし、お子さま舌が大人舌に変化する瞬間とも言えます。

世の中には、お子さま舌のまま大きくなってしまう人たちもいて、そうなると、つまらない例ですが「とりあえずビール」が、飲みものの種類というよりも、基本的な味覚の共有という点でも成立しなくなってきます。ぼくも最近はビールを飲まないけれど「とりあえずビール」くらいの付き合いはできます。排除すべき愚かな慣習とは必ずしも思わない。仲間内の「とりあえずビール」は、日本という文化地域の専売特許というわけではありません。

さて、野菜サラダです。食べるのが追いつかないくらい、ルッコラとイタリアンパセリとバジルが育っています。お子さま舌にはやっかいな種類の苦い、ないしは、ピリッと癖のある野菜です。

この時期の我が家の典型的な野菜サラダは、それらをメインに以下を全部、それぞれの大きなお皿に盛り合わせます。ドレッシングは自家製の塩麹をベースにしたものです。アボカドはチリやメキシコからの輸入ですが、それ以外はご近所農家、近郊農家が栽培した野菜です。

ルッコラ
イタリアンパセリ
バジル
アボカド
セロリ
ニンジン
赤いダイコン
キュウリ

野菜好きには幸福感を与え、野菜嫌いには決して歓迎されない。こういうサラダを供しておいしそうに食べられないかたは、それ以降は二度と食事に呼ばないのが我が家の方針です(実際には実行しませんが)。
 
Photo ルッコラ
 
Photo_2 イタリアンパセリ

Photo_3 バジル

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2018年8月 7日 (火)

夏はトウモロコシのスープ

夏は、近郊農家が生産したトウモロコシが、近所の野菜売り場に並びます。たいていは皮付きの朝獲りを大きなカゴにドンと積んであり、そばには大きなカゴがもう一つ置いてあります。

かりに5本欲しいなら、その5本の皮を適度なところまで、つまり黄色い(あるいは白い)実が薄皮で包まれているあたりまで外側の皮を剥き、剥いた緑や薄緑の皮は皮ゴミ用のカゴに捨てる。それがお金を払う前の作業。同じ作業を自宅でやると、台所のゴミ箱はトウモロコシの皮で溢れるので、小売店の配慮です。

地元のそういう獲れたてのトウモロコシをその夜にコーンスープにして飲むと、ああ、夏だという心持ちになります。ともかくうまい。

バターなし、出汁なし。スープづくりに必要な調味料は塩と胡椒と少々の水のみです。

ただし、トウモロコシの実は、切れ味が鋭くてトルクの強いミキサーでゆっくりと丁寧に、そしてとても細かく挽く必要があります。そうするとトウモロコシに含まれる旨みと甘みを全部手に入れることができる。そういうコーンスープはいかがですか?

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2018年8月 6日 (月)

栗の青いイガ

散歩途中に栗(くり)の樹があるのですが、毎年、8月の声を聞くか聞かないかの時期に、かわいらしい若緑のイガが地面にバタバタと落ち始めます。もったいない気もしますが、しかたない。モノの本を調べてみると、近くにお相手がいないのが原因のようです。

Chestnut_bur_82 先週末に地面に転がっていた若緑の栗のイガ

以下、モノの本から関連情報の引用してみます(「・・・」部分)。

「(クリの)収穫時期は8月~10月。イガが茶褐色になって落果したものを収穫。結実させるには受粉樹が必要。」「クリは自家受粉では結実しにくいので、結実させるには受粉樹(他品種)の混植が必要。」「受粉樹が近くに植えてあれば、風媒で受粉するので(花粉の届く範囲は10~20m)、人工授粉する必要はない。」

「イガが茶褐色になり、落果したものを収穫する。」「果実は成熟すると、イガが茶褐色になり、裂けて落下するので、落ちたものを拾って収穫をする。」

その近所の栗の樹はすぐ近くにお相手がいないので、イガがまだ青いうちに地面に落とすと決めたのでしょう。雪の重みによる倒壊を避けるために広葉樹は冬になる前に葉を落としますが、まあ、同じことです。植物は生存のための意思決定にあまり迷いがない。

「花が散る」とか「実が落ちる」というのは日本人の感性を刺激します。だから、ぼくもその感性を写真に撮る。

下は、3年前の8月上旬の同じ場所の風景。イガがいっぱい地面に転がっていました。一部はまだ落ちたばかりです。強い風で吹き落とされた枯れ葉が枯山水の庭に迷い込んできたのを前にしているのに近い気分でした。

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2018年8月 3日 (金)

人が暑くて死にそうな時期のイタリアンパセリ

札幌の住人の暑さ感覚は、気温が25℃で「暑くて死にそう」と言い始める若い女性もいますが、28℃になると「暑くて死にそう」という実感を持つ人たちが急に増えるようです。況や30℃以上に於いておや。

この10日間くらい、最高気温が30℃を超えるとても暑い日が続きました。こういう時に、札幌や小樽近郊のゴルフ場に、北海道らしさを求めて、たとえば関西方面からわざわざやってくる人たちがいらっしゃると悲劇です。実際に知り合いにそういうかたがいました。「白樺の間を涼風が噴き抜ける中をプレーできると思っていたのに、なんですかあの暑さは、時間と旅費の無駄遣いでした。」

ゴルフに向いているかどうか知りませんが、北海道での避暑には釧路がいちばんいいかもしれません。

ゴルファーには不人気でも、我が家の葉物野菜は別の感想を持っているみたいで、その気温帯で色鮮やかにどんどんと成長します。水が不足するとすぐにくたっとなりますが、それさえ気をつけていれば、毎日のサラダの食材として貢献してくれます。

下は先日のイタリアンパセリ。葉がちょっと込み合っているので、こういう場合は空気が通りやすいように間引きします。その方が虫も発生しない。間引きした葉は量が少々多すぎてもその夜に食べてしまいます。

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2018年8月 1日 (水)

夏の夕方は速足散歩

夏の夕方は速足散歩は、軽い運動のつもりなので、一応運動用の格好でやります。

半袖Tシャツ、暑いので膝くらいまでの長さの運動用の半ズボン、靴は軽量のランニングシューズ。歩く速度は、時速5.5kmから6.0kmくらい。速足で歩くのは好きですが、走ることとは、最近は縁がありません。

同じところを歩かされる機械は気分がネクラになるので好きではありません。歩くに応じて周りの景色や空気や夕方の濃度がゆるやかに変化するのを感じるのは楽しい。

林語堂が「老子」の書き出しに近い部分を ”The Nameless is the origin of Heaven and Earth; The Named is the Mother of All Things.” と英訳し、同じ個所を井筒俊彦は “The Nameless is the beginning of heaven and earth. The Named is the mother of ten thousand things.” としましたが、夕方の空気はNamedとNamelessの混淆を身近なものにしてくれます。

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2018年7月31日 (火)

台所の換気扇掃除は夏に限る

台所の換気扇といってもレンジフードの換気扇のことです。

レンジフード用のフィルターは普段定期的に取り換えているし、拭き掃除も配偶者が頻繁にしているので、我が家のレンジフードはいつもきれいな状態ですが、奥までは手が届かないので、年に一度はネジをはずして、ある程度まで分解し、いちばん油汚れがつくところの換気扇や換気扇のまわりの収納空間をきれいに掃除してやる必要があります。

専門業者からはレンジフードやその他の掃除しにくい場所のクリーニング案内のDMやチラシが届きます。そういう業者に一度お世話になり、レンジフードの掃除のやり方を拝見してからは、そのやり方の観察記憶と製品マニュアルに書いてあるメンテナンスの仕方を参考に自分でやることにしました。どうしようもなくなったらプロの援助を依頼するとして、現在業者にお世話になっているのは、レンジフード用フィルターの定期購入だけです。

換気扇が収納されている場所の保護板ネジをはずして、羽のいっぱいついた円筒形の換気扇を取り出し、洗剤入りのお湯につけ、羽の一枚一枚をブラシできれいに洗ってやります。換気扇の収納空間の油(脂)汚れもきれいな雑巾で丁寧に取り除きます。

本体や収納空間にそれほどの汚れはないにしても、脂や油がいちばん緩むというか柔らかくなっている夏に掃除するのがアマチュアとしてはいちばん楽です。夏の週末の午後の作業です。

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2018年7月30日 (月)

札幌でいちばん夏を感じる花

札幌でいちばん夏を感じる花は、ぼくにとっては、「立ち葵」です。広場や道路際の植え込みや街路樹の隣の隙間など、7月の声を聞くと一斉に咲き始めます。

一般的には緑以外の色の少なくなる日本の夏に鮮やかな色彩を提供する花であるところの「百日紅(さるすべり)」は札幌ではほとんど見ないし、かりに出会っても、遠目には季節外れのライラックと映るかもしれません。

「立ち葵」は梅雨から夏にかけての全国区の花ですが、札幌でも場所によっては背の高いのが鬱陶しいくらいに目立ちます。花の色も赤、ピンク、白、黒とさまざまです。

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桜の季節になると、近所にこんなに多くの桜があったのかという思いで桜と出会うことが多いのですが、夏には、こんなにも立ち葵があったのかという驚きで立ち葵のそばを通り過ぎることになります。

立ち葵のこの本数の多さは、人の手がそういう場所への種蒔きという形で介入したためか、それとも風で運ばれた種が土のある場所で増殖した結果なのか。よくわからない。

蛇足ですが、下は、北海道ではない地域での晩夏の百日紅(さるすべり)です。

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