季節と時節

2017年3月24日 (金)

湯たんぽでホッとするとき

ハイタッチという語があります。ハイタッチ・カスタマー・サービスというような使われ方をするので、たいていは顧客とのレベルの高い人的インターフェスが含意されますが、ある商品がそれを使う人をホッとさせてくれるような場合も、その商品にはハイタッチ属性が備わっているという言い方でいいと思います。

というと大げさですが、ここでいうハイタッチ商品とは湯たんぽのことです。

先日から雪がけっこう解けてきたので気分は春です。しかし、こういうときは得てしてというか例によってというべきか、急に春の雪が降るものです。今朝もそうでした。

春の雪なので陽が出たらすぐに解けるのでそこはありがたいのですが、夜明け前はさすがに冷え込みます。部屋の温度も下がってくる。そういうときにまだ十分に暖かい湯たんぽがあるとホッとします。ホッとさせてくれて、次にはさてそろそろ起き出すかという気持ちにさせてくれます。休日の朝などは、逆に、あとひと眠りの幸せへと誘ってくれます。

ポリエチレンの一体成型タイプのあたりまえの商品ですが、実際に足先で触るということもあるせいか、ぼくにとってはけっこう重宝なハイタッチ製品です。

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2017年3月17日 (金)

3月中旬の歩道、グレーと黒と白

昨日は久しぶりに冬靴(雪の道でも滑らないタイプの靴底をもった少しヘビーデューティな靴)でなく普通の革靴を履いてみました。雪がなくなったわけではないのですが、普通の靴でも大丈夫な程度には雪が溶けてきました。つまり、歩道の相当程度の部分はコンクリートの色で、グレーです。
 
建築工事中の区域に隣接した歩道や空き地の隣の歩道、雑居ビルで管理人が不在か、かりに管理人がいても目の前の歩道の雪かきをまったく気にしていないような場合のそのビルの前の歩道にはまだ雪がそれなりの厚みで残っています。排気ガスで汚れていますが、白の細長い長方形が存続しています。弱りゆく白は、白の拡大をめざして季節の最後の大雪を期待しているのかもしれません。3月下旬にはドカ雪が降る場合も多い。
 
融雪剤( 塩化カルシウム )をいっぱい撒いて雪を溶かした歩道はざらざらとしていて真っ黒です。作りに失敗したマット仕上げの黒のような色合いで、印象的な黒ではありません。
 
だから、車道脇に1キロメートルの長さの歩道があるとして、そのうちの大部分はグレーの連なりですが、その中に白と黒が断続的に入り込み、つまり全体の色の流れは出来のよくない水墨画のようです。
 
実際的なことを言えば、この水墨画の時期は、ヒトの靴とタイヤという車の靴にとってはけっこう過酷な環境ではあります。

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2017年3月13日 (月)

そろそろ春分の日

午後6時でもまだ空が明るいことにふと気づいて、そういえばそろそろ春分の日だという事実に思い至ります。
 
春分の日から夏至に向かう季節、つまり、だんだんと日が長くなると実感できる季節がぼくは一番好きです。もっともお気に入りのおかずは最後の楽しみにとっておき、二番目に好きなおかずでとりあえず幸せになるという子供っぽい習慣に従うことにすると、3月の中旬は二番目にお気に入りのおかずということになります。実際は、二番目のおかずを食べているときの方がいちばん幸せなのかもしれませんが。
 
札幌だと3月中旬の明け方は氷点下で寒いし断続的に雪も降りますが、雪を照らす早朝の陽の具合が冬の終わりを感じさせます。そろそろ昼と夜の長さが同じになります。
 
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2017年3月10日 (金)

休日の早朝のプラットフォーム

短期間ですが、以前より鉄道を利用する機会が多くなりました。鉄道といっても、地下鉄を別とすれば、北海道にいわゆる私鉄はないのでJRに乗る頻度が高くなったということです。
 
東京のJRの混雑ぶりは異常値としても、時間帯によってはいくぶんそれに近いところもあるのが、北海道だと、小樽-札幌-新千歳空港を結ぶ路線です。混雑時には主要駅での乗客の待ち行列も長いし、プラットフォームで列車(電車)待つ人たちのひとりひとりのくっつき度合いも高い。
 
しかし、それ以外の路線は札幌駅からわずかでも離れると静かです。通勤通学時は込み合いますが、その込み合っているときでも、待ち行列の乗客の間隔は限りなくゆったりとしている。新宿や渋谷でおなじことをやったら、10倍以上広いプラットフォームが必要です。というか、ゆったりに慣れていない乗客がボウドウを起こすかもしれません。
 
北海道のJRは、急な豪雪時やブレーキが凍ってしまうほどに寒いときはしかたないとしても、それ以外の人為的なことが原因で列車が止まったり遅れたりします。その頻度が我慢の限界を超えるときもある。しかし、北海道以外のJRも寒さや雪には弱そうなので、そういう意味では北海道のJRは貧乏所帯にもかかわらず、雪と氷の冬でも頑張っているともいえます。
 
写真は休日の早朝、札幌市内のある駅のプラットフォームの風景です。外気温はマイナス2度くらい。この閑散として、寒くて凛とした感じが気に入っています。
 
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2017年2月20日 (月)

冬は純米酒の燗酒

ぼくたちが朝ごはんや晩ごはんで食べるいわゆる「白米」の「精米歩合」は、「玄米」から糠(ぬか)や胚芽が削られるので、下の図(玄米の構造)からわかるように91%から92%です。

Photo
 
一方、日本酒の精米歩合ということになると、一般によく見かける数字では、純米酒と呼ばれているのが「60%~65%」、吟醸酒と呼ばれているのが「55%」、大吟醸は「50%以下」となっています。しかし、なかには70%から75%の純米酒や、39%や23%という磨きに磨いた大吟醸もあります。
 
ウイスキーは17年物、21年物と熟成年数を伸ばすにつれ在庫維持費用と、それから蒸発によるウイスキーそのものの目減りで、値段が加速度的に高くなりますが、大吟醸はコメをどんどんと削っていくので、こちらも精米歩合によって値段がどんと跳ね上がります。
 
ぼくにとって気持ちのいい晩酌は、食前酒に小ぶりのぐい吞み一杯分か二杯分の吟醸酒や大吟醸酒、それで少しいい気分になり、そのあとは、適量の燗にした純米酒です。
 
最近は、日本酒も高付加価値化で、つまり、値段の高い四合瓶(720ml)の吟醸酒や大吟醸酒ばかりで、燗向きの一升瓶の純米酒というのが少なくなってきました。現在は、ある頃合いの価格の銘柄を贔屓にしていますが、生産量が多くないのか、常に店頭に並んでいるわけではありません。しかし、入手可能な限り、そいつとこれからもお付き合いです。

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2017年2月14日 (火)

困ったら灯油はコンビニで?

灯油雑感」の続きです。
 
ずいぶんと以前、一人暮らしだったころ、FF式の石油ストーブを使っていた時期があります。灯油がなくなると困るのだけれど、お店から届けてもらうほどの量を使うわけではないし、家には寝に帰るだけといったパターンだったので届けてもらうにもその時刻に家にいるかどうかわからない。灯油のようなものを自宅に当座の必要量以上在庫しておくのも心配だったので、近所のお店にポリタンク持参で行き、灯油を買っていました。10リットルくらいなら重いけれども手で持ち運びできます。18リットルだと二度とやりたくなくなる。
 
最近ある人から、北海道ではコンビニで灯油を売っているときいて、まさかと思いましたが、灯油暖房が盛んな北海道ではそういうこともあるかもしれません。しかし、近所ではそういうのは見たことがない。適当に選んだ札幌市内の地場コンビニチェーンのひとつに電話をかけてみました。
 
「おたくでは、10リットルや18リットルのポリ容器に入った灯油を売っていますか?」
「申し訳ありません。うちでは取り扱っていないです。」
「お店によって違うのですか?」
「そうです。」
 
証拠を求めて、「北海道 灯油 コンビニ」で検索したら、関連写真がたくさん出てきました。以下はその2枚。電話をかけた地場コンビニチェーンではないのですが、その競合相手であるところの同じお店の遠景と近景。2013年の北見市内の冬の光景の一部です。
 
写真は、「DocteurPleiadesのページ」からお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます。
 
A_2013 B_2013
 
冬の夜に急に灯油切れを起こした人が、緊急対応で車を乗りつけるのかもしれません。

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2017年2月10日 (金)

続・さっぽろ雪まつり

一昨日の「札幌雪祭り」という記事で、大小の雪像が依代(よりしろ)だ、と書きましたが、その大きな雪像のひとつが、現在復元工事が進んでいる「興福寺 中金堂」です。お寺がかみさまの依代になっている。そういうことをぼくたちはじつに自然に納得します。
 
神仏習合という言葉や本地垂迹(ほんじすいじゃく)説という考え方があります。神仏習合はかみさまと仏さまがいっしょになってワイワイという曖昧な雰囲気があり、その曖昧さに魅力があります。本地垂迹説となると、「垂迹」(あとを垂れる)というのは難しい言葉ですが「化身」という意味なので、つまり、かみさまは、「本地」であるところの仏が衆生救済のために姿を変えたもの(すなわち、「化身」)である、という考え方です。妙に理屈っぽい。
 
Img_0600
 
本地垂迹説という理論に行き着くまでには、かみさまは仏教との関連で、その前にあたる段階を経験したようです。下の写真は、宇佐神宮(大分)にある弥勒寺(つまり、神宮寺)の跡ですが、神宮寺とはかみさまのために用意されたお寺という意味です。
 
Photo
 
仏教で六道という考え方があります。衆生が徘徊する六つの迷界のことですが、その六つとは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天で、仏教が伝わったころは、かみさまは「天」という迷界の住人でした。人間にお寺が必要なように、かみさまにも衆生救済の対象という意味で(なにしろ迷界の住人なので)お寺が必要で、神宮寺が作られました。かみさまが、仏様の化身として「菩薩」や「大菩薩」に出世するのはその後のことです(たとえば、八幡大菩薩)。
 
依代としての雪像寺院を彩るプロジェクションマッピングを見ながら、そんなことを考えていました。
 
蛇足ですが、「垂迹」(すいじゃく)と同じような意味の言葉に「権現」(ごんげん)があります。「権」(かり)に「現れる」ということなので、「化身」です。「■■権現」は各地にあります。

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2017年2月 9日 (木)

灯油雑感

人通りの多い通りは、オフィスビルやお店も多いという事情もあるので、冬でもその前の歩道は乾いています。ロードヒーティングをしているからです。その工事現場に出くわしたことがありますが、家庭の床暖房と原理は同じで、お湯の循環するパイプをタイルの下に敷き詰めていきます。冬の街中の乾いた歩道はありがたい。建て替え工事中や更地があると、その前は不揃いに厚い氷の層ができていてよく滑るので、歩行速度が激減します。
 
札幌市内でも、戸建て住宅の立ち並ぶ地域を歩くと、ホームタンクと呼ばれている大きな灯油のタンクが庭の端などに設置されているのが目に入ります。容量は500リットル近くあります。たいていは冬の室内暖房、車の多いお宅だと敷地内の部分的なロードヒーティングにも使っているようです。
 
あるお店で「寒冷地の暖房をまかなうベストエネルギーとは?」と題されたパンフレットがあったので、いささか時季外れですが、参考にもらってきました。
 
「北海道の暖房は、やっぱり灯油がおすすめ!」というのが結論で、その理由説明は「灯油は立ち上がりが早くお部屋を素早く暖めるので、寒冷地の暖房に最適です。機器の種類も多く床暖房からFF式温風暖房、ポータブルのストーブまで、利用目的に合わせて選べます。一方で、灯油タンクに場所をとること、定期的な配送が必要なことがデメリットといえるでしょう。」となっています。タンクだけでなくポリ容器も使う場合は、灯油は残量管理や収納・在庫管理が大変だと思います。そういう意味では、薪(まき)ストーブというのは、準備は重労働ですが、季節を通して頼りになります。
 
我が家でも、電気とガスが途絶えた場合の緊急バックアップエネルギー源として灯油を検討し実際に器具や道具も用意しましたが、結局は「戦略変更」で、今は灯油とは縁のない生活です。ただし、灯油の代替品と関連器具は常に用意してあります。
 

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2017年2月 8日 (水)

札幌雪祭り

公式名称は「さっぽろ雪まつり」です。
 
日本の「まつり」とは、神道以前の昔から日本にいらっしゃる「かみさま」のおいでを、身を清めて待ち、かみさまと出会う手段のことなので、雪まつりもそのひとつということになります。
 
かみさまが来臨する場が「依代(よりしろ)」ですが、依代が神社である必要はありません。木でもいいし岩でもいい。即席に作ったものでもいい。大小の雪像が依代です。かみさまとのコミュニケーションの方法が「祝詞(のりと)」です。昼は歌手という「巫覡(ふげき)」・「巫女(ふじょ、みこ)」を媒体とした歌が歌われ、夜は音楽と色彩の華やかなプロジェクションマッピングが輝き、それらが祝詞になります。
 
祝詞のひとつであるところのプロジェクションマッピングを、配偶者と、ミーハーしてきました。まつりには不可欠なお酒も食べ物も、軒を連ねた屋台でふんだんに用意されています。
 
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「さっぽろ雪まつり」のころは、例年、一時的に気温が緩むことが多くて、せっかく作った雪像に悪影響が出ることがあります。しかし、「雪まつり」が終わるとまた寒気がぶりかえすので、皮肉なものです。今年も初日は日中の最高気温が氷点下という冬日ではありませんでした。しかし、二日目以降は十分に寒いようです。

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2017年2月 7日 (火)

冬の横断歩道にはご用心

冬の横断歩道は凍っているのでよく滑ります。雪やアイスバーンに慣れているはずの札幌市民でもバランスを失って転んでしまうかたをときどき見かけます。(スケートの選手は、同じ場所をスケートなしで気持ちよく滑っていくそうです。)

横断歩道は白くペンキで塗られている横棒部分が危ない。摩擦係数が突然になくなる感じで、ツルっときます。雪が降った後の道路は、氷点下状態が続くと凍りついてアイスバーンになります。

アイスバーンは、昼間は、擦りガラス風の透明な灰色で見分けがつきやすいのですが、その上に、降ったばかりの雪が薄くかぶさっているところも危ない。雪は、雪靴や冬靴を履いている場合には滑り止めになります。しかし、アイスバーンの上を覆った薄い雪は潤滑剤みたいなもので、ワッと滑る。夜はその見分けが難しいので、とくに気をつけないといけない。

Photo

写真は、午後9時くらいの、車の往来がある程度多い道路のある横断歩道です。黒いところは、雪が走るタイヤで削り取られて、その下の凍ったところが見えている状態のところ。氷の層です。上側の黒い帯のまん中あたりが赤いのは、赤信号の反射です。黒の隣のグレーが要注意箇所です。

こういう状態ではなくで、横断歩道一面が降ったばかりの雪で厚めに覆われている場合は簡単で、サッサッサッと走って渡れます。

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