季節と時節

2018年12月10日 (月)

除雪機の季節

今年は雪が遅くて嬉しかったのですが、もう逃れられないようです。多分これからは、降ったあと溶けないままの雪に新しい雪が重なって、根雪になっていきます。

北海道では、10月になると、二つの冬製品のテレビコマーシャルが活発になりますが、そのひとつがスノータイヤで、もうひとつが除雪機です。除雪機といっても市役所なんかが使う本格的な業務用ではなく(そういうものはテレビで宣伝してもしようがない)、家庭用の除雪機です。

実際には他にも参加企業があるのかもしれませんが、ぼくの目につく範囲では二つのメーカーの寡占状態で、その二つのメーカーの共通項は、オートバイ製造といったらいいのかエンジン製造といったほうがいいのか。

除雪機の色は赤と青で住み分けています。安全に配慮した設計とはいえ取り扱いに気をつける必要のある機械なので、白い雪の中で目立つように、赤と青です。これ以外の目立つ色は難しいので(あとはオレンジ色くらいか)、それが理由で二つのメーカーの寡占が継続していると勝手に理解しています。

下は、この前の土曜の早朝に比較的近所で活動していた青い除雪機です。客の出入りする施設のまわりで作業をしていました。小型業務用なのか大型家庭用なのか区分がつきませんが、いずれにせよ除雪機の足回りは雪に埋もれないようにキャタピラーです。

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ちなみに、赤い除雪機メーカーの宣伝では、操作が簡単なことを訴求するためか、除雪作業しているのは必ず若い女性。たとえば除雪用のスコップはどこの家庭にもあるので中年女性でもいいと思いますが、どういうわけかそういう年齢の女性は登場しません。

次の写真は、市役所などが委託稼働させている中規模の除雪機のキャタピラー跡です。アイスバーンになった道路に雪が降り、その雪を深夜に取り除いたので早朝のアイスバーンの上にキャタピラーの跡がきれいに残っています。

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2018年12月 6日 (木)

冬の夜は、やっぱり「湯たんぽ」

気温がマイナス(氷点下)の冬の夜は、やっぱり湯たんぽです。湯たんぽがあると朝まで落ち着きます。でも、なんでもいいというわけではなくて、機能性のいい湯たんぽでないと使いづらい。

機能性とは使い方によっては安直な言葉ですが、ぼくのいう機能的な湯たんぽとは次のようなものです。

・朝まで十分な温かさが間接的に足先まで伝わってくる。直接的な熱伝送もいいけれど、心地いいのは間接的な温かさ。

・大きすぎず、また小さすぎない。大きすぎると寝ているときに邪魔だし、湯を沸かすのも面倒である。

・蒲団のなかで安定感がある。

・沸騰した湯が注ぎやすい構造になっている。

・沸騰した湯を注ぎ入れると湯たんぽは100度近くに熱くなるが、その湯たんぽを布カバーに入れたりするときに手や指をヤケドをしないような持ち手構造になっている。

・布カバーはある程度の厚みがあり肌に柔らかいものが付属していること。必要なら(たとえば低音ヤケド防止のために)湯たんぽを二重に覆えるようにひと回り大きいオプション・カバーが別売りされている。

ともかく、寒冷地では冬の夜に湯たんぽがあると睡眠の質は高くなります。

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2018年12月 4日 (火)

札幌の冬の天気は気ぜわしい

「30分ごとに晴れて曇って雪が降る」のなかで「天気がコロコロ変わるというのが札幌の冬の天気の特徴です。30分おきに陽射しと雪とその中間のどちらでもない状況(曇りと呼ばれることが多い)が飽きることなく入れ替わります。せわしない。大げさな物言いをしているわけではありません。その30分間隔が日によって伸びたり縮んだりする。そこが昨日と今日とで違う」と書きましたが、札幌の冬を知らないかたにとってはそれが事態の正直な報告か、それとも状況の誇張なのか判断できません。

そこでそういう状況を写真に撮ってみました。でも写真を提示したからといって、それが事態の伝達ということに関して言葉以上に客観的であるとは言えません。言えませんが、補足にはなります。

最初の2枚はある日の午後3時過ぎの札幌の雪模様の空の様子。こちら側は雪雲が覆いかぶさるように頭上に広がって雪模様です。硬い雪が降っています。しかし、少し離れた低い山のあたりから向う側にかけては晴れています。こちら側も30分後に青空になることを期待してその景色を記録しました。こういう時は、解像度の高いカメラ機能を備えたスマートフォンというのは便利です。写真をクリックすると雪片が舞っているのがわかります。

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次の2枚は、最初の2枚からほぼ30分後の空の様子。空もノリがよくてぼくに協力してくれたのか、ちょうど30分後にきれいに晴れてくれました。

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陽の光が射してきていい気分になったのですが、でもそのあとは、また、空には雪が激しく舞い始めました。じつにせわしない。このせわしなさは、雪が根雪になっても続きます。根雪になってから単調に雪が降り続くだけだとネクラになってしまいます。つまり、このせわしなさは、要は、大きな雪雲が30分ほどかけて上空を通過していくというだけのことですが、なぜそういう現象が札幌の冬には多いのかはわからない。ぼくたちのネクラの程度を軽減するために存在しているのかもしれません。

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2018年11月26日 (月)

道路の「矢羽根」

札幌市内では見かけませんが、市内を離れ郊外に出ると、交通標識のような「矢羽根」に出合うことができます。

矢羽根の形をした表示板で、矢印の先端は、路肩、道路(車道)のいちばん外側を指しています。

雪がいっぱい積もっても大丈夫なように高い位置から道路の外側境界を指し示します。今回出合ったのは、時刻は遅い午後で、雪がちらついていました。道路の両側には前日の雪がまだ残っています。いくぶん暗い。なので全部ではありませんが、一部の矢羽根はそういう状況でもよく視認できるように、矢印型に配置された赤い小さなLED電球が光っていました。だから、雪がなくてもけっこう役に立ちます。

正式名称は「固定式視線誘導柱」だそうです。色気のないネーミングですが、その機能はまさにその通りかもしれません。今まで自分で撮影した「矢羽根」がなかったので、今回、雪といっしょに撮ってみました。

道路上の視線誘導施設や器具はいろいろなものがありますが、こういう種類の運転支援ツールは、外国の雪の多い地域にもあるとは聞いたことがない。ひょっとしてこれは北海道のけっこうユニークな発明かもしれません。

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2018年11月21日 (水)

ぼくにとっての事実としての札幌の初雪

ニュースによれば、札幌で今年の初雪が観察されたのは昨日の深夜午前3時ころだそうですが、ぼくは見てないのでぼくにとっては今年の初雪はまだです。今年は嬉しいことにゆっくりとしている。

今朝、5時過ぎに外を確かめてみました。雪は降っていません。結構なことです。ところが、7時くらいから大粒の雪が降り始め、それが8時くらいまで続いたと思います。その後、霙(みぞれ)風の雨になり、午前9時半には、その雨もすっかり上がり、陽光が降り注いでいます。

4時間の間に、曇り、雪、霙、雨、眩しいような晴れを続けて経験できました。下は、その雪が降っているときの様子。薄く白く雪が積もっていますし、雪片も写り込んでいます。

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今朝が、ぼくにとっての事実としての札幌の初雪です。

それほど降らなかったし、陽射しが強いので、昼前には雪跡はすっかり消えてしまうと思います。だから夜の間働いていて明け方に蒲団に入りお昼近くに目覚めた人には、彼にとって、事実としての札幌の初雪はまだ存在しません。

事実は、英語では fact ですが、その語源はラテン語の facere 、do(なす) make(作る)という意味の言葉です。だから、モノを作るところを factory 工場・製作所 と言います。つまり、事実の原意は「作られたもの」です。

今日のお昼に目覚めたかたが、ぼくの撮ったこの写真をみて「嘘だろ」と言ったら、ぼくは「確かにね」と応じると思います。気象台の担当者にとっては存在した「昨日午前3時の雪」がぼくにとって存在しないのと同じです。だから、世間やメディアを飛び交う事実なるものも、事実とはそもそも作られたものという風にとらえておいて、そこからいろいろと自分なりに考え始めたほうがよさそうです。

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2018年11月20日 (火)

今朝も晴れで気分がいい

曇りや雨で湿度の高いときよりも、くっきりとした日影が床や壁に落ちる日のほうがぼくたちは総じて気分がいいみたいです。たとえば下の写真のような、晩秋の午後の陽射しの時間帯

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ありがたいことに、今朝も「雪が降るぞ、雪が降るぞ」という天気予報とは違って快晴に近い空の青です。夜明け時の東の厚い雲が消えました。もっとも札幌の冬の天気は晴れと曇りと雪が一日のうちで頻繁に入り混じるので夕方から雪ということも十分あり得ます。そのあたりを行きかう車のタイヤはすでに冬用に履き替えられているのでしょうか。

札幌気象台では、毎年7月下旬に、ある金曜日の夕方から夜にかけて、一日だけですが、オープンキャンパス風の気象台見学会を開いています。施設のさしつかえない主要部分を市民は自由に見学できます。職員とも気象台の仕事や天気予報について自由に会話ができる。立ち入りが許可された区域では写真撮影も大丈夫です。気象台活動のプロモーションが目的ですが、そういう機会がないと内供の様子がわからないので、都合が合えば参加するようにしています。

下の写真は、その時の一枚。時刻は午後7時。夜勤(おそらく)の担当者が仕事中です。株や債券のトレーディングルームではありません。

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いろいろと素朴な質問をさせていただきました。

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2018年11月19日 (月)

30分ごとに晴れて曇って雪が降る

札幌は今年は初雪が遅くて助かっています。先週の金曜の夜半から土曜にかけて札幌市内でも初雪というのが専門家の予報だったのですが、ありがたいことにはずれてしまいました。荷物を届けに来た宅配便の担当者と話してみても、「今年は雪が遅いので助かります、このままずっと降らないといいのに。雪が積もると車を停める場所が少なくなるのがとても困ります」。

気象台にお勤めの方はとんでもないとおっしゃるかもしれませんが、冬の札幌天気予想はけっこう楽です。晴れと曇りと雪のお天気マークを全部並べておけば、80%以上の確率で、毎日が正しい天気予報になるからです。

天気がコロコロ変わるというのが札幌の冬の天気の特徴です。30分おきに陽射しと雪とその中間のどちらでもない状況(曇りと呼ばれることが多い)が飽きることなく入れ替わります。せわしない。大げさな物言いをしているわけではありません。その30分間隔が日によって伸びたり縮んだりする。そこが昨日と今日とで違う。

同じ時刻に晴れと雪をいっしょに楽しむこともできます。東の空は青空、南西の空は雪。南は晴れ、東北は雪模様。誰かが大きな線を引いて、ここからは雪、ここまでは陽射しと気候の交通整理をしている風情です。

札幌は日本海が近い街なので、たとえば冬の真っ最中に、駅前の超高層ビルの最上階に近い展望フロアにエレベータで登り、小樽を視野の左端に置いて真正面に左右に広がる日本海を眺めていると、そのうち黒い雪雲が海のほうから恐ろしいくらいの速度と勢いで押し寄せてくるのを観察できます。そういう場合は黒い雲の下では雪が狂ったように降っているはずです。地上はホワイトアウトに近い状態かもしれません。

週末も、雪は降らなかったのですが、雨と陽射しと曇りがせわしなく交替していました。パウダースノーを楽しみにしているスキー客や観光客もいっぱいいらっしゃるので、札幌市内という限定付きで雪に長期休暇をさしあげたいのですが(札幌にもスキー場やジャンプ場はあるけれど、それはさておき)、受け取ってくれるでしょうか。

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2018年11月15日 (木)

アップルパイ、原材料はすべて北海道産

地元産のリンゴが楽に手に入る季節になりました。そのまま生で食べても、ニンジンといっしょにジュースにして楽しんでもいいのですが、昼のおやつや夜のデザートにはアップルパイです。

原材料はシンプルです。北海道産(余市産)の酸っぱめで硬いリンゴ、北海道産の小麦粉、北海道産のバター。砂糖などは不要、というか邪魔。甘味はリンゴの甘味だけ。大人の味のアップルパイを作ります。製造責任者は配偶者。

リンゴは皮をむき、一口サイズに切り分けたあと、レモン水にくぐらせ、蒸し煮にし、火が通ったらフタをあけて、できるだけ水分をとばします。そういうプロセスを通った紅玉系のリンゴをアップルパイにすると、そのほのかな甘みとすっぱさが大人向きの穏やかな味を作り出します。砂糖は禁止。アップルパイに砂糖を使うと、子供舌向けのつまらない味になってしまう。

今回のひとり分サイズのパイだと、使うリンゴはそれぞれちょうど1個分で、パイ生地は最小限にしてあります。我が家では、1個がひとり分です。パクっとは食べられません。ゆっくりと味わいます。夕方に6個焼いて、そのうち配偶者と1個ずつを晩ごはんの後に食べて、残りは冷蔵庫。写真は冷蔵庫の中の2個を翌朝に取り出して撮影したもの。

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2018年11月 9日 (金)

植物園も冬の準備

遠目に紅葉や黄葉が鮮やかだったので、落ち葉の風情を愛でようと入り口の門に近づいたら閉園していました。11月4日からゴールデンウィーク直前の4月28日までお休みだそうです。北海道大学植物園のことです。

11月の始めにきれいな落ち葉のそばを散歩した記憶があったので、まだ間に合うかと立ち寄ったのですが、残念でした。温室は見学できるらしい。しかし温室に興味はありません。植物園も冬の準備です。

11月4日から閉園ということは、その日あたりから雪が降ってもおかしくないという想定なのでしょう。今年は、去年よりも雪が遅いようです。結構なことです。去年の雪が早すぎた。

下の写真は、数年前の11月2日に撮影したその植物園の落ち葉の様子です。今年もこういうのを楽しむつもりでした。

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2018年11月 8日 (木)

道路も冬の準備

この時期になると、車道と歩道の区分がある主な道路に赤と白が互い違いになった3.5メートルから4メートルくらいの高さのポールが立ち始めます。このポールが立っているところが、車道と歩道の境です。この高さがあれば、積雪1メートルくらいなら大丈夫です。中には「電気」という帽子をかぶった、街灯と同じくらいに背の高いポールも眼に入ります。

冬の準備とは、札幌では、雪の準備のことです。札幌に限らず、北海道の道路は、たいていは、車道と歩道の境にガードレールがありません。除雪や雪の移動といった雪対策を邪魔するからです。車道と歩道の境界は、赤と白のポールが立っているあたりです。

雪が深くなると、片側2車線の道路も、実用的には片側1車線になります。2車線のうち、歩道に近い1車線の半分くらいは雪捨て場(雪の堆積場)になるからです。まん中側の車線の雪を外側に移動させて、雪のない2車線を確保します。だから、場所によっては人の背を超える雪の在庫になります。交通量は雪のない季節と変わらないので、雪の多い季節はそこを車がゆるゆると進みます。

下は札幌の中心部の道路の昨日の遅い午後の風景です。「電気」という標識のついたとても背の高いポールと、右下には茶色い箱の蓋みたいなのが見えますが、これが電気関連の管理制御ボックスです。札幌市街の主要道路には電柱がありません。電線は地下に潜りました。電線が地下に潜った道路には、この制御ボックス(か、もう少し小ぶりな緑の制御ボックス)が配置されています。除雪車が間違えてこのボックスを傷つけないようにこの背の高い「電気」の三角マークなのでしょう。

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郊外の道路では、冬ごとにポールを設置するのはお金がかかるだけで意味がないので、そのかわりに細長い↓型の路肩表示板(専門家筋は「矢羽根」と呼んでいるみたいです、正式名称は「固定式視線誘導柱」)を抱えた、車の通行を邪魔しない設計の電柱みたいなのが常に設置されています。「矢羽根」が季節とかかわりなく延々と続きます。道路の外側を表示しているので雪がなくてもけっこう役に立ちます。

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「矢羽根」の連なる上の写真は「冬の美瑛(*^_^*)雪景色」というブログ記事よりお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます。

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