植物と花

2018年7月 3日 (火)

街路樹としてのプラタナス

すぐ下の写真は数日前(6月下旬)のプラタナスです。スズカケノキとも呼ばれています。プラタナスは、札幌では、ナナカマドやイチョウ、カエデやニセアカシアに次いで本数の多い街路樹で、全部で12,000本くらいある(「札幌市街路樹樹種別一覧」)。夏には葉が野球のグローブくらいに大きく成長します。

6_a 6_b
     6月下旬のプラタナス                 6月下旬のプラタナス

幹は、不思議なまだら模様というか曲線の幾何学模様でしばらくの間なら見ていて飽きない。

4  4月下旬

秋になると、大きな葉が風で落ちて道路の掃除が大変なので、そうなる前に市の植栽関係の係が枝を切り落とします。下は、その作業前に、雨上がりの地面に墜落してしまった葉のようです。

10  10月中旬のプラタナス

でもまた春になると、伐採された枝から新しい枝が伸びてきて、「循環」を実感できます。

5  5月上旬

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2018年6月25日 (月)

夏至と花フェスタと夏野菜

地球はとうとう寒冷化に突入かというくらいに札幌は寒い6月でしたが、日中の最高気温が25℃を超える日も少しは出てきて、そうなると野菜は育ちます。でも、肌寒いので、成長速度は遅い。

イタリアンパセリもやっとギザギザの本葉が離れたところからも確認できる程度には大きくなってきました。バジルも急にそれらしい姿へと変貌。

Jun24

Jun24_2

楽しみにしていた夏至も、残念なことに、一日で過ぎてしまいました。夏至がひと月くらい続くと嬉しいのですがそうもいきません。でも、まだまだ長い昼間がそこにいます。で、その気分の良い昼間を利用して、開催中の「花フェスタ」を冷かしてきました。

頃合いの大きさの鉢植えのペチュニアがあったので購入。夏の間、濃いめのピンクを楽しみます。

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2018年6月 5日 (火)

「あのう、気は確かですか?」

次のような短い記事がありました。(2018/6/1 共同通信 『・・・』部分)

『除染土、農地造成に再利用』『環境省方針、食用作物除く』

 『環境省は1日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で生じた土を、園芸作物などを植える農地の造成にも再利用する方針を決めた。除染土の再利用に関する基本方針に、新たな用途先として追加した。食用作物の農地は想定していない。

 工事中の作業員や周辺住民の被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう、除染土1キログラムに含まれる放射性セシウム濃度を制限。くぼ地をならす作業に1年間継続して関わる場合は除染土1キログラム当たり5千ベクレル以下、1年のうち半年なら8千ベクレル以下とした。除染土は、最終的に厚さ50センチ以上の別の土で覆い、そこに花などを植える。』

「あのう、気は確かですか?」としか言いようがない。見て見ぬふりをする人たちの多くなった福島原発のout-of-control状態は、こういう風にして政策的に(つまり、意思決定プロセスがよくわからないままになし崩し的に、線引きを曖昧にしてごり押しで)、「持続」「拡散」していくもののようです。環境省と農水省は、どこかに忖度せずに、ちゃんと議論をしたのかしらん。

元気な植物の根は驚くほど深く広く伸びていく。自分で花や野菜を栽培するとよく実感できます。今までもそれなりに気を遣ってきましたが、家庭で使う園芸用や野菜栽培用の「土」や「苗」の「選択」が、これからは、とてもやっかいになります。

20180529 
種から育てる夏の葉物野菜と鉢と土

Tm
苗を買ってきて育てるラベンダーと鉢と土

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2018年5月25日 (金)

花の命は短くて

「花の命は短くて」というのはたいていは桜についての形容ですが、タンポポの花も意外と短いようです。黄色く咲いている花に気がついて春だなと思い、しばらくして同じ場所を歩くともう白い綿毛になっているということがよくあります。花から綿毛までは、確信のない記憶によれば1週間くらいでしょうか。桜と変わらない。
 
地味な野の花なので、そういうことを気にかける人は少ないのかもしれません。
 
近所の歩道脇で風に飛ばされているタンポポの綿毛に出合ったので撮影。
 
Photo

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2018年5月24日 (木)

「さっぽろライラックまつり」、あるいは、お祭りとは何かをダシに使って飲んで食べるものらしい

桜のころの寒さを花冷えといいますが、ライラックが咲く時期の寒さはリラ冷えと呼びます。ライラック冷えとはいわない。
 
札幌では、ゴールデンウィークに桜と梅と桃が咲くと、ひそかに同時に気の早いライラックが咲き始めます。その後そのあたりの樹々が鮮やかな新緑に溢れると、公園や街路や戸建てや集合住宅の庭でライラックが開花します。長い冬の後でライラックが開くと、やっとゆっくりと散歩でもしてみようかという気分になります。ライラックは比較的花の時期が長い。札幌だと5月いっぱい楽しめます。
 
先日、遅い午後に大通公園を所用で横切っていると、散策している観光客と思しき人たちや地元の親子連れに頻繁に出会いました。外出の季節です。
 
そういう札幌で、「さっぽろライラックまつり」が5月の中旬から下旬にかけて、大通り公園を中心に開催されています。大通り公園には400本のライラックがあり、その内訳は、濃い紫や淡い紫など濃淡の差のある紫系が370本、白が30本だそうです。札幌市のウェブサイトには「札幌市街路樹樹種別一覧」というのがあり、札幌市の街路樹の本数が細かく記載されているので、大通り公園のライラックの本数も植栽関係の職員が数えたに違いない。
 
「リラ冷え」のリラはフランスでのこの木の呼び名で、英語圏ではライラックです。フランスで「リラの咲くころ」というのはいちばん気候の良い時期のことだそうですが、緯度の比較的高い、湿気のない札幌だとその気持ちが実感できます。札幌ではライラックは、公園だけでなく、桜のように、遊歩道や舗道や庭になんとなく勝手に(と見えるような雰囲気で)植えられており、この時期から濃淡の違う紫や白の花を咲かせます。
 
大通り公園の「さっぽろライラックまつり」ですが、お祭りは、何かをダシに使って飲んで食べるものらしいということを思い出させてくれます。ライラックまつりのライラックは、多くの人たちの興味の外で(なかにはぼくたちのようにその写真を撮る例外もいますが)、関心はもっぱら食べものと飲みものに向かいます。ワイン、スイーツ、お酒の肴の各種の屋台が並んでおり、ラーメンの大きなコーナーもあります。こういう設営は大通り公園でイベントを企画運営するグループのよくするところです。
 
以下は大通り公園のライラック。薄紫と白。
 
20180523
 
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2018年5月21日 (月)

野菜生産地帯のタンポポとカエルと加工食品

所用で札幌中心部から北東に1時間くらいの野菜生産地帯に足を運びました。野菜栽培が中心なので一面が畑です。ハウスもきれいに並んでいます。有機野菜栽培農家も少なくない野菜生産地域なのですが、まれに場違いな感じで水を張った田植え前の水田も見かけます。野菜農家が自家消費用のコメを作っているのでしょうか。
 
野原にタンポポが咲いていました。外来種か在来種か、どっちかなあと近づいてみると外来種(いわゆる西洋タンポポ)でした。そのあたりで見かけるタンポポはたいていは繁殖力の強い外来種です。在来種(日本タンポポ)に出合う機会は多くありません。
 
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そのタンポポが在来種であるか外来種であるかその見分け方は、花びらの下の総苞片(そうほうべん)の向きです。下の絵のように、在来種は総苞片が直立していますが(つまり、反り返っていない)、外来種は下向きに反り返っています。(この絵はネットでお借りしました。この場を借りて作者に御礼申し上げます。)
 
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2018_btm
 
野原で出合ったタンポポ(すぐ上の写真)は、総苞片(そうほうべん)が下向きに反り返っているので外来種です。
 
近所に地場チェーンのスーパーマーケットがあり、品揃えは小さな百貨店です。農家と思しき買い物客も見かけましたが、添加物が盛りだくさんの加工食品やお菓子もお好きな雰囲気でした。
 
夜の8時くらいにその水田のそばを通ると、カエルが鳴いていました。鳴き声が大きくて、大きいというよりもうるさいに近い感じで、一重窓なら窓を閉めても気になって眠れないかもしれないと思われるほどの音量です。

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2018年5月 7日 (月)

トマトの植え付けは寒いとやり直し

比較的近所の路面の花屋さんの店頭に、ゴールデンウィークの後半に、白い小さなアリッサムが並んでいました。5月初頭なのでそういう時期です。
 
札幌だと一部を除き桜が満開を過ぎつつある頃だけれど、まだレンギョウの黄色と桜のピンクをいっしょに楽しめます。つまり、頭の中が咲き誇る花でいっぱいです。そういう時に白いアリッサムを見かけたら、暖房が必要な気候でもあるにもかかわらず、あとさき考えずに買ってしまいます。
 
20180504  桜とレンギョウ
 
トマト苗の栽培と販売もビジネスにしている、あるミニトマト農家に聞いた話です。
 
その農家は、自家栽培用とは別に、アマチュア園芸家向けのトマトの苗をホームセンターに下ろしているのですが、この時期に札幌のホームセンターで販売される家庭菜園向けの苗は、タネ播きからでは雪などで間に合わないので、暖かい地方で発芽した苗をまとめて購入し、それをポットに移し替えて北海道の寒さに順応させてから徐々に出荷するそうです。
 
札幌の気の早いアマチュア園芸家は、遅い春の訪れで気分が高揚し、時間の余裕のあるゴールデンウィークにトマトの苗を植え付けます。しかし、暖かい地域と違い、札幌はそのころはまだ寒いので苗が寒さに負けてしまって、失敗・やり直しということになりがちです。つまり、同じトマトの苗が同じ家庭菜園向けに時期をずらして二度売れるわけで、トマト農家はそういうことも栽培計画に織り込み済みの模様です。
 
配偶者は、白いアリッサムをその場でいくつか買いたそうでしたが、あと10日くらい待った方がいいのではと説得して、購入を延期させました。この意思決定の欠点は、トマトの苗はまた買えるけれど、このアリッサムがこのお店で10日後に手に入るかどうかわからないことです。

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2018年5月 1日 (火)

札幌の開花宣言用の桜

桜の開花予想や開花宣言にはそれなりに細かい基準があるみたいですが、開花に関しては各地の気象台が、自分の地所の桜(「ソメイヨシノ」が標準)を観測して「お、咲いたな」と判断したら開花宣言ということだと理解しています。札幌なら、札幌管区気象台の構内に植えてある桜が、開花予想や開花宣言用の桜です。

今年の札幌の開花宣言日は4月26日だったそうですが、ついでがあったので、昨日(4月30日)の夕方にその桜を見にいってきました。「ソメイヨシノ」が満開で(見方によってはあ満開をやや過ぎた状態で)咲いていました(下の写真)。夕方近いということもあり、そばの公園では親子連れが遊んでいるくらいだったので、ほとんど貸し切り状態でその「ソメイヨシノ」の淡い色合いを満喫しました。
 
北海道を代表する桜は「エゾヤマザクラ」です。札幌にも多い。気象台のすぐ近所の北海道立美術館の庭の桜は「エゾヤマザクラ」です。「ソメイヨシノ」よりも色鮮やかで野趣があるので、地元の美術館には向いています。
 
天気は、桜見物にはやや残念な、中国からのPM2.5がそれなりに浮遊している感じの曇りでした。
 
A_2018
 
B_2018
 
下は、北海道立美術館の「エゾヤマザクラ」。
 
Photo

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2018年4月27日 (金)

「近所の早咲き桜」補遺

昨日「札幌では暖かくなって花が咲き始める期間がとても限定されているので、いろんな花が順番待ちで、というわけにはいきません。桜が咲いたら、その隣では梅が、またその隣では桃の花が開きます。札幌ではその時期がたいていはゴールデンウィークと重なります。・・・・・レンギョウの黄色がはじけているのも眼に入るかもしれません。」と書きましたが、昨日、所用で、池のある縦長の大きな公園を横切っていると、白いツツジが花を咲かせていました。
 
ツツジもこの時期を逃してはいけないと頑張っているようです。
 
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2018年4月26日 (木)

近所の早咲き桜

以前にも書いたことですが、たとえば、関東や関西と違い、札幌では暖かくなって花が咲き始める期間がとても限定されているので、いろんな花が順番待ちで、というわけにはいきません。桜が咲いたら、その隣では梅が、またその隣では桃の花が開きます。札幌ではその時期がたいていはゴールデンウィークと重なります。
 
下は、今朝のとても早い時刻の近所の気の早い桜。七分から八分咲きといったところでしょうか。
 
こうなると、この週末以降は、平安末期に佐藤さんというかたが詠んだ桜の歌や、鎌倉時代の禅僧が見た古い梅の樹の開花や、昭和になったばかりのころに梶井さんというかたが書いた桜の短編を思い出しながら、近所や徒歩圏内の公園をゆるゆると散歩できます。レンギョウの黄色がはじけているのも眼に入るかもしれません。
 
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