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2019年7月10日 (水)

寒い6月、温度の上がらない7月上旬

先月23日に「花フェスタ」の会場で、黒の栽培ポット入りのラベンダーをひとつ購入しました。ポット売りだったので家で素焼きの鉢に移し替えると数日後に開花しました。開花すると通常の夏の暑さだと1週間くらいで花が散り始めるのですが、今年はけっこうひんやりしているので花も長持ちして、2週間近く咲き続けています(写真)。珍しい。

人にとっては早朝は半袖だと風が冷たいくらいで、だから早い時刻に通勤に向かう人たちは、しっかりとジャケットや上着を身につけています。

最近話題の異常気象の周辺の小さな波がここまでやってきているのかもしれません。

人間にとっては心地いい天候ですが、露地栽培の野菜にとっては(ということはそういう農家にとっても)困った気温かもしれません。もうそろそろだと思うのですが、まだ好物のセロリが野菜売り場に出てきません。我が家のルッコラやバジル、青紫蘇(大葉)といった夏野菜の生育速度も期待するほど高くない。例年よりもけっこう遅い。

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ぼくは、温暖化ガス(二酸化炭素)の排出を人為的に規制できたら地球の温度変化問題はすべて収まるといった極端な議論には眉唾ですが、そうなのは、ぼくは、人類の産業活動や経済活動が地球の温度変化に与える影響は、自然がもたらす温度変化の数%から最大で十数%程度までだと考えているからです。大した割合ではない。

それほど大した影響を自然に与えられる程度まで人類が「賢い」ものであるのなら、すでに台風や地震を回避・抑制する方法を思いついているはずです。しかし残念ながらそれらに対しては打つ手がありません。

地球の温度変化の処方箋について極端な主張を耳にするときは、バランスを取るために、以下のような、「地球の過去40万年の相対気温推移グラフ」を改めて参照するようにしています。このグラフの説明を「丸山茂徳氏」(地質学者、元東京工業大学教授)の講演記録からお借りすると、次のようになります。

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このグラフが客観的な正しさをもった資料かどうかは、僕自身では検証できません。僕が納得しているだけであり、過去にはIPCC第3次報告の「ホッケースティック・カーブ」という「スーパーコンピュータ」を駆使した地球温暖化の捏造例があり、そのグラフを納得した人たちも多数いらっしゃいました。

『人間が文明を創って、化石燃料をたきCO2を出すようになった時代は、過去300 年前ぐらいからです。このわずかな変化に今ナーバスになっている訳ですが、人間の文明とは無関係に、地球というのはこれぐらい(±4℃)を平気でやっています。』

たしかに、10万年の単位で8℃の上昇と下降を繰り返しています。

『今から100万年前、あるいは200万年前くらいから地球の両極に巨大な氷河が発達し始め、ギュンツ、ミンデル、リス、ヴェルムという4回の大きな氷期があり、最後、1万年前にポコンと温かくなって人間はこの間に文明を創った。そういう歴史です。』

『そこまでのことを簡単に要約すると、地球の気候は変化することこそが本質であると言うことが一つです。その温度幅を考えた時、・・・人類の文明以前に非常に大きな温度変化があった。だから現在我々がナーバスになっている1、2℃の変化は驚くべきものでも何でもない。』

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下のグラフが「ホッケースティック・カーブ」。

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2019年6月14日 (金)

北海道の日帰りバスツアー

ある旅行会社から観光旅行のパンフレットが送られてきました。以前、その会社の「日帰りバスツアー」に配偶者といっしょに参加したことがあるからです。

日帰りバスツアーのページを開けるといちばん目立つあたりに「夏の積丹(しゃこたん)へ」とあり、そのなかに、ぼくたちもお世話になったコースが全く同じ構成で掲載されていました。こういう構成は変えようがない。「積丹で食す!豪快!ごはんが見えないウニ丼。」

お酒の好きなひとは、団体ツアーであっても一杯やりながらゆっくり「ウニ丼」を賞味するのがいい。軽く酔ったあとで、積丹海岸の積丹ブルーを満喫できます。途中で北海道の地酒のひとつであるところの余市のウイスキーも味わえるので、こういうのはバスツアーに限ります。

配偶者は、以前はウニにはまったく興味がありませんでした。美味しくなかったからだそうです。理由はウニの保存(型崩れ防止)のために添加してあるミョウバンです。北海道で「塩水ウニ」を口にしてその評価が劇的に変わりました。殻から取り出したウニを海水と同じ濃度の塩水につけてあるのを「塩水ウニ」と云います。不味いわけがない。

ページを繰っていると、北海道(あるいは札幌)らしいユニークな日帰りツアーもありました。「日本の空を護り続ける戦闘機航空団最北の基地 千歳基地航空祭」。最近の事故ニュースや映画で話題のF-35ステルス戦闘機は無理だと思いますが、現地に行けば、政府専用機や編隊飛行をするブルーインパルス、離着陸し基地上空や周辺を低空飛行するF-15の爆音と空気振動を味わえると思います。

最新鋭戦闘機は最新鋭の武器なので、つまり最新ハードウェアと最新ソフトウェアのある種の極致の組み合わせなので、それだけで拒否反応を起こすかたもいらっしゃるかもしれませんが、洗練されたロボットメカニズムやエンジニアリングに憧れる男の子や女の子、AIに憧れる少年や少女にはけっこう刺激的なイベントかもしれません。それに映画の「空母いぶき」効果で、今年は女性の参加者が増えるかもしれない。

まだ当時と似たような素朴なモデルが市販されているみたいですが、子どもの頃に木と竹・竹ひごと紙とアルミニウム管のゴム動力模型飛行機を組み立てて遊び(竹のプロペラの機体がまっすぐ飛んでいってどこかで行方不明にならないように左に大きく回転する風に作り、けっこう長く飛行しました)、それから、第二次世界大戦のイギリスやドイツや日本や米国などのレシプロ戦闘機の形と性能をほとんどすべて記憶していた身としてはけっこう戦闘機に対する思い入れがあります。

「千歳基地航空祭」のすぐ隣に「ススキノ・ホストクラブでお姫様体験」という案内があり、「戦闘機」と「ススキノ」は面白い組み合わせですが、「ススキノ」のほうが「千歳」よりも倍くらい値段が高い。それでも1万円未満に抑えてあります。博多でも東京でも同じことは簡単にできるので、札幌独特のツアーというのではないと思いますが、去年もパンフレットで見た記憶のあるツアーなので、最近はそういうニッチ市場が常に存在するということなのでしょう。今年から始まったツアーは「新コース」と書いてあり「お姫様体験」にはその注釈がないので、やはり定番コースのひとつのようです。

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2019年5月17日 (金)

Prepaid Data SIMと観光案内アプリと「ここはどこ?」

札幌市内ではスマホを片手にあっちだこっちだと繁華街をうろうろしているおひとり様や二人連れや少人数グループの中国人観光客も少なくありませんが、そういう人たちは結構準備のいい人たちです。そういうスマホを手にした人たちと、そうでない(歩きスマホでない)人たちが占拠している通りで聞こえてくる主要言語が日本語以外の状態を「ここはどこ?状態」ないしは「ぼくたちは少数民族状態」とぼくは勝手に名付けています。

コンビニに「PREPAID DATA SIM FOR ENJOY JAPAN TRAVEL」(原文のママ)と大きな字で印刷したB5番くらいのペラ案内が置いてありました。英語のチラシなので外国人旅行者向けです。

その主要機能は、これも原文のママ引用すると、

・High Speed, Broad Area You can use Japanese local 4G/LTE line. The population coverage is over 99%.
・3-in-1 SIM standard SIM (mini SIM), micro SIM, nano SIM available.
・Tethering Available Data tethering available (3GB/10GB), if your device support it.
・Multilingual Support Multilingual customer supported by telephone: English, Japanese.

このPREPAID DATA SIMの値段は3種類で1800円、3000円、4500円。価格差は有効期限(日数)の違いか通信量の違いのはずです。利用期間の制限された使い捨てSIMなので、外国人旅行者には便利だし、フリーWiFiと違って歩き回れるし、安全です。旅行中に足りなくなれば買い足せばいい。ただ、スマホにある程度詳しい人でないとこの選択肢は向いていない。英語と日本語だけでマルチリンガルサポートとはちょっと言い過ぎですが、このカードを買う人たちにはそれでいいのかもしれません。

ともあれ、この手段で札幌の「ここはどこ?状態」がもっと強化されそうです。

裏面には、PREPAID DATA SIMという短期インフラを有効活用するためのアプリケーションの案内が印刷されています。観光案内アプリです。再び内容を原文のママ引用すると「Restaurants, Sightseeing spots, Route search and driving directions. Many coupons available when dining or shopping」。

案内言語は、英語、中国語(簡体字、繁体字)韓国語、そして日本語。そのアプリを日本語で少し使ってみました。使えそうなので、当分、インストールしたままにしておきます。

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2019年5月15日 (水)

大きな活字の日本語ペーパーバック

学生時代にそれなりに熱心に読んだ文庫本で、だからまだ本棚の隅に存在しているなかから無作為に一冊を引っ張り出してくると(今、手元でページを繰っているのは岩波文庫、著者はマックス・ウェーバー、書名は「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」)、その活字の小ささに驚きます。

最近の文庫本は、以前よりも相対的に活字のポイント数が大きくなった気がしますが、出版社によっては、明らかに大きな活字で出してくれるところもあり(たとえば、ジョージ・オーウェル著「一九八四年[新訳版]」、ハヤカワepi文庫、この版の第一刷の発行は平成二十一年)、遠近両用メガネの利用者としては助かっています。

活字の実際の大きさではなく相対的な大きさで比較してみると、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を仮に9ポイントとすると「一九八四年[新訳版]」は12ポイントです。大きな活字は内容がシリアスでもくつろいで読めます。

一時、「大きな活字の文庫本」(正確には「ワイド版岩波文庫」で帯には「大きな活字で余裕の読書」と書いてある)が出版されて、手元には「華国風味(青木正児著)」がありますが、たしかに活字は余裕の大きさです。しかし、このシリーズは今でも手に入るのかよくわからない。

少し前に、文庫本という選択肢もあったのですが、「大きな活字の中型日本語ペーパーバック」とでも呼ぶのがふさわしい種類の本に出合い購入しました。

作りも紙質も、したがって値段も欧米のペーパーバックです。通常の単行本よりはひと回り小さい。押し付けるように無理にページを開くと背表紙に深い皺が入り、そのうちその部分から破れてしまうかもしれません。欧米版ペーパーバックではよくある話です。ただし活字サイズは大きくて、そこが嬉しい。小学館の「P+D BOOKS」というシリーズですが、活字を少し遠ざけて読むほうが楽な世代向きの現代日本文学が対象なので、市場はニッチマーケットということになりそうです。

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2019年3月 7日 (木)

平日夕方の家電量販店の短い行列

平日夕方の家電量販店です。1階の入り口付近のカウンターに短い行列ができていて、並んでいるのは若い(および比較的若い)男女です。ネットで注文した商品を受け取るためみたいです。

現物の品質や実勢価格をリアルな店舗で比較したあとネットで注文、というのは以前から人気のある消費者行動です。最近では、逆に、ネットで注文しても自宅で配達物を受け取ることが生活パターンなどの都合で時間的に難しい消費者は、お店で自分の都合の良い時間帯に商品を受け取ることができるようになりました。夜の再配達よりも、お互いに無駄がない。

リアル店舗とネットのようなバーチャル店舗の両方を抱えている流通チャネルでは、消費者はそういう選択の自由度を持てます。やや大げさすぎる(と、ぼくには思える)言葉ですがそういう流通の選択柔軟性を「オムニチャネル」と呼ぶ場合もあります(オムニ omni- は「全」「総」「あらゆる」「あまねく」という意味)。そういう言葉を意識的に使ってメディアや消費者向けの広告宣伝活動をしている古いタイプの流通も増えています。

10年以上使い続けてきた某社製のスチームアイロンに、ときどきわずかに水漏れが発生するようになったそうです。その某社のスチームアイロン(アイロンは伝統的に、つまりアイロンの好きな主婦が非常に多いという意味で伝統的に、ヨーロッパ製がよい)の熱量が強くて重量感のある最新型(スチームアイロンの原理は変わらないので改良型)を実際に目で見て実際に手で触るために、配偶者は、ぼくが夕方に短い行列を見たところの実店舗に出かけました。実物に納得したら注文ですが、実際の注文はネットからです。

その家電量販店が取り扱っているのはリアル店舗では広い意味での家電製品(家電の親戚の生活用品も含む)ですが、バーチャル店舗では本やCDなども販売していて、本やCDのネット通販から出発したある外資系企業よりも、物理的な流通品質ははるかに高いようです。だから、同じものを販売している場合は、日本国内で税金をきちんと納付しているところのこちらの企業を選択するようにしています。もともとが家電製品のリアルな店舗ビジネスから出発したところなので、広い範囲をカバーする効率的な自前の配送サービス網が整備されています。リアルチャネルとバーチャルチャネルが入り混じるようになって、流通サービスの強さが際立ってきました。

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2019年3月 4日 (月)

紙がざらついた本が意外と読みやすい

低品質の軽い紙を使った本の方が、紙質のいい、たとえば辞書のような薄くて白くて強い紙に印刷された本よりも読みやすい場合があります。実際に生成りではないにしても、生成り風に紙がいくぶんざらついたところが目に優しい。ページを繰るという物理的な作業も紙どおしのくっつきがなくスムーズです。その大きさが日本の小説の単行本に近い欧米のソフトカバーの本などはそういう意味では読むのが楽です。

ノンフィクション分野の580ページのハードカバー本と聞くと、それを手に取ったときの重さが読む前から容易に想像できるのですが(普通はずっしりと重い)、今、手にしている本はカバーがついた大型のハードカバーであるにもかかわらずとても軽い。最初はその軽さに驚きました。軽量である理由はその紙質です。いわゆるソフトカバー用(あるいはペーパーバック用)の、高品質ではまったくない種類と同質の紙を使ったハードカバーだからです。ハードカバーで厚みがあって作りがしっかりしていて、そして軽い。クロスオーバー、フュージョンという言葉が浮かんできます。

「あしたのジョー」なんかが連載されていた頃のかつての少年マンガ雑誌の紙質よりは断然いいのですが、そのハードカバー本の本文は高級感を感じさせない少しざらついた淡いベージュ色です。だから本棚に仕舞い込んであると、各ページの天地付近の紙の色が短期間でベージュから薄茶に変化してしまうかもしれません。しかし、元の色のままであったらけっこうな技術です。

日本の著名出版社の専門的な内容の本であっても、出版社によっては、紙の色の経年変化(劣化)がとても激しいものがあります。その重厚な内容の本を20~30年ぶりくらいに読み返そうとしたら、出版当時はその値段からして高品質だと思っていた本文の紙が全体的に想定以上に茶色くなっていて唖然としたことがあります。その出版社は、その時以来、本の品質という点に関しては信用ランクを2段階ほど落としました。

ざらついた安づくりの紙の本がなぜ読みやすいのか。軽くて持ちやすいということもありますが、ページのざらつきに読んでいるときの感情やそのときの一瞬の記憶が刷り込まれていくからでしょうか。電子書籍では、表示をソフトウェアで精妙に加工したとしても、提供が難しい種類の経験です。

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2019年2月27日 (水)

それなりに丁寧なDM挨拶文と、見えない情報共有

朝刊を取りに行ったら、ある企業からのダイレクトメールが届いていました。昨夕取り忘れたのか気がつかなかったのか。

今まで買ったことのない会社からの商品案内です。その商品とは健康維持補助剤というのかいわゆるサプリメントと呼ばれているものです。どうやってぼくの住所を手に入れたのかと訝っていたら、中に『平素は■ポイント提携先をご利用いただき誠にありがとうございます。この度は、弊社から皆様へ、・・・のご案内を送付させていただきます』で始まるペラの挨拶文が同封されていました。

あるお店で夏の速足歩き用にスポーツシューズを購入した際に勧められて何となく作ったポイントカードです。足の正確なサイズを時間をかけて測定してもらったりもしたので、強く断るのもなんなのでカード保持者になりました。こんなのを作ってさてどうするかと思っていたら、わりによく使うある宅配便会社でも利用できることがわかり、出すたびに勝手にわずかずつたまっていくポイントを配偶者が料金の端数の支払いに充てていました。そうするうちに上のダイレクトメールです。そのDMが家までやってきた背景がわかりました。

その朝刊の一面に以下のような記事がありました(日本経済新聞 2019年2月26日)。見出しと書き出し部分を引用します(『・・・』部分)。

『情報共有先5割が明示せず』
『主要100社調査 閲覧履歴や端末情報』『本人知らぬ間に拡散』

『ネット通販など国内で消費者向けサイトを運営する主要100社の5割が、具体的な提供先を明示せずに外部とユーザーの利用データを共有していたことがわかった。「クッキー」と呼ぶ閲覧履歴データや端末情報のやり取りが多く、使われ方次第で氏名や住所、収入なども特定されかねない。日本では違法ではないが、利用者が意図しない形で情報が広がる懸念も強い。』

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                           日本経済新聞 2019年2月26日

基本的には両者は同じ性格のマーケティング行動で、コンビニの買いもの時にも個人属性の一部はレジで収集されていますが、それも広義には同じことです。これがもっとひどくなると、ほとんど毎日その到着が絶えることがないアカウント情報収集のための詐欺メールになります。

使う側には便利な情報なので販売者側はそれなりのお金を払ってこうした顧客情報の「情報共有」をしていますが、一般消費者にとっては、ひそかに行われるタイプのこの「情報共有」はあまり愉快ではないので、できる範囲で自己防衛するしか対応策はなさそうです。

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2019年2月25日 (月)

お掃除ロボット

先日、「ついにお掃除ロボットを買った」と嬉しそうに話している女性と立ち話をする機会がありました。満足げな表情なので、そういうものって本当に役に立つのですかとは言い出せません。

歌を口ずさみながら「四角いところを丸く掃く」種類の掃除を旨とする主婦、あるいは主夫、あるいは男性女性の独身者で、とりあえず掃除をしたわ、隅まできれいになったかどうかはわからないけど、年末の大掃除じゃあるまいし、どうせ奥まったところなんて掃除機の先も届かないんだからこれでいいわ、と納得できるかた、あるいは、掃除のあとで部屋がきれいになったかどうかではなく、掃除をしたというひとつの行為の遂行に満足感を見いだせるかたは、お掃除ロボットとの適合性がとても高いと思われます。

掃除をしたところからは埃やゴミが消えますが、掃除機の先端や手が届かなったところや雑巾掛けできなかったところは、埃が残ったままだし汚れがついたままですが、まあ、世の中とはそういうものなのでそれはそれでしかたないというのも、たしかにひとつの世界観です。お掃除ロボットの開発者は製品にそういう世界観を教え込んでいるに違いない。

お掃除ロボットは以前は丸型(円型)しかなくて、文字通り(というか原理通りというか)四角いところを丸く掃いていたのですが、最近はおむすび型三角形のお掃除ロボットも登場してきたので、以前よりは隅にも手が届くようになってきたようです。そういう動画コマーシャルを何度も見ました。

お掃除ロボットが縦横に活躍できるのは、これは簡単に想像できますが、部屋の床や壁際に邪魔者が何にもない状態で、それなら動線設計も簡単だし気儘に自由に動き回れます。ソファーの下で身動きが取れなくなるといった危険性もありません。隅のゴミをきちんと掃き集められたら、他の部分は理屈の上ではきれいになっているはずなので、とりあえずは掃除は終了です。

しかし一般の家庭では実際には、床に家具や机や椅子やその他のモノ(テレビやその電気コードなど)があるので、どうせなら、ディズニーの漫画のように(既存の作品ににそういう場面があるかどうか知りませんがそんな場面があっても不思議ではない)床からすべての家具や絨毯がフワッと浮き上がり、何もなくなった床を電気式真空掃除機が走りまわり、机や椅子の足も雑巾掛けするようなるような、「拡張お掃除ロボット」を売り出してほしいものです。そういうふうなら、値段に依りますが、購入希望者として手を挙げるかもしれません。

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2019年2月22日 (金)

紙だと1週間、電子だと3週間

ある企業からあるサービスを定期的に購入しているのですが、そこからあるお知らせが届きました。サービスの定期購入に対して一定割合でポイントがたまることになっていて、そのポイントが幾分たまったし、その企業もポイントの使い方や交換の仕方をより便利にしたみたいなので、そのお知らせです。

こういうおまけポイントの使い道は、たいていは、自らは決して買わない種類の商品との引き換えですが、不要な商品をもらっても邪魔なだけなので、他に何かないかとそのお知らせに同封されていたパンフレットを見ると、あるスーパーマーケット・チェーンの商品券との交換、それから、あるコンビニ・チェーンの電子マネーへのチャージというのがありました。これなら、ゴミ袋の購入やお酒の購入などに役に立ちそうです。

ウェブサイトの該当箇所をクリックして詳細を眺めてみると愉快な記述に出合いました。

電子マネーへのチャージに関しては「ポイント交換後、チャージ完了までに3週間程度かかりますのでご了承ください」とあり、商品券との交換に関しては「商品券は郵送でお送りいたします。到着まで一週間程度かかる場合がございますのでご了承ください」。

紙処理のリードタイムが1週間で、通常はリアルタイムであるところの(それが無理としても翌日くらいにはなんとかなるとぼくたちが勝手に考えるところの)電子処理のリードタイムが3週間です。担当者にとっては想定外のシステム上の理由があるのでしょう。

おまけサービスですが、こういうのでも消費者としては「処理期間」というか「待ち時間」が短い方がいいのでスーパーマーケットの商品券を選びました。電子マネーチャージの3週間を選んだら稀有な体験になったかもしれません。

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2019年1月28日 (月)

削除することによる付加価値

スポーツ中継におけるアナウンサーの声や解説者の解説なるものは、ぼくにとってはノイズなので、できたらそういうものはないほうがいい。スポーツ中継でNHKが民放より少しいいところは、中継対象は非常に限定されているのだけれど、アナウンサーや解説者の声がカットされた音声チャネルが用意されているところです。

プロ野球中継ではときどきそういうことがありますが、直近ではテニスの豪州オープンやサッカーのアジアカップ2019がそういう扱いだったので、現場の映像と現場の音だけの臨場感が楽しめました。

付加価値とは価値を追加することですが、素なものにべたべたと何かを貼り付けても価値が増すわけではありません。アナウンサーの声や解説者の解説の声が入らないのは、余分なものを付け加えないという意味で、デフォな中継よりも「付加価値」があります。

それを仕事にしている人たちにはもうしわけないけれども、昔のベテランスポーツ担当アナウンサーのように最小限のことしか口にしないという美学や職人技はなくて、アナウンサーはしゃべり続けないと不安でしかたないみたいだし、解説者は高みからエラそうなコメントを出し続けないといけないという強迫に駆られているみたいです。それが放送電波で流れてきます。そういうのをウザイとかannoyingとか云うのでしょう。

飾り立てた小説の文体のような4Kや8Kも付加価値かもしれませんが、アナウンサーと解説者のいない削除の付加価値も捨てがたい。

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