雑感

2017年5月25日 (木)

チラシと興味深いセグメンテーション

郵便受けに入ってくるチラシには、新聞に折り込まれたものやポスティング業者によってポスティングされたものなどがあります。申しわけないのですが、ほとんどは、目を通すことなく、雑紙専用のゴミ箱に直行させます(たまった雑紙は、決まった曜日に札幌市が無料で収集していってくれるので)。
 
しかし、ときどきは、興味深い切り口のメッセージが印刷されたチラシに出会うこともあります。ぼくにそういうニーズがあるというのではなくて、チラシの作成者の目の付け所がユニークなのでつい目を通してしまう、マーケティング用語を使うと、セグメンテーションのやり方が面白いのでチラシの文章を最後まで読んでしまうということです。
 
先日、女性の経営するある行政書士事務所からのポスティング・チラシが入っていました。訴求相手を絞り込んだ内容のもので訴求対象は「共同生活者に住宅・マンションやその他の資産を確実に遺したいが、さて、どうしたものか」と、その方法に悩んでいる人たちです。
 
「あなたの資産を奥様に遺す遺言書作成をサポートします」という大きな活字の書き出しで始まり、「公正証書遺言作成支援」の料金と「*別途、公証人役場へ支払う手数料が発生致します」というコメントが記載され、そのあとに「下記に該当する方は、公正証書遺言をおすすめいたします」という本文と、その該当者の状況例が続きます。
 
その状況例とは、「お子様がいない場合」「旦那様に前妻との間に出来た子供がいる場合」「現在内縁の妻と購入したマンションに住んでいる場合」など。
 
どれくらいのサイズのセグメントかはわかりませんが、セグメンテーションのしかたはユニークです。好奇心からこの行政書士事務所のウェブサイトを拝見すると「当事務所は、“離婚公正証書”の作成に重点を置き、相手方と交わした取り決めを確実なものにしていくことを大切にしています。」とあるので、セグメンテーションのしかたは筋が通っているようです。

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2017年5月22日 (月)

烏(からす)の行水

「烏の行水」(からすのぎょうずい)とは、入浴時間がきわめて短いことのたとえです。お風呂に入って、よく体を温めているのかいないのか、よく洗っているのかいないのか、10分もあれば風呂場から出てくる人の入浴行為をさして「烏の行水」といいます。
 
では、烏の行水を実際に見た人がどれくらいいるのか。烏の行水は本当に短いのかどうか確かめたことがあるのか、と問われると答えに窮する人が多いに違いない。
 
五月下旬の樹木のなかで新緑を楽しむために、北海道大学植物園に配偶者と行ってきました。週末の遅めのとても暖かい午後の、簡便な森林浴です。
 
こういう植物園は烏の天国です。ぼくたちを明らかに不法な侵入者とみなしている。広葉樹が広がる一帯の草原の上が、天然のエサが多いのか、好みのようです。針葉樹の方はそうでもないらしい。
 
この植物園には水生植物も多いので池があります。バシャバシャとうるさい音がするので何かと思って近づいてみると、その池で烏が二羽、連れだって水浴び(行水)をしていました。しばらく見ていましたが、けっこう長い間、羽をバシャバシャと水に漬けたり、頭から水に入ったりと忙しい。ヒトの平均的な入浴時間よりは短いかもしれませんが、けっこう真剣な様子です。あまり「烏の行水」という感じではありませんでした。シャワーだけで済ませるタイプのヒトよりは真面目かもしれない。だれが「烏の行水」と言い始めたのか。
 
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2017年5月19日 (金)

郵便ポスト雑感

写真は近所の郵便箱には貼ってある郵便物の集荷時間です。これを拝見するとハガキや手紙やその他のポストに入る郵便物を集めることを郵便局は「取集め」というらしい。
 
201705
 
赤い郵便箱はこれ以外にも近所にあるのですが、以前の記憶だと、ここ以外は、レターパックのようなA4の書類がある程度の厚さで入って配達状況がトレースできる大型手紙風の郵便物の受け口が箱の右側に「ない」タイプが設置されているので、何を出すにも便利な場所の郵便箱を利用するようになりました。(今は、新しいタイプに置き換わっているかもしれませんが、確かめていない。)
 
以前は、一日の「取集」回数は、平日や土曜日は4回だったと記憶していますが、3年ほど前から一日3回になったようです。最近は、宅配便会社の郵便物相当物の取り扱いも盛んなので、この赤い箱の利用頻度や利用料が減少し、それで4回が3回になったのだろうと勝手に考えています。あるいは郵便局のコスト削減の結果かもしれません。
 
下は2011年に高野山で出合った古いタイプの郵便ポストです。A4サイズの大型封筒向きではありませんが、風情があるので旅の便りの投函には最適です。
 
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2017年5月11日 (木)

サクラガサイタ・補遺

「桜は満開よりも、六分七分の方が好き」ですが、ゴールデンウィーク中の先日夕方、札幌のあるところで、満開の桜の樹の下から上を見上げてシャッターを押したときに、偶然、華やかだけれども想像以上にしっとりとした風情の満開の花が撮れていました。満開の桜もこういう按配ならうんざりもしませんし、艶めかしすぎてひょっとして樹の下に屍体が埋まっているのではないかなどと考える必要もありません。
 
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桜は象徴的な表象なので、満開に限れば、実際の桜よりも、手前と向こうに三重くらいに重なり合うのが四角に切り取られたこの写真のような淡い桜色のぼんやりとした花の集合の方が、桜らしいとも云えます。その桜の近くには、こんな外壁の家がありました。いい組み合わせです。
 
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2017年5月 8日 (月)

春の中にいることを実感させてくれるもの

桜や梅や桃の花や樹木の新芽以外に春のなかにいることを実感させてくれるものは、陽の光が室内に射し込む具合と、朝の野菜の水遣り時の外気温です。陽の光に関しては、陽の光が差し込む具合というよりも、射し込まなくなった具合で春を実感すると言った方が適切かもしれません。
 
冬は、南向きの窓からは、陽の光が室内に斜めに射し込んできて、晴れの日の日中は陽の光が暖房替わりになります。しかし、春分の日あたりを境に、陽は室内に入り込むのを遠慮し始め、5月の声を聞くと、ガラス窓の向こう側に白い大きな帯を作ります。ヒトにとってはいくぶん残念ですが、その光の帯の下には、野菜の種をまかれた鉢植えが並び始めます。
 
ゴールデンウィークの明け方はまだ寒いので、葉物野菜でもルッコラのようなものは屋外の鉢植えに直接に種を播いても大丈夫ですが、バジルや紫蘇は室内の土ポットで発芽させてから鉢植えに移します。しかし、寒いといっても心地いい春の寒さです。
 
さて水遣りです。写真は、前日の夕方にルッコラの種を円形に播いた大きな鉢植えに水遣りをしたばかりのところですが、この時期なら発芽に3日~4日はかかります。水道水の塩素を濾過器で相当程度に取り除いた水をスプレーで上からかけてやります。農家が出荷前の野菜を傷まないように塩素を含んだ水道水ではなく、地下水で水洗いするのと同じことです。本葉が出るあたりまでは水遣りは丁寧に行います。朝の水遣りも、陽の光の差し込み具合と同様、春の遍在を実感させてくれます。
 
Photo

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2017年4月19日 (水)

プロ野球のファンは勝手なことを言うものらしい

去年最も成績の良かった地元の球団が、今年は今までのところリーグ最下位で、当分回復の見込みはなさそうです。守備のエラーやエラーと記録されないお粗末な守備で点を取られたり、攻撃のエラー(たとえば走塁エラーやバントの失敗)で点を取り損なったりと、エラーやエラーに類するプレイが重なって負けています。地元のドーム球場には年に数回くらいは足を運ぶのですが、今年はこういう状態が続くとおそらく球場には行かない。行ってもつまらない。
 
捕手というのは興味深い仕事ないし役割です。その気になれば(そして投手が捕手の「その気」に対応できる能力を持っていれば)打者を自由に翻弄できます。満塁で内野フライを打たせることもできるし(以前の全国方言では「原フライ」、北海道では「中田フライ」とも言う)、ショートやセカンドにゴロを打たせてダブルプレイにすることもできる。
 
捕手にはそういうのとは別の側面もあって、たとえば、跳びついても捕れないとんでもないボール以外は全部受け止める、あるいはプロテクターに当てて必ず体の前に落とすというという「安全・安心」がきっちりとできるタイプと、ワンバウンドなどを頻繁に後逸してしまう「非安全・非安心」なタイプがいます。「非安全・非安心」なタイプが犯すエラーは相手の得点や追加点につながるので目も当てられない。だから、後者のタイプは出番がないかというと、不思議なことに弱い球団では必ずしもそうではないみたいです。
 
こんなコースに投げたら打たれるよね、というコースにわざわざ投げさせているとしか思えないような捕手もいます。投手がストライクの入らないどうしようもない状態でそういう選択肢をとるしか仕方ないのなら同情するのですが、そうとは考えられない場面でそうしている。捕手の趣味、捕手の癖としか思えない。こういうのはエラーとは言わないらしい。よくわからない。よくわからないので、そういう場合は、あの捕手は頭が悪いんだと思うことにしています。捕手に限らずプロ野球選手は顔です。頭の悪そうな顔や知性を感じさせない目をした選手のプレイは攻撃にせよ守備にせよ結局のところつまらないことが多い。
 
ファンのなかには、みっともない負け方をしても格好よく勝っても、心はいつも穏やかな海面のような我慢強いタイプもいらっしゃるのでしょうが、ぼくはそういうタイプではありません。だから「高いお米、安いご飯」の趣旨と関係があるとは思えないこういうブログ記事も書く。ぼく以上に勝手なことを言いだすファンも多いと思うので、負けが込み始めたプロ野球の監督や選手は大変です。

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2017年4月18日 (火)

不思議なゴロゴロ歩き

以前ほど違いは顕著ではありませんが、見れば雰囲気でわかります。中国からの観光客が、十数人、ゴロゴロのついた旅行鞄(カバン)をゴロゴロと引いて、札幌の大通り公園を東から西へと目的地に向かって歩いていました。所用先に向かうため、ぼくがその公園を西から東へと横切っているときです。時刻は午後2時過ぎ。
 
札幌駅から近所のホテルまで、二人連れや数人の家族連れが大きな声で楽しげに話しながら歩道をゴロゴロというのはよく見かける光景です。しかし、十数人の子供も含めた老若男女が一列になって大通り公園をゴロゴロというのは、ぼくにとっては珍しい情景です。年齢構成や雰囲気からして大きな家族か親戚の集まりのようです。すぐそばにある某ホテルが目的地だと思います。
 
それにしても不思議な光景です。観光バスや空港からのリムジンならホテル前で降ろしてくれるはずです。観光バスの乗客が二つのホテルに分かれて宿泊することになり(札幌はホテルが込み合っているので、あるいは別の旅行上の理由で)、最初のホテルでバスが止まり、別のホテルに宿泊するグループはそこから旅行鞄をゴロゴロしながら徒歩で自分たちのホテルに向かうことになったのでしょうか。
 
誰かが近所でバスを降りて公園の雰囲気を楽しみながらみんなでホテルまで歩いていくと決めたのかもしれません(あるいは添乗員がそう指示したのかもしれません)。その場合、重たい鞄をゴロゴロしながら、というのが解せません。しかし、いずれにせよ、そのグループからは楽しそうな雰囲気が漂い出していたので、ぼくがとやかく言う筋合いのものではないようです。

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2017年4月17日 (月)

中古本雑感

札幌だと北海道大学の近隣には昔ながらの古本屋がいくつかあります。こういう古本屋では、たとえば、昭和21年(1946年)発行で、和紙製の箱は傷んでいますが、14ポイントくらいの大きめの活字が並んでいる本文の紙には経年劣化がほとんど見られない「盲目物語」のようなものに出会うことができます。(勝手な感想ですが、旧仮名遣いの教科書としては谷崎潤一郎のこの本がいちばんかもしれません。)
 
繁華街には、例によって全国展開の古本屋があり、近所に行った時にはときどき冷やかしに立ち寄りますが、残念ながらお目当てのものに巡り合う機会は少ないようです。こういう中古本チェーンの販売価格を眺めていると、ぼくの個人的な思いとは関係なく、どういう著者のどういう本が流通(速度)という意味で人気があるのかよくわかります。
 
手に入りにくい種類の中古本はインターネット通販が便利ですが、届いてみないとその実際の品質が分からないということも多いようです。「良い」とか「とても良い」とか「可」というのは、主観的な要素や本を流通商品としてしか見ないビジネス要素が入り込んだ結果としての販売者の判断なので、選ぶ方としても値段ときれいさのバランスに気を遣います。届いたらすぐにパタパタと汚れを落とす。必要なら水拭きもする。
 
最初から線引きあり、書き込みあり、所有者印ありといった説明があっても、欲しい場合はそれを承知で買うので書物到着後の感情の起伏はないのですが、商品説明にはなかったページの折り曲げなんかが複数個所見つかると、けっこうイライラします。
 
手元に、出版社の部署印が押してあるイスラム思想関係の地味な本があります。その印というのが「■■出版部 百科辞典編集」。こういう中古本はぼくにとっては珍しい。その出版社では百科事典というビジネスから撤退したのでその部署の持ち物を一斉に処分したのか、あるいは、百科辞典編集というプロジェクトが完了し参照資料として保有していたであろう関連書籍がその時にまとめて在庫処分されたのか。いずれにせよ、そのなかの一冊が巡り巡ってぼくのところにやってきたわけです。また、参照するかもしれないので、この書物は今のところは本棚に並んでいます。

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2017年4月14日 (金)

雪空間と晴れ空間

今日は朝から快晴で、日中の最高気温は16℃になるとのことです。昨日は朝から雪が横殴りに吹雪いていました。気温はずっと氷点下で、日中最高気温も2℃程度だったと思います。夏タイヤに替えたばかりなのにどうしてくれるんだ、という車通勤の人たちのボヤキも聞こえてきそうな冬の一日でした。
 
昨日のような日は、インターネットの天気予報サイトで時系列の雪雲の動きを参考にすることにしています。細かいバラバラの雪雲が移動するらしい。ということは、雪雲の下に入った地域では吹雪だが、そうでない地域では雪は降らない。そういう構図を頭の中に勝手に準備しておきます。
 
札幌の中心部やその近隣は吹雪いており、雪も湿ったのがそれなりに深く、いったんしまい込んだダウンコートと季節の手入れ済みの冬用ブーツを引っ張り出すことになりましたが、所用で出かけた、札幌駅から電車で20分くらいのところでは、地面が黒い。降りてみても雪は降っていません。
 
雪の季節の最中でも雪雲の状況によって、ここまでは雪、ここから晴れといった不思議な線引きが札幌では頻繁に発生します。そういう状況を、たとえば、高いところから観察していると、晴れ空間と雪空間が押し合いをしながら隣接しているのがわかりますが、所要先はその晴れ空間の中に置かれていたのでしょう。
 
昨日は、同じ札幌市内ではあるのですが、雪の降る中から出発し、雪のないところで所用を済ませ、また雪が数センチ積もった場所に戻ってくるという変な一日でした。

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2017年4月12日 (水)

雨と傘は春の印

なんでもない朝の風景です。雨が降っており、道行く女性が傘を差しています。春です。
 
雪ではなく雨が降っているということに、それから雪の日には使わない傘を雨の日には差しているという当たり前の光景に、そこに春があるのを感じます。残雪はありますが、ほとんど気になりません。コートなしでは無理なくらいの肌寒さですが、それも気になりません。
 
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