雑感

2017年6月26日 (月)

強い赤紫蘇

古い種を使ったためか、気候のためか、やり方が下手だったのか、今年は赤紫蘇が発芽しませんでした。土ポットで二度試みましたが、二度ともダメでした。十日近く待っても種に変化は見られません。ダメだと思い、その土ポットからは赤紫蘇の種を丁寧に取り除き、そこにバジルの種を播きました。
 
バジルは予定通りに発芽したので、今年は赤紫蘇なしでバジルばっかりという状況になってしまい残念だ、と思っていたら、バジルが発芽した土ポットの側面に小さな双葉がくっついています。どうせバジルだろうと思い、でもこういう状況で生きてきたというのはこいつが丈夫な証拠です。捨てるのもかわいそうなので、その双葉を鉢植えの他のバジルの隙間に丁寧に植えてやりました。
 
そのうち本葉が出てきたので、お、こいつは生き延びたな、元気な奴だと感心し、小さな本葉を見ると少し赤い。変だなと思い目をそばに近づけると、バジルの本葉とは明らかに色と形状が違うのがそこにいました。赤紫蘇です。
 
今年唯一の赤紫蘇ということになりました。シソ科どうしなので、バジルの隣で仲良く生育すると思います。十日で諦めずにもう少し我慢していたら、今年も赤紫蘇がどんどんと発芽していたかもしれません。
 
201706  
                    バジル(左)と赤紫蘇(右)

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月13日 (火)

料理と化粧

プラトンは料理と化粧が好きではなかったみたいです。プラトンの対話篇のひとつが「ゴルギアス」で、副題をつけるとすると「弁論術批判」ですが、そこに料理と化粧が嫌いな理由が述べられています。その理由をひとことでいうと、それらが最善ということを無視して快さだけを狙っているから、です。
 
仕事にはその主たる性質が「迎合」となっているものが4つあって、その4つとは「料理法」「弁論術」「化粧法」「ソフィストの術」。それらと最善を目指すものとの関係は次の通りです。
 
「さて、医術のもとには・・・料理法という迎合がしのび込んでいるのだが、他方、体育術のもとには、同じようにして、化粧法がしのび込んでいる。・・・(中略)・・・つまり、化粧法が体育術に対する関係は、ソフィストの術が立法術に対する関係に等しく、また、料理法が医術に対する関係は、弁論術が司法(裁判)術に対する関係に等しい、ということである。」(岩波文庫版より引用)
 
化粧法とは、体育術によって得られる自己本来の美ではなく、人びとに借り物の美を提供するという理由でプラトンには嫌われているのですが、そのときの化粧法は、女性というよりも古代ギリシャの市民であり体育術に励む男性が対象です。したがって、プラトンが女性の化粧をどう考えていたのかよくわかりません。プラトン風だと「美の本質」に変わりはないのですが、女性の化粧は「美の本質」を化粧する力がありそうです。
 
ビジネスという場において顧客を喜ばせることを迎合だとすると、たしかに料理法には迎合の香りが強いかもしれません。しかし、家族のための料理法、健康のための料理法となるとその様子は違ってきます。迎合というよりも最善に近くなる。医術も、患者側と医薬品供給者側のどちら側に重みを置くかによって、最善と迎合のバランスが微妙なものに変化します。
 
「収縮期血圧が129以下 /拡張期血圧が 79以下」というメッセージが復活してきました。それを活用していた商品広告もタイミングよく再開しているのを目にすると、「弁論術」は相変わらずの人気です。政府答弁や政府方針にも、憲法や共謀罪や国家戦略特区に関して牽強付会な「弁論術」や「ソフィストの術」が目立ちます。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月12日 (月)

楡(ニレ)という落葉広葉樹

札幌は他の都市と比べて緑や樹木が多い町ではありません。中心街のすぐそばが低い山ですし、緑や街路樹の豊かな地域もありますが、かたよりがあって、平均的には緑や樹木は少ない(と、思います)。街路樹に多いのは、イチョウ、ナナカマドやニレのような落葉広葉樹です。雪の多い地域では、樹木は葉が落ちる種類でないと冬が越せません。
 
札幌駅から徒歩で10分くらいのところに「北海道大学植物園」があります。大学の植物園らしく研究用の草本園もありますが、ぼくがこの植物園を好きなのは、開園以前の原生林をそのまま保存してあるからです。そこには、原生林の面影を色濃く残すハルニレやイタヤカエデ、ミズナラ、ハンノキ、ドロノキなどの落葉広葉樹林が広がっています。この植物園の落葉広葉樹林の中に佇んでいるとほっとします。東アジアの照葉樹林文化がぼくにも強く刻まれているに違いない。
 
写真はハルニレ(春楡)の樹です。英語だとエルム(Elm)。背の高い樹で葉は暑い時期には鬱蒼と茂ります。その日は、遅い午後に影が長く伸びて二本の美しいシルエットになりました。
 
3a_201705
 
1_201705 2a_201705
 
人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 9日 (金)

札幌は梅雨はないが、雨は降る

「札幌は梅雨はないが、雨は降る」などと書いていると、「象は鼻が長い」というタイトルの印象深かった日本文法の本を思い出します。

先週か先々週の土曜日は多くの小学校で運動会が開催される日だったと聞いていましたが、雨だったようです。やり直しはできたのでしょうか。お弁当やおにぎりを作るほうは大変です。しかし、おにぎりが続いて大喜びの子供もいるかもしれません

水曜日の夕方から「よさこいソーラン祭り」というイベントが始まったみたいです。大通公園の近隣には「土日、通行止め」の看板がきれいな間隔で並んでいます。不思議な衣装のオニーサンとオネーサンがチームで踊ります。会場はうるさいので、期間中は会場付近には近づきません。

興味のないイベントですが、2年ほど前から、ぼくはこのイベントを夏至のお祝いの前夜祭みたいなものだとみなすようにしました。そうすると、相変わらず会場には近づきませんが、この催し物と折り合いがついてきました。水曜の夜から強い風が吹き、木曜の朝まで結構な量の雨が降りました。参加者は風邪などひきませんように。

6月の札幌はさわやかなのでジューン・ブライドがよく似合います。冷たい雨も降ります。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 8日 (木)

パソコン搬送用の段ボール箱

普段、たとえばこのブログを書くために使っているノート型のPCを、買ってから1年ほどたったので、クリニックに出してみました。もともと、そういう無料サービスのついているタイプのノートパソコンだったので、そのメーカーからの案内に応じて「人間ドック」に送り込んだのですが、引き取りにきた運送会社の持参した段ボール箱がとてもよくできていました。

数年前も、別のノート型PCを修理に出したことがあり、しかしそのときは配偶者が対応したので、僕がこのタイプの段ボール箱を見るのは初めてです。

一般の宅配便を扱う業者とは別の業者で、伝票も専用伝票です。パソコンや小型サーバー、タブレットやカメラ専用伝票だから、クリニック対象品を送り出すほうとしても、どういう付属部品が同梱されたのか絵で表示されているのでとても分かりやすい。

ノート型PC本体は、袋状のプワプワにまず包まれて、その後、箱の中で宙づりになった状態の段ボール板の上に置かれます。箱を床や荷台にかりにドスンと置いても、衝撃がPCに伝わらない。電源アダプターやケーブルは、PCからの空間の隙間をきちんと確保できるようになっている別の団ポール板の上に、これもプワプワ袋に入れて、置かれます。

一連の作業を感心してみていました。往復の運送日数を含み、5日以内には帰ってくると思います。

現在はバックアップ用ということにしてあるパソコンを使っていますが、最低限のことにしか使いません。ぼくはスマホ依存体質ではないし、そういう情報入出力端末と距離を置いた生活も悪くありません。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 5日 (月)

ルッコラとバジルと赤紫蘇

やっとルッコラが食べられる大きさまで育ってきたので、写真のルッコラは週末はサラダの材料の一部になりました。少しピリッとした味がサラダのアクセントになります。
 
ぼくはルッコラの種をやや播き過ぎる傾向があり、ルッコラの発芽率はとてもいいいので、鉢植えやプランターの中ではこの時期になると葉がけっこう込み合ってきます。食べごろになった葉を間引き風に摘んでやると、ルッコラとルッコラの隙間の空間がいい按配になりました。ルッコラもその方が嬉しいに違いない。
 
2017
 
去年の今頃は、おっとりとしたバジルと暢気な赤紫蘇の双葉が土ポットの中でいつ本葉に成長するのかやきもきしていましたが、今年はそういうレベルではなく、バジルとはなんとか折り合いがついたものの(まだ土ポットの中ではあるのですが、外で本葉に成長中)、赤紫蘇とは全く折り合いがつきません。
 
赤紫蘇に関して、こういうことは今までになかったことです。最初の種まきで発芽せず、やり直してみましたが、二回目もなんとなく様子がおかしい。心配になってきます。同時にイライラもする。
 
札幌は、6月のはじめは「リラ冷え」で冷え込むことがあります。昨日の朝は暖房が欲しいくらいでした。そういうときは、しまい込んだ冬物を取り出すのも腹立たしので、変な重ね着になったりします。これも何を考えているのかわからない赤紫蘇のせいに違いない。しばらくの間、赤紫蘇はぼくの八つ当たりを受けることになると思います。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月30日 (火)

お気に入りの、とても頑丈な段ボール箱

ものすごく頑丈で、中に相当に重いものを入れても左右にしっかりとした布の持ち手があるので比較的楽に運べる、そういう按配の段ボールの箱です。20年近く使い続けています。
不要なものはどんどん捨てるか中古品屋に売ってしまいます(不要なものが発生しないのが望ましいですが、間違いはあります)。しかし、気に入ったもの、ボロでも役に立つものは使い続けます。この段ボール箱もその一つ。
 
この段ボール箱が我が家にやってきたときは、そこには、ペアで使う製品がぐらつかないようにしっかりと支える土台(黒く塗られた四角い鉄のかたまり)が2個セットで入っていました。
 
1998
 
当初の役目は、新聞紙をゴミとして出す前の保管箱でした。4つに畳んだ新聞紙を長い方を縦にして入れるときっちりと収まります。いっぱいになるか、新聞紙の収集日が来ると中身はゴミ袋に移動します。
 
7年くらい前から、その役目は、甕(常滑焼)用のいくつかのサイズの重い中蓋(実質的な役目は重石)の収納箱に変わりました。それなりの枚数があるので、こういう頑丈なものでないと収納できません。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月25日 (木)

チラシと興味深いセグメンテーション

郵便受けに入ってくるチラシには、新聞に折り込まれたものやポスティング業者によってポスティングされたものなどがあります。申しわけないのですが、ほとんどは、目を通すことなく、雑紙専用のゴミ箱に直行させます(たまった雑紙は、決まった曜日に札幌市が無料で収集していってくれるので)。
 
しかし、ときどきは、興味深い切り口のメッセージが印刷されたチラシに出会うこともあります。ぼくにそういうニーズがあるというのではなくて、チラシの作成者の目の付け所がユニークなのでつい目を通してしまう、マーケティング用語を使うと、セグメンテーションのやり方が面白いのでチラシの文章を最後まで読んでしまうということです。
 
先日、女性の経営するある行政書士事務所からのポスティング・チラシが入っていました。訴求相手を絞り込んだ内容のもので訴求対象は「共同生活者に住宅・マンションやその他の資産を確実に遺したいが、さて、どうしたものか」と、その方法に悩んでいる人たちです。
 
「あなたの資産を奥様に遺す遺言書作成をサポートします」という大きな活字の書き出しで始まり、「公正証書遺言作成支援」の料金と「*別途、公証人役場へ支払う手数料が発生致します」というコメントが記載され、そのあとに「下記に該当する方は、公正証書遺言をおすすめいたします」という本文と、その該当者の状況例が続きます。
 
その状況例とは、「お子様がいない場合」「旦那様に前妻との間に出来た子供がいる場合」「現在内縁の妻と購入したマンションに住んでいる場合」など。
 
どれくらいのサイズのセグメントかはわかりませんが、セグメンテーションのしかたはユニークです。好奇心からこの行政書士事務所のウェブサイトを拝見すると「当事務所は、“離婚公正証書”の作成に重点を置き、相手方と交わした取り決めを確実なものにしていくことを大切にしています。」とあるので、セグメンテーションのしかたは筋が通っているようです。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月22日 (月)

烏(からす)の行水

「烏の行水」(からすのぎょうずい)とは、入浴時間がきわめて短いことのたとえです。お風呂に入って、よく体を温めているのかいないのか、よく洗っているのかいないのか、10分もあれば風呂場から出てくる人の入浴行為をさして「烏の行水」といいます。
 
では、烏の行水を実際に見た人がどれくらいいるのか。烏の行水は本当に短いのかどうか確かめたことがあるのか、と問われると答えに窮する人が多いに違いない。
 
五月下旬の樹木のなかで新緑を楽しむために、北海道大学植物園に配偶者と行ってきました。週末の遅めのとても暖かい午後の、簡便な森林浴です。
 
こういう植物園は烏の天国です。ぼくたちを明らかに不法な侵入者とみなしている。広葉樹が広がる一帯の草原の上が、天然のエサが多いのか、好みのようです。針葉樹の方はそうでもないらしい。
 
この植物園には水生植物も多いので池があります。バシャバシャとうるさい音がするので何かと思って近づいてみると、その池で烏が二羽、連れだって水浴び(行水)をしていました。しばらく見ていましたが、けっこう長い間、羽をバシャバシャと水に漬けたり、頭から水に入ったりと忙しい。ヒトの平均的な入浴時間よりは短いかもしれませんが、けっこう真剣な様子です。あまり「烏の行水」という感じではありませんでした。シャワーだけで済ませるタイプのヒトよりは真面目かもしれない。だれが「烏の行水」と言い始めたのか。
 
Dsc_4452
 
Dsc_4453

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月19日 (金)

郵便ポスト雑感

写真は近所の郵便箱には貼ってある郵便物の集荷時間です。これを拝見するとハガキや手紙やその他のポストに入る郵便物を集めることを郵便局は「取集め」というらしい。
 
201705
 
赤い郵便箱はこれ以外にも近所にあるのですが、以前の記憶だと、ここ以外は、レターパックのようなA4の書類がある程度の厚さで入って配達状況がトレースできる大型手紙風の郵便物の受け口が箱の右側に「ない」タイプが設置されているので、何を出すにも便利な場所の郵便箱を利用するようになりました。(今は、新しいタイプに置き換わっているかもしれませんが、確かめていない。)
 
以前は、一日の「取集」回数は、平日や土曜日は4回だったと記憶していますが、3年ほど前から一日3回になったようです。最近は、宅配便会社の郵便物相当物の取り扱いも盛んなので、この赤い箱の利用頻度や利用料が減少し、それで4回が3回になったのだろうと勝手に考えています。あるいは郵便局のコスト削減の結果かもしれません。
 
下は2011年に高野山で出合った古いタイプの郵便ポストです。A4サイズの大型封筒向きではありませんが、風情があるので旅の便りの投函には最適です。
 
   __2011
 
人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧