コーヒー

2020年3月12日 (木)

カフェと喫茶店とコーヒーショップ

比較的近所にカフェがあります。ぼくは、このお店の前を通り過ぎるだけで、中に入ったことはありません。ぼくの中では、喫茶店と違って、カフェという日本語は自分の語彙としてはいまだに定着していなくて、だから心理的な敷居があるのかもしれません。

食品衛生法施行令」によると、法令上の営業形態としての「飲食店営業」と「喫茶店営業」は違っていて、「飲食店営業」ではお酒と調理、つまりお客にワインと食事とお茶・コーヒーやケーキを提供することが可能ですが、「喫茶店営業」ではお酒と調理が不可、つまりお客にはもっぱらお茶やコーヒーやお菓子を楽しんでもらうお店ということになります。カフェというのはどちらなのか。

国語辞典(広辞苑)というのはこういう場合に役に立つこともあるので調べてみると、実際、役に立ちました。

《カフェ》 【café(フランス)】(コーヒーの意)
① 主としてコーヒーその他の飲料を供する店。日本では幕末の横浜に始まり、東京では1888年(明治21)上野で開店した可否(カツヒー)茶館が最初。珈琲店。喫茶店。
② 明治末~昭和初期頃、女給が接待して洋酒類を供した飲食店。カッフェ。カフェー。

カフェ好きに「カフェとは何ぞや」と聞くと、コーヒーやワインやビールやコーヒーなどの飲み物と軽めの食事とおしゃべり空間(ないしは読書空間)を提供するしゃれた雰囲気のお店を指してカフェと呼んでいるとのこと。では街角に必ず存在しているところのコーヒーショップというのはなんだということになると、そこではおそらくメニューに酒がいないし軽食も出来合いのサンドイッチを食べさせるだけみたいなので、そういう意味では喫茶店の親戚みたいな位置づけなのでしょう。

と考えてくると、「女給が接待して洋酒類を供した飲食店」に関して言えば、「飲食店営業」申請をしてある「喫茶店」でウイスキーを飲んでも問題はないけれどそういうものを注文してもおそらくお店にはおいていない。他方、「飲食店営業」申請をしてある「カフェ」ならウイスキーは常備してないとしてもワインやビールならまず問題なく楽しめる。しかし、どちらでもおそらく「女給さん」の接待はない。

ちなみに下にあるのは、(ぼくは前を通り過ぎるだけの)そのカフェの看板風(の一部分)と、通りに向けて通行人や中に入ろうとするお客に見えるような按配で立てかけてある手書き昼食メニー(朝、開店前に勝手に撮影)。写真には写っていませんがビールやワインも揃っているみたいなので、つまり云うところの「カフェ」です。そのうちそこでコーヒーでも飲んでみますか。

Cafe Cafe-tm2

人気ブログランキングへ

 

| | コメント (0)

2020年3月11日 (水)

モノは壊れる

安物のラジオ付きCD再生装置にラジオ体操のCDを入れっぱなしにしてあります。室内運動でラジオ体操をするときの専用機です。その専用再生装置が、針を使うタイプのレコードでよくあったように、ある部分をスキップするというのか、プレイ中に途中で急に一時休止状態になるといったほうがいいのか、そういう不都合を起こすようになってきました。

調べたところ音源であるそのCDには異常はないので、再生装置本体の問題です。結構使ったので処分することにしました。こういう簡単な電気器具は捨てやすい。代替はタブレット型端末です。こちらに同じ曲を保存してあります。スピーカーが小さいので音が悪い。しかたがない。

たとえば香りの拡がる紅茶専用の紅茶カップやどっしりとしたコーヒー用マグカップにはおよばないところがあっても、紅茶でもハーブティーでも緑茶でもコーヒーでも甘酒でもなんとでも違和感のない、上が少し開いていて口当たりがいいボーンチャイナのマグカップが壊れてしまいました。配偶者もぼくもお気に入りのユーティリティ・プレーヤのような役割のマグカップです。壊れたと書きましたが、硬い調理台(ワークトップ)の上で不注意で倒してしまったときに持ち手部分が割れてもげてしまい、使い物にならなくなったということです。

ぼくはこれで取っ手を壊してしまったのは二回目で、配偶者も一度同じことをしているので、我が家ではこれで三回目の「転倒による処分」です。このマグカップは腰高で倒れやすいので、もっと安定感があって倒れにくいのを選べばいいのですが、色と形と模様と口当たりの良さが他の選択を阻みます。修理は無理なのでまた代りを注文しました。

家電製品なんかは数年間で壊れることが設計思想の一部だとしても、磁器や陶磁器は普段使いでも大事に扱えば100年くらいは大丈夫なはずです。しかし、モノは壊れてしまう。

Wedgwood-ii


人気ブログランキングへ

| | コメント (0)

2018年7月11日 (水)

微量でもものすごく甘い人工甘味料

アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、当時ペプシコーラに勤めていたジョン・スカリーをアップルのCEOにヘッドハンティングするときの口説き文句が、スカリー本人のインタビューによれば

Do you want to sell sugared water for the rest of your life, or do you want to come with me and change the world?

だったようです(当該動画の31秒から36秒あたり)。それが1981年の出来事なので、1980年当時は、コーラの甘味はまだ砂糖(sugared water)だったのかもしれません。

今はコーラの甘味は砂糖ではなく、人工甘味料が作っています。人工甘味料は、微量でも砂糖の数百倍は甘いので「経済的」「合理的」です。他のマーケティング的な訴求効果もあります。

アメリカや日本で広く飲料に使われている人工(合成)甘味料は、現在、3種類あります。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK(カリウム)です。

アスパルテームは、砂糖の180倍から200倍の甘みがあり、アメリカでは1981年に、日本では1983年に添加物としての使用が認められました。スクラロースは、砂糖の約600倍の甘みがあります。日本では1999年に添加物としての使用が認められました。アメリカではそれよりも前に使用が認められています。アセスルファムK(カリウム)は、砂糖の約200倍の甘みを持っており、日本では2000年に添加物としての使用が認められました。アメリカではそれよりも前に認められています。

ある、糖分ゼロを売り文句にしている茶色い炭酸飲料(コーラ)の原材料欄を拝見すると

「原材料名 : 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料、カフェイン」となっています。

最近は糖分や果糖の評判が芳しくないので、それでも甘いものがやめられない消費者は、人工(合成)甘味料を使ったノンシュガー飲料やその親類に走るのかもしれませんが、配偶者やぼくは、ブラックコーヒーと、ごくときどきの北海道産シュークリームや北海道産ソフトクリーム(ただし、持ち帰りの場合には、遅くともその日の夜までに食べ切らないといけないタイプ)があればこと足りるので、人工(合成)甘味料の不透明なリスクに遭遇する機会はほとんどありません。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月18日 (水)

続・早朝のコーヒーとココナッツオイル

 
おコメが好きで、おコメの味にうるさい中年の知り合いがいます。そのひととココナッツオイルの話をする機会がありました。「たいていのものは大丈夫だけれど、ココナッツオイルは苦手ですね。」あの、味と香りと相性が悪いのだそうです。
 
ココナッツオイルは、たしかに、最初はいい香りでいい風味なのですが、それは最初の一瞬だけで、そのあとは、(ぼくには)甘くてくどい感じが後を引きます。口の中にいつまでも濃厚なべとべとした感じが残り、消えてくれません。炒め物などは頑張っても半分しか食べられない。対処方法は歯磨きしかない。(ココナッツオイルがお好きなかたは、読み飛ばしてください。)
 
日本料理はどんなものでも醤油味なので好きでないといった中南米出身の野球選手がいました。メキシコ料理は、ヴァリエーションはあるにしてもなんでもチリソース味で飽きてくるというひともいます。
 
知り合いやぼくが、ココナッツオイルはべっとりと甘くて後を引くというのは、「日本料理はどんなものでも醤油味なので好きでない」という別の食文化で育ったかたの感想と同じなのかもしれません。
 
ただし、ココナッツオイルを純化したMCT(中鎖脂肪酸)オイルだと、その後を引く感じはずいぶんと軽くなります。だから、作業予定のある早朝のコーヒーには、ぼくはMCTオイルです。
 

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月 4日 (水)

早朝のコーヒーとココナッツオイル

飽和脂肪酸を含む代表的な食品とは「牛肉、ラード、バター、ココナッツオイル、MCTオイル(ココナッツオイルを純化したもの)」などです。
 
東南アジアの雰囲気を料理で味わいたい場合にはココナッツオイルを使った加熱料理(たとえば炒め物など)が便利です。しかし、それを常食にしたいとは思いません。甘いし、癖がある。ただし、早朝のコーヒーのお供にはココナッツオイルは重宝です。
 
飽和脂肪酸は、その長さによって、短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸に区分されています。短鎖脂肪酸は1~7個の炭素で構成されている飽和脂肪酸。中鎖脂肪酸は8~10個。それよりも構成炭素数の多いものが長鎖脂肪酸。

吸収効率や吸収速度が高いのは、飽和脂肪酸の中で長さが短かめのもの、つまり、短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸です。短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸は、とても簡単にエネルギーに変換されて、体脂肪として残らない。短鎖脂肪酸を含む食材は牛乳やバター、中鎖脂肪酸を含む食材はココナッツオイルやMCTオイルなどです。
 
考えるということは、普通は頭を使うことで、頭を使うとは、頭が多くのエネルギーを消費するということなので、そういう場合は、即座に頭にエネルギーを供給してやりたい。早朝にひと仕事したいとき、あるいはこんなブログを書くような時は、ココナッツオイル入りのコーヒーを飲む。入れたばかりのコーヒーにココナッツオイルを浮かべてよくかき混ぜると、コーヒーの香りといっしょに甘い香りが匂い立ちます。
 
2018
 
 

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月10日 (金)

午後4時30分の喫茶室(あるいは、女性と消費者向けAI)

北海道にはそれなりに規模の大きな洋菓子屋(洋菓子製造販売会社)が多く、札幌にはそれぞれ札幌本店が店を構えています。そしてたいていはその建物の、たとえば2階に、ゆったりとした大きな喫茶室が用意されている。
 
ある用件を済ませた後、配偶者がちょっとお茶をしたいというので、ある洋菓子屋の2階にある喫茶室に入りました。時刻は平日の午後4時半。こういう時間帯はそういう喫茶室も空いているはずなのですぐに座れると判断しそこに決めたのですが、予想通り客のテーブル占有率は60%程度でした。
 
ぼくたちが注文したのは、ソフトクリームとコーヒー。こういう洋菓子屋喫茶室のソフトクリームというのは、原材料が北海道産牛乳なので、それぞれに個性があっておいしい。一定水準以上のレベルで個性を競い合っていて、当たり外れがありません。
 
好奇心で、失礼のないようにそこのお客の数を数えてみると、われわれを除いて、4人連れが2組、2人連れが8組、一人が2組、全部で26人です。全員が女性。サービス業や流通業でその平日が休日の男性もいるはずですが、こういう場所には近づかないらしい。
 
嫌がる配偶者の協力も得て、その26人をだいたいの年齢別に分けてみると、20代が10人、30代が2人、40代が9人、50代が2人、60代が3人。旅行ガイドをテーブルに置いてケーキを食べているアラサーの明らかに旅行中の二人連れ以外は、地元の女性のようです。
 
飲み物やケーキでおしゃべり中という典型的な喫茶室紹介写真のような雰囲気の人たちは少なくて、おしゃべりもするのだけれど、あとは、ケーキなどを食べ終わるとめいめいに、インターネットなのかラインなのかスマホの画面に視線を落としたまま勝手に時間をつぶしています。しかし、またすぐにおしゃべりが再開されます。連れとのリアルなおしゃべりと情報端末を通したバーチャルなおしゃべりがシームレスにつながっています。
 
若い世代ほどそうだというわけでもありません。年齢層にかかわらずそうでした。これはぼくにとってはちょっと意外でした。
 
最近はAIスピーカーの宣伝やニュースが目につきますが、音声をユーザーインターフェースにしたユーザ支援ソフトウェア(たとえば、情報検索や質問)は、OS付属の同種のソフトウェアと同じで、頭がいいとは言えない。お付き合いにはけっこうな忍耐が必要なほどに、けっこうにおバカです。たいていは、そのおバカ加減にうんざりして利用を停止する。
 
しかし、リアルとバーチャルな会話(リアルとバーチャルの井戸端会議)を途切れなく組み合わせる女性をみていると、女性の方が、ユーザーインターフェースの癖さえ分かってしまえば(それは、おバカだけれども好きなペットの癖みたいなものなので)、情報技術先端の応用分野には適応性があるのかもしれません。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月13日 (水)

紙フィルターの「つまみ」はブレイクスルー?

あるメーカーのペーパードリップ用のコーヒーフィルターの話です。
 
最近新しいのを買ったら、紙に小さな「つまみ」がついていました。以前はそういうのはなかったと思います。ちょっとした工夫、ちょっとした改良ですが、その付加価値は使った瞬間に納得できました。ペタッとくっついた状態の紙フィルターが「つまみ」のおかげで簡単に円錐形に広がります。
 
紙フィルターが考案されたのは20世紀の初め頃だそうですが、つまみなしで100年間やってきた。誰が考えたのか、どうして今まで思いつかなかったのか。
 
しかし、それがないととても不便かというと、必ずしもそうではありません。「つまみなし」に長年慣れているからです。すぐに古いタイプに復帰できます。だから、そういう「付加価値」をつけていない競合商品も多い。特殊な機能や単機能の台所用品が大好きな不器用な米国人なら、こういうのを使い始めると復帰は難しいかもしれませんが。
 
この機能をブレークスルーと呼べるかどうかはよくわからない。でも、ぼくにとっては便利な機能なので、このタイプを使い続けると思います。
 
Photo_2

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)